JPH0446157Y2 - - Google Patents

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JPH0446157Y2
JPH0446157Y2 JP1984012134U JP1213484U JPH0446157Y2 JP H0446157 Y2 JPH0446157 Y2 JP H0446157Y2 JP 1984012134 U JP1984012134 U JP 1984012134U JP 1213484 U JP1213484 U JP 1213484U JP H0446157 Y2 JPH0446157 Y2 JP H0446157Y2
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valve
piston
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port
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、水撃防止形2ポート弁に関するもの
である。
[従来の技術] パイロツト形の2ポート弁における入力ポート
と出力ポートとを連通させる弁座を、入力ポート
側から接離する弁体によつて閉鎖しようとする
と、弁体は特にそれが弁座に当接する直前におい
て入力流体の大きな影響を受け、急激に弁座を閉
鎖して水撃現象を発生させるのが避けらず、これ
を回避しようとしても、弁体を入力ポート側から
弁座に接離する形の弁においては著しく困難であ
る。このため、弁体を出力ポート側に配設するこ
とが必要となる。
このように構成された2ポート弁は、例えば実
開昭56−111383号公報、実公昭53−31449号公報
によつて公知である。この2ポート弁は、ボデイ
における入力ポートと出力ポートとの間の弁座を
開閉する弁体を出力ポート側に配設し、該弁体の
背後に区画形成した圧力室に弁体を弁座に向けて
付勢する閉止ばねを縮設すると共に、該圧力室を
連通路により入力ポートに連通させ、上記弁体に
設けた弁棒を閉止ばねの付勢力に抗して押込むこ
とにより弁体を駆動して弁座を開放するようにし
たものである。
しかしながら、このような2ポート弁において
水撃を防止するためには、弁体に対して作用する
入力流体の影響を排除した弁構造とする必要があ
り、特に弁体に対してその両側から作用する流体
圧の作用力を常にバランスさせて、弁体を外部か
らの操作力あるいは復帰ばねの作用力のみによつ
て開閉することが必要であるが、上記公知の2ポ
ート弁ではそのような点についての配慮がなされ
ていない。しかも、弁棒の操作で弁体の開閉を行
う上記2ポート弁では、弁棒の断面積に対して作
用する流体圧の作用力が無視できず、それによつ
て弁体に作用する作用力のバランスがくずれ、水
撃現象を発生させたり弁座に対する弁体の強圧に
よりそれらの損耗を促進するのが避けられない。
[考案が解決しようとする課題] 本考案の技術的課題は、上述した2ポート弁に
おいて、弁体に作用する流体圧の作用力を常にバ
ランスさせ、外部からの操作力あるいは復帰ばね
の作用力で、流体圧の影響を受けることなく開閉
されるようにすることにある。
[課題を解決するための手段] 上記技術的課題を解決するため、本考案の2ポ
ート弁は、ボデイにおける入力ポートと出力ポー
トとを連通させる弁座を出力ポート側から接離す
る弁体によつて開閉するようにしたものにおい
て、上記弁体を、弁座に接離する弁部と、ボデイ
の摺動案内孔を密に摺動する弁棒部と、ボデイ内
にパイロツト室を区画形成する第1ピストンと、
入力ポート側の流体圧が導入される入力流体室を
区画する第2ピストンとを備えたものとして構成
し、上記第1ピストンにより区画形成されるパイ
ロツト室をパイロツトポートにより外部に連通さ
せると共に、第2ピストンにより弁座と反対側に
区画形成される入力流体室を入力流体導入路によ
つて入力ポートに連通させ、さらにボデイ内に弁
体を弁座に向けて付勢する復帰ばねを設け、上記
第2ピストンの径と閉弁状態での弁部における入
力流体作用部分の径とを互いに等しく設定すると
共に、上記弁棒部の外径をこれらの径と等しくし
たことにより構成される。
[作用及び考案の効果] パイロツト流体をパイロツト室に供給すると、
弁体は復帰ばねを圧縮しながらその付勢力に抗し
て開弁し、パイロツト流体をパイロツト室から排
出すると、弁体は復帰ばねの付勢力によつて閉弁
する。
上記弁体の開閉動作においては、第2ピストン
の径と閉弁状態での弁部における入力流体作用部
分の径とを等しくすると共に、弁棒部の外径をこ
れらの径と等しくしたことによつて、開弁動作及
び閉弁動作のいずれの場合においても、弁体に作
用する流体の力が常にバランスしている。
したがつて、弁体は、弁棒に起因する流体の影
響を全く受けることがなく、パイロツト流体圧と
復帰ばねの付勢力のみによつて緩やかに弁座を開
閉し、水撃現象が緩和されると共に弁体及び弁座
の損耗が抑制される。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に
説明する。
第1実施例を示す第1図において、ボデイ1
