JPH0446598Y2 - - Google Patents

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JPH0446598Y2
JPH0446598Y2 JP9684189U JP9684189U JPH0446598Y2 JP H0446598 Y2 JPH0446598 Y2 JP H0446598Y2 JP 9684189 U JP9684189 U JP 9684189U JP 9684189 U JP9684189 U JP 9684189U JP H0446598 Y2 JPH0446598 Y2 JP H0446598Y2
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は美容室等におけるシヤンプー椅子に
関する。
〔従来の技術〕
一般に美容室においては、第7図に示すよう
に、シヤンプー椅子の後方にシヤンプーポールを
設置し、第8図に示すように、こしかけ座を上昇
させると共に背もたれを倒し、客の頭部をシヤン
プーボール上に位置させてシヤンプー作業を行
う。従つて、シヤンプー椅子としては、例えば、
平行リンク機構と油圧シリンダとを組み合わせた
昇降装置によりこしかけ座を昇降させるものや、
さらには座の昇降に連動させて背もたれを倒した
り、起こしたりするものが使用されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述したようなシヤンプー椅子は、第8図に示
すように背もたれを倒した状態で、背もたれの先
端部とシヤンプーボールとの距離1が20〜50mm
程度が最適状態であり、通常はシヤンプー時にこ
のような状態となるように椅子が設置される。
ところが、背もたれの高さは、椅子に座つた人
の肩の高さぐらいに制限されるため(通常400mm
前後)、上述したように椅子を設置すると、第7
図に示すように、背もたれを起してこしかけ座を
降下させたとき、背もたれの先端とシヤンプーボ
ールとの距離2が300mm程度しか確保できない。
このため、客がこのシヤンプー椅子に座つたま
ま、美容師が椅子の後方に回つて他の作業、例え
ばマツサージ等を行うことができなかつた。
そこで、この考案の課題は、シヤンプー時には
上述したような最適状態となり、しかも、背もた
れを起した状態では美容師が後方に立つて他の作
業が行えるシヤンプー椅子を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するため、この考案は、基台
に設置した支柱に、基台の前後方向に配置された
上下二本の平行リンクの一端を取り付け、前記平
行リンクの他端に座支持腕を取り付け、基台に取
り付けられたシリンダ装置のピストンロツドを前
記平行リンクに連結して前記座支持腕を上下動さ
せるシヤンプー椅子において、前記座支持腕にこ
しかけ座を基台の前後方向に進退可能に取り付
け、このこしかけ座の後端部に背もたれの下端部
を回転可能に連結し、前記平行リンクの上位リン
クに中央部を連結した第1リンクと、この第1リ
ンクの前端と前記座支持腕とを連結し、前記平行
リンクの上昇に伴い第1リンクを回転させる第2
リンクと、前記第1リンクの後端と前記こしかけ
座とを連結し、第1リンクの回転に伴いこしかけ
座を後退させる第3リンクと、前記背もたれの下
端部から下方に突出した連結部と前記座支持腕の
後端部とを連結する第4リンクとを設ける構成に
したのである。
〔作用〕
以上のように構成されたシヤンプー椅子は、第
4図aに示すように、こしかけ座30が最下位置
にある状態から、ピストンロツド15aで平行リ
ンク13,14を上方に押し上げると、座支持腕
20に支持されたこしかけ座30が上昇し、リン
ク51の前端がリンク52により引き上げられる
と共にリンク51の後端が引き下げらる。これに
よつて、リンク53が後方に引き寄せられるの
で、こしかけ座30が後退する。こしかけ座30
の後退により、背もたれ40とリンク54との連
結点が相対的にこしかけ座30の下方へ引き込ま
れる状態となるので背もたれ40が倒れて第4図
bに示す状態となる。さらに、座支持腕20が押
し上げられると、同様にこしかけ座30が上昇、
後退すると共に背もたれ40が倒れ、第4図cに
示すシヤンプー時の状態となる。
逆に、こしかけ座30の降下時には、こしかけ
座30が前進すると共に、背もたれ40が起きて
第4図aの状態に戻る。
〔実施例〕
以下、実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図に示すように、このシヤンプー椅子は昇
降装置10、座支持腕20、こしかけ座30、背
もたれ40およびリンク群50とから成る。
前記昇降装置10は、基台11の後部に対向一
対の金属板から成る支柱12を立設し、その支柱
12の上部に基台11の前後方向に配置された上
下二段の平行リンクの上位リンク13および下位
リンク14の後端部をピン結合してある。この下
位リンク14は支柱12寄りの部分に上下方向に
貫通する長円形のリンク部14aが設けられてお
り、基台11に取り付けられたシリンダ装置15
のピストンロツド15aがそのリンク部14aを
貫通して上位リンクに連結されている。
前記座支持腕20は、第2図に示すように、細
長い支持板の前端両側部に対向する垂下部を有す
る逆L形状であり、その垂下部に前記上位リンク
13および下位リンク14の前端部がピン結合さ
れている。また前記支持板の上部には立ち上がり
部にベアリング21aが取り付けられたU形部材
21が固定され、さらに、このU形部材21の上
部には後端部に突出する連結部材22が固定され
ている。
前記こしかけ座30には、第2図に示すよう
に、その裏面に二本のレール31が平行に取り付
けられており、このレール31に前記ベアリング
21aを嵌め込むことにより、こしかけ座30を
前記座支持腕20上に前進後退可能に取り付ける
ことができる。また、こしかけ座30の後端両側
部には第3図に示すように前記背もたれ40との
連結部32が突出しており、この連結部32に背
もたれ40の下端両側部に突出した背フレーム4
1をピン結合して、背もたれ40を回動可能に取
り付ける。さらに、背もたれ40には、その下端
中央部に前記こしかけ座30との連結点より下方
に突出する連結部材42が設けられている。な
お、前記こしかけ座30と背もたれ40との連結
部にはその両外に肘かけアームが取り付けられて
いる。
前記リンク群50は、第1リンク51乃至第4
リンク54から成る。第1図に示すように、第1
リンク51は、その中央部が前記上位リンク13
にピン結合されており、その両端部が第2リンク
