JP2000135032A - 健苗育成剤及びそれを用いた健苗育成方法 - Google Patents

健苗育成剤及びそれを用いた健苗育成方法

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JP2000135032A
JP2000135032A JP10310580A JP31058098A JP2000135032A JP 2000135032 A JP2000135032 A JP 2000135032A JP 10310580 A JP10310580 A JP 10310580A JP 31058098 A JP31058098 A JP 31058098A JP 2000135032 A JP2000135032 A JP 2000135032A
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Takeshi Naohara
剛士 猶原
Kazukiyo Segi
一清 世儀
Yuzo Nakano
雄三 中野
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Daiichi Seimo Co Ltd
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Daiichi Seimo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広いスペースを必要とせず、作業効率よく簡
便に実施することができ、移植後の幼苗の成長が阻害さ
れることがない健苗育成方法と、それに用いられる健苗
育成剤や葉面散布剤を提供すること。 【解決手段】 ジャスモン酸又はその塩もしくはそのエ
ステルあるいはそれらの混合物を有効成分とする健苗育
成剤又はこの健苗育成剤を含有する葉面散布肥料を、キ
ュウリ、ビート、レタス、イネ等の植物の幼苗、特に発
芽して間もない葉令1〜5葉期の幼植物の葉面へ1回〜
複数回散布することにより、根が浅くよく張り、茎は太
く、草丈(又は節間)は適度な長さで、しかも堅さを有
し、植物全体が無病である苗を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移植作物を苗床から
本畑へ移植するまでの間、苗床や育苗箱中で健全で丈夫
な苗を作ることのできる健苗育成剤及びそれを含有する
葉面散布肥料並びにそれらを用いる健苗育成方法や植物
の栽培方法に関する。
【0002】
【従来の技術】徒長苗の発生を防ぎ、健苗を育成するた
めに主として従来から用いられてきた方法として、1)
撒く種子の間隔を広くし通風を良くする方法、2)灌水
を控えめにして土壌水分を低く保つ方法、3)植物調節
剤を使用して徒長を防止する方法等が知られている。こ
れら方法のうち、通風を良くする方法は、温室やビニー
ルハウス内の苗床の面積に限りがあり、種子の間隔が広
いことから苗の本数が制約されるという問題があり、灌
水を制限する方法は、常に土壌水分の状態を確認しなけ
ればならず、その監視を怠ると、高温の温室やビニール
ハウス内では水分の蒸散が早く土壌水分が枯渇し、幼植
物がしおれることがあるという問題があり、調節剤を使
用する方法は、上記方法と比べて、広いスペースを必要
とせず、簡便に実施することができるが、従来の調節剤
は処理するタイミングが難しく、タイミングを逸すると
移植後の成長が必要以上に抑えられ、収穫にも悪影響を
及ぼすという問題点があるなど、上記いずれの方法も作
業効率面や技術面から満足のいく方法とはいえないもの
であった。
【0003】他方、ジャスモン酸そのものは、ソケイ
(Jasminum officinale L.)の木の精油中に存在
し、香料として用いられることが古くから知られてい
る。また、ジャスモン酸の植物に対する生理活性につい
ても、幾つかの特許(国際公開WO94/18833号
公報、国際公開WO97/00614号公報、国際公開
WO96/06529号公報、特開平4−018006
号公報等)や文献(「植物の化学調節」vol.26 NO.2
(1991)p173-189等)で公知になっている。
【0004】そして、例えば、上記文献「植物の化学調
