JPH0447032A - 地下構造物及びその構築工法 - Google Patents

地下構造物及びその構築工法

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JPH0447032A
JPH0447032A JP2154448A JP15444890A JPH0447032A JP H0447032 A JPH0447032 A JP H0447032A JP 2154448 A JP2154448 A JP 2154448A JP 15444890 A JP15444890 A JP 15444890A JP H0447032 A JPH0447032 A JP H0447032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
underground
constructed
floor
roof
wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP2154448A
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English (en)
Inventor
Michio Hakiri
羽切 道雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
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Publication of JPH0447032A publication Critical patent/JPH0447032A/ja
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は、特に多数層を有しかつ大空間を有する地下構
造物、及びそれを構築する場合に用いて好適な地下構造
物の構築工法に関するものである。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕国土の
狭い日本においては地下構造物を構築することが従来よ
り行われている。特に近年の地価高騰により都市部及び
その周辺地域において地下構造物を構築することが考え
られている。さらに最近においては地下−階に鉄道ホー
ム、地下二階に駐車場、地下三階に物流センター、地下
四階にに商店等を設けるごとく、多数層を有する地下構
造物を構築することが求められている。
ところで従来より、多数層を有する地下構造物を構築す
る場合には、山止めと切張りを組み合わせた工法が採用
されている。斯かる工法は、地上から徐々に下方へ掘削
するにつれて切張りを増していくものである。
そのため、切張りが多数段となり、大空間における床の
構築を可能とする、/% −7P C粱(現場打ちコン
クリートと一体となって梁を形成する、一部がプレキャ
スト製のプレストレスを導入した梁)や、ハーフPCス
ラブ(現場打ちコンクリートと一体となってスラブを形
成する、一部がプレキャスト製のプレストレスを導入し
たスラブ)、さらには本出願人が既に出願しているトラ
ス梁(特願昭60−175997号参照)を使用するこ
とができなかっt;。その結果、多数層を有する地下構
造物においては大空間を構築することができないという
問題点があった。
また、従来の地下構造物は、構造的にはラーメン構造が
主体であったため、大空間を有する地下構造物を地下に
構築することができないという問題点があった。
請求項1及び2記載の発明は、斯かる問題点に鑑みてな
されたものであり、その課題とするところは、従来技術
に比べて大きな地下空間を提供することができる地下構
造物を提供する点にある。
他方、上記従来技術においては露天掘りとなるため、雨
、雪等により施工工程が遅れるという問題点があった。
請求項3記載の発明は、上記二つの問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その課題とするところは、従来技術に
比べて大きな地下空間を提供することができるとともに
、天候によって施工工程が遅れることのない地下構造物
の構築工法を提供する点にある。
[課題を解決するための手段] 請求項1記載の発明の要旨は、地下空間を囲繞する連続
地中壁と、当該連続地中壁の相対向する二辺の上端部に
架設した複数の梁からなる屋根と、地下空間に設けた複
数の梁からなる床とを備えた地下構造物に存する。
請求項2記載の発明の要旨は、前記粱が、上弦材、下弦
材、ラチス状に組まれてなるトラス梁において、前記上
弦材と前記下弦材との少なくとも一方に緊張材を一体に
取り付け、当該緊張材を緊張してなることを特徴とする
トラス粱である請求項1記載の地下構造物に存する。
請求項3記載の発明の要旨は、地下構造物を構築すべき
地盤を囲繞するように連続地中壁を構築する工程と、当
該連続地中壁の相対向する二つの壁体の上端部に、梁を
挿入することができる開口部を残して、当該梁を順次架
設して屋根を構築する工程と、構築すべき地下構造物の
最下部まで前記地盤を掘削する工程と、掘削した地盤の
所定の深度に、構築すべき床を構成することとなる梁を
前記開口部から挿入し、前記床を構築する工程とを備え
た地下構造物の構築工法に存する。
[作用] 請求項1ないし3記載の発明にかかる連続地中壁は、地
下構造物構築に際しての、山止め及びそれを支持する切
張りを不要とする。したがって、本発明は大空間を構築
することができる粱さらにはトラス梁を用いることを可
能とする。その結果、本発明は地下構造物を従来技術に
比べて大きくする。
さらに、請求項3記載の発明においては連続地中壁を構
築した後、屋根を構築するので、施工期間中、雨、雪等
により施工工程が遅れることはない。したがって、本発