は、互いに一体化された弁本体2、弁箱3及び上
蓋4によつて構成され、該弁本体2における入力
ポート5と出力ポート6とを連通させる弁座7
を、その出力ポート6側から接離する弁体8によ
つて開閉可能に構成している。
上記弁体8は、主弁体11、第1ピストン12
及び第2ピストン13を備えたものとして構成さ
れ、上記主弁体11における弁部14には弁座7
に接離する弁部材15が埋設固定され、該弁部1
4と一体の連結杆部16はシール部材17を介し
て上記第1ピストン12における筒状の弁棒部1
9に挿嵌されている。上記第1ピストン12にお
ける弁棒部19はシール部材20を介して弁箱3
の摺動案内孔21に摺動可能に挿嵌され、該弁棒
部19と一体に形設されたピストン状のパイロツ
ト室区画体22は、シール部材23を介して弁箱
3の第1シリンダ部24に摺動可能に挿嵌され、
上記パイロツト室区画体22により弁座7側に区
画形成されるパイロツト室25をパイロツトポー
ト26により外部に連通させると共に、該パイロ
ツト室区画体22により上記と反対側に区画形成
される室27を呼吸口28により大気に連通さ
せ、さらに上記室27内に第1ピストン12を弁
座7に向けて付勢する復帰ばね29を縮設してい
る。上記第1ピストン12に当接状態に設けられ
た入力流体室区画体としての第2ピストン13
は、第1ピストン12との当接面に流体通路31
が凹設され、上蓋4内の第2シリンダ部32にシ
ール部材33を介して軸方向に摺動可能に挿嵌さ
れ、該第2ピストン13によつて第2シリンダ部
32内の弁座7と反対側に区画形成される入力流
体室34を、ボデイ1に形設した入力流体導入路
35によつて入力ポート5に連通させている。
上記弁体8の両端に作用する入力流体の作用力
をバランスさせるため、閉弁状態での主弁体11
の弁部14における入力流体作用部分の径D0と、
第2ピストン13の径D2とを等しく設定して、
弁体8を入力流体に対してバランスさせ、また、
上記弁棒部19の外径D1を第2ピストン13の
上記径D2と等しく設定して、開弁状態において
も弁体8を入力流体に対してバランスさせてい
る。
上記構成の2ポート弁における弁体8の駆動
は、パイロツト流体をパイロツト室25に給排す
ることによつて行われる。第1図はパイロツト流
体をパイロツト室25から排気した閉弁状態を示
すが、この状態においてパイロツト流体をパイロ
ツト室25に供給すれば、弁体8、即ち第1ピス
トン12とその両側に入力流体によつて押付けら
れた主弁体11及び第2ピストン13が一体とな
り、復帰ばね29を圧縮しながらパイロツト室区
画体22が上蓋4の筒部の当接するまで移動し、
開弁状態を採る。この開弁状態においてパイロツ
ト流体をパイロツト室25から排気すれば、上記
弁体8は復帰ばね29の付勢力によつて閉弁状態
に復帰する。
而して、上記弁体8は開弁及び閉弁のいずれの
状態においても入力流体に対して圧力バランスし
た状態にあり、そのため入力流体の影響を受ける
ことがなく、パイロツト流体圧あるいは復帰ばね
29の付勢力のみによつて緩やかな速度で行わ
れ、閉弁時の水撃現象が緩和されると共に、主弁
体11と弁座7とが緩やかに当接してそれらの損
耗が軽減され、長寿命化が計られる。
第2図及び第3図は本考案の第2及び第3実施
例を示し、それぞれ弁体の中心部分に入力流体導
入路を形設した構成例を示すものである。
第2図において、ボデイ41は弁本体42、弁
箱43及び上蓋44によつて構成され、該弁本体
42における入力ポート45と出力ポート46と
の間の弁座47を開閉する弁体48は、主弁体4
9、パイロツト室区画体としての第1ピストン5
0及び入力流体室区画体としての第2ピストン5
1によつて構成されている。上記主弁体49は、
弁部53と、シール部材20を介して弁箱43の
摺動案内孔55に摺動可能に挿嵌された弁棒部5
6と、シール部材17,17を介して第1ピスト
ン50及び第2ピストン51に挿嵌された連結杆
部59とを備え、連結杆部59の先端に嵌着した
抜止リング60と主弁体49における弁棒部56
の段部との間に上記第1及び第2ピストン50,
51を挟んでそれらを一体化し、さらに該主弁体
49の中心部分に入力流体導入路61を穿設して
いる。上記第1ピストン50は、シール部材23
を介して弁箱43の第1シリンダ部63に摺動可
能に挿嵌され、その両側に区画形成されるパイロ
ツト室64及び室65をパイロツトポート66及
び呼吸口67によつてそれぞれ外部に連通させ、
上記室65内に第1ピストン50を弁座47に向
けて付勢する復帰ばね29を縮設している。ま
た、上記第2ピストン51は、シール部材33を
介して上蓋44内の第2シリンダ部70に軸方向
に摺動可能に挿嵌され、該第2ピストン51によ
つて区画形成される入力流体室71を上記主弁体
49における入力流体導入路61によつて入力ポ
ート45に連通させている。
一方、第3図の実施例においては、ボデイ73
が弁本体42、弁箱43及び上蓋74によつて構
成され、該弁本体42における入力ポート45と
出力ポート46との間の弁座47を開閉する弁体
76は、主弁体77と第1ピストン78と第2ピ
ストン75とによつて構成されている。上記主弁
体77は、弁部材を埋設した弁部79と、シール