節」を含む一部の文献では、ジャスモン酸が植物の芽生
えの成長に対して阻害活性等の抑制効果を示す旨報告さ
れているが、その内容は、シャーレ内での試験について
のものであり、加えて発芽したばかりの植物を用い、茎
部と根部をジャスモン酸溶液に浸す方法と植物体から切
り取った切片の伸長割合を測定する方法に関するもので
あり、実際の土中に生育している植物の葉に薬液を散布
する方法とは明らかに異なり、実用的な方法といい得る
ものではなかった。しかも、測定は試験中に植物が伸長
した長さだけを測定し、未処理区との違いを述べている
のみで、茎の太さの違いや茎の丈夫さの報告、すなわち
健苗についての報告は全くなされていない上に、移植後
の幼苗の成長については何ら触れられていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】作物を栽培する場合、
直接田畑に種子を撒き、生育させ収穫する作物もあれ
ば、直接田畑に播種しないで別な場所で稚苗まで生育さ
せ、一定の大きさに生育した時、田畑へ植え替えるいわ
ゆる移植栽培作物があり、例えばキュウリやレタスなど
は、一部では直接本畑へ播種する場合もあるが、その多
くは幼苗まで苗床(風雨を避けたり、適当な温度を確保
するために温室やビニルハウスの中に設けられた小規模
な畑)に密植状態で栽培され、一定の大きさの幼苗に生
育した時、本畑へ植え替える方法がとられている。この
育苗方法の利点は、均一な大きさの苗を、一定面積当た
り決められた本数だけ確実に植えることができるので、
例えばレタスなどでは同じ程度の大きさのものを同時に
収穫できると共に、収穫量の予測、更には、収穫作業も
容易にできるという利点がある。
【0006】しかし、苗床で栽培する期間中に日照不足
や高温多湿に曝されることがしばしばあり、このような
とき、苗は背丈のみが著しく伸長し、全体的に軟弱な状
態のいわゆる徒長苗になり、およそ健苗とは言い難い苗
となることがある。徒長苗は移植時に茎が折れて枯死す
ることもあり、機械植えの場合はうまく機械にセットで
きないこと、更には本畑へ移植できた場合にもその後の
生育が遅れること等の欠点がある。
【0007】本発明の課題は、広いスペースを必要とせ
ず、作業効率よく簡便に実施することができ、移植後の
幼苗の成長が阻害されることがない健苗育成方法と、そ
れに用いられる健苗育成剤や葉面散布剤を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究し、植物に対して生理活性を
有する数多くの化合物の健苗育成効果について、実際の
土中に生育している植物の葉に薬液を散布するという実
用化が可能な方法でスクリーニングを行い、健苗育成効
果という今までに報告されていない全く新しい生理活性
作用がジャスモン酸にあること、すなわちジャスモン酸
又はそのエステルを含有する薬液を、発芽して間もない
葉令が1〜2葉期の幼植物の植物全体に散布すると、そ
の後の植物の伸長を押さえ、茎のしっかりした適度の長
さの節間を有したいわゆる健苗になることをを見い出
し、また移植後の幼苗の成長が阻害されることがないこ
とを確認し、本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち本発明は、ジャスモン酸又はその
塩もしくはそのエステルあるいはそれらの混合物を有効
成分とすることを特徴とする健苗育成剤や、ジャスモン
酸又はその塩もしくはそのエステルあるいはそれらの混
合物を有効成分とする健苗育成剤を含有することを特徴
とする葉面散布肥料に関する。
【0010】また本発明は、ジャスモン酸又はその塩も
しくはそのエステルあるいはそれらの混合物を有効成分
とする健苗育成剤又はこの健苗育成剤を含有する葉面散
布肥料で、キュウリ、ビート、レタス、イネ等の植物の
幼苗、特に発芽して間もない葉令1〜5葉期の幼植物を
処理することを特徴とする健苗育成方法や、健苗育成剤
又は葉面散布肥料を幼苗の葉面へ1回〜複数回散布する
ことを特徴とする上記健苗育成方法や、健苗育成剤の有
効成分がジャスモン酸メチルエステルであることを特徴
とする上記の健苗育成方法や、これら健苗育成方法によ
り得られた苗を移植することを特徴とする植物の栽培方
