JP2527721Y2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP2527721Y2
JP2527721Y2 JP1986166796U JP16679686U JP2527721Y2 JP 2527721 Y2 JP2527721 Y2 JP 2527721Y2 JP 1986166796 U JP1986166796 U JP 1986166796U JP 16679686 U JP16679686 U JP 16679686U JP 2527721 Y2 JP2527721 Y2 JP 2527721Y2
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将之 羽方
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【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案は指先等に取り付けれて使用されるキースイ
ッチ等の操作子からの操作信号に基づいて和音を指定す
る和音指定装置に関する。
[従来技術とその問題点] 手袋内部に複数の発音用スイッチを設け、そのスイッ
チをオン操作することで所望の楽音を指定する電子楽器
の入力装置は、従来からも考えられている(例えば、実
開昭57−78091号)が、従来におけるこの種の入力装置
は単音のみを対象としたものであった。
また、この種の入力装置を用いた電子楽器は、手袋に
設けられた発音用スイッチ個々の単独入力のみで演奏す
る型式のものであるため、発生音の音階の数が限られて
おり(即ち、例えば5個まで)、音域の広い演奏ができ
ないという問題点があった。
ところで一般に、電子鍵盤楽器での演奏は、一段の電
子楽器の場合伴奏(コード)鍵盤とメロディ鍵盤とが連
続した一体のものとして配列されているので、それらを
区別して正しく操作できるまでにはかなりの訓練を必要
とするという問題点があった。
[考案の目的] この考案は上述した事情に鑑みてなされたものでその
目的とするところは指先等に設けた操作子に対し、指先
等にて押圧操作等を行なうだけで迅速かつ簡単に和音を
指定することができる和音指定装置を提供することにあ
る。
[考案の要点] この考案は上述した目的を達成するために、掌に取り
付けられる掌用の操作子と、親指の指先に取り付けられ
る親指用の操作子と、前記親指以外の他の複数の非親指
の指先にそれぞれ取り付けられる非親指用の操作子と、
この複数の非親指用の操作子に対する組み合わせ押圧操
作に応答して発生するこれらの操作子からの操作信号の
パターンから和音の根音を判別する根音判別手段と、前
記掌用の操作子及び前記親指用の操作子に対する組み合
わせ押圧操作に応答して発生するこれらの操作子からの
操作信号のパターンから和音の種類を判別する種類判別
手段と、を備えていることを特徴とする和音指定装置を
提供するものである。
[実施例] 以下、この考案の一実施例につき図面を参照して詳細
に説明する。
第1図は本実施例で使用する入力装置の概略平面図で
あって、図中1は、左手にはめて用いられる手袋を示
し、この手袋1には掌に対応する位置にキースイッチ2f
が、親指から小指までそれぞれの指先に対応する位置に
キースイッチ2a〜2eが接着剤によるか又は縫い付けなど
適当な方法によって設けられている。これらキースイッ
チ2a〜2fは、常時開成型のスイッチで、2つの固定接点
とこの両接点に接触可能な単一の可動接点よりなり、各
キースイッチの固定接点の一方は可撓性の撚線で導電性
のあるリード線3により電気的な共通に接続されて手首
にまで引き出され、各キースイッチの固定接点の他方は
リード線3と同様の材質で個々に独立したリード線4a〜
4fにより手首にまで引き出され、そこで適当なバインド
部材5を用いてまとめられ、1本のコード6を通して楽
音生成装置としての電子楽器へと導びかれる。
なお、第1図では手袋1の内部の構造がわかりやすい
ように、実線でその電極配線構成をえがき、手袋1の表
面は破線で示してある。
さて第2図は、第1図の入力装置の電気回路を示す手
袋入力部7が電子楽器の鍵盤本体部8に接続されたとき
の全体回路図を示し、手袋入力部7において、共通のリ
ード線である入力ライン(リード線)3を介して鍵盤本
体部8から供給された電圧は各キースイッチの固定接点
の一方に共通に入力され、操作されたキースイッチに対
