JPH0310439Y2 - - Google Patents

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JPH0310439Y2
JPH0310439Y2 JP13418285U JP13418285U JPH0310439Y2 JP H0310439 Y2 JPH0310439 Y2 JP H0310439Y2 JP 13418285 U JP13418285 U JP 13418285U JP 13418285 U JP13418285 U JP 13418285U JP H0310439 Y2 JPH0310439 Y2 JP H0310439Y2
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JP
Japan
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valve
port
valve seat
vacuum pressure
vacuum
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、真空圧を利用して物品の吸着、解放
動作を行う産業機械等に使用するポペツト型真空
弁に関するものである。
〔従来の技術〕
入力ポートを真空圧ポートとして、出力ポート
から空気を吸引する真空弁は、真空圧ポート、出
力ポート及び出力ポートの真空解消のための空気
を供給する空気ポートを有する3ポート弁とする
必要がある。
従来から、第3図に示すように、弁ボデイ31
内の弁棒36の両端にパイロツトポート35から
のパイロツト流体圧と復帰スプリング40の付勢
力とを対向して作用させ、パイロツトポート35
からパイロツト流体を供給すると、弁棒36が摺
動して第1弁部材37が第1弁座を開放するとと
もに第2弁部材38が第2弁座を閉鎖して、ポー
ト32と33とを連通させ、パイロツト流体を排
出すると、復帰スプリング40の付勢力によつて
弁棒36が復帰し、第1弁部材37が第1弁座を
閉鎖するとともに第2弁部材38が第2弁座を開
放して、ポート32と34を連通させるようにし
た3ポート方向切換弁は知られている。
この方向切換弁を真空弁として利用する場合、
ポート32を出力ポートとし、ポート33又は3
4のいずれか一方を真空圧ポート、他方を空気ポ
ートとするが、いずれの場合にも以下に述べるよ
うな欠点がある。
即ち、ポート33を真空圧ポート、ポート34
を空気ポートとした場合には、復帰スプリング4
0の付勢力と第1弁部材37に作用する真空圧と
が対向するので、復帰スプリング40の付勢力を
真空圧に抗して作動する大きさにする必要があ
り、しかも、復帰スプリングの付勢力は通常弁棒
に対し偏心して作用するので、復帰スプリング4
0の付勢力を大きくすると、摺動部の摩耗や片減
りが助長されて弁の寿命が短くなる欠点がある。
また、ポート34を真空圧ポート、ポート33
を空気ポートとした場合には、第2弁部材38に
作用する真空圧と復帰スプリング40の付勢力と
が同方向となるので、復帰スプリング40の付勢
力を小さくすることができるが、ポート34のパ
イロツト室側のシール部材39に真空圧が作用す
るため、シールが不完全で、リークを生じて真空
圧が低下することになる。
さらに、上記従来の3ポート方向切換弁は、弁
ボデイ31の長手方向に3つのポート32,3
3,34を開設しているために、弁ボデイ31の
ポート開設スペースが大きくなり、弁ボデイを小
型化することが困難であるという問題もある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、弁ボデイの小型化を可能にするとと
もに、真空圧のシールが完全でかつ寿命の長い真
空弁を得ることを、解決すべき問題点とするもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、真空圧ポート、出力ポート及び空気
ポートを有し、上記出力ポートを真空圧ポートま
たは空気ポートに切換え連通させるようにした真
空弁において、弁ボデイに、真空圧ポート及び出
力ポートと、両ポートを連通させる通路とを設け
るとともに、その通路中に第1弁座を、この第1
弁座と対向させて出力ポートと空気ポートとの間
に位置する第2弁座とを設け、弁ボデイ内の弁棒