部材17を介して第1ピストン78の筒状の弁棒
部81に挿嵌された連結杆部82とを備え、該連
結杆部82の先端に嵌着した抜止リング83によ
り主弁体77と第1ピストン78とを一体化し、
さらに該主弁体77の中心部分に入力流体導入路
84を穿設している。上記第1ピストン78は、
ピストン状のパイロツト室区画体85を備え、そ
のパイロツト室区画体85はシール部材23を介
して弁箱43内の第1シリンダ部63に摺動可能
に挿嵌され、さらに上記パイロツト室区画体85
の先端に形設した第2シリンダ部86に、シール
部材33を介して上蓋74に固定された第2ピス
トン75を軸方向に摺動可能に挿嵌している。上
記パイロツト室区画体85によつてその両側に区
画形成されるパイロツト室87及び室88はそれ
ぞれパイロツトポート66及び呼吸口67によつ
て外部に連通され、且つ該室88内には第1ピス
トン78を弁座47に向けて付勢する復帰ばね2
9が縮設されている。また、上記第2シリンダ部
86と第2ピストン75とによつて区画形成され
る入力流体室89は主弁体77の入力流体導入路
84によつて入力ポート45に連通させている。
上記各実施例において、弁体はその構成部材の
全てを、あるいは隣合う部材を選択的に一体的な
ものとして構成することができ、また復帰ばねは
入力流体室内に縮設することができ、さらに各シ
ール部材はそれが摺動する相手方の部材に装着す
ることができる。また、上記各ピストンシール部
材に代えてダイヤフラムを用い、そのダイヤフラ
ムによつて弁体をボデイ内において軸方向に変位
可能とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の第1〜第3実施例の
断面図である。 1,41,73……ボデイ、5,45……入力
ポート、6,46……出力ポート、7,47……
弁座、8,48,76……弁体、14,53,7
9……弁部、17,23,33……シール部材、
19,56,81……弁棒部、22,85……パ
イロツト室区画体、25,64,87……パイロ
ツト室、26,66……パイロツトポート、3
4,71,89……入力流体室、35,61,8
4……入力流体導入路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボデイにおける入力ポートと出力ポートとを連
    通させる弁座を出力ポート側から接離する弁体に
    よつて開閉するようにしたものにおいて、上記弁
    体を、弁座に接離する弁部と、ボデイの摺動案内
    孔を密に摺動する弁棒部と、ボデイ内にパイロツ
    ト室を区画形成する第1ピストンと、入力ポート
    側の流体圧が導入される入力流体室を区画する第
    2ピストンとを備えたものとして構成し、上記第
    1ピストンにより区画形成されるパイロツト室を
    パイロツトポートにより外部に連通させると共
    に、第2ピストンにより弁座と反対側に区画形成
    される入力流体室を入力流体導入路によつて入力
    ポートに連通させ、さらにボデイ内に弁体を弁座
    に向けて付勢する復帰ばねを設け、上記第2ピス
    トンの径と閉弁状態での弁部における入力流体作
    用部分の径とを互いに等しく設定すると共に、上
    記弁棒部の外径をこれらの径と等しくしたことを
    特徴とする水撃防止形2ポート弁。
JP1213484U 1984-01-31 1984-01-31 水撃防止形2ポ−ト弁 Granted JPS60127173U (ja)

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JP1213484U JPS60127173U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 水撃防止形2ポ−ト弁

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JP1213484U JPS60127173U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 水撃防止形2ポ−ト弁

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JPS60127173U JPS60127173U (ja) 1985-08-27
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JP1213484U Granted JPS60127173U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 水撃防止形2ポ−ト弁

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Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5331449U (ja) * 1976-08-24 1978-03-17

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