JPH044586B2 - - Google Patents

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JPH044586B2
JPH044586B2 JP2209152A JP20915290A JPH044586B2 JP H044586 B2 JPH044586 B2 JP H044586B2 JP 2209152 A JP2209152 A JP 2209152A JP 20915290 A JP20915290 A JP 20915290A JP H044586 B2 JPH044586 B2 JP H044586B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は記録媒体が記録部に対してくり返し往
復又は循環されてカラー画像が得られるカラー画
像記録装置に関する。
従来の技術 公知のカラー画像記録装置としては、1組の潜
像形成手段である多極静電記録ヘツドに電気信号
を送り、静電記録シートよりなる記録紙上に正極
と負極の静電潜像ドツトを形成せしめ、色の異な
る2種類の着色トナーを互に相異なる極性に帯電
させ、前記静電潜像ドツトに付着させることによ
り現像し、これを加熱などにより定着して2色の
可視像とする方式が発表されている。
しかしながら、この方式では2色を超える多色
記録は不可能であり、また記録紙上に正の極性の
静電潜像を形成することは、負の極性の静電潜像
を形成する場合より記録ドツト形成の確率が低い
などの欠点があつた。
従つて、従来から行なわれているごとき負極性
の静電潜像のみによる単色記録を、記録位置を同
期させてトナーの色のみを変えて複数回繰り返え
し、カラー記録を行う3色以上のカラー画像記録
装置が考えられる。
第4図は従来の思想に従つたカラー画像記録装
置の一例の要部簡略斜視図であり、第5図は同じ
く制御ブロツク図である。静電記録シートからな
る記録紙1は駆動モータ3及びこの駆動モータ3
により駆動される紙送りローラ2a,2bより成
る搬送手段によつて所定経路に沿つて正方向であ
る矢印Aの方向およびその逆方向に駆動されるご
とく構成されている。駆動モータ3にはパルス発
生器を略称するPG4が直結されており、駆動モ
ータ3の回転に応じてすなわち記録紙1の一定移
動距離ごとにPGパルスを発生する。記録紙1の
所定経路に沿つて記録紙1に静電潜像ドツトを形
成する潜像形成手段である多針電極静電ヘツド6
が設けられており、さらに記録紙1搬送方向下流
に各色の現像液が供給された複数の現像器(赤色
現像器7a、青色現像器7b、黄色現像器7c)
が設けられている。また、これら複数の現像器の
下流に定着器8が設けられている。多針電極静電
ヘツド6は記録紙1の表面全幅にわたつて、0.1
mm間隔で制御装置9からの指令により選択的に負
の極性を有する静電潜像ドツトを形成せしめる。
赤色現像器7a、青色現像器7b、および黄色現
像器7cはそれぞれ制御装置9からの指令によ
り、前記静電潜像を赤色、青色および黄色のトナ
ーにより現像するもので、定着器8は同じく制御
装置9の指令によつてその下を通過する記録紙1
を加熱することによりトナーを溶融せしめて定着
する。画像データ記憶装置10には記録すべき画
像を赤、青および黄色の色相に0.1mmごとの間隔
で分解したデータが、赤、青および黄色の色相別
に記録紙1の正の進行方向に対応した順序で記憶
されている。カウンタ11は同期タイミングパル
スを発生させるためのもので、記録紙1が0.1mm
送られるために駆動モータ3が回転する間にPG
4が発生するn個(一定である)のPGパルスを
受信することにタイミングパルスを制御装置9へ
おくる。
以下、本装置によるカラー画像記録の態様を説
明する。制御装置9に記録開始の指示を与える
と、制御装置9は駆動モータ3に正回転の指令を
発すると共に、画像データ記憶装置10から赤色
の最初の列のデータを取り出してそのデータに従
つて多針電極静電ヘツド6に指令を発し、記録紙
1の表面に静電潜像ドツトを形成せしめる。更に
同時に赤色現像器7aおよび定着器8に動作指令
を送る。記録紙1を搬送する駆動モータ3の回転
に従つて、それに直結されたPG4から発せられ
るPGパルスをカウンタ11が計数し、n個のPG
パルスを受信するごとにタイミングパルスを発生
する。制御装置9はカウンタ11からタイミング
