JPH0446375A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH0446375A
JPH0446375A JP15399590A JP15399590A JPH0446375A JP H0446375 A JPH0446375 A JP H0446375A JP 15399590 A JP15399590 A JP 15399590A JP 15399590 A JP15399590 A JP 15399590A JP H0446375 A JPH0446375 A JP H0446375A
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silicone rubber
silicone
fixing
silicone resin
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JP15399590A
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Takeshi Menjo
健 校條
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、画像形成装置において、記録材上の未定着画
像を定着するための定着装置に関する。
[従来の技術] 近年、カラー画像の形成か可能な電子写真式画像形成装
置かプリンタ、複写機等として用いられている。
該画像形J&装置は、原稿の色分解信号により潜像担持
体たる感光トラム上に形成された画像の潜像を、カラー
トナーにより現像してトナー像を形成し、該トナー像を
記録材に転写することにより一色の画像を形成する。そ
して、以上の行程を各色について一つずつ繰り返すこと
により、例えはフルカラーの画像を記録材上に形成する
ようになっている。
上記ガラ−トナーは、熱を印加した際の溶融性、混色性
か良いことか必要てあり、軟化点か低く、かつ溶融粘度
の低いシャープメルト性のトナーを使用することか好ま
しい。すなわちこうしたシャープメルトトナーを使用す
ることにより複写物の色再現範囲を広め、原稿像に忠実
なカラーコピーを得ることかできる。
このようなシャープメルトトナーは、例えばポリエステ
ル樹脂、スチレン−アクリル樹脂、着色剤(染料、昇華
性染料)、荷電制御剤等のトナー形成用材料を溶融混練
、粉砕、分級することにより製造される。必要とあらば
、トナーに各種外添剤を枚加する外添1程を付加しても
よい。
このようなカラートナーとしては定着性、シャープメル
ト性を考慮すると結着樹脂としてポリエステル樹脂を使
用したものか特に好ましい。
シャープメルト性ポリエステル樹脂としてはジオール化
合物とシカルホン酸とから合成される分子の主鎖にニス
デル結合を有する高分子化合物が例示される。
特に、次式 (式中Rはエチレンまたはプロピレン基であり、x、y
はそれぞれ1以上の正の整数てあり、かっx+yの平均
値は2〜10である。)で代表されるビスフェノール誘
導体もしくはその置換体をジオール成分とし、2価以丘
のカルボン酸又はその酸無水物又はその低級アルキルエ
ステルとからなるカルホシ耐成分(例えはフマル酸、マ
レイン酸、無水マレイン酸、フタル酸、テレフタル酸。
トリメリット酸、ピロメリット酸等)とを少なくとも共
縮重合したポリエステル樹脂かシャープな溶融特性を有
するのでより好ましい。
シャープメルト性ポリエステル樹脂の軟化点は、75〜
150℃、好ましくは80〜120℃か良い。
このシャープメルトトナーの軟化特性の例を第4図に示
す。測定条件は以下の通りである。
フローテスター(:FT−500A型(島津製作所製)
を使用し、ダイ(ノズル)の直径0.2 ys麿、厚み
1.0IImとして20kgの押出荷重を加え初期設定
温度70°Cで、予熱時間300秒の後、6°C/分の
速度で等速昇湿したとき描かれるトナーのプランジャー
降下量−温度曲線(以下軟化S字曲線という)を求めた
。試料となるトナーは1〜3g精製した微粉末を用い、
プランジャー断面積は1.0cm2とする。軟化S字曲
線は第4図のようなカーブとなる9等速昇温するに従い
、トナーは徐々に加熱され流出か開始される(プランジ
