JPH0446315Y2 - - Google Patents

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JPH0446315Y2
JPH0446315Y2 JP19346885U JP19346885U JPH0446315Y2 JP H0446315 Y2 JPH0446315 Y2 JP H0446315Y2 JP 19346885 U JP19346885 U JP 19346885U JP 19346885 U JP19346885 U JP 19346885U JP H0446315 Y2 JPH0446315 Y2 JP H0446315Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案は、ギター演奏と同様な演奏が行える
電子楽器の入力装置に関する。
[従来技術とその問題点] 従来の電子楽器では鍵盤上の1つのキー(鍵)
を押すとそのキーに対応した音高の楽音が発音す
る様な鍵盤方式を採用している。この種の電子楽
器では、和音の発音も可能ではあるが、ギターの
様な和音の発音は非常に高度な演奏技術を要する
という欠点があつた。このことはまたシヨルダー
キーボードについても同様である。
これに伴い、ギターの押弦操作と同様の方法で
音高を指定すると共に、弾弦操作と類似した方法
により発音のタイミングを決定するタイプの楽器
が考えられるが、このような楽器において音高を
指定する音高フレツト入力手段を構成するにはフ
レツト数×弦の数の押圧部が必要である。このた
め、音高フレツト入力手段を単純な構造にするこ
とは容易ではない。更にこれに加えて音高フレツ
ト入力手段は音高の指定操作が確実かつ容易にで
きるようなものでなければならない。
[考案の目的] この考案は上述した事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、上述したような楽
器に必要な、音高の指定操作が確実かつ容易にで
きる、単純な構造の音高フレツト入力手段を有す
る、電子楽器の入力手段を提供することにある。
[考案の要点] 上述した目的を達成するために、本考案の電子
楽器の入力装置の音高フレツト入力手段は、マト
リクス状に配列された複数の押圧部を有してなる
板状の可撓性操作部材と、この可撓性操作部材の
下面に形成された第1の導電体と、可撓性操作部
材の下部位置に配置され、複数の押圧部に対応し
て複数の開口がマトリクス状に形成された薄肉で
絶縁性の介在部材と、この介在部材の下部位置に
配置され、可撓性操作部材の押圧部が押圧操作さ
れたとき、押圧位置に対応する介在部材の開口を
通して、第1の導電体と電気的に接触する第2の
導電体とを具備し、第1の導電体と第2の導電体
の接触状態により、可撓性操作部材の押圧操作さ
れた押圧部に対応した音高情報を生成する。
更に可撓性操作部材が、前記各押圧部の位置を
明確にする仕切手段を有するようにしてもよい。
[実施例の構成] 以下、図面を参照して、この考案をギター方式
の電子楽器に適用した場合の一実施例につき説明
する。
第1図は電子楽器の全体外観図である。この電
子楽器はY字型の本体ケース1に基本パラメータ
設定ボタン群2、表示部3、弦入力部4、トレモ
ロアーム5等を備えているほか、音高フレツト入
力部6が設けられており、ケーブル7,8により
外部機器に接触されている。この場合、ケーブル
7はラインアウト及びDCパワー供給用のもので
あり、ケーブル8はミデイ(MIDI)端子に接続
されるものである。
基本パラメータ設定ボタン群2は基本パラメー
タを設定する押釦スイツチであり、音色その他の
各種楽音情報を入力する。表示部3は基本パラメ
ータ設定ボタン群2で入力された音色その他の各
種楽音情報を表示するものである。
弦入力部4は弦情報発生用の弦入力手段を構成
するものであり、6連のレーザ光発光部4aと、
6連のレーザ光受光部4cとからなり、このレー
ザ発光部4aからレーザ受光部4cに向つて発光
される6本のレーザ光線4b……が通常のギター
の各弦に相当し、このレーザ光線4b……を指や
ピツクなどで遮光することにより、コード奏法、
アルペジオ奏法等を可能にしている。そして、基
本パラメータ設定ボタン群2による切り替えを行
うと、本体ケース1内の中央処理回路(図示せ
ず)の働きにより、6弦モードから、12弦モー
ド、すなわちE、B、G、A、Eの状態からE
E・、BB・、GG・、DD・、AA・、EE・の状態
へまで
移行できるようになつている。
トレモロアーム5は従来の方式と異なり、本体
ケース1に着脱可能に取付けられ、その外表面に
対し、水平方向に回動することで各楽音の周波数
を変調するようになつている。即ち、このトレモ
ロアーム5は基本パラメータ設定ボタン群2によ
る切り替えでピツチまたはビブラートの深さや速
さをコントロールすることができる。
音高フレツト入力部6は音高情報を発生するた
めのものであり、上述した弦入力部4とは所定の
間隔を置いて設けられており、その先端にはデイ