パルスを受信するごとに、順次画像データ記憶装
置10からデータを取り出して、そのデータに従
つて多針電極静電ヘツド6に指令を発し、記録紙
1の表面に静電潜像ドツトを形成せしめる。同時
に制御装置9は受信したタイミングパルスの数を
内蔵するレジスタ内で計数している。かくのごと
くにして、画像データ記憶装置10に記憶された
記録すべき画像の赤色分のデータは、矢印A方向
に送り出される記録紙1の表面上に0.1mm間隔の
静電潜像ドツトとして記録され、その記録部分が
赤色現像器7aの部分に達すると赤色トナーによ
り現像され、更に定着器8の部分に達すると加熱
定着される。制御装置9が画像データ記憶装置1
0から赤色データのENDを示す情報をよみこむ
と、カウンタ11からのタイミングパルスを受信
しても画像データ記憶装置10からデータを読み
込まないようにする。
記録紙1の移動方向の多針電極静電ヘツド6と
定着器8の設置間隔をLmmとしたとき、この距離
を記録紙1が移動する間にPG4の発するPGパル
ス数はα×L/0.1個であり、カウンタ11の発
生するタイミングパルス数はL/0.1個であるの
で、赤色データのENDを示す情報を制御装置9
が読み込んでから、前記のタイミングパルス数よ
り若干多いL/0.1+δ個のタイミングパルスを
受け取るまで記録紙1を送り続けた後モータ3を
停止することにより、記録すべき赤色記録の現像
および定着はすべて完了する。制御装置9は駆動
モータ3を停止せしめると同時に、赤色現像器7
aおよび定着器8への動作指令も停止する。この
とき制御装置9内のタイミングパルス計数用レジ
スタの内容数はZになつていたとする。
前記のごとく赤色記録の定着の完了により駆動
モータ3を停止した後、ただちに駆動モータ3を
逆転し、記録紙1を矢印Aと逆の方向に駆動す
る。このとき、カウンタ11はPG4からのPGパ
ルスをn個受信するごとにタイミングパルスを発
生させ、制御装置9内のタイミングパルス計数用
レジスタから減算し、駆動モータ3が逆転を開始
した時Zであつた前記レジスタの内容が0になつ
た時駆動モータ3を停止する。かくして、記録紙
1は最初に赤色記録された部分が多針電極静電ヘ
ツド6の真下に位置するごとくにして停止する。
ただし、このようにして記録紙1をスタート地点
で正確に停止せしめるためには、速度ループを併
用して正確に速度制御をも行う必要がある。
次に制御装置9は駆動モータ3に正転の指令を
発すると共に、画像データ記憶装置10から青色
の最初の列のデータを取り出して多針電極静電ヘ
ツド6に指令を発し、すでに赤色記録の完了した
記録紙1の表面に静電潜像ドツトを形成せしめる
と同時に、青色現像器7bおよび定着器8に動作
指令を送る。以下、赤色記録のときと同様に制御
装置9はカウンタ11からのタイミングパルスを
受信することに画像データ記憶装置10から順次
青色画像データを取り出し、多針電極静電ヘツド
6により記録紙1の表面に静電潜像ドツトを形成
せしめる。その記録部分が青色現像器7bの部分
に達すると青色トナーにより現像され、更に定着
器8の部分に達すると加熱定着される。このと
き、先に定着されている赤色トナーも熱により再
溶融するので、赤色トナーと青色トナーの重なつ
た部分では、青色トナーは赤色トナーと混合され
減色混色される。制御装置9が画像データ記憶装
置10から青色データのENDを示す情報を読み
込むと、赤色記録の場合と同様に画像データの読
み込みを中止した後、記録紙1を更にL/0.1+
δ個のタイミングパルス受信期間送つて青色記録
の現像および定着を完了させ、青色現像ヘツド7
bおよび定着器8の動作を停止せしめると共に、
駆動モータ3を逆転せしめて記録紙1をスタート
地点までもどして次の記録を開始する。
黄色記録についても青色現像器7bの代りに黄
色現像器7cを使用する以外は青色記録の場合と
同様であるため説明を省略するが、制御装置9が
画像データ記憶装置10から黄色データのEND
を示す情報を読み込んでから、記録紙1を更に
L/0.1+δ個のタイミングパルス受信期間送つ
て、黄色記録の定着を完了することによりすべて
の多色記録を完了する。
発明が解決しようとする課題 しかし、かかる構成によれば、記録紙の搬送方
向において各色の色ずれが生じてしまい、実用に
耐えないカラー画像になつてしまうという問題が
あつた。