ャー降下A−+B)。さらに昇温すると溶融状態となっ
たトナーは大きく流出しくB−C−D)プランジャー降
す゛か停止し終rする(D−E)。
S字曲線の高さHは全流出量を示し、H/2の0点に対
地する温度T。はそのトナーの軟化点を示す。
トナー及び結着樹脂かシャープメルト性を有するか否か
は、トナーまたは結着樹脂の見掛けの溶融粘度を測定す
ることにより判定てきる。
このようなシャープメルト性を有するトナーまたは結着
樹脂とは、見掛けの溶融粘度が10コボイズを示すとき
の温度をT、、  5X102ボイズを示すときの温度
をT2としたとき、 T、=90へ150°C △T  =lT、−T2  =5〜20℃の条件を満た
すものをいう。
これらの温度−溶融粘度特性を有するシャープメルト性
樹脂は加熱されることにより極めてシャープに粘度低下
を起こすことか特徴である。
このような粘度低下か最上部トナー層と最下部トナー層
との適度な混合を生しせしめ、さらにトナー層自体の透
明性を急激に増加させ、良好な減色混合を起こすもので
ある。
このようなシャープメルト性のカラートナーは未定着ト
ナー像として記録材上に担持され画像形成装置内に設置
された定着装置によって定着される。
該定着装置は、第5図に示すように、定着回転体、通常
、ローラ状とされる定着ローラlと、これに相対する加
圧回転体たる加圧ローラ2とを有しており、J:、記定
着ローラlには、該定着ローラlの表面に離型剤のシリ
コーンオイルを塗布する離型剤塗布手段3と、該表面を
クリーニングするクリーニング手段4とか上記表面に当
接して配設されている。
上記定着ローラ1は、基材としてアルミニウム等を用い
た芯金5にHTVシリコーンゴム(高温加硫型シリコー
ンゴム)からなる弾性M6を形成し、さらに、該弾性層
6上にRTVシリコーンゴム(室温加it型シリコーン
ゴム)からなる200 lbmの層厚のオフセット防止
層7を形成し・てなっており、例えば外径か40厘−と
なるように設定されている。
上記加圧ローラ2は、アルミニウム製の芯金8上にHT
Vシリコーンゴムからなる弾性層9を形成し、該弾性層
9上にフッ素樹脂層IOを形成してなっており、同様に
外径が例えば40mmとなるように設定される。
上記定着ローラlの芯金5及び加圧ローラ2の芯金8内
には、ハロゲンヒータ11か配設され、加圧ローラ2の
温度をこれに当接したサーミスタ12て検知して、ハロ
ゲンヒータ11をオンオフ制御し、定着ローラ1及び加
圧ローラ2の温度を例えば170°Cに一定に維持する
ようになっている。また、上記定着ローラ1と加圧ロー
ラ2は駆動装置(図示せず)によって矢印す方向に回転
駆動され、搬送装H(図示せず)によって矢印a方向に
搬送される記録材Pを両ローラて挟圧しなから通過させ
るようになっている。その結果、上記記録材P上の未定
石トナー像は、両ローラの熱と圧力によって上記記録材
P」二に定着される。
しかしなから、一部のトナーは記録材に定着されずに定
着ローラ表面に付着し・、いわゆるオフセット現象か発
生することかある。そこで、定着ローラ表層にはオフセ
ット防止層7を設け、離型剤塗布手段3とクリーニング
手段4を配設している。
先ず、F記離型剤塗布手段3は、容器13内に収容した
粘度”100 C5のシリコーンオイル14を、上Fの
供給ローラ15A、158て吸い上げて、定着ローラ1
のオフセット防止層7に塗布するようになっている。オ
フセット防止層7へのシリコーンオイルの塗布量は、ト
の供給ローラ15Aへ当接させた油量調整フレート16
の当接角及び圧力によって調整される。また、クリーニ
ング手段4は、定着ローラlのオフセット防止層7にオ
フセットしたトナーを除去するために、上記オフセット
防止層7に摺接するように配設されている。
以上のような構成により、使用開始当初におけるオフセ
ットの発生を低く抑えることか可能であった。
[発明か解決しようとする課題] しかしなから、上記定着装置においては、定着ローラの
オフセ・ソト防市層7かシリコーンゴムより形成されて
いるため、長期の使用により、開門に5接したクリーニ
ング手段4、または記録材との摩擦によりゴムに傷か入
り、定着後の画像1特に面積の大なる画像(いわゆるベ
タ画像)などにおいて筋状の画像を発生し、画像品質を
低下させるという問題点を有していた。
