JPH0446019B2

JPH0446019B2 -

Info

Publication number: JPH0446019B2
Application number: JP58202169A
Authority: JP
Inventors: Tomohito Sone; Akio Yotsuya
Original assignee: Nippon Electric Co Ltd
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 1983-10-28
Filing date: 1983-10-28
Publication date: 1992-07-28
Also published as: JPS6094547A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、無線電話方式に関するものである。
更に詳しく言えば、選択呼出（ページング）受信
機を取り付ける事ができる移動局を含む無線電話
方式に関するものである。

従来、コードレス電話の様な無線電話方式は、
電話回線に接続された基地局と、この基地局と無
線回線によつて接続され、ある一定範囲内を自由
に持ち運べる移動局送受信機とから構成される。
しかし、このような方式においては、上記一定範
囲内（サービスエリア内）では通話が可能である
が、範囲外（サービスエリア外）では移動局送受
信機と基地局の無線回線が設定できないため、通
話常は不可能である。

一方、従来のページング方式のサービスエリア
は、前記無線電話方式のサービスエリアとは格段
の差があり、広範囲である。しかし、ページング
方式では、単方向通信であるため、近くにある公
衆電話等を利用して連絡を取らなければならず、
迅速な対応ができないという欠点を持つている。

従つて、本発明の目的は、無線電話方式及びペ
ージング方式が、それぞれ持つている上記した次
点を除去し、サービスエリアが広く、しかも移動
局側からの迅速な応答が可能な無線電話方式を提
供することにある。

本発明による無線電話方式は、移動局送受信機
に構造的にも一体化可能なページング受信機を含
む。ページング端局より、このページング受信機
に発呼側ダイアル番号対応のデータを送り、ペー
ジング受信機はこのダイアル番号対応のデータを
検出して、移動局送受信機に供給する。移動局送
受信機は、検出されたダイアル番号対応のデータ
に応答して、使用者に呼出しがあつたことを知ら
せるとともに、発呼側ダイアル番号の内容をも告
知する。この告知によつて、使用者は手動あるい
は自動的に、上記ダイアル番号対応データを交換
網に接続された基地局に送出して、所望の相手と
通話に入る。

以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。

第１図は本発明による無線電話方式の一実施例
の概略図であり、１は一般電話機、２は一般電話
機１を収容する電話局、３は有線電話網に接続し
た電話局、４はページング方式の一部を成すペー
ジング端局、５はページング端局４のサービスエ
リア、６はページング受信機、７は無線電話方式
の一部を成す基地局、８は移動局送受信機、９は
無線電話方式のサービスエリア、１０は本電話
機、１１は本電話機の加入者線である。移動局送
受信機８は、本電話加入者線１１に接続された基
地局７と無線回線で接続する事により、発呼する
事ができる。またページング受信機６は、ページ
ング端局４のサービスエリア５内で呼出信号を受
信する事ができる。

第２図は本発明に係る移動局送受信機８とペー
ジング受信機６とを一体構造にした外観図を示
す。図のように一体とした場合には、ページング
受信機６内の中央処理装置（CPU）出力データ
は、端子２０より移動局送受信機８へ入力され
る。なお、ページング受信機と送受信機８とは、
互いに分離可能な如く構成されており、それぞれ
単体で使用する事も可能である。

第３図ａ及びｂはページング信号の信号フオー
マツト及びページング受信機６のブロツク図をそ
れぞれ示す。第３図ａにおいて、１２はビツト同
期信号、１３はフレーム同期信号、１４は呼出デ
ータ、１５はデイスプレイデータである。また、
第３図ｂにおいて、１６は受信アンテナ、１７は
受信部、１８は波形整形部、１９はCPU、２０
はデイスプレイデータ出力端子、２１は増幅部、
２２はスピーカ、２３は電源制御部、２４は液晶
表示装置（LCD）ドライバー、２５はLCDであ
る。デイスプレイデータは出力端子２０より移動
局送受信機８内に供給される。

第４図は、移動局送受信機８の一実施例を示す
ブロツク図である。図において、１０１はアンテ
ナ、１０２は受信部、１０３は制御部、１０４は
信号送出部、１０５は送信部、１０６は送受話
器、１０７は発信スイツチ、１０８は信号検出回
路、１０９はスピーカ、１１０は課金装置、１１
１はダイアル表示装置、１１２はダイアル記憶装
置、１１３はダイアル信号送出スイツチ、１１４
は拡声スピーカ１０９用スイツチである。

第３図ｂ及び第４図に示したページング受信機
及び移動局送受信機の動作を第５図に示したフロ
ーチヤートを参照しながら説明する。まず、移動
局送受信機８を呼び出す場合は、第１図のページ
ング端局４に電話を入れ、相手の呼出番号と自分
のダイアル番号を伝え、ページング端局４は、こ
れらに応答して、第３図に示す様に、ビツト同期
信号１２フレーム同期信号１３、呼出データ１
４、デイスプレイデータ１５の順に送出する。ペ
ージング受信機６は、ページング端局４からの情
報を受信アンテナ１６により受け、受信部１７及
び波形整形部１８を介して、CPU１９に送る。
ここで、デイスプレイデータはLCDドライバー
２４に送られるが、同時に端子２０にも送られ、
移動局送受信機８にも供給される。以上の動作は
第５図のステツプS1〜S4に示してある。