上述問題は以下の理由で生ずる。すなわち、上
述のように各色毎に記録紙を所定経路に沿つて往
復させる方法であると、その間に記録紙に伸縮が
生じてしまうためである。この伸縮は、小型のカ
ラー画像記録を行う場合には殆ど問題とならない
が、A1.A0サイズ等の大きな記録紙を扱うカラー
画像記録装置では大きな色ずれを生ずる原因とな
る。
本発明は、上述の課題に鑑みて為されたもので
記録紙の伸縮に伴う色ずれを防止し、鮮明にして
且つ色ずれの少ないカラー画像を得ることができ
るカラー画像記録装置を提供することを目的とす
る。
課題を解決するための手段 本発明は上述の課題を解決するため、所定の搬
送径路に沿つて記録媒体を往復又は循環して搬送
する搬送手段と、前記記録媒体の搬送路中に設け
られ前記記録媒体上に所定のライン間隔で記録画
像に対応する潜像を形成するとともに前記記録媒
体上に連続的に略等間隔でレジストマークに対応
する潜像を形成する潜像形成手段と、この潜像形
成手段により前記記録媒体上に形成された前記記
録画像に対応する潜像をそれぞれ異なる色で前記
レジストマークに対応する潜像を単一色で可視像
化する複数の現像手段と、前記潜像形成手段に対
し前記記録媒体搬送方向上流側に少なくとも前記
レジストマーク間距離だけ離間させた位置に設け
られ可視像化された前記レジストマークを検出す
る検知手段と、前記搬送手段を作動し前記記録媒
体の同一記録領域に潜像形成と現像とを各色毎に
複数回繰り返すことにより合成カラー画像を形成
する記録制御手段と、前記検知手段が奇数番目の
前記レジストマークを検出したときに前記潜像形
成手段と前記検知手段との距離に対応する値をセ
ツトする第1の計数手段と、前記検知手段が偶数
番目の前記レジストマークを検出したときに前記
潜像形成手段と前記検知手段との距離に対応する
値をセツトする第2の計数手段と、前記第1の計
数手段の値に基づいて奇数番目のレジストマーク
に対応する記録画像の潜像形成を、前記第2の計
数手段の値に基づいて偶数番目のレジストマーク
に対応する記録画像の潜像形成をそれぞれ開始さ
せるタイミング制御手段とを備えたものである。
作 用 本発明は上述の構成によつて、記録媒体に形成
されたレジストマークの検出結果により記録媒体
の搬送方向における伸縮に基づいて各色の潜像形
成位置を補正するため、記録媒体の伸縮に伴う色
ずれを防止し、鮮明なカラー画像を得ることがで
きる。
また、本発明は第1の計数手段の値によりN番
目のレジストマークに対応する記録画像の潜像形
成を、第2の計数手段の値によりN+1番目のレ
ジストマークに対応する記録画像の潜像形成をそ
れぞれ開始させているため各レジストマークに対
応する記録画像の潜像形成を正確な位置から開始
させることができ、より正確にカラー画像の重ね
合わせ処理を実行することができる。
実施例 第1図は本発明の一実施例によるカラー画像記
録装置の概略構成を示すものであり、第2図は同
じく制御ブロツク図であり、第4図、第5図と同
一の符号は同一または同一機能を有する部分を示
す。
記録紙1はPG4を直結した駆動モータ3及び
この駆動モータ3により駆動される紙送りローラ
2a,2bから成る搬送手段によつて所定径路に
沿つて矢印Aの方向およびその逆方向に駆動され
るごとく構成されている。
従来の構成と同様に記録紙1の所定径路に沿つ
て順番に記録紙1に静電潜像ドツトを形成する潜
像形成手段である多針電極静電ヘツド6、それぞ
れ各色の現像液が供給された複数の現像器(赤色
現像器7a、青色現像器7b、黄色現像器7c)、
定着器8が設けられている。本装置の場合には、
記録紙1の通常画像記録領域を外れた部分に記録
紙搬送方向に等間隔に形成されたレジストマーク
を第2色目以後の画像記録に際して読み取るため
の検知手段であるマーク読み取り器5が多針電極
ヘツド6の記録紙搬送方向上流側に設けてある。
カウンタ11′は同期記録のためのタイミング
パルスを発生するもので、カウンタ12は主とし
て読み取られたレジストマーク間のタイミングパ
ルスを計数するためのものであり、13は演算器
で、カウンタ14は主として前記マークの書き込
みおよび読み取られたマークの間隔を監視するた
めのものであつて、更にカウンタ14′と共にマ
ーク中心位置に合わせて静電潜像ドツトを形成さ
せる動作をも行うもので、これらの機器の動作を
制御装置9′が制御する。
つまり、カウンタ11′,12,14,14′、