また、上記オフセット防止層7のシリコーンゴムの摩耗
が進行すると、遂には消滅して全くオフセットを防止で
きなくなることもあった。
また、上述したカラートナーは定着ローラにオフセット
し易いという性質を有している。し・たかって、従来よ
り、かかるトナーを定着する際の定着ローラのオフセ・
ント防止層7には特に吸油率の高いゴムを使用し、オフ
セットを防止している。これは、塗布されるオイルか有
効にオフセット防止層7に保持され、外部からのオイル
、内部からのオイルを有効に離型に作用されるためであ
る。
ここて、吸油率とは、以下のようにして求められるもの
である。すなわち、ジメチルシリコーンオイル100 
C5(例えば信越化学株式会社製KF95100 C5
)を180°Cに加熱して、この中にゴム片を浸し、そ
のゴム片の浸漬前の重さD(g)と、8時間浸漬後の重
さE(g)を測定して、 吸油−J(wt%)= ((E−D)/D)xlooよ
り求める。
従来は、上記吸油率を20w[%以上と高くし、オイル
を吸い易くしてトナーのオフセットを防止していた。し
かし、このように吸油率の高いシリコーンゴムをオフセ
ット防止層に使用すると、1−述したようなりリーニン
ク部材または記録材による傷、摩耗か顕著となり不具合
か生ずるという問題点かあった。
本発明は、上記問題点を解決し、吸油率の高いシリコー
ンゴム層を有する定着回転体または加圧回転体であって
、長期の使用によっても摩耗することのない定着回転体
または加圧回転体を備えた定着装置の提供を目的として
いる。
[課題を解決するための手段コ 本発明によれば、上記目的は、 未定着現像剤像を担持した記録材を挟持搬送することに
より定着を行なう定着回転体並びに加圧回転体を備えた
定着装置に3いて、 五記定着回転体または加圧回転体のうち少なくとも一方
の表層は、シリコーンゴム弾性体層と該シリコーンゴム
弾性体層上のシリコーンレジン層を有しており、上記シ
リコーンゴム弾性体層の吸油率は20wtパーセント以
上に設定されている、 ことにより達成される。
[作用] 本発明によれば、定着回転体または加圧回転体の最り層
にシリコーンレジン層を有しているので、長期間に亘る
使用において記録材または他の部材か上記シリコーンレ
ジン層に摺擦しても摺擦面に傷を発生させず、また、摩
耗を生しさせない。一方、ヒ記シリコーンレシン層の下
層のシリコーンゴム弾性体層は、吸油率が20wt、%
以上にJ9定されているのて1離型剤を十分に保持して
上記シリコーンレシン層に離型剤を供給する。かくして
、上記定着回転体または加圧回転体の表層は長期に亘っ
て良好な離型性及び耐摩耗性を示すこととなり、オフセ
ットの発生及び画像の乱れを防ぐ。
[実施例J 本発明の第一実施例ないし第四実施例について添付図面
の第1図ないし第3図を用いて説明する。なお、第4図
に示した従来例装置との共通箇所には同一符号を付して
説明を省略する。
〈第一実施例〉 先ず、第1図及び第2図を用いて本発明の第一実施例に
ついて説明する。
第1図に示す本実施例の定着装置は、定着ローラlの最
上層にシリコーンレシン層を設けたところか第5図に示
1)だ従来例と異なる。なお、HTI/シリコーンコム
よりなる弾性層6は約2.8 srsの厚さに形成され
ており、RrVシリコーンゴム層7は約170μ通 シ
リコーンレシン層Sは約:IOpmに各’?IM成され
ている。かかるシリコーンレシンとしては一般的に知ら
れている硬化後圧次元的網目構造を持つ第2図に示すよ
うな構造のものでR基は一般的なメチル基、フェニル基
、ビニル基、エチル基など従来公知のもので良い。
本’J1例ではRはメチル基のシリコーンレシンを用い
た。また、 RTVシリコーンコムとして吸油率20w
t%のRTVシリコーンゴムを用いた。
定着に際しては、第1図に示すように定着ローラに離型
剤を塗布しなから定着を行な−〕た。
従来のように表層にRTVシリコーンゴムを用いて定着
を行なった際は、約1万枚後よりクリーニンク装置の摺
擦により、ローラ上に傷か発生し、定着画像面に該傷に
よる筋か発生し始め、約2枚にて表層か摩耗しオフセ・
ソトか発生した。これに対し、本実施例では、lO万枚
にでも傷は発生せず、また、オフセットも発生しない良
好な長寿命の定着かlJT能となった。