孔に摺動自在に挿入した弁棒には、その周囲に第
2弁座側の圧力作用面積を他方側よりも小にした
パイロツト作用室を形成するとともに、第1弁座
と第2弁座とを選択的に開閉する弁部材、及び出
力ポートを第2弁座を通じて弁棒内の通孔により
外部に連通させる空気ポートを備えるという技術
的手段を採用し、それによつて上記問題点を解決
したものである。
〔作用〕
弁部材が第1弁座を閉鎖して第2弁座を開放
し、出力ポートが第2弁座を通じて空気ポートに
連通している状態において、パイロツト作用室に
パイロツト流体を供給すると、パイロツト作用室
両側の作用面積差に加わる流体圧によつて、弁棒
が弁部材に作用する真空圧に抗して摺動するの
で、弁部材が第1弁座を開放して第2弁座を閉鎖
する。したがつて、出力ポートが真空圧ポートに
連通される。
パイロツト作用室のパイロツト流体を排出する
と、弁部材に作用している真空圧によつて弁棒が
第1弁座側に摺動するので、弁部材は第1弁座を
閉鎖して第2弁座を開放する。したがつて、真空
圧ポートが閉鎖され、出力ポートが第2弁座を通
して空気ポートに連通されるので、出力ポートの
真空は、空気ポートから供給される空気によつて
解消される。
〔実施例〕
第1図は本考案の実施例を示し、弁ボデイ1
は、真空圧ポート2、出力ポート3及びポート
2,3を連通させる通路を備え、上記通路には第
1弁座4が形成されている。また、上記弁ボデイ
1に気密に装着された弁金具6は、その中心に弁
棒孔7を有し、この弁棒孔7の端部には、第1弁
座4と同径の第2弁座8が、第1弁座4に対向し
て設けられている。
弁棒孔7に摺動自在に挿入された弁棒9は、弁
棒孔7の拡径部7aに嵌挿する第1部分9a、弁
棒孔7の縮径部7bに嵌挿する第2部分9b及び
第2弁座8を通つて弁ボデイ1の通路に伸びる第
3部分9cよりなり、第1部分9aと第2部分9
bの外周に嵌着された第1パツキング10及び第
2パツキング11の間に、パイロツト作用室12
が形成されている。このパイロツト作用室12
は、弁金具6の半径方向に開設された連通孔13
と弁金具外周の凹溝とによつて、弁ボデイ1に開
設されたパイロツトポート18に連通されてい
る。また、弁棒9の第3部分9cには、第1弁座
4と第2弁座8を選択的に開閉する弁部材14が
嵌着されている。
さらに、弁棒9は、第1部分9a側から軸線方
向に開設されたスプリング孔15を有し、その底
部の通孔16を、弁棒9の第3部分9cにおいて
半径方向に開口させ、スプリング孔15と通孔1
6とによつて、空気ポート17が形成されてい
る。
上記弁棒孔7は、弁ボデイ1を覆うカバー19
によつて閉鎖されており、弁棒9は、カバー19
とスプリング孔15の内底との間に介在させた復
帰スプリング20の付勢力と、真空圧ポート側に
おいて弁部材14に作用する真空圧とによつて、
常時弁部材14が第1弁座4を閉鎖するように付
勢されている。また、カバー19は、空気ポート
17を外部に連通させるポート21を有し、ポー
ト21にはフイルタ22が装着されている。
なお、第1図の弁部材14に代えて、第2図に
示すように、弁部材26を弁棒25の先端を覆う
ように取付けることもできる。
次に、上記実施例の作動を述べる。
第1図は、復帰スプリング20の付勢力と弁部
材14に作用する真空圧によつて、弁部材14が
第1弁座4を閉鎖し、第2弁座8を開放している
状態を示し、出力ポート3は空気ポート17によ
つて外気に連通されている。この場合、真空圧と
復帰スプリングの付勢力は同方向に作用している
ので、両者が対向して作用するものと比べて、復
帰スプリング20の付勢力を小さくすることがで
きる。また、上記弁部材14による第1弁座4の
閉鎖にあたり、シール部材が真空部分をシールし
ていないので、真空のシールが確実で、真空圧が
リークすることはない。
第1図に示す状態において、パイロツト作用室
12にパイロツト流体を供給すると、パイロツト
作用室12の両端の面積差に加わる流体圧によつ
て、弁棒9が復帰スプリング20の付勢力と真空
圧に抗して摺動するので、弁部材14は第1弁座
4を開放して第2弁座8を閉鎖する。したがつ
て、出力ポート3が真空圧ポート2に連通され
る。上記弁棒9の摺動は、パイロツト流体圧で行
われるばかりでなく、これに対向して作用する復
帰スプリングの付勢力が小さいので、摺動部が復
帰スプリングの偏心作用を受けることが少ない。
パイロツト作用室12のパイロツト流体圧力を