明は施工工程が遅れないようにする。
[実施例] 以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説
明する。ただし、本実施例に記載されている構成部品の
寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な
記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限
定する趣旨のものではなく、巣なる説明例にすぎない。
まず、本実施例に係る地下構造物の構成について第1図
ないし第2図(ロ)を用いて説明する。
第1図乃至第2図(ロ)は本発明の一実施例を示すもの
であり、第1図は地下構造物Aの平面図、第2図は(イ
)は第1図のa−a線断面図、第2図(ロ)は第1図の
b−b線断面図である。
当該地下構造物Aは、第1図ないし第2図(ロ)に示す
ように連続地中壁lが外壁をなす囲繞する三層のもので
ある。
前記連続地中壁1は、平面視において外輪郭が四角形で
、地表面から支持層Sまで至るものである。
地表面には屋根2を有し、下方には地下−階フロアー3
、地下二階フロア−4、地下三階フロア−5を有する。
前記屋根2及び前記地下−階フロアー3は、前記連続地
中壁lの相対向する二つの壁体1aの上端1bに敷設し
た軌道9に、トラス梁6又はトラス梁8をその幅方向に
連続して架設することにより構築したものである。前記
トラス梁6,8は、上弦材、下弦材、ラチス状に組まれ
てなるトラス梁6において、前記下弦材にPC鋼材(緊
張材)を一体に取り付け、当該PC鋼材を緊張してなる
ものである。さらに詳しくは本出願人が既に出願してい
る特願昭60−175996号公報を参照されたい。
前記地下二階70アー4及び前記地下三階フロア−5は
在来工法により構築したものである。
次に、前記地下構造物Aの構築工法について、第3図(
イ)ないし第3図(チ)を用いて説明する。
■まず、第3図(イ)に示すように地下構造物Aを構築
すべき地盤Gに、地表面から支持層Sに至るように前記
連続地中壁lを構築する。係る構築工法については本発
明を実施するうえで好適な方法を用いて構築すれば良い
■次いで、第3図(ロ)に示すように連続地中壁1の相
対向する二つの壁体1aの上端1bに軌道9を敷設する
。当該軌道9は前記上端1bに鉄骨梁を設置することに
より敷設するものである。
■次いで、第3図(ハ)1こ示すように、組み立てたト
ラス梁6を吊下手段Cにより吊下し、前記軌道9に架は
渡す。なお、トラス梁6の組み立ては、前記連続地中壁
lの一辺に隣接した仮設構台(図示lIiりで行えば良
い。また、前記吊下手段Cには、クラーロクレーン等、
本発明を実施するうえで好適なものを用いればよい。
■次いで、次に組み立てたトラス梁6を同じように吊下
し、当該トラス梁6の側面と既に架設したトラス梁6の
側面とを当接するように前記軌道9に架設し、それら側
面同士をボルト締め等により連結する。
■次いで、M結したトラス梁6を油圧ジヤツキ若しくは
ウィンチ等(図示路)により、第3図(ハ)におけるX
、矢視方向にスライドさせる。
前記■及び■の工程を繰り返すことにより前記屋根2を
構築することができる。
ただし、第3図(ニ)に示すように、−ないし二のトラ
ス梁6の幅分だけ架設しないようにして第1開口部7を
設ける。
■次いで、第3図(ホ)に示すように前記第1開口部7
を設けてなる屋根2に床材2aを布設する。
■次いで、第3図(へ)に示すように前記第1開口部7
から掘削機Bを入れて、第3図(ト)に示すように地下
−階フロアー3を構築する深度まで前記連続地中壁1が
囲繞する地盤Gを根切りする。
■次いで、地下−階フロアー3を構築する部分にトラス
梁8を架設するための軌道を敷設する。当該軌道は、ス
ライド方向(第3図におけるX X (−X+)矢視方
向)に平行な連続地中壁1の面に沿って敷設した2本の
沿設軌道10と、当該両沿設軌道10の中央に中央軌道
11を敷設したものである。
■次いで、第3図(チ)に示すように、前記沿設軌道1
0と中央軌道11との間にそれぞれトラス梁8を架設し
て地下−階フロアー3を構築する。
したがって、当該トラス梁8は前記トラス梁6の半分以
下のスパンとなる。
[相]次いで、地下二階フロア−4及び地下三階フロア
−5の柱12と杭13を、現場打ちコンクリートを打設
することにより構築した後、地下二階フロアー4を構築
する深度まで地盤Gを根切りし、斯かる掘削面に地下二
階フロア−4を従来工法により構築する。ただし、地下
三階フロア−5を構築するための機材、資材等を搬入す
るf:めの第2開口部(図示時)を設けておく。
■次いで、前記地下構造物Aの最深部まで根切りし、斯
かる掘削面に地下三階フロア−5を構築する。
■次いで、前記第1開口部7及び前記第2開口部を前記
トラス梁6又は8により閉塞する。
以上の工程により前記地下構造物Aを構築することがで
きる。
次に、以上のように構成した地下構造物A及びその構築
工法の作用について説明する。
前記連続地中壁lは、山止め及びそれを支持する切張り
を不要とする。
前記屋根2は、施工期間中において雨、雪等が地下空間
に侵入するのを防止する。
前記第1開口部7及び前記第2開口部は、建築機材、資
材等の搬入を可能とする。
また、前記トラス梁6,8は、PC鋼材によりプレスト
レスを導入してなるので、大空間の構築を可能とする。
次に、以上のように構成した地下構造物A及びその構築
工法の効果について説明する。
切張りを用いないので、大スパンのトラス梁6を用いる
ことを可能とし、その結果、従来技術に比べて大きな地
下構造物Aを構築することができる。なお、設計上にお
いては、前記トラス梁6のスパンを120m以上にする
ことができる。
また、前記屋根2は、雨、雪等の侵入を防止するので、
