JP3015932U - 起立介助椅子 - Google Patents

起立介助椅子

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JP3015932U
JP3015932U JP1995003171U JP317195U JP3015932U JP 3015932 U JP3015932 U JP 3015932U JP 1995003171 U JP1995003171 U JP 1995003171U JP 317195 U JP317195 U JP 317195U JP 3015932 U JP3015932 U JP 3015932U
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JP
Japan
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pedestal
seat plate
assistance chair
standing
stopper member
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Application number
JP1995003171U
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English (en)
Inventor
啓子 小野
Original Assignee
啓子 小野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な操作によって、自力で起立でき、しかも
安価に製造できる起立介助椅子の提供を目的とする。 【構成】前脚1と後脚2にほぼ水平に固定された台座3
の上に、座板4を、その前部が台座3の前端から突出す
るように設置し、台座3の前端部5に回動可能に連結す
る。また、座板4の先端部に回動可能に取り付けたスト
ッパ−材8を立てたとき、前脚1と後脚2の下端に固定
した補強横材7に、その下端が当接し、座板4の突出部
を支持し、その回転を阻止できるように構成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、起立動作が困難な人を介助するために使用される起立介助椅子 の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の起立介助椅子としては、例えば、特開昭63−145654 号に開示されているようなものが知られているが、これ等のものは、モ−タ等に よって外部からインプットされる動力を使用しており、構造的にも複雑で、しか も老人にとっては、その取扱いが困難であるという欠点と、個人が個人用として 、購入するには、高価過ぎるという欠点があった。特に、老齢化が進む、農村部 においては、機械化以前における農作業での重労働が原因で、起立動作の困難な 人が多く、しかもそれ等の人々の多くは、従来の高価な起立介助椅子を購入でき るほどの経済的な余裕がないとい厳しい状況下にあり、安価な起立介助椅子の開 発が切望されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、従来の技術で述べた欠点を解消するためになされたもので、外 部からの動力等の供給を全く必要とせず、簡単な操作によって、自力で起立でき 、しかも安価に製造できる起立介助椅子の提供を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前脚及び後脚にほぼ水平に固定された台座の上に、座板を、その前部が台座 の前端から突出するように設置し、台座の前端部に回動可能に連結して起立介助 椅子を構成させる。
【0005】 前脚及び後脚の下端部が、連続する補強横材で固定され、前記補強横材が前 脚下端部よりも若干前方に延長され、前脚及び後脚にほぼ水平に固定されている 台座の上に、座板を、その前部が台座の前端から突出するように設置し、台座前 端部に回動可能に連結し、さらにストッパ−材を、立てたときに、前記の補強横 材の上面に当接するように、台座の先端部に回動可能に取り付けて起立介助椅子 を構成させる。
【0006】
【作用】
座板に着座した人が、座板の台座から突出した部分の両側に手を当てがい、 体重を掛けて、下方に押すと、梃子の原理によって、座板は前方へ容易に回動し 、着座した人の臀部を自動的に持ち上げ、起立動作を補助する。
【0007】 着座しているときに、ストッパ−材を、立てておくと、座板の前記突出部 に体重がかかった場合でも、座板の回転を拘束できる。起立するときには、スト ッパ−材を手前に引き、座板に平行に寝かせる。なお、座板の前記突出長は、座 板長の三分の一程度が効果的である。
【0008】
【実施例】
本考案を実施の一例を示す図面を参照しながら説明する。図1乃至図3に示 すように、前脚1及び後脚2にほぼ水平に固定された台座3の上に、座板4を、 その前部が台座3の前端から突出するように設置し、台座3の前端部5に回動可 能に連結して起立介助椅子を構成させる。構成材料については、特に限定的では ないが、木材、金属、プラスチック等が使用できる。 座板4を台座3の前端部5に回動可能に取り付ける方法としては、いろいろなや り方があるが、図2に示すように、蝶番6を使用すると、簡単で安価に取り付け ることができる。図2の点線は、座板4を回転させたときの座板4と台座3の位 置関係を示している。