演算器13、制御装置9′はレジストマークの間
隔に基づいて記録紙の搬送方向における各色に対
応する静電潜像ドツトの記録位置合わせを行うタ
イミング制御手段として働くものである。
制御装置9′内には多針電極静電ヘツド6を用
いて記録紙1の側縁部付近の正規画像記録領域外
にレジストマークを記録するためのレジストマー
ク画像パターンが内蔵記憶されている。本装置の
場合このレジストマークは直径1mmの中実丸印で
あつて、第1色目の画像記録時にのみ同時に記録
するが、第1色目の画像がPGパルスをn個受信
するごとに、すなわち本装置では記録紙1が0.1
mm送られるごとに記録されるのに対して、前記マ
ークはこの画像記録の態様によりPGパルスをn
×K=N個受信するごとに、すなわち本装置では
記録紙1が10mm送られるごとに記録されるように
構成されている。
使用する記録紙1の伸縮性から、前記のごとく
PGパルス数でN個分送られる長さが最大に伸び
たときの長さを送るべきPGパルス数をN+αと
するとき、マーク読み取り器5は多針電極静電ヘ
ツド6の前方にPGパルス数でN+α個分だけ離
して設置してある。これは、マーク読取器5は多
針電極静電ヘツド6に対し記録紙1の搬送方向上
流側にレジストマーク間距離であるNとレジスト
マーク間距離に対応する記録紙の最大伸長量であ
るαとを加算した距離だけ離間して設けられてい
る。これにより、実測したレジストマーク間距離
をそのレジストマーク間における潜像形成に確実
に利用するためである。また、多針電極静電ヘツ
ド6から定着器8までの距離Lmmの長さを有する
記録紙1か最大に伸びたときの長さを送るべき
PGパルス数をNα個とする。
画像データ記憶装置10には第4図、第5図の
説明で述べた通り、赤、青および黄色の色相別の
画像データが記憶されている。
以下、本装置による多色記録の態様を説明す
る。
制御装置9′に記録開始の指示を与えると、第
1色目すなわち赤色記録の準備をする。マーク記
録間隔のPGパルス数Nをカウンタ14および演
算器13にセツトする。演算器13はN/k=n
の演算を行い、結果nをカウンタ11′にセツト
する。この結果カウンタ11′はPGパルスをn個
受信するごとにタイミングパルスを発するように
なる。
上記準備完了後制御装置9′は駆動モータ3に
正転の指令を発し記録紙1を矢印Aの方向に送り
始めると同時に、内蔵記憶されているマーク画像
パターンに従つて直径1mmの中実丸印のレジスト
マーク画像となるべき信号を多針電極静電ヘツド
6へ送信し始める。更に同時に制御装置9′は赤
色トナーを内蔵する赤色現像器7aおよび定着器
8に動作指令を送る。
カウンタ11′は駆動モータ3に直結されたPG
4からのPGパルスをn個受信するごとにタイミ
ングパルスを発し、制御装置9′はこのタイミン
グパルスに同期して前記レジストマーク画像信号
を多針電極静電ヘツド6に送り、記録紙1の側縁
部付近に負の極性を有する静電潜像ドツトを形成
せしめる。一方、カウンタ14はPG4から発せ
られるPGパルスを計数している。
記録紙1が0.5mm送られ、すなわち制御装置
9′がカウンタ11′から5個目のタイミングパル
スを受信すると、画像データ記憶装置10から赤
色画像の最初のデータを取り出して、レジストマ
ーク中心位置のレジストマーク信号と同時に赤色
画像の信号を多針電極静電ヘツド6へ送る。以
下、制御装置9′はカウンタ11′からタイミング
パルスを受信するごとに、順次画像データ記憶装
置10からデータを取り出し、そのデータに従つ
て多針電極静電ヘツド6に指令を発し、レジスト
マーク画像パターンの続く間はレジストマークと
共に、以後は赤色画像のみを記録紙1の表面に静
電潜像ドツトとして形成せしめる。
PGパルスを計数しているカウンタ14はN個
のPGパルスを受信するごとに制御装置9′ヘレジ
ストマーク信号を発し、レジストマーク記録を始
動させる。従つてマークは記録紙1がPGパルス
数でN個分送られるごとに記録される。
記録紙1の表面上に0.1mm間隔で記録された静
電潜像ドツトは、その記録部分が赤色現像器7a
の部分に達すると赤色トナーにより現像され、更
に定着器8の部分に達すると加熱定着される。
制御装置9′が画像データ記憶装置10から赤
色データENDを示す情報を読み込むと、カウン
タ11′からのタイミングパルスを受信しても画
