JPH0447688Y2 - - Google Patents

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JPH0447688Y2
JPH0447688Y2 JP1985122308U JP12230885U JPH0447688Y2 JP H0447688 Y2 JPH0447688 Y2 JP H0447688Y2 JP 1985122308 U JP1985122308 U JP 1985122308U JP 12230885 U JP12230885 U JP 12230885U JP H0447688 Y2 JPH0447688 Y2 JP H0447688Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、電子カメラ等の撮影レンズに組み込
まれ、三角測距の原理を使用した自動焦点調節装
置に関する。
[従来の技術] カメラに設けた発光素子からの光を投射するア
クテイブ方式の三角測距の原理を使用した自動焦
点調節装置は、発光素子から基線長離れて配置さ
れた発光素子に被写体からの反射光束を受光して
三角測距の原理で被写体までの距離を測距するも
のである。ここで、受光素子は撮影レンズの繰出
し量、すなわち距離環の回動量に連動して基線長
が変化するように構成されている。そして、受光
素子の中心と、この受光素子に入射する被写体か
らの反射光との位置ずれ量を撮影レンズのピント
のずれ量として検出し、この値が零になるように
撮影レンズの繰り出し量を制御している。
この場合、受光素子の距離環との連動による変
位量は基線長や撮影レンズの撮影距離範囲によつ
て違つている。カメラにおいてはこの基線長が大
きくとれず、高々80mm程度であつて、この場合の
受光素子の変位量は1.6mm程度以下のものである。
自動焦点調節装置は撮影レンズの撮影距離に対し
て略々比例的にこの1.6mmをプロツトするので、
高精度の受光素子移動機構と光学系とが必要にな
つている(例えば、実開昭59−101236号公報参
照)。
[考案が解決しようとする問題点] 上記従来例においては、撮影レンズの撮影距離
に対して僅か数mmの受光素子の移動精度を維持す
る必要があり、測距精度を上げる工夫がなされて
いる。しかし、撮影レンズの距離環に連動する機
構はロツドにより基線長方向に変位可能に懸架さ
れた受光素子の装着部材と、これと直交する方向
に調節する調節機構と、一端が距離環と共に回動
する円周高さカムと係合し他端を装着部材と連結
した連結部材が微調整可能に構成されており、部
品点数が多くコストの高いものとなつてしまう。
本考案では部品点数が少なく簡単な構成のもの
からなり、受光素子の位置調整も容易にできる自
動焦点調節装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段および作用] 被写体に向けて光を投射する発光素子と、この
発光素子と所定の基線長離隔して、同発光素子か
らの投射光の被写体による反射光を受光するため
の受光素子と、撮影レンズの距離調節部材の変位
に伴つて、上記受光素子を上記基線長方向に変位
せしめる変位機構を有する自動焦点調節装置にお
いて、 上記変位機構は、上記撮影レンズの固定枠上に
設けられた固定台と、この固定台に適合する当接
面を有する平板状のベース部および自己の一端部
側が、この平板状ベース部と一体になされ該ベー
ス部から上記受光素子に係る基線長方向に沿つて
延長された、所定部に同方向に沿う長孔が形成さ
れてなる平板状の立上り部を有して成るベース部
材と、上記受光素子を装着するための装着部およ
びこの装着部から上記ベース部材の長孔に向けて
突出するようにして同部に一体的に形成された突
出部を有して成る受光素子装着部材と、自己の所
定部に上記ベース部材立上り部の長孔に適合する
被ガイド部が形成されてなり、該長孔を通して上
記受光素子装着部材の突出部に接続され、該ガイ
ド部長孔および突出部の協働により上記受光素子
装着部材の変位を実質的に上記受光素子に係る基
線長方向に沿うように規制する被ガイド部材と、
上記受光素子装着部材の突出部によつて同受光素
子装着部材の上記装着部と上記ベース部材の立上
り部間に形成される空間部に位置して上記受光素
子装着部材および上記ベース部材間に付勢力を及
ぼすように設けられた弾性体と、上記距離調節部
材の変位に伴つて上記弾性体の付勢力に抗する向
きの変位を上記受光素子装着部材に伝達する変位
伝達部材と、を具備してなることを特徴とする。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説明
する。
第1図において、撮影レンズ10は周知のレン
ズ鏡筒に保持され、この鏡筒にはフオーカシング
のための距離環11と、この距離環11とともに
回動する光軸方向カム12が設けられ、図示しな
いカメラ本体に装着される固定枠13に嵌合して
保持されるようになつている。上記光軸方向カム
12はレンズ光軸に対して傾斜する作動カム面を
有している。また、固定枠13の下側には発光素
子収納ケース14が取り付けられ、その内部に設
けられた発光素子15は投光用レンズ16を介し
て撮影レンズ10の光軸と平行な赤外光束を投射
するようになつている。また、この固定枠13の
上側には距離検出装置を取り付けるための固定台
17が固定枠13と一体成形して設けられ、その
側部には後述するL字型アーム20が挿通する長