ここで、本実施例か従来例に比べて有効である理由につ
いて、説明する。
先ず、外部からの表層の摺擦による傷か発生しないのは
、シリコーンレシン本来のもつ、機械的強度かシリコー
ンゴムに比べ、強いために、クリーニンク部材や1紙の
摺擦による表面傷の発生や摩耗に強いためである。
また、オフセット防止性能に関しては次の通りである。
従来、外部より離型剤を塗布してもシリコーンレジンの
下層の弾性体の吸油率か低いために定着ローラ表層にオ
イルか保持されていない状態になり、ローラ内面からの
オイルによる雌型効果かなくなり、外部からの離型剤た
けては離型しきれなくなるためにオフセットか発生して
いた。
しかし、本実施例においては、シリコーンレシンの下層
に吸油率20wt%以上のシリコーンゴム層を有するこ
とにより、ローラ外部より塗られた離型剤としてのオイ
ルか常に十分に該シリコーンゴム層に保持されている。
したかって、7百時、外部から塗布されたオーイルの離
型力と、ゴム内部よりシリコーンレジンを通して供給さ
れる内面よりのオイルによるl#型効果との両面よりの
l#型効果か長期保存されるために、長期間オフセット
の発生を防止することかてきる。
なお、本実施例のように定着ローラの表層を多層に形成
したものとして次の二つの例か提案されている。
先ず、特開昭58−11976ては芯金の外層にエラス
トマー層、さらに表面にシリコーン樹脂の薄層を施して
成る熱定着ローラを提示し、オフセフト性、オイル膨潤
性を向上させたローラが提示されている。
また、特開昭62−255981ては下層の耐熱弾性体
層の上にシリコーンフェス系溶液を塗布した加熱定着ロ
ーラてあって、さらに、コピー開始時間を短縮してトナ
ーオフセット防出剤を使用しなくとも、オフセット現象
の発生しない定着ローラが提示されている。
しかIノなから、実験によれば、弾性体エラストマーL
にシリコーンレシンを塗膜させたローラをカラー画像形
成装置における定着に用いたところ1万枚にてオフセッ
トか発生してしてしまった。
すなわち、従来公知の弾性体エラストマー14にシリコ
ーンレシンを塗膜したたけては、カラートナーのような
離型性の悪いトナーの定着に際し・では、定着ローラと
しての離型性か不七分であることか判明した。これは、
シリコーンレジンの下層のシリコーンゴム層の吸油率か
低いと、ローラ内部のオイルの保持性が悪くなり内部か
らの離型効果か得られなくなるためと判明した。
以上のように、本実施例は、シリコーンゴム層の吸油率
を高く設定した点において、ヒ記二つの公知例とは異な
るものである。
〈第二実施例) 次に本発明の第二実施例について説明する。なお、第一
実施例との共通箇所についての説明は省略する。
本実施例は、下層に吸油率50WL%のHTVシリコー
シゴムを用いたところか第一実施例と異なる。
第一〜実施例と同様な定着装置にて定着を行なったとこ
ろ、表層に傷、摩耗は発生せず、20万枚までオフセッ
トか発生せず良好な定着を行なうことかできた。
(比較例) なお、比較のため次のような実験を行なった。
この実験は、表層にメチル基を有するシリコーンレシン
を被膜し下層に吸油率18wt%のRTVシリコーンゴ
ムな用いた定着ローラて、上記第二実施例と同し条件て
定着を行なったものである。その結果、5万枚にてオフ
セットか発生した。
く第三実施例〉 次に、本発明の第三実施例について第3図を用いて説明
する。なお、第一実施例との共通箇所については説明を
省略する。
本実施例は、定着ローラとして第3図に示すように、H
TVシリコーンゴムよりなる弾性体層6(層厚2.7■
m)とFiTVシリコーンゴム層7(吸油率40 w 
t%、層厚170 fiLta )の間に層厚的0.I
@mのフ、・ノ十ゴム層Fをオイルバリヤー層として形
成したところか第一実施例と異なる。上記定着ローラて
第一実施例と同し条件において定着を行なったところ、
20万枚にてもオフセットは発生せず、傷及び摩耗の発
生しない良好な定着か可能となった。
本実施例は、フッ素ゴム層によるオイルバリヤー層の採
用により外部より塗布されたオイルか、上記オイルバリ
ヤー層より内側に浸透しないため、全て有効にRTVシ
リコーンゴム層、シリコーンレジン層に保持され、内面
からの離型効果かより一層向上する。
