JPS5921844B2 - 植物生育促進方法 - Google Patents

植物生育促進方法

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JPS5921844B2
JPS5921844B2 JP57020260A JP2026082A JPS5921844B2 JP S5921844 B2 JPS5921844 B2 JP S5921844B2 JP 57020260 A JP57020260 A JP 57020260A JP 2026082 A JP2026082 A JP 2026082A JP S5921844 B2 JPS5921844 B2 JP S5921844B2
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JP
Japan
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steviol
plant growth
stevioside
solution
seeds
Prior art date
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Expired
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JP57020260A
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JPS58140006A (ja
Inventor
尭喜 古森
聡一 昭野
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Taki Chemical Co Ltd
Original Assignee
Taki Chemical Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は植物生育促進方法に関する。
近年、植物ホルモン剤として、オーキシン類、ジベレリ
ン、エチレン等が種々の目的で使用されている。
これらのうち、オーキシン類による除草や、ジベレリン
によるブドウの無核化などに賞月されているが、高価で
あることから生育促進の目的ではほとんど利用されてい
ない。
また一方、植物に対し弱いジベレリン様活性を示す物質
として、ジベレルンの前1駆物質と考えられているステ
ビオールが知られているが、その工業的製造が困難なば
かりでなく、植物生育促進効果も実用に供しうるほどの
ものではない。
このステビオールについては、近年天然甘味料として注
目され既に各種食品に使用されているステビオールの配
糖体を弱酸で加水分解することにより実験室的には製造
することができるものであることもよく知られている。
而して、ステビオールは弱い活性ではあるが、植物に対
して生育促進効果を示すに対し、このステビオールの配
糖体はほとんどこのような活性がないとされている。
そこで、本発明者らは、このステビオールの配糖体を生
育促進剤として利用しうるならば、ステビオールに比べ
遥かに経済的であると考え、種々検討を重ねた結果、こ
のステビオール配糖体と糖類の加水分解酵素を併用すれ
ば優れた植物生育促進効果が得られることを発見し、か
かる知見にもとすき本発明を完成したものである。
即ち、本発明はステビオールの配糖体と糖類の加水分解
酵素とを併用することからなる植物生育促進方法に関す
るものである。
本発明に使用するステビオールの配糖体は、前記の如(
天然甘味料として市販されているものであり、菊科植物
ステビア・レバウディアナ・ベルトーニの葉茎部に含ま
れている各種のステビオールの配糖体を温水若しくはア
ルコール類で抽出することにより容易に製造することが
できる。
これまで知られているステビオールの配糖体は、ステビ
オサイド、レバウディオサイドA、レバウディオサイド
D、レバウディオサイドE、ズルコサイドA、ズルコナ
イドBであって、抽出物中にはこれらが混存しており、
成分的に多官されているものは前二者である。
而して、このステビオール配糖体は、抽出条件により一
部加水分解され、また、適当な処理、例えば弱酸下での
加熱により人為的に部分加水分解物を製造することがで
き、またナトリウム、カリウム等の塩を製造することも
でき、いずれもステビオール配糖体として本発明に使用
しうるものである。
か(して、本発明におけるステビオールの配糖体として
は、菊科植物ステビア・レバウディアナ・ベルトーニに
含まれる各種配糖体、これらの部分加水分解物、あるい
はその塩を単味若しくは混合物として使用しうるもので
ある。
他方、これらステビオール配糖体と併用する糖類の加水