孔18が設けられている。固定台17には断面形
状がL字状に形成されたベース板21のベース2
1aが同ベースに穿設された横方向に延びた長孔
36,36を介してねじ22,22で固定台17
に設けられたねじ孔22′,22′に取り付けられ
る。またベース板21の立上り部21bには縦方
向に延びた2つの長孔24,24が設けられると
ともに、一方の側面には折り曲げ部25が形成さ
れていて、この折曲部に設けられたねじ孔26に
は上記L字型アーム20の取付用孔20aを挿通
した固定ねじ27によつてL字型アーム20が回
動できるように取り付けられる。
受光素子30は上下方向に長く形成された受光
部30aを有し、この受光部30aはその長さ方
向の中心で2分割された一対のシリコンフオトダ
イオードによつて構成されている。この受光素子
30は受光素子装着部材31の前面の取付孔32
に接着剤等で固定される。受光素子装着部材31
の一方の側部は凹状に形成されていて、上側の突
出部31aには前面がわから切り込まれたU字状
の溝33が設けられ、下側の突出部31bには伝
達軸35の固定用ねじ孔34が設けられている。
この受光素子装着部材31の凹状部分には中間に
大径のフランジ部35aを有する軸35が取り付
けられるが、その取付の詳細は第3図に示され
る。即ち、軸35は中間に大径のフランジ部35
aがあるため挿入しにくいので、受光素子装着部
材31の上端部31aに設けられたU字状の溝3
3を通じて前方向から挿入してドライバーで上か
ら下端部31bに設けたねじ孔34にねじ込んで
螺着する。このU字状の溝33の奥部は軸35の
軸径と略々等しいU字状の溝底部33aと同部の
上部が軸35の太径頭部35cと略々同径の溝3
3bとから構成されているので、軸35が螺着さ
れて取り付けられたときに同軸35の倒れを防止
するようになつている。
軸35のフランジ部35aの上側にはL字型ア
ーム20の一端に取り付けられたピン20bが当
接するようになつており、軸35の高さ方向の調
整はねじ35bのねじ込み量によつて調整され
る。そして第1図に示す如く、L字型アーム20
の他端20cは固定枠13の長孔18を通して鏡
筒の光軸方向カム12に当接するようになつてい
る。
受光素子装着部材31の背後には、ベース板2
1の縦方向の長孔24,24と対応した突出部3
1c,31cが設けられている。第2図より特に
明らかなように周面にねじ溝の無い比較的大径の
被ガイド部とその先端に連なる比較的小径のねじ
部を有する受光素子装着部材ガイドねじ32,3
2が上記長孔24,24を介して上記突出部31
c,31cに螺着され、受光素子装着部材31は
上下方向に移動できるように取り付けられる。
また、第2図に示されるように、ベース板21
は横方向の調整ができるように横方向に延びた長
孔36,36が設けられていて、止めねじ22,
22により固定台17のねじ孔22′,22′に取
り付けられるが、その調整機構はベース板21の
ベース21aに偏芯ピン23と係合する同径の長
孔37が長孔36,36と直角方向に光軸方向に
延びて設けられていて、同偏芯ピン23は固定台
17上のねじ孔23′に取り付けられている。し
たがつて、ベース板21の横方向の調整は止めね
じ22をゆるめて偏芯ピン23にドライバーを挿
入して回転させることにより微調整し止めねじ2
2,22を締めることによつて行なわれる。
受光素子装着部材31の後面側下部に設けられ
た突設部31dとベース板21のベース21aの
前面側の上部の突設部21cの間には伸張性のば
ね38が掛けられている。したがつて、受光素子
装着部材31は常にこのばね38により上方に付
勢されているが、L字型アーム20のピン20b
が受光素子装着部材31に取り付けられた軸35
のフランジ部35aの上面に当接し、このL字型
アーム20の他端20cは常に鏡筒の光軸方向カ
ム12に当接しているので、これによつてばね3
8の付勢力は阻止されるようになつている。
上記のように構成されているので、発光素子1
5による投光レンズ16を介して投射された赤外
光の被写体からの反射光は、図示しない集光レン
ズを介して受光素子30に入射される。このとき
撮影レンズ10の距離環11が被写体距離に対応
した合焦の回動位置にないと、入射光は受光素子
30の受光部30aの長さ方向の中心部に入射し
ないことになる。これは受光素子30が測距距離
に対応して予め設定してある三角測距の位置に移
動していないためである。この中心位置に対する
入射光の位置ずれは、中心位置で二分割された一
対のシリコンフオトダイオードにより検出され、
このずれ量に対応した合焦信号を出力して距離環
11を被写体距離に対応した回動位置まで回動さ
せて撮影レンズ10を合焦状態にする。
本考案では、このような測距装置が最良の測距
精度を出すように、組立時等において簡単に調節
できるようになつている。即ち、まず被写体から
の反射光が受光素子30に最大に受光するよう
に、止めねじ22,22をゆるめ、偏芯ピン23
をドライバーで回動して横方向の位置調整を行な
い、止めねじ22,22を締めて固定する。次
に、撮影位置に対する受光素子30の移動の位置
合せを行なう。これは例えば3mの位置にある被
写体からの反射光が受光素子30の受光部30a
の中心に位置し、その中心で二分割された一対の
フオトダイオードが均等な出力を生じるように調
節する。この調整はドライバーを軸35のヘツド
部35cの溝に入れて回転し、この軸35のねじ
込み量によつて調整する。軸35をねじ込むと受