52または第3リンク53の一端にそれぞれピン
結合されている。第2リンク52および第3リン
ク53の他端は、図示のように、前記座支持腕2
0が最下位置にあるとき、第1リンク51の第2
リンク52との連結端を前下りに位置決めした状
態で、それぞれ座支持腕20および前記レール3
1の前端部にピン結合してある。また、第4リン
ク54は前記座支持腕20および背もたれ40に
設けられた連結部材22,42にその両端部をピ
ン結合してある。
以上のように構成されたシヤンプー椅子は、ピ
ストンロツド15aが上位リンク13を押し上げ
ることにより、こしかけ座30が上昇する。この
時、第2リンク52が第1リンク51との連結端
を引き上げるので、第3リンク53との連結端が
逆に引き下げられる。このため、第3リンク53
がレール31を後方へ引き寄せることになり、こ
しかけ座30が後退する。一方背もたれ40は第
4リンク54を介してその下端部が座支持腕20
に連結されているので、こしかけ座30の後退に
伴い後方へ倒れる。逆にこしかけ座30の降下時
にはこしかけ座30が前進すると共に背もたれ4
0が起きる。
このように、このシヤンプー椅子は第5図およ
び第6図に示すように、こしかけ座30が上昇す
ると共に後退し、降下すると共に前進するので、
このこしかけ座30の水平変位分だけ、従来のシ
ヤンプー椅子により前方に設置することができ
る。従つて、こしかけ座30が最下位置にあり、
背もたれ40が起きた状態では、後方に位置する
シヤワーボールとの距離を作業可能な400mm程
度確保することが可能となる。また、第6図に示
すように、シヤンプー時にこしかけ座が後退する
ことにより、足かけ23からこしかけ座30の後
端までの距離が伸び、それに伴つて足が伸びるの
で客は従来より楽な姿勢でシヤンプーしてもらう
ことができる。
〔効果〕
以上のように、この考案のシヤンプー椅子は、
こしかけ座が上昇すると共に後退し、降下すると
共に前進する構成にしたため、シヤンプー椅子の
後方に設置されたシヤンプーボールに対して、こ
しかけ座の水平移動距離だけ従来より前方に椅子
を設置することができる。このため、こしかけ座
が降下し、背もたれが起きた状態において、椅子
の後方に回つてマツサージ等の作業を行うことが
でき、シヤンプー椅子の利用範囲が拡がる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る一実施例を示す側面
図、第2図はこしかけ座と座支持腕との連結部を
示す分解斜視図、第3図は、こしかけ座と背もた
れとを示す分解斜視図、第4図は、各リンクの動
きを示す側面図、第5図および第6図は使用状態
を示す側面図、第7図および第8図は従来のシヤ
ンプー椅子の使用状態を示す側面図である。 10……昇降装置、11……基台、12……支
柱、13……上位リンク、14……下位リンク、
14a……リング部、15……シリンダ装置、1
5a……ピストンロツド、20……座支持腕、2
1……U形部材、21a……ベアリング、22…
…連結部材、23……足かけ、30……こしかけ
座、31……レール、32……連結部、40……
背もたれ、41……背フレーム、42……連結部
材、50……リンク群、51……第1リンク、5
2……第2リンク、53……第3リンク、54…
…第4リンク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基台に立設した支柱に、基台の前後方向に配置
    された上下二本の平行リンクの一端を取り付け、
    前記平行リンクの他端に座支持腕を取り付け、基
    台に取り付けられたシリンダ装置のピストンロツ
    ドを前記平行リンクに連結して前記座支持腕を上
    下動させるシヤンプー椅子において、前記座支持
    腕にこしかけ座を基台の前後方向に進退可能に取
    り付け、このこしかけ座の後端部に背もたれの下
    端部を回動可能に連結し、前記平行リンクの上位
    リンクに中央部を連結した第1リンクと、この第
    1リンクの前端と前記座支持腕とを連結し、前記
    平行リンクの上昇に伴い第1リンクを回転させる
    第2リンクと、前記第1リンクの後端と前記こし
    かけ座とを連結し、前記第1リンクの回転に伴い
    こしかけ座を後退させる第2リンクと、前記背も
    たれの下端部から下方に突出した連結部と前記座
    支持腕の後端部とを連結する第4リンクを設けた
    ことを特徴とするシヤンプー椅子。
JP9684189U 1989-08-18 1989-08-18 Expired JPH0446598Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9684189U JPH0446598Y2 (ja) 1989-08-18 1989-08-18

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JP9684189U JPH0446598Y2 (ja) 1989-08-18 1989-08-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0335745U JPH0335745U (ja) 1991-04-08
JPH0446598Y2 true JPH0446598Y2 (ja) 1992-11-02

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ID=31646022

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JP9684189U Expired JPH0446598Y2 (ja) 1989-08-18 1989-08-18

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JP4753354B2 (ja) * 2005-04-07 2011-08-24 タカラベルモント株式会社 理美容用シャンプー椅子
JP5451527B2 (ja) * 2010-05-21 2014-03-26 株式会社大廣製作所 理美容用椅子
JP5451526B2 (ja) * 2010-05-21 2014-03-26 株式会社大廣製作所 シャンプー用理美容椅子

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JPH0335745U (ja) 1991-04-08

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