法に関する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明において健苗育成剤とは、
移植栽培作物の苗を丈夫に育てる薬剤をいい、また一般
に、健苗といわれる苗は、作物または使用目的により多
少異なるが、根が浅くよく張り、茎は太く、草丈(又は
節間)は適度な長さで、しかも堅さを有し、植物全体が
無病である苗のことをいう。そして、本発明の健苗育成
剤としては、ジャスモン酸又はその塩もしくはそのエス
テルあるいはそれらの混合物を有効成分として含有する
ものであればどのようなものでもよく、ジャスモン酸の
塩としては、ジャスモン酸ナトリウム、ジャスモン酸カ
リウム等を例示することができ、ジャスモン酸エステル
としては、ジャスモン酸メチルエステル、ジャスモン酸
エチルエステル等を例示することができる。また、ジャ
スモン酸又はその塩もしくはそのエステルには、トラン
ス型及びシス型の光学異性体が含まれる。
【0012】本発明の健苗育成剤は、水和剤、乳剤、懸
濁剤等種々の形態で用いることができ、これら製剤化に
際して、上記ジャスモン酸又はその塩もしくはそのエス
テルあるいはそれらの混合物の他に、必要に応じて添加
配合剤として、珪藻土等の賦形剤、高級アルコール硫酸
エステル、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ポリオキ
シエチレンアルキルアリールエーテル、リグニンスルホ
ン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム等の界面活性剤、キシレンやジメチルホルムアミド等
の溶剤、キサンタンガム等の増粘剤を用いることがで
き、実際の使用に際してはこれら添加配合剤を用いて葉
面散布剤組成物を調製し、水で所定の濃度に希釈し作物
に散布することが望ましい。
【0013】本発明の健苗育成剤は、移植栽培植物の苗
であれば、どのような植物にも適用でき、例えばキュウ
リ、ビート、レタス、イネ、キャベツ、ハクサイ等の幼
苗を具体的に挙げることができる。また、本発明の健苗
育成剤の幼苗への適用方法としては、葉面への散布方
法、土壌灌注方法等を挙げることができるが、その簡便
性や優れた健苗育成効果からして、葉面への散布方法が
好ましい。そして、例えば、葉面へ散布する場合、発芽
して間もない葉令が1〜5葉期の幼植物、特に1〜2葉
期の幼植物の植物全体に散布することが、その後の植物
の伸長を押さえ、茎のしっかりした適度の長さの節間を
有する健苗に育成する点で好ましい。
【0014】また、本発明の健苗育成剤を葉面へ散布す
る場合、植物種によっても異なるが、1週間に1〜数回
程度散布すればよく、その散布薬剤濃度は、ジャスモン
酸メチルエステルとして、1〜500ppmが好まし
く、特に5〜100ppmの範囲が好ましい。特に、キ
ュウリでは第一葉の展開時期に10ppm濃度のジャス
モン酸を1週間おきに2回散布することにより顕著な健
苗育成効果が得られる。
【0015】ジャスモン酸処理された植物は、移植時期
までは未処理の植物に比べ背丈は低く、徒長がなく、根
が浅くよく張り、茎は太く、しかも堅さを有し移植後の
生育は逆に盛んになり、例えば本発明の育成方法による
と、健苗育成剤処理4週間程度では、未処理の植物の背
丈と同等もしくはそれ以上に生育する。
【0016】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明を更に具体的
に説明するが、本発明の技術的範囲はこれら実施例に限
定されるものではなく、また、以下の組成物における添
加剤及びその添加割合はこれら例示に限定されるもので
はなく、植物種の相違等に応じて広範囲に変化させるこ
とができる。なお、組成物の実施例中の部は重量部を表
す。
【0017】実施例1(水和剤の調製) ジャスモン酸メチルエステル 40 部 珪藻土 53 部 高級アルコール硫酸エステル 4 部 アルキルナフタレンスルホン酸塩 3 部 以上の配合割合のものを均一に混合して微細に粉砕し、
有効成分40%の水和剤形態の健苗育成剤を得た。
【0018】実施例2(乳剤の調製) ジャスモン酸メチルエステル 30 部 キシレン 33 部 ジメチルホルムアミド 30 部 ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル 7 部 以上の配合割合のものを混合溶解し、有効成分30%の