応した信号が各々独立したリード線である出力ライン
(リード線)4a〜4fを介して鍵盤本体部8に伝達される
ようになっている。すなわち、親指でのキースイッチ2a
及び掌でのキースイッチ2fのオン操作による信号は出力
ライン4a及び4fを介して種類指定部9に入力されてデコ
ードされ、予め決められた和音の種類を示す和音種類デ
ータが出力される。一方、人指し指、中指、薬指及び小
指でのキースイッチ2b、2c、2d及び2eのオン操作による
信号は出力ライン4b、4c、4d及び4eのそれぞれを介して
根音指定部10に入力されてデコードされ予め決められた
和音の根音を示す根音データが出力される。上記種類指
定部9及び根音指定部10からの両データは伴奏音発生部
11に供給されて、2つの出力の組合せに基づく伴奏音が
発生され、サウンドシステム12を通して放音されて行
く。
また、右手を操作してメロディ鍵盤13から発生された
音高さデータはメロディ音発生部14に供給され、そこで
指定されたメロディ音が生成され、サウンドシステム12
を通して放音されて行く。
第3図は、種類指定部(判定部)9及び根音指定部
(判定部)10のデコード内容すなわち本実施例による入
力装置での各キースイッチを用いて指定できる和音の種
類及び根音を示しており、この図の上部には、左から右
へ、掌、親指、人指し指、中指、薬指そして小指と書か
れ、それらは、キースイッチ2f、2a、2b、2c、2d及び2e
にそれぞれ対応している。また、その図の縦方向、左側
のます目には、和音の根音であるC、C#、D、D#、E、
F、F#、G、G#、A、A#及びBと、その種類を示すメジ
ャー切換、マイナー切換、セブンス切換とが記入され、
横列と縦列との交差したます目に、該当する丸印が記入
されている。例えば、一番上の行におけるCと人差し指
との交点における丸印は、キースイッチ2bをオンさせる
ことで根音Cが指定されることを示している。また、下
から3行目でのメジャー切換と親指との交点における丸
印は、キースイッチ2aをオンさせることで和音の種類メ
ジャーが指定されることを示しており、従って、例え
ば、Cメジャー(Cmaj)を指定するには、親指及び人差
し指での2つのキースイッチ2a及び2bを同時に押すこと
になる。
すなわち、Cは人差し指、C#は人差し指と小指、Dは
中指、D#は中指と小指、Eは薬指、Fは小指、F#は人差
し指と中指と薬指と小指、Gは人差し指と薬指、G#は人
差し指と薬指と小指、Aは中指と薬指、A#は中指と薬指
と小指、Bは薬指と小指を押して指定する。また、親指
を押すことによりメジャーコード、掌を押すことにより
マイナーコード、親指と掌とを同時に押すことによりセ
ブンスコードになる。また、親指も掌も操作しないとき
は、根音のみの出力が指示される。
このように種類指定部(判定部)9は、掌用のキース
イッチ(操作子)2f及び親指用のキースイッチ(操作
子)2aに対する組み合わせ押圧操作に応答して発生する
これらのキースイッチ(操作子)2a、2fからの操作信号
のパターンから和音の種類を判別する種類判別手段とし
て機能するものである。一方、根音指定部(判定部)10
は複数の非親指用のキースイッチ(操作子)2b、2c、2
d、2eに対する組み合わせ押圧操作に応答して発生する
これらのキースイッチ(操作子)2b〜2eからの操作信号
のパターンから和音の根音を判別する根音半別手段とし
て機能するものである。
[実施例の動作] 次に本実施例の動作について述べる。
この考案による入力装置は電子楽器との組合せにおい
て使用されるので、演奏者は、まず始めに、電子楽器の
前に座り、左手のとどく位置に、好ましくは半球状の頭
部を有する受台を置き、第1図に示す手袋を左手にはめ
てコード6の自由端に設けられている図示されていない
ジャック又はコネクタを電子楽器に差し込むことでその
準備を完了し、伴奏は左手を受台上に置きその手袋のキ
ースイッチを押すことにより行い、メロディ演奏は電子
楽器の鍵盤を右手で押すことにより行うことになる。
そこで、左手の人差し指のキースイッチ2bを閉じたも
のとすると、そこで発生されたキー信号は出力ライン
(リード線)4bを介して根音指定部10に伝達されて、根
音Cに対応する伴奏データが選択され、伴奏音発生部11
においていまの場合他のキースイッチが操作されていな
いので単音の伴奏音として生成され、サウンドシステム
12により楽音放音される。このとき、メロディ鍵盤13上