【0009】 前脚1及び後脚2の下端部が、連続する補強横材7で固定され、補強横材7 が前脚1の下端部よりも若干前方に延長され、前脚1及び後脚2にほぼ水平に固 定された台座3の上に、座板4を、その前部が台座3の前端から突出するように 設置し、台座3の前端部に回動可能に連結し、さらにストッパ−材8を、立てた ときに、補強横材7の上面に当接するように、座板4の先端部に回動可能に取り 付けて起立介助椅子を構成させる。 ストッパ−材8は、木製の棒等から成り、座板4への取り付けは、前記と同様に 蝶番を使用すると、簡単かつ安価にできるので、好ましい。人が着座していると きには、ストッパ−材8は図1及び図2に示すように、立てられた状態になって おり、下端が補強横材7に当接し、座板4の前部を支持し、座板4の回転を阻止 している。
【0010】 補強横材7は、前脚1と後脚2を固定し、それ等を補強する作用の外に、ス トッパ−材8の下端を乗せ、座板4の前部を支持する補助材としの作用も果たし ている。したがって、補強横材7を中間部に取り付ける場合には、前脚1の下端 前部に、ストッパ−材8の下端を乗せるための木片等の支持部材を固定しておい てもよい。なお、9は背もたれで、現在使用されている各種の形状のものを適用 することができる。
【0011】 実施に際して、まず着座の場合には、着座したのち、ストッパ−材8がある ときには、ストッパ−材8を立てて、座板4の前部を支持するだけでよく、つぎ に、起立する場合には、ストッパ−材8があるときには、まずストッパ−材8を 寝かせ、座板4の前部の支持を外したのち、座板4の台座3から突出した部分の 両側に両手を当てがい、体重をかけて押さえると、座板4が回転して臀部を上部 前方へ自動的に持ち上げるので、容易に立ち上がることができる。なお、本願の 起立介助椅子を試作し、椅子から立ち上がる動作が困難な人に対して、立ち上が り動作の難易度について実験をした結果、座板4の台座3からの突出長が、座板 4の長さの約三分の一であるときに、座り易く、立ち易いという結果になった。
【0012】
【考案の効果】
この考案は上述のように構成されているので、次のような効果を呈する。
【0013】 梃子の原理を応用し、着座した人の体重を利用して、着座した人の臀部を上 方前方へ自動的に持ち上げるので、起立が容易である。
【0014】 従来のような外部からの動力等は一切不要であるので、安価にでき、しかも 構造が簡単であるから、取扱いが容易である。
【0015】 構造的に軽量で嵩ばらないから、車のトランク等に入れて、郊外のハイキン グ場等へ持ち運ぶことができる。
【0016】 本願の椅子を使用すると、自力で立ち上がることができるので、起立動作を 補助する介添人が不要になる。 この考案は以上のような効果を有し、その工業的利用価値は顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の実施の一例を示す側面図である。
【図2】図1における点線部の拡大図である。
【図3】本願の実施の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 前脚 2 後脚 3 台座 4 座板 5 台座の前端部 6 蝶番 7 補強横材 8 ストッパ−材 9 背もたれ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前脚及び後脚にほぼ水平に固定した台座の
    上に、座板を、その前部が台座の前端から突出するよう
    に設置し、台座の前端部に回動可能に連結したことを特
    徴とする起立介助椅子
  2. 【請求項2】前脚及び後脚の下端部が、連続する補強横
    材で固定され、前記補強横材が前脚下端部よりも若干前
    方に延長され、前脚及び後脚にほぼ水平に固定された台
    座の上に、座板を、その前部が台座の前端から突出する
    ように設置し、台座の前端部に回動可能に連結し、さら
    にストッパ−材を、立てたときに、前記の補強横材の上
    面に当接するように、座板の前端部に回動可能に取り付
    けたことを特徴とする起立介助椅子
JP1995003171U 1995-03-17 1995-03-17 起立介助椅子 Expired - Lifetime JP3015932U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103068280A (zh) * 2010-11-05 2013-04-24 金韩柱 多功能椅子

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103068280A (zh) * 2010-11-05 2013-04-24 金韩柱 多功能椅子
JP2013526331A (ja) * 2010-11-05 2013-06-24 韓柱 金 多機能椅子
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