雨等により施工期間が所期計画より長くなることはない
さらに本実施例においては、前記トラス梁8は、前記ト
ラス梁6に比べて半分のスパンであるので、前記地下−
階フロアー3の構築作業を軽減することができる。
なお、本実施例においては前記トラス梁6を用いて前記
屋根2を構築し、前記トラス梁8を用いて前記地下−階
フロアー3を構築したが、本発明の範囲をそれに限定す
る趣旨ではなく、本発明においては他のもの、例えば、
PC梁、PCスラブ等、本発明を実施するうえで好適な
ものを用いることができる。
また、地下二階フロア−4及び地下三階フロア−5は、
在来工法により構築したが、本発明においては、トラス
梁6を用いて構築することができる。斯かる場合には、
地下二階フロア−4及び地下三階70アー5を二つに分
割しないで構築することができる。
また、地下−階からの施工において、柱12を構築した
後地盤Gを掘削したが、本発明の範囲をそれに限定する
趣旨ではなく、本発明においては他の方法、例えば、地
下構造物Aの最下部まで掘削した後、前記状13を打設
し前記柱12を立ち上げ、地下三階フロア−5から構築
する方法等、本発明を実施するうえで好適な方法を用い
ることができる。
また、トラス梁8はそのスライド方向に沿って二つに分
割して地下−階フロアー3を構築したが、本発明の範囲
をそれに限定する趣旨ではなく、本発明においては三つ
以上に分割することもでき、また、斯かる分割をしない
こともできる。
また、前記地下構造物Aは3層のものであるが、本発明
の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、本発明において
は本発明を実施するうえで好適な暦数とすることができ
る。
また、前記連続地中壁1は、上記のごとく構成してなる
ものであるが、本発明の範囲をそれに限定する趣旨では
なく、本発明においては他の構造、例えば、第4図(イ
)及び第4図(ロ)に示すように外周にリブ14を設け
ることもできる。斯かる場合には大深度まで至る地下構
造物Aを構築することができる。また、前記リブ14の
形状も、第4図(ハ)に示すようにσ度が大きくなるに
つれてリブ高さが漸増する等、本発明を実施するうえで
好適な形状とすることができる。
[発明の効果] 本発明は、以上のように構成しているので、以下に記載
するような効果を奏する。
請求項1ないし4記載の発明にかかる連続地中壁は、大
空間を構築することができる梁さらにはトラス梁を用い
ることを可能とするので、従来技術に比べて大きな地下
構造物を構築することができる。
さらに、請求項3記載の発明においては連続地中壁を構
築した後、屋根を構築するので、施工期間中、雨、雪等
により施工工程が遅れないようにすることができる。そ
の結果、本発明によれば施工効率を増加することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図(チ)は本発明の一実施例を示すもの
であり、第1図は地下構造物の平面図、第2図(イ)は
第1図のa−a線断面図、第2図(ロ)は第1図のb−
b線断面図、第3図(イ)ないし第3図(チ)は工程図
であり、第4図(イ)及び第4図(ロ)は本発明の他の
実施例を示すものであり、第4図(イ)は連続地中壁の
平面図、第4図(ロ)及び第4図(ハ)は連続地中壁の
一途縦断面図である。 A・・・・・・地下構造物、G・・・・・・地盤、S・
・・・・・支持層、 l・・・・・、連続地中壁、la・・・・・・壁体、l
b・・・・・・上端、2・・・・・・屋根、2a・・・
・・・床材、3・・・・・・地下−階フロアー 4・・
・−・・地下二階フロア−5・・・・・・地下三階フロ
ア−6,8・・・・・・トラス梁、7・・・・・・第1
開口部、9・・・・・・軌道、lO・・・・・・沿設軌
道、11・・・・・・中央軌道。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)地下空間を囲繞する連続地中壁と、 当該連続地中壁の相対向する二辺の上端部に架設した複
    数の梁からなる屋根と、 地下空間に設けた複数の梁からなる床と を備えた地下構造物。
  2. (2)前記梁が、 上弦材、下弦材、ラチス状に組まれてなるトラス梁にお
    いて、前記上弦材と前記下弦材との少なくとも一方に緊
    張材を一体に取り付け、当該緊張材を緊張してなること
    を特徴とするトラス粱である請求項1記載の地下構造物
  3. (3)地下構造物を構築すべき地盤を囲繞するように連
    続地中壁を構築する工程と、 当該連続地中壁の相対向する二つの壁体の上端部に、梁
    を挿入することができる開口部を残して、当該梁を順次
    架設して屋根を構築する工程と、構築すべき地下構造物
    の最下部まで前記地盤を掘削する工程と、 掘削した地盤の所定の深度に、構築すべき床を構成する
    こととなる梁を前記開口部から挿入し、前記床を構築す
    る工程と を備えた地下構造物の構築工法。
JP2154448A 1990-06-13 1990-06-13 地下構造物及びその構築工法 Pending JPH0447032A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015218442A (ja) * 2014-05-14 2015-12-07 株式会社竹中工務店 構造物の施工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015218442A (ja) * 2014-05-14 2015-12-07 株式会社竹中工務店 構造物の施工方法

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