ジタルデチユーナー釦9が設けられている。この
デイジタルデチユーナー釦9は各弦に対し独立に
周波数を可変制御するためものであり、デチユー
ンをかけることが可能になつている。
次に、第2図から第4図を参照して、音高フレ
ツト入力部6の具体的な構成を説明する。
この音高フレツト入力部6は上から順に、フレ
ツト表面フイルム10、スペーサ11、回路基板
12を積層し、これらを本体ケース1から細長く
突出して設けられた支持体13上に設けたもので
ある。フレツト表面フイルム10は可撓性を有す
るフイルムであり、弦に対応する部分が凹溝10
a……で縦横に仕切られることにより、6行n列
(nは所定数)のマトリクス状に分割されており、
この凹溝10a……で囲まれた部分が操作部10
b……になつている。また、このフレツト表面フ
イルム10の下面には導電ゴム等からなる可動接
点(第1の導電体)14……が各操作部10b…
…と対応して設けられている。スペーサ11は絶
縁性のフイルムであり、可動接点14……と対応
する箇所に開口11a……が形成されており、フ
レツト表面フイルム10と回路基板12との間に
配置されている。回路基板12は支持体13上に
設けられ、その上にスペーサ11およびフレツト
表面フイルム10が積層されるようになつてお
り、その上面には固定接点(第2の導電体)15
……が形成されている。この固定接点15……は
銅箔等の導電性を有するものであり、スペーサ1
1の開口11a……と対応する箇所に設けられて
おり、この開口11a……を通してフレツト表面
フイルム10が上方から押されたときに、可動接
点14……が接離可能に接触するようになつてい
る。支持体13は電子ギターの柄であり、剛性を
有し、回路基板12、スペーサ11、フレツト表
面フイルム10等が反らないように設けられるよ
うになつており、その上面にはフレツト表面フイ
ルム10の凹溝10a……と対応して凹溝13a
……が形成されている。この凹溝13a……はフ
レツト表面フイルム10の操作部10b……が上
方から押されたときに、可動接点14……と固定
接点15……とを良好に接触させて導通させるた
めのものである。
次に、第5図に基づいて、この実施例の回路構
成について説明する。
CPU20はマイクロプロセツサから成り、こ
の電子楽器全体の回路動作を制御するためのもの
である。そして、このCPU20にはミデイ端子
のケーブル8、トレモロアーム5が接続され、ま
たデータバスを介して、ラツチ/デコーダ21,
22、RAM、ROMからなるメモリ群25、及
び音源LSI26が夫々接続されている。なお、こ
のほかにも基本パラメータ設定ボタン群1などの
スイツチマトリクスの走査もCPU20は行うが、
第5図には図示していない。
上記ラツチ/デコーダ21には、変調器32が
接続されてその変調出力がレーザ光発光部4aに
与えられて該レーザ光発光部4aが発するレーザ
光線4bに変調をかける。この変調された6本の
レーザ光線4bは、第1図に示すように、6連の
レーザ光発光部4aの発光口から発してレーザ光
受光部4cの受光口にて受光されたのち、復調器
35に入力して元の信号に復調されラツチ/エン
コーダ23に送られる。そしてこのラツチ/エン
コーダ23にラツチされデコードされたデータは
CPU20に送られて更に音源LSI26に送られる
ことになる。またラツチ/デコーダ22には、音
高フレツト入力部6を構成する音高フレツトマト
リクス回路24が接続されており、このマトリク
ス回路24では夫々、指で押圧操作したとき、そ
の押圧操作位置がどこであるかの判別を行い、こ
のデータを音源LSI26に送る。
音源LSI26は、ラツチ/エンコーダ23、音
高フレツトマトリクス回路24からのデータにも
とづいて楽音信号を作成し、それをD/A変換回
路27にてD/A変換した後、ローパスフイルタ
28、ボリユーム29、アンプ30、ラインアウ
ト31を経て、更に図示しないスピーカから所定
を楽音を放音させる。
なお、電源回路32はDCパワー供給用のケー
ブル2から受けるDC出力の安定化電源回路であ
り、その出力は回路内の各部に送られる。
[実施例の作用] 以上のように構成した電子楽器の操作手順につ
いて説明する。
まず、予め基本パラメータ設定ボタン群2でも
つて音色等を設定後、必要な音高のフレツト表面
フイルム10の操作部10bを指で押えて、フレ
ツト表面フイルム10を撓ませ、この撓んだフイ
ルム10の下面に設けられた可動接点14を押し
下げて、回路基板12上の固定接点15に接触さ
せ、これにより所定の音高情報を得る。
すると、CPU20の働きにより、音高フレツ
ト入力部6の6行n列の操作部10b……の押圧
操作位置が検出され、その検出データが音高フレ
ツトマトリクス回路24から音高情報として音源
LSI26に送られる。
次に、このような状態のもとで、弦入力部4の
レーザ光発光部4aからレーザ光受光部4cに与
えられるレーザ光線4bを指でさえぎつて演奏す
る。その場合、レーザ光発光部4aとレーザ光受
光部4c間における弦情報の読取りは以下の様な