排出すると、弁棒9は真空圧及び復帰スプリング
20の付勢力によつて摺動し、弁部材14は第1
弁坐4を閉鎖して第2弁座8を開放する。したが
つて、空気ポート17及び第2弁座8を通して空
気が出力ポート3に供給されるので、出力ポート
の真空が解消される。
なお、空気ポート17からの供給空気が圧縮空
気の場合には、この空気圧が弁棒9に作用するの
で、復帰スプリング20を省略することができ
る。
〔考案の効果〕
本考案は、3個のポートを必要とする真空弁に
おいて、空気ポートを弁のデツドスペースである
弁棒に設けたので、弁ボデイに設けるポート数を
へらして、弁を小型化することができる。
さらに、真空圧ポートに連通する弁座の閉鎖に
真空圧を利用し、その弁座の開放をパイロツト流
体圧によつて行うようにしたので、復帰スプリン
グを使用する場合でも、それを真空圧の作用方向
と同方向に作用させるとともに、その付勢力を小
さくすることができ、そのためスプリングの偏心
作用による摺動部の摩耗、片減りを軽減させ、弁
の寿命を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の縦断正面図、第2図
は他の実施例の要部断面図、第3図は従来の真空
弁の縦断正面図である。 1……弁ボデイ、2……真空圧ポート、3……
出力ポート、4……第1弁座、7……弁棒孔、8
……第2弁座、9……弁棒、12……パイロツト
作用室、14……弁部材、17……空気ポート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 真空圧ポート、出力ポート及び空気ポートを有
    し、上記出力ポートを真空圧ポートまたは空気ポ
    ートに切換え連通させるようにした真空弁におい
    て、 弁ボデイに、真空圧ポート及び出力ポートと、
    両ポートを連通させる通路とを設けるとともに、
    その通路中に第1弁座を、この第1弁座と対向さ
    せて出力ポートと空気ポートとの間に位置する第
    2弁座とを設け、 弁ボデイ内の弁棒孔に摺動自在に挿入した弁棒
    には、その周囲に第2弁座側の圧力作用面積を他
    方側よりも小にしたパイロツト作用室を形成する
    とともに、第1弁座と第2弁座とを選択的に開閉
    する弁部材、及び出力ポートを第2弁座を通じて
    弁棒内の通孔により外部に連通させる空気ポート
    を備えた、 ことを特徴とするポペツト型真空弁。
JP13418285U 1985-09-02 1985-09-02 Expired JPH0310439Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13418285U JPH0310439Y2 (ja) 1985-09-02 1985-09-02

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13418285U JPH0310439Y2 (ja) 1985-09-02 1985-09-02

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Publication Number Publication Date
JPS6241981U JPS6241981U (ja) 1987-03-13
JPH0310439Y2 true JPH0310439Y2 (ja) 1991-03-14

Family

ID=31035185

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13418285U Expired JPH0310439Y2 (ja) 1985-09-02 1985-09-02

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US7971599B2 (en) * 2006-06-20 2011-07-05 Ckd Corporation Air-operated valve

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JPS6241981U (ja) 1987-03-13

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