での押鍵があれば、そこで指定された音高データがメロ
ディ音発生部14に伝達され、そこでメロディ音として生
成され、サウンドシステム12により楽音放音されて行
く。
次に、Cメジャーの伴奏音を指定するために、左手の
親指に設けられたキースイッチ2aと、人差し指に設けら
れたキースイッチ2bとをオンしたものとすると、それぞ
れのキースイッチ2a、2bで発生された信号が出力ライン
(リード線)4a、4bを経て種類指定部9及び根音指定部
10に伝達され、和音の種類及び根音を示す伴奏データが
選択されて伴奏音発生部11へ送出され、そこでCメジャ
ーの和音が生成されてサウンドシステム12をより放音さ
れる。
同様にして、Cマイナーの和音は、第3図に示されて
いるように、掌と人差し指とに設けられているキースイ
ッチ2fと2bとを同時にオンさせることで得られ、Gマイ
ナーの和音は、人差し指、薬指及び掌に対応するキース
イッチ2b、2d及び2fを同時にオンさせることによって得
られる。
このように、伴奏音としての和音の指定は、第3図に
示す伴奏音構成図に基づいた左手の操作によって行うこ
とができる。
なお、上記実施例では、手袋に設けたキースイッチに
より伴奏者の指定を行っているが、この考案は、これに
限定されるものではなく、例えば、指サック、指輪、腕
輪、それらの組合せでも実施することができ、キースイ
ッチ2a〜2fを設ける位置は指先や掌以外でもよい。ま
た、第3図での伴奏音構成表は1つの例にしかすぎず、
任意に編成することができる。
更に、本実施例でのキースイッチは常時開成型の機械
的スイッチとしているが、リードスイッチや圧力センサ
ーなど、操作状態が検出できるものであれば何でも良い
ことは云うまでもない。
また、電子鍵盤楽器とともに用いてもよく、別の音源
ボックスと接続して使用してもよく、種々の回路構成を
とれる。
[考案の効果] 以上詳細に説明したように、この考案では手の掌や親
指及びその他の4本の指のそれぞれに押圧操作可能な操
作子を取り付けて使用することとし、親指以外の4本の
指にて対応する4つの操作子を選択押圧操作した際に発
生するこれら操作子からの操作信号のパターンから根音
を判別するようにし、掌と親指の操作子に対する押圧操
作に対してこれらの操作子からの発生される操作信号の
パターンから和音の種類を判別するようにしたのできわ
めて高い操作性で、迅速かつ確実に所望の和音を指定す
ることができると共に、和音指定のために鍵盤等を要し
ない。
本考案は、鍵盤等とは異なり、比較的少ない操作子を
用い、かつこれら比較的少ない操作子をそれぞれ手の
掌、親指及び残る4本の指に装着して使用し、かかる装
着状態のもとでユニークでかつ人間工学を巧みに利用し
た手動操作に基づいて所望の和音指定を可能にする和音
指定装置を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による電子楽器において使用される入
力装置の概略平面図、第2図は電子楽器の全体回路図、
第3図は第1図に示す入力装置を用いて指定する伴奏音
と操作との関係を示している図である。 1……手袋、2a〜2f……キースイッチ、3、4a〜4f……
リード線、6……コード、7……手袋入力部、8……鍵
盤本体部、9……種類指定部、10……根音指定部、11…
…伴奏音発生部、12……サウンドシステム。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】掌に取り付けられる掌用の操作子と、 親指の指先に取り付けられる親指用の操作子と、 前記親指以外の他の複数の非親指の指先にそれぞれ取り
    付けられる非親指用の操作子と、 この複数の非親指用の操作子に対する組み合わせ押圧操
    作に応答して発生するこれらの操作子からの操作信号の
    パターンから和音の根音を判別する根音判別手段と、 前記掌用の操作子及び前記親指用の操作子に対する組み
    合わせ押圧操作に応答して発生するこれらの操作子から
    の操作信号のパターンから和音の種類を判別する種類判
    別手段と、 を備えていることを特徴とする和音指定装置。
  2. 【請求項2】前記掌用の操作子、親指用の操作子及び前
    記複数の非親指用の操作子は、掌及び各指先の全体を覆
    い包む手袋に取り付けられていることを特徴とする和音
    指定装置。
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