乳剤形態の健苗育成剤を得た。
【0019】実施例3(懸濁剤の調製) ジャスモン酸メチルエステル 10 部 リグニンスルホン酸ナトリウム 4 部 ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム 1 部 キサンタンガム 0.2 部 水 84.8 部 以上の配合割合のものを混合し、粒度が1ミクロン以下
になるまで湿式粉砕し、有効成分10%の懸濁剤形態の
健苗育成剤を得た。
【0020】実施例4(キュウリの徒長防止試験) 直径5cmのビニールポットにキュウリの種子を2粒ず
つ撒き、温室内で通常の方法で発芽、生育させた。予め
温室実験台の上方、約1mの高さのところに日照不足を
想定して薄い白色の寒冷紗を張り太陽光を和らげた。第
一本葉の展開始期(草丈5〜7cm)に実施例1の方法
で調製したジャスモン酸メチルエステルの組成物を1
0、100、1000ppmの各濃度に希釈し、500
L/10a相当量の薬液を手押し噴霧器でキュウリに散
布した。また、1区10ポットを使用し、散布後2週間
目に草丈と茎径を測定した。その結果を表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】表1からもわかるように、未処理区の草丈
は12cmであった。茎は日照不足のため外見上やや細
い状態を呈しており、苗全体が軟弱であった。一方ジャ
スモン酸で処理した区はいずれも未処理区に比べ草丈は
低く、しかも茎の太さはほぼ同等以上であり、全体とし
てしっかりした健全な苗の状態を呈していた。
【0023】実施例5(イネの徒長防止試験) イネ種子を塩水選し、4日間25℃で催芽処理した後、
育苗箱へ播種した。播種量は100g/箱とした。本試
験も試験例1と同様に実験台の上方に寒冷紗を設けた。
その後3日間、30℃下で生育させた幼苗(草丈2〜3c
m)に実施例2で調製したジャスモン酸メチルエステル組
成物を10、100、1000ppmの各濃度に希釈
し、500L/10a相当量の薬液を手押し噴霧器でイ
ネ全体に散布し、散布後3週間目草丈を測定した。その
結果を表2に示す。
【0024】
【表2】
【0025】表2からもわかるように、イネの場合も未
処理区は草丈が伸び、また、外見上、茎は細く全体とし
て徒長した軟弱な状態であった。ジャスモン酸処理区の
草丈は未処理に比べ低く、外観的に全体がずんぐりした
強健な状態であった。
【0026】実施例6(ジャスモン酸処理によるキュウ
リの生育促進効果) 次にジャスモン酸で処理された植物は初期には抑制効果
を示すが、一定期間経過した後には促進的な作用に転ず
ることを確認するため以下の試験を行った。キュウリ種
子を直径5cmのビニールポットへ2粒ずつ撒き、第一
葉展開期に実施例2の方法で調製したジャスモン酸メチ
ルエステルの組成物を10、100ppmの濃度に希釈
し、500L/10a相当量の薬液を手押し噴霧器でキ
ュウリに散布した。1区10ポットを使用し、散布後2
週間目はキュウリの草丈を、4週間目は草丈と展開中の
新葉部の重量を測定した。なお、新葉部には第3葉と生
長点部を含み、また新葉部は新葉が重なり正確な長さが
測定できないので上記のように重量を測定した。その結
果を表3に示す。
【0027】
【表3】
【0028】表3から分かるように、散布2週間後で
は、処理区はともに未処理区に比べ草丈が抑制されてい
るが、4週間後の調査では、草丈は未処理に比べほぼ同
等以上に回復した。特に顕著な部位は新葉部であり、1
0ppm区では未処理区の約1.8倍の重量があり、明
らかに促進的な作用が確認された。
【0029】実施例7(ジャスモン酸処理によるキュウ
リ健苗育成試験) さらに、実際に苗床でジャスモン酸処理したキュウリが
未処理のキュウリに比べ、健苗性で有用性が高いことを
確認するため次の試験を行った。縦、横、深さが各々4
0cm×50cm×10cmのプラスチックバットに8
cmの深さまで土壌を詰め、キュウリの種子を2〜3粒
/cm2の割合でバットに撒き、種子が見えない程度に
覆土し、温室へ置いた。バットには、毎日数回土壌の表
面が充分に濡れる程度に如露で灌水した。播種後10日