また、特にオイル塗布量か0.00]g/A4以上であ
る定着装置てあってもローラのゴム層かオイルにより膨
潤し、径か膨らむ現象を防止できる。本実施例は、特に
、このような塗布量が多い場合に有効である。
ここて上記シリコーンオイルの塗布量の測定方法につい
て説明する。
先ず、へ4サイズの白紙50枚の市徽をA+(g)とし
、この白紙上への画像の転写もせず、定着ローラのオフ
セ・ント防止層へのシリコーンオイルの塗膜もせずに、
定着ローラと加圧ローラとの間を通紙した後の白紙50
枚の重量をB(g)とする。次に、同様に別のA4サイ
ズの白紙50枚の重量をA2(g)とし、この白紙上へ
の画歓の転写をしないが、定着ローラのオフセット防止
層へのシリコーンオイルの塗布は行なって、定着ローラ
と加圧ローラとの間を通紙した後の白紙50枚の重量を
C(g)とすると、A4サイスの白紙1抄出たりのシリ
コーンオイルの塗#量X (g/A4)は、次式のよう
に求められる。
X = (C+ A+  B  A2) / 50上記
の実験における0、001g/A4という数値は上式に
基づいて算出したものでる。
次に、本実施例の最上層たるシリコーンレシン層につい
て説明する。
上述したカラートナーのように離型性か悪くオフセット
し易いトナーに対しては、定着ローラ表層にフッX樹脂
のような材料を用いることはできない。つまり、機械的
強度は高いか、H型剤に対するぬれ性か悪いためにトナ
ーかオフセットしてしまうからである。この結果、定着
ローラとしては、シーJコーン系のようなオイルに対す
る相性、すなわち、離型性の良い材料しか使用てきない
こととなるか、シリコーンゴムの場合は傷、摩耗に対し
て弱いため、長期に亘フて使用した場合に問題か生ずる
。そこで、本実施例においては、最上層にシリコーンレ
ジンを用いたのである。本実施例のシリコーンレジンは
、第2図に示すような三次元網目構造をもつもので、R
基としてメチル基、フェニル基、ビニル基、エチル基等
の従来公知のものの他に、硬化後ゴム状シリコーンと、
ワニス状シリコーンのブロック共重合体ても良い。
このようなレジンは、シリコーンゴムとシリコーンワニ
スの両者の特性をもつものてあって、レジンを構成する
単位か分子量て104〜5 X 105であるジメチル
ポリシロキサンあるいはメチルフェニルポリシロキサン
からなるゴム様の直鎖状シロキ→トン高分子に、R51
O% 、R25iO,R35i03歪、Sin。(Rは
メチル基またはフェニル基)の各構成単位か伝いに5i
−0−3i結合て連結された、いわゆるシリコーンワニ
スの形状である三次元網目構造のポリシロキサン化合物
を連結させたちのである。
すなわち、このレシンかうなる表面離型層は、その硬化
後、ゴム状シリコーンとワニス状シリコーンのフロック
共重合体となる。
このようにして形成される表面離型層としてのレシン塗
膜の特性は、上述のゴム状シリコーンの分子量、及び側
鎖のメチル基、フェニル基数、また、ワニス状シリコー
ン部分の官能度とメチル基、フェニル基の数を選ぶこと
によって変化させることか口丁渣である。
〈第四実施例〉 次に、本発明の第四実施例について説明する。
なお、第一実施例との共通箇所については説明を省略す
る。
本実施例の定着ローラは、シリコーンレシンのゴム状部
分かジメチルポリシロキサンからなり、分−重量て10
0000のものに、三次元網目状のワニス部分をもつフ
ロック共重合体シリコーンレシンを 肉厚30gmて表
面離型層とし・て形成し、その上層に吸油率50wt%
のRTVシリコーンゴムを用いたところか第一実施例と
異なる。以上のような定着ローラを用いて第一・実施例
と同様な条件で定着を行なったところ、20万枚まて筋
、摩耗及びオフセットか発生することなく良好な定着か
行なわれた。
以上に説明した第一実施例がら第四実施例の結果をまと
めると第1表のようになる。
(以下余白) :JIJ1表 (以下余白) な8、以Eに説明した実施例においては、シリコーンレ
シンのF層のシリコーンゴム層としてRTVシリコーン
ゴムを用いた例を示したか、シリコーンゴムとして吸油
率か20wt%以1てあれば艮く、特に−液性RTVシ
リコーンゴムても二液性RTVシリコーンゴムても良い
か、下層、上層との接着性を考えると一液性RTVシリ
コーンゴムが好ましい。