分解酵素としてはペクチナーゼ、ヘスぺリジナーゼ、セ
ルラーゼ、アミラーゼ、ヘルセルラーゼ、グルコミター
ゼ等を例示することができ、その使用割合は対象植物、
施用方法、施用時期、糖の加水分解酵素の種類、当該酵
素の精製度等により異なり、使用目的に応じ、ポット試
験等で使用割合を決定した後、使用することが望ましい
概して、その使用割合は、ステビオールの配糖体に対し
0.1〜200重量%である。
200重量%を超えても問題はないが経済的でない。
本発明を実施するにあたっては、ステビオールの配糖体
と糖類の加水分解酵素との混合物を溶液状態として使用
してもよいし、固体状態で使用してもよく、水溶液状態
で使用するときは、浸透剤、分散剤、展着剤、乳化剤等
を添加することができ、固体状態で使用するときは担体
例えば、不活性物質であるタルク、カオリン、珪藻土、
石こう、炭カル、粘土等を増量剤、希釈剤として使用す
ることができる。
また、本発明の実施態様としては、上記ステビオールの
配糖体と糖類の加水分解酵素とを植物体に別々に施用し
てもよく、葉面に散布あるいは土壌に施用してもよい。
水耕、砂耕栽培にあっては培養液に添加することもでき
る。
対象植物体、施用時期は特に限定されないが、トマト、
キュウリ、イチゴ等の果菜類、白菜、キ※※ヤベッ、パ
セリ、レタス、ネギ、ホウレン草等の葉菜類、大根、人
参等の根菜類、水稲、麦等の禾本科作物、大豆、えんど
う等の豆類、花沓、果樹等に利用でき、時期的には、葉
菜、根菜にあっては生長肥大開始期、果菜類、果樹等に
あっては開花期20日前後が望ましい。
以下に本発明の実施例を挙げて更に説明する。
実施例 1 稲矯性種短銀坊主の種子を比重1.055の塩化ナトリ
ウム水溶液で塩選して良好な種子をえらび、1%次亜塩
素酸ナトリウム水溶液中に1時間浸漬して、殺菌した後
、水洗し、水道水を入れたビー力に浸漬して25℃の恒
温槽中に2日間放置し、発芽させた。
尚、放置中1回水道水を交換した。発芽のよくそろった
種子を選んで5粒ずつ1紙をしいた内径30朋×高さ1
50朋のガラスサンプルビン中に入れステビオサイドと
ペクチナーゼ剤の混合水溶液各2rrtlを加えた後、
ポリエチレンフィルムでふたをして、2000ルツクス
、25℃恒温槽内で生育させた。
5日後とりだして葉茎部の長さを測定した。
その結果を次表に示す。尚、ステビオサイド、ペクチナ
ーゼ剤およびステビオール各単独の水溶液についても同
様に試1験を行った。
その結果を併せ示す。実施例 2 小麦ふすま2グ、温洲みかん粉末1グ、蒸留水10m1
をシャーレに入れ、高圧滅菌して冷後、これにアスペル
ギルス・ニガー(A spergi 11usnige
r )菌体の2白金耳を植種して、30℃で30間培養
した。
培養後、蒸留水3077Ilと培養物を混合し、30”
C13時間振どうして酵素類を抽出し、A5?P紙で1
過、次いで0.2μメンプレンフ七イルターで1過し、
粗酵素液を得た。
本粗酵素液とステビオサイド水溶液を混合し、蒸留水で
稀釈し供試液とし、実施例1と同様の方法により短調坊
主に対する生育促進効果を調べた。
またステビオサイド水溶液および粗酵素液のそれぞれ単
独施用した場合についても試験を行い表−2の結果を得
た。
実施例■及び2からステビオサイドと糖類の加水分解酵
素の併用により顕著な生育促進効果が発現することが判
る。
尚、実施例2に於げる粗酵素液からも生育促進効果が見
られるが、これは粗酵素液中に含まれるアミノ酸、ビタ
ミン類によるものと思われる。
実施例 3 水稲「日本晴」の種子を実施例1と同様に塩選、殺菌し
た後、砂を敷いた容器に播種して、25℃恒温槽内にお
き、砂がかわかないように水道水で湿潤し、発芽させた
発芽後3000ルツクスの照明下で引き続き10日間生
育させた。
次に、この動画を抜きとり葉茎部が50±2mmの苗各
10本をバーミキュライトをつめた内径 斗*150m
m、深さ50mmのプラスチック製容器に移植し、培養
液(木村氏B液)を加えてガラス温室中で生育させた。
培養液はバーミキュライト全体が湿潤状態になるように
管理し、移植1週間後と2週間後の2回、ステビオサイ
ドとしバラディオサイドAの混合物(重量比6:4)2
50〜/lと市販へスペリジナーゼ剤125 m9/7
3を含む混合水溶液をそれぞれ25rIllずつバーミ
キュライト表面から添加した、3週間後苗を抜きとり生
育度を調査し表−3の結果を得た。
実施例 4 畝幅1.5m、長さ17mの畝を1区とした圃場に、白
菜苗を50crf1.間かくで2条植えた。
木葉2枚の時期(播種後2週目)に、アテビア葉の温水
抽出後蒸発乾燥して得られた粗抽出物と実施例2で得た
粗酵素液の混合液(粗抽出物500 m9/73、粗酵
素液10 ?/73 )に展着剤を加えたものを1週間