目、第一本葉の展開始期に実施例1の方法で調製したジ
ャスモン酸メチルエステル組成物を10ppmの濃度に
希釈し、キュウリの上部から500L/10a相当量の
薬液を手押し噴霧器で散布した。更に1週間後に同量、
同濃度の薬液を同じ方法でキュウリに散布した。その後
1週間目にキュウリを1本ずつ直径12cmの素焼き鉢
へ移植し、風雨にさらすために屋外へ静置した。同時に
全くジャスモン酸処理を行わない区のキュウリも同様に
屋外へ置き、処理区との生育状態の比較を行った。1区
30個体を用い、調査は屋外へ静置後3週間目に健全に
生育しているキュウリの本数を数え、その結果を表4に
示す。
【0030】
【表4】
【0031】表4からわかるように、ジャスミン酸処理
した区のキュウリは、移植後に風雨にさらされた場合で
も全て個体が健全に生育したのに対し、未処理区では風
雨により茎から折れる個体や、活着が不十分なために枯
死する等の個体が認められ、明らかにジャスモン酸処理
区との違いが明確に示された。
【0032】
【発明の効果】本発明によると、背丈は低いが、根が浅
くよく張り、茎は太く、草丈(又は節間)は適度な長さ
で、しかも堅さを有し、移植後の生育は逆に盛んになる
健苗を、広いスペースを必要とせず、作業効率よく簡便
に得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 世儀 一清 東京都千代田区大手町2−2−1 日本曹 達株式会社内 (72)発明者 中野 雄三 熊本県荒尾市荒尾3784番地6 Fターム(参考) 2B022 AB11 AB13 AB15 AB20 BA11 DA19 EA01 4H011 AB04 BA02 BA05 BB06 BB22 BC07 BC18 DA15 DD03 DE01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジャスモン酸又はその塩もしくはそのエ
    ステルあるいはそれらの混合物を有効成分とすることを
    特徴とする健苗育成剤。
  2. 【請求項2】 ジャスモン酸又はその塩もしくはそのエ
    ステルあるいはそれらの混合物を有効成分とする健苗育
    成剤を含有することを特徴とする葉面散布肥料。
  3. 【請求項3】 ジャスモン酸又はその塩もしくはそのエ
    ステルあるいはそれらの混合物を有効成分とする健苗育
    成剤又はこの健苗育成剤を含有する葉面散布肥料で、植
    物の幼苗を処理することを特徴とする健苗育成方法。
  4. 【請求項4】 健苗育成剤又は葉面散布肥料を幼苗の葉
    面へ、1回〜複数回散布することを特徴とする請求項3
    記載の健苗育成方法。
  5. 【請求項5】 幼苗が、発芽して間もない葉令1〜5葉
    期の幼植物であることを特徴とする請求項3又は4記載
    の健苗育成方法。
  6. 【請求項6】 健苗育成剤の有効成分が、ジャスモン酸
    メチルエステルであることを特徴とする請求項3〜5の
    いずれか記載の健苗育成方法。
  7. 【請求項7】 植物が、キュウリ、ビート、レタス又は
    イネであることを特徴とする請求項3〜6のいずれか記
    載の健苗育成方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか記載の健苗育成
    方法により得られた苗を移植することを特徴とする植物
    の栽培方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8889594B2 (en) 2008-05-13 2014-11-18 Cosmo Oil Co., Ltd. Agent for improving good rice seedling growth
CN104541885A (zh) * 2015-01-07 2015-04-29 中国人民解放军第二军医大学 一种快速提高灯盏花中灯盏乙素含量的方法
CN105706741A (zh) * 2016-04-08 2016-06-29 南京财经大学 一种提高双孢蘑菇中麦角甾醇含量的方法

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