また、LTVシリコーンゴム、HTVシリコーンコムて
も良いか、吸油性の調整がし易い点てはLTVシリコー
ンゴムの方が好ましい。さらに、厚みとしては何μ−で
も良いか、好ましくは5pm以上か良い。これは5gm
を下回るとオイルの保持能力が低ドするためである。
また、表層シリコーンレジンの塗膜の方法としては、ト
ルエン等の溶媒で上述のシリコーンレジンを重量パーセ
ントで10〜50%の割合て希釈したものをデイツプ法
あるいはスプレー法等の方法て弾性層7上にコーティン
グして、乾燥させ表面離型層Sを形成する。この表面離
型層Sとしてのレシン塗膜の厚さは5〜31]Ogmで
あり、好ましくはlO〜70uLmか良い。レジン塗膜
の厚さか5JL−以下では、塗工ムラなどによって部分
的に弾性層7である下地ゴム層か露出する可能性かある
ばかりでなく、紙詰まりのような異常に圧力の高まる事
態が発生した場合、レジン塗膜か傷つき、実際上の使用
か不可能になることもある。また、レシン塗膜の厚さが
300μ■以上の塗膜を形成しようとすると、塗工作業
を数度繰り返す、あるいは塗膜液自体の固型成分を増加
させることによって作成するため、液たれによる塗膜ム
九乾燥硬化条件にムラを生し、均質な塗膜か得られ難い
さらに、シリコーンレシンとその下層のシリコーンゴム
との接着性向上のためには、下層のシリコーンゴムか、
半硬化(完全に室温または加熱化て硬化が完了される前
)状態にてシリコーンレシンをその上に塗膜して全体を
硬化させることか好ましい。
下層のシリコーンゴムが完全硬化した後ては、そのシリ
コーンゴムの離型性のために表層シリコーンレシンか接
着しにくぐなるためである。また、その界面に接着剤と
してのブライマーを設けることは可能だか、ゴム内部よ
りのオイルか表層にしみ出す効果を十分に得るためには
プライマー層か無い方か好ましく、この点てブライマー
を使わず、シリコーンゴムか半硬化状態にてシリコーン
レシンを塗膜して硬化させる方か良い。
なお、以上の実施例においては、カラートナーを使用し
たかこれは特に離型性の。合いトナーに対して本発明か
効果的であるためて、−a的な白黒トナー、画像形成に
おいても本発明の定着装置は、その傷、摩耗性、オフセ
ット性共、当然良好てあり、長期的な使用において良好
な結果か得られる。
[発明の効果] 以下説明したように、本発明によれば、定着回転体また
は加圧回転体のうち少なくとも一方の表層は、シリコー
ンゴム弾性体層と該シリコーンゴム弾性体層上のシリコ
ーンレシン層を有しているのて長期に亘る使用において
も表面に傷または摩耗を発生させない。また、]二記シ
リコーンゴム弾性体暦の吸油率は20wt%以上に設定
されているのて、トナーに対する良好な離型性を維持す
ることかできる。特に、am型性の悪いシャープメルト
トナーを用いた場合てら、長期間に亘って、オフセット
の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一実施例装置の概略構成を示す断面
図、第2図は第1図装置のシリコーンレシン層の構造図
、第3図は本発明の第三実施個装δの概略構成を示す断
面図、第4図は従来例装置に用いられるシャープメルト
トナーのプランジャー鋒下量と温度の関係を示す図、第
5図は従来例装置の概略構成を示す断面図である。 l・・・・・・定着回転体(定着ローラ)2・・・・・
・加圧回転体(加圧ローラ)7・・・・・・シリコーン
ゴム弾性体層S・・・・・・シリコーンレジン層 特許出願人      キャノン株式会社軟化点

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 未定着現像剤像を担持した記録材を挟持搬送することに
    より定着を行なう定着回転体並びに加圧回転体を備えた
    定着装置において、 上記定着回転体または加圧回転体のうち少なくとも一方
    の表層は、シリコーンゴム弾性体層と該シリコーンゴム
    弾性体層上のシリコーンレジン層を有しており、上記シ
    リコーンゴム弾性体層の吸油率は20wtパーセント以
    上に設定されている、 ことを特徴とする定着装置。
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