毎に1苗当り1回に20〜30rn13回散布し°た。
播種80日後収獲し、収量を測定して表−4の結果を得
た。
尚、肥料は10a当り元肥として硫安、りん安、硫加を
N、P2O5,に20 として各20kgを単記施用し
、追肥として硫安、りん安、硫加を15日、30日目上
N、P2O5,に20として各々10kg/ 10 a
施用した。
実施例 5 内径25CrrL、深さ15cfrLの円形ポット(容
量51)にほうれん草(兎城種)を10株/ポット植え
2ケ月間栽培した。
収穫20日前、40日前の2回にわたり、ステビオサイ
ド、市販β−アミラーゼ、乳糖の混合物(重量比で2:
1:20)の水溶液(ステビオサイドとして2oomg
/l含む)に少量の展着剤を添加したものを1ポット当
り20m1散布した。
元肥として1ポット当り塩安、りん安、硫加をN、P2
O5,に20 として各0.51と苦土石灰10グを施
用し、追肥は元肥施用後1ケ月目に各ポット当りN、P
2O3,に20として各11を施用した。
3連(30株)の平均収量は草丈274crI′L、新
鮮型23.4Pであり、対照区では、それぞれ24.2
crrl、 21.31であった。
実施例 6 畝幅ITrL、長さ6mの畝を1区として、各区4連制
で木釘金時人参を播種し、12日後に12cfrL間隔
で1本となるように間引きを行い、播種4ケ月後に収穫
し、茎葉型と根重を測定した。
その結果、ステビオサイド単味区は、茎葉型平均2,1
0kg/ m”、根重平均2.51 kg/ mであり
、本発明区は茎葉型平均2.35 kg/rt11根重
平均2.77kg/ rri’であった。
尚、薬剤、肥料の施用方法、施用量は次の通りである。
(1)使用薬剤 (イ)ステビオサイド250ヤ/l、グルコシダーゼ2
5omo/lの混合溶液(本発明薬剤)(ロ)ステビオ
サイド、50 omy/l (対象薬剤(2)薬剤施用
時期及び方法 五葉期より本発明薬剤及び対象薬剤を、1週問おきに、
3rIll/本、6回散布。
(3)肥料施用量 10a当り、元肥としてN、P2O5,に20を各20
kg追肥として、各8kgを施用した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ステビオールの配糖体と糖類の加水分解酵素とを併
    用することからなる植物生育促進方法。
JP57020260A 1982-02-09 1982-02-09 植物生育促進方法 Expired JPS5921844B2 (ja)

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JP57020260A JPS5921844B2 (ja) 1982-02-09 1982-02-09 植物生育促進方法

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JP57020260A JPS5921844B2 (ja) 1982-02-09 1982-02-09 植物生育促進方法

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JPS58140006A JPS58140006A (ja) 1983-08-19
JPS5921844B2 true JPS5921844B2 (ja) 1984-05-22

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ID=12022226

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JP57020260A Expired JPS5921844B2 (ja) 1982-02-09 1982-02-09 植物生育促進方法

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KR20190119103A (ko) * 2017-02-24 2019-10-21 콘 프로덕츠 디벨롭먼트, 인크. 맥아 제조에 있어서의 스테비올 글리코사이드의 용도
US20210068400A1 (en) * 2018-01-21 2021-03-11 Grace Breeding Nitrogen Fixation Technologies Ltd. Compositions containing combinations of nitrogen-fixing bacteria and additional agents and their use in fixing nitrogen in plant species

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