方法によつて行われる。
すなわち、CPU20がデジタルデータを送り
出すと、出力用のラツチ/デコーダ21にそのデ
ータがラツチされ、そこでデコーダされたデータ
は変調器32に送られる。このデータが変調器3
2により、レーザ光発光部4aから発せられキヤ
リアとなるレーザ光線4bにのせられる。レーザ
光受光部4cはこのレーザ光線4bを受け、復調
器35によつてレーザ光線4bにのつているデー
タを取出す。このデータがラツチ/エンコーダ2
3に送られてエンコードされ、データバスに戻さ
れる。CPU20はこのデータを受け、このデー
タと最初に送り出したデータとを比較し、同一で
あれば弦情報はなし、一致しなければ、弦情報有
りとみなす。CPU20は弦情報が有つた場合の
み、その弦情報に対応する音高フレツト入力部6
から得た音高情報とともに、弦情報を音源LSI2
6に出力する。
音源LSI26は、弦情報入力部36及び音高フ
レツトマトリクス回路24からの双方のデータに
もとづいて所定の楽音信号を作成し、それをD/
A変換回路27にてD/A変換後、ローパスフイ
ルタ28、ボリユーム29、アンプ30、ライン
アウトケーブル7、更に図示しないスピーカを介
しその楽音を放音させる。
このような実施例にあつては、通常のギターと
同様な奏法によつて楽曲の演奏が可能となるばか
りか、特に音高フレツト入力部6のフレツト表面
フイルム10を凹溝10a……にてマトリクス状
に仕切つたので、押えるべき操作部10b……の
位置を視覚的におよび感覚的に判別することがで
き、極めて確実かつ良好に押圧操作を行なうこと
ができる。
なお、上述した実施例では、音高フレツト入力
部6のフレツト表面フイルム10に凹溝10a…
…を設けてこの凹溝10a……にて操作部10b
……をマトリクス状に仕切つたが、この考案はこ
れに限られることなく、フレツト表面フイルム1
0に凸条を設けてこの凸条の仕切部にて操作部1
0b……をマトリクス状に仕切つても良い。
[考案の効果] 以上詳細に説明したように、この考案によれ
ば、マトリクス状に配列された複数の押圧部を有
してなる板状の可撓性操作部材、その下面に形成
された第1の導電体、可撓性操作部材の下部位置
に配置され、複数の開口がマトリクス状に形成さ
れた薄肉で絶縁性の介在部材、及びこの介在部材
の下部位置に配置された第2の導電体にて構成し
ているので、音高フレツト入力手段は極めて薄型
で、大量生産に適した構造となるという利点があ
る。
更に可撓性操作部材の上面を、例えば凹条、凸
条または印刷された線等の仕切部にてマトリクス
状に仕切ることにより、この仕切部を目印にしな
がら、音高指定操作を行うことが可能となり、あ
たかも複数の弦上を押圧しながら音高指定操作を
行う場合も同様な奏法で、音高指定を確実かつ容
易に行うことができるという利点をも得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の一実施例を示し、第1図は電子
楽器の外観図、第2図は音高フレツト入力部の要
部斜視図、第3図はその断面図、第4図はスペー
サの要部平面図、第5図はこの考案の回路図であ
る。 1……本体ケース、6……音高フレツト入力
部、10……フレツト表面フイルム、10a……
凹溝、10b……操作部、11……スペーサ、1
1a……開口、12……回路基板、13……支持
体、14……可動接点、15……固定接点。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 音高を指定する音高情報を生成する音高フレ
    ツト入力手段と、この音高フレツト入力手段と
    は分離された位置に設けられ、発音のタイミン
    グを指定する弦情報を生成する弦入力手段とか
    らなり、前記弦情報と前記音高情報に基づいて
    楽音を発音させるための楽音発音指示情報を生
    成する電子楽器の入力装置において、 前記音高フレツト入力手段は、 マトリクス状に配列された複数の押圧部を有
    してなる板状の可撓性操作部材と、 この可撓性操作部材の下面に形成された第1
    の導電体と、 前記可撓性操作部材の下部位置に配置され、
    前記複数の押圧部に対応して複数の開口がマト
    リクス状に形成された薄肉で絶縁性の介在部材
    と、 この介在部材の下部位置に配置され、前記可
    撓性操作部材の押圧部が押圧操作されたとき、
    押圧位置に対応する前記介在部材の開口を通し
    て、前記第1の導電体と電気的に接触する第2
    の導電体と を具備し、前記第1の導電体と前記第2の導電
    体の接触状態により、前記可撓性操作部材の押
    圧操作された押圧部に対応した前記音高情報を
    生成する ことを特徴とする電子楽器の入力装置。 (2) 前記可撓性操作部材は、前記各押圧部の位置
    を明確にする仕切手段を有することを特徴とす
    る請求項1に記載の電子楽器の入力装置。
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