移動局送受信機８に入力されたデイスプレイデ
ータは、信号検出回路１０８に入る。回路１０８
は、このデータにより受信した事を知らせる警報
をスピーカ１０９にて鳴らすと共に、表示装置１
１１に相手方のダイヤル番号を表示し、かつ相手
方ダイヤル番号対応のデータを記憶装置１１２に
記憶させる。以上、第５図中ステツプS5〜S9を
参照されたい。このようにして使用者は、スピー
カ１０９の警報により着信が判断でき、また表示
されたダイアル番号より相手が判断できる。

使用者が呼び出した相手以外に対し、発呼する
場合に、発信スイツチ１０７を接にすると、制御
部１０３は信号送出部１０４を動作状態（ON）
にし、発呼信号を送出する。この発呼信号は送信
部１０５で変調され、アンテナ１０１より送出さ
れる。（第５図、ステツプS10〜S12）さらに、使
用者が呼び出した相手と通話する場合は、ダイヤ
ル番号送出スイツチ１１３を接とする事により発
呼する。（第５図、ステツプS13〜S16）基地局７
（第１図）が公衆電話機の場合、電話局より送出
されてくる課金信号は、基地局７より無線回路に
より送出され、アンテナ１０１より入力し、受信
部１０２及び信号検出回路１０８を介して、課金
装置１１０にて課金される。

第６図は、本発明による移動機送受信機８の第
２の実施例を示すブロツク図である。また、第７
図は第６図の送受信機の動作を説明するためのフ
ローチヤートである。第６図の回路構成は、基本
的に第４図のそれと同じであるが、論理和
（OR）回路１１５の追加が異なる部分である。
また、動作フローも第５図とほぼ同じであるが、
第７図のステツプS8′、S17〜S21の部分が第５図
と異なる。つまり、第２の実施例においては、ダ
イアル番号データを記憶部１１２に記憶しておい
て、発呼スイツチ１０７を接にすると、制御部１
０３はOR回路１１５を介して、自動的に記憶し
た相手ダイアル番号データを基地局に送出する様
に、動作する。

なお、ページング受信機６を取り外し、移動局
送受信機８単体にて使用する場合には、スピーカ
１０９は、スイツチ１１４を接にする事により拡
声器となり、またダイアル表示装置１１１は移動
局送受信機８から送出されるダイアル番号の表示
も可能となる。

以上説明した様に本発明によれば、呼出信号を
送出するページング端局と、本電話加入者線に移
数配置された無線電話用基地局と、ページング受
信機と一体化可能な移動局送受信機とにより、広
域サービスエリアにて利用でき、また迅速な連絡
にも対処できる移動無線方式が得られる。加え
て、既存のページング方式を共用することによ
り、システムコストを大幅に低減することもでき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す概略図、第２
図は本発明による移動局の外観図、第３図ａ及び
ｂは本発明に係わるページング信号フオーマツト
及びページング受信機のブロツク図、第４図は本
発明による移動局送受信機の実施例を示すブロツ
ク図、第６図は本発明による移動局送受信機の他
の実施例を示すブロツク図、第５及び第７図は第
４及び第６図の受信機の動作をそれぞれ説明する
フローチヤートである。図において、１……一般電話機、２……電話
局、３……電話局、４……ページング端局、５…
…ページング端局４のサービスエリア、６……ペ
ージング受信機、７……基地局、８……移動局送
受信機、９……無線電話方式のサービスエリア、
１０……本電話機、１１……本電話加入者線、１
２……ビツト同期信号、１３……フレーム同期信
号、１４……呼出データ、１５……デイスプレイ
データ、１６……受信アンテナ、１７……受信
部、１８……波形整形部、１９……CPU、２０
……デイスプレイデータ出力端子、２１……増幅
部、２２……スピーカ、２３……電源制御部、２
４……LCDドライバー、２５……LCD、１０１
……送受アンテナ、１０２……受信部、１０３…
…制御部、１０４……信号送出部、１０５……送
信部、１０６……送受話器、１０７……発信スイ
ツチ、１０８……信号検出部、１０９……スピー
カ、１１０……課金装置、１１１……ダイアル表
示装置、１１２……ダイアル記憶装置、１１３…
…ダイアル番号送出スイツチ、１１４……拡声ス
イツチ、１１５……OR回路である。

Claims

【特許請求の範囲】

１交換網の加入者線と接続されそれぞれ所定の
サービスエリアを有する複数の基地局と、無線回
線にて前記複数の基地局に接続可能でしかも前記
複数の基地局のいずれかを介して発呼可能な移動
局送受信機と、この移動局送受信機に構造的にも
結合可能なページング受信機と、前記交換網に結
合され前記所定のサービスエリアより大きな範囲
のサービスエリアを有しこのエリア内で前記ペー
ジング受信機を呼出し可能なページング端局とを
含み、前記ページング受信機は前記ページング端
局から送られて来る発呼側ダイアル番号に対応す
るデータを受信し検出する手段と、検出したダイ
アル番号対応データを前記移動局送受信機に供給
する手段とを具備し、前記移動局送受信機は前記
ページング受信機からの前記ダイアル番号対応デ
ータに応答して呼出しがあつたこと及び発呼側ダ
イアル番号を使用者に告知する手段を具備するこ
とを特徴とする無線電話方式。