JPH0446104A - 植物生長促進剤 - Google Patents

植物生長促進剤

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JPH0446104A
JPH0446104A JP15308190A JP15308190A JPH0446104A JP H0446104 A JPH0446104 A JP H0446104A JP 15308190 A JP15308190 A JP 15308190A JP 15308190 A JP15308190 A JP 15308190A JP H0446104 A JPH0446104 A JP H0446104A
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JP
Japan
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acid
plant
growth promoter
plant growth
citric acid
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JP15308190A
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English (en)
Inventor
Toshiya Okada
俊也 岡田
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KANKYO RIYOKUKA SHIGEN KAIHATSU CENTER KK
Original Assignee
KANKYO RIYOKUKA SHIGEN KAIHATSU CENTER KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、無機栄養成分および光が充分与えられた通
常の植物栽培条件下で、植物の生長を助ける植物生長促
進剤に関する。
[従来の技術] 現在、種々の有機化合物が植物の生長促進作用を期待さ
れて使用されているが、植物ホルモン様活性を有する化
合物、例えばニコチン酸アミド(特公昭50−2645
1号参照)を除けば、純粋な化合物で、生長促進作用の
有効性が明確に認められるものはほとんどない。殊に有
機酸に関しては、アンモニア態窒素やカリウムなどの養
分吸収機構との関係において研究がなされているのみで
、有機酸それ自体が植物の生長促進効果を示すことは未
だ見出されていない。
[発明が解決すべき課題] 上記のような実情から、現在、植物に対して優れた生長
促進効果を示し、かつ安価に生産できて、使用上安全で
あって使いやすい天然の植物生長促進剤が切望せられて
いる。
この発明は、このような要望に応えることのできる植物
生長促進剤を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明による植物生長促進剤は、有機酸またはその類
縁化合物を有効成分として含有することを特徴とするも
のである。
植物の光合成炭酸固定系の基本は、カルヴエンーベンソ
ン回路と呼ばれるC3光合成回路であるが、これ以外に
、炭酸ガスをまず炭素数4個のジカルボン酸として固定
し、ついでこのカルボン酸から脱炭酸して生じる炭酸ガ
スをカルヴエンーベンソン回路で固定する回路を持つC
4植物と呼ばれる植物がある。
現在の大気の炭酸ガス条件下では、このような炭酸ガス
濃縮機構を持つ植物の方が光合成能力が高いといわれて
いる。したがって、植物体内で炭酸ガスを含めた光合成
の基質となる化合物を与えることができるならば、植物
の光合成能力を高め、生長促進や収穫量の増大を達成す
ることが可能となる。この考え方に基づいて鋭意研究を
重ねた結果、本発明を完成するに至った。
この発明における有機酸の例としては、クエン酸、α−
ケトグルタル酸、コハク酸、フマル酸、リンゴ酸、ピル
ビン酸などの遊離酸やこれら遊離酸の金属塩、アンモニ
ウム塩などが挙げられる。ただし、有機酸はこれらのも
のに限定されない。好ましい有機酸はクエン酸である。
有機酸の類縁化合物の例としては、上記有機酸のメチル
エステル、エチルエステルなどが挙げられる。
これらの有機酸またはその類縁化合物の1種類または2
種類以上の組合せを、通常の無機肥料と同時にまたはこ
れとは別途に植物に与えることにより、植物の顕著な生
長促進効果が認められる。
有機酸またはその類縁化合物の好ましい濃度は0.1i
Mから5gMであり、至適濃度はおよそ1a+Hの近辺
にあることが認められる。
植物の栽培法に関しては、水耕、礫耕、土耕にかかわら
ず、本発明の有機酸またはその類縁化合物の有効性が認
められた。
対象植物は特定の植物に限定されるものではない。特に
イネ科植物に対して顕著な生長促進効果が認められ、そ
の他パパイアに対しても有効性が確認された。
本発明の有機酸またはその類縁化合物は、動植物体内に
存在する化合物であり、生分解性である。したがって、
これは、動物に対する毒性が小さく、土壌蓄積のおそれ
もない安全無害な植物生長促進剤の有効成分となり得る
本発明の有機酸またはその類縁化合物は、無機栄養成分
および光が充分与えられた植物栽培条件下で、植物生長
促進剤の有効成分としてその効果を発揮する。
本発明の有機酸またはその類縁化合物はいずれも水溶性
であり、そのまま水または肥料液に溶かして用いること
ができるほか、一般の農薬の調製法に従って、粉剤、水
和剤、乳剤、粒剤などに製剤化、して使用することもで
きる。
[発明の効果] 本発明による植物生長促進剤は、有効成分として有機酸
またはその類縁化合物を含有するものであるので、植物
体の地上部および根部の両方において優れた生長促進作
用を発揮する。
[実 施 例] 実施例1 ムラシゲ−スクーグ改変培地(+I1g/lで表して、
NH4NO3: 825、KNO3:950゜KH2P
O4:85、 Ca  Cl  2  ・2 H20:
220、Mg5O,・ 7H20:1g5、K l :
0、83、 F  e  S04  ・ 7H20: 
 27. 8、MnSO4・ 4H20:  22. 
3、 Cu  S O4−5H20:  0. 025
、 ZnSO4’7H20:B、6、 COC12・ 
6H20:  0゜ 025、 Na 2 MoO2・
 2H20:  0. 25、H、BO,:  6. 
2、 E D T A  φ2 N a  ・2 H2
0・37.3、グリシン:2、ミオイノシトール+10
0.ニコチン酸:0.5、ピリドキシン・HCI+0.
5、チアミン・HCl : 0゜1)の水溶液にクエン
酸・三ナトリウム・三水和物をそれぞれ濃度0.11I
M、1.0mMおよび5.0mMになるように溶解し、
濃度の異なる3つの試験区の植物生長促進剤養液(pH
5,8)を得る。
一方、大麦(品種:飼料用大麦クキ41号)の種子を水
道水に温度20℃で1昼夜浸漬して発芽させた後、常法
に従ってバーミキュライト−水系で温度20℃、7日間
、照度5000ルツクス(日長12時間)の条件下で栽
培し、約10calこ伸長した芽生えを得た。この芽生
えを試験に供した。
すなわち、添付の図面に示す501容プラスチツクカツ
プ(1)に301の上記植物生長促進剤養液(2)を入
れ、中央部に直径1cIIlの穴(3)を有した蓋(4
)をカップ(1)に被せた。この穴(3)を通して大麦
の芽生え(5)の1個体を根部の方から内部へ挿し込み
、根部が養液に浸り、かつ種子から上部が液面より上に
なるように開孔部の箇所で大麦の茎を綿(6)で巻いて
蓋(4)に固定した。これを温度20℃、14日間、照
度7000ルツクス(日長12時間)で水耕栽培し、栽
培物を地上部すなわち種の殻より上の部分と根部とに分
けて新鮮重量を生長量として測定した。
対照区として、植物生長促進剤を添加しないムラシゲ−
スクーグの改変培地を用い、上記と同じ操作で生長量を
測定した。
いずれの試験区においても、5個の試験個体数を用いた
生長量の測定結果を表1に示す。
表1 表1の数値は5個の試験個体数の平均値を示し、()内
の数値は対照区を100としたときの%を表わす。
この結果から明らかなように、クエン酸は濃度およそI
IIMで、大麦の芽生えに対して地上部および根部のい
ずれにおいても優れた生長促進作用を発揮する。
実施例2 光条件を人工光7000ルツクスから野外自然光に代え
た点を除いて、実施例1と同一条件で栽培試験を行ない
、表2の結果を得たく表2の数値は表1の数値の求め方
と同様にして求めた)。
表2 自然光区では、IIMのクエン酸の添加で、地上部で2
00%以上、根部で400%以上の生長促進効果がみら
れた。これらの結果、本発明は光が十分与えられた場合
特に顕著な効果を示すことが認められた(ただし、5I
IM区では、いずれの光条件においても反って生育が阻
害された)実施例3 寒地型面洋芝のベレニアルライグラス(品N:マンハッ
タン)およびトールフエスク(品種:2l−TF)を用
い、土耕によってクエン酸無添加区、クエン酸1mM添
加区の生育を比較した。
発芽後7日の芽生えを1ポツト(注1)当たり3株づつ
各試験当たり5ポツト用意し、56日間栽培した(注2
)。この間、2週問おきに地上部を刈りとって積算収量
を測定し、試験終了時に根部と茎数を調べ、表3の結果
を得た(表3の数値は表1の数値の求め方と同様にして
求めた)。
(注1)ポットは、直径15cn、iさ12cmの有底
円筒型のプラスチック製栽培ポットであって、畑土と川
砂を等重量づつ混ぜ合わせた混合培土をこのポットに適
量(およそ深さ9 cm)入れた。
(注2)・アクリル温室内で寒冷紗を用いて遮光率80
%に設定した。
・温度は15〜30℃の範囲であった。
・植物生長促進剤養液の調製は、ハイポネックスの10
00倍希釈液にクエン酸・三ナトリウム・二水和物を1
mMになるように溶解して得た。
この養液を3日に1度の割合で、1ポツト当たり501
づつ散布した。対照区ではクエン酸無添加のハイボネッ
クスの1000倍希釈液を使用した。
(以下余白) 第3表 表3から明らかなように、西洋芝を土耕栽培した場合に
おいても、積算収量、根部、茎数ともに20〜30%の
増加が認められた。
実施例4 発芽後14日のパパイヤ(品種:オキテング)を用い、
クエン酸無添加(対照区)、濃度00lIIl)i、1
.0咀Hおよび5.0口Hのクエン酸添加試験区におい
て4週間栽培を行ない、観察によって表4の結果を得た
表4 記号は、葉数、葉面積、茎の伸長度などから生長度を総
合的に評価したものであり、十を対照区の生長度とし、
++は生長促進、−は生長阻害を示す。
表4から明らかなよ・うに、イネ科だけでなくパパイヤ
においても、本発明による植物生長促進剤の効果が認め
られた。
実施例5 実施例1と同一条件下で、クエン酸の代わりに以下の有
機酸を各々1mMづつ添加した試験区で栽培試験を行な
い、表5の結果を得た(表5の数値は表1の数値の求め
方と同様にして求めた)。
(以下余白) 第5表 表5から明らかなように、クエン酸以外にも、コハク酸
、フマル酸、リンゴ酸、α−ケトグルタル酸ピルビン酸
なども植物生長促進効果を発揮することが認められた。
【図面の簡単な説明】
図面は水耕栽培試験を示す垂直断面図である。 以上 特許出願人  株式会社環境緑化資源開発手続補正書 $

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)有機酸またはその類縁化合物を有効成分として含
    有することを特徴とする植物生長促進剤。
  2. (2)有機酸またはその類縁化合物がクエン酸またはそ
    の類縁化合物である請求項1記載の植物生長促進剤。
JP15308190A 1990-06-12 1990-06-12 植物生長促進剤 Pending JPH0446104A (ja)

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