光素子装着部材31は相対的に上向きになる。こ
のように装着部材31を上下方向に変位させれば
よい。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、受光素子を基
線長方向に変位せしめる方式の自動焦点調節装置
において、特に受光素子の変位を簡単な構成で高
精度に正規の方向に沿うようにガイドし得るよう
にしたものであつて、被写体からの反射光に対す
る光軸合せと撮影距離に対する受光素子の移動距
離合せが極めて簡単な構成のもので精度良く行な
うことができ、部品点数も少なくて済みコストの
安い測距装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の測距装置の一実施例を示す
分解斜視図、第2図は、上記第1図の要部を拡大
して示す平面図、第3図A,Bは、受光素子装着
部材と伝達軸の取り付け関係を示す平面図および
断面図である。 10……撮影レンズ、11……距離環、15…
…発光器、20……伝達部材(L字型アーム)、
21……保持体(ベース板)、30……受光器、
31……受光素子装着部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 被写体に向けて光を投射する発光素子と、この
    発光素子と所定の基線長離隔して、同発光素子か
    らの投射光の被写体による反射光を受光するため
    の受光素子と、撮影レンズの距離調節部材の変位
    に伴つて、上記受光素子を上記基線長方向に変位
    せしめる変位機構を有する自動焦点調節装置にお
    いて、 上記変位機構は、 上記撮影レンズの固定枠上に設けられた固定台
    と、 この固定台に適合する当接面を有する平板状の
    ベース部および自己の一端部側が、この平板状ベ
    ース部と一体になされ該ベース部から上記受光素
    子に係る基線長方向に沿つて延長され、所定部に
    同方向に沿う長孔が形成されてなる平板状の立上
    り部を有して成るベース部材と、 上記受光素子を装着するための装着部およびこ
    の装着部から上記ベース部材の長孔に向けて突出
    するようにして同部に一体的に形成された突出部
    を有して成る受光素子装着部材と、 自己の所定部に上記ベース部材立上り部の長孔
    に適合する被ガイド部が形成されてなり、該長孔
    を通して上記受光素子装着部材の突出部に接続さ
    れ、該ガイド部長孔および突出部の協働により上
    記受光素子装着部材の変位を実質的に上記受光素
    子に係る基線長方向に沿うように規制する被ガイ
    ド部材と、 上記受光素子装着部材の突出部によつて同受光
    素子装着部材の上記装着部と上記ベース部材の立
    上り部間に形成される空間部に位置して上記受光
    素子装着部材および上記ベース部材間に付勢力を
    及ぼすように設けられた弾性体と、 上記距離調節部材の変位に伴つて上記弾性体の
    付勢力に抗する向きの変位を上記受光素子装着部
    材に伝達する変位伝達部材と、 を具備してなることを特徴とする自動焦点調節装
    置。
JP1985122308U 1985-08-09 1985-08-09 Expired JPH0447688Y2 (ja)

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JP1985122308U JPH0447688Y2 (ja) 1985-08-09 1985-08-09

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JP1985122308U JPH0447688Y2 (ja) 1985-08-09 1985-08-09

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JPS6230223U JPS6230223U (ja) 1987-02-23
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ID=31012372

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5553490B2 (ja) * 2008-06-17 2014-07-16 キヤノン株式会社 撮像装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5178327A (ja) * 1974-12-26 1976-07-07 Bell & Howell Co

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59101236U (ja) * 1982-12-13 1984-07-07 チノン株式会社 測距装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5178327A (ja) * 1974-12-26 1976-07-07 Bell & Howell Co

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JPS6230223U (ja) 1987-02-23

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