像データ記憶装置10からデータを読み込まない
ようにし、カウンタ14が次のレジストマーク信
号を発し、多針電極静電ヘツド6が最後のレジス
トマークの静電潜像ドツト記録を完了した後、カ
ウンタ14にNαをセツトする。このNαは上述し
たように、記録紙1が最大に伸びたときの長さに
対応するPGパルス数であり、このセツトにより
エンド情報が読み込まれても一定量記録紙1は搬
送される。
以後駆動モータ3の正転を続行して赤色現像お
よび定着を行わしめ、カウンタ14がPGパルス
をNα個受信した時駆動モータ3を停止せしめ記
録紙1の送りを止める。記録紙1はその伸縮性に
より最大に伸びていた場合でも、上記の操作によ
つてすべての赤色画像は確実に定着を完了してい
る。
駆動モータ3の停止と同時に制御装置9′は赤
色現像器7aおよび定着器8への動作指令も停止
した後、駆動モータ3を逆転せしめ記録紙1を矢
印Aと逆の方向へ送り始めると共に、マーク読み
取り器5に読み取り開始指令を発する。マーク読
み取り器5は記録紙1が送られて、その側縁部分
に赤色で記録されたレジストマークの中心がその
真下に来たときレジストマーク信号を発し制御装
置9′へ送るようになつている。
制御装置9′は最初のレジストマーク信号を受
信すると、カウンタ14にN+αをセツトし、レ
ジストマーク信号の受信間隔でのカウンタ14の
PGパルス数を計数して、これがN+αを超える
と駆動モータ3の逆転を止める。すなわち、記録
紙1の画像記録領域外である側縁部分に形成され
たレジストマークが無くなるまで記録紙1を逆送
りし、最初に付した赤色のレジストマークの中心
がマーク読み取り器5の真下を通過してしまつた
ことを確認してから停止せしめる訳である。
第3図は第1色目である赤色画像記録完了時の
記録紙1の平面図で、逆送り完了時のマーク読み
取り器5および多針電極静電ヘツド6との相対関
係位置を相当するPGパルス個数で参考的に示し
てある。側縁部に記録されているレジストマーク
15の間隔Nは記録時のものであつて、記録定着
完了後においては正しくNではない。ただし、紙
送り方向における記録紙1の伸縮は赤色画像16
の部分でもレジストマーク15の部分でも変らな
いものと考えてよいはずである。
続いて第2色目すなわち青色記録の準備をす
る。制御装置9′はまずマーク読み取り器5と多
針電極静電ヘツド6の間隔に相応するPGパルス
数であるN+αをカウンタ14にセツトし、マー
ク読み取り器5に読み取り開始指令を発すると共
に、駆動モータ3を正転せしめ記録紙1を矢印A
の方向へ送り始め、同時に青色トナーを内蔵する
青色現像器7bおよび定着器8に動作指令を送
る。
最初のレジストマークの中心がマーク読み取り
器5の真下に来ると、マーク読み取り器5はレジ
ストマーク信号を制御装置9′へ送り、制御装置
9′はレジストマーク信号を受けるとカウンタ1
4にN+αをセツトした後、カウンタ14および
カウンタ12にPGパルスの計数開始を指令する。
このN+αは多針電極静電ヘツド6とマーク読
み取り器5との距離に対応する一定値である。
次のレジストマークの中心がマーク読み取り器
5の真下に来て、制御装置9′がレジストマーク
信号を受けると、カウンタ12は計数されたレジ
ストマーク間のPGパルス数N′を演算器13へ送
ると共に次のレジストマークまでのPGパルス数
の計数を開始する。同時にカウンタ14′にN+
αをセツトして計数開始を指令する。演算器13
はN′/k=n′を演算し結果n′を保持する。
カウンタ14が計数するPGパルス数がN+α
となつた時制御装置9′へ信号を送つて計数を停
止する。この時が矢印A方向に送られる記録紙1
上の最初のレジストマークの中心が丁度多針電極
静電ヘツド6の位置に来た時であるから、制御装
置9′は画像データ記憶装置10から青色画像の
最初のデータを取り出して多針電極静電ヘツド6
へ送り、既に赤色画像の定着されている記録紙1
の表面に静電潜像ドツトを形成せしめると共に、
演算器13に保持されているn′をカウンタ11′
に送らしめ、カウンタ11′に動作開始を指令す
る。
つまり、本実施例では記録紙1上に最初に形成
されたレジストマークを基準にして静電潜像ドツ
ト形成開始位置を決定するものである。
カウンタ11′への動作開始指令によつてカウ
ンタ11′はPG4からPGパルスをn′個受信する
ごとにタイミングパルスを発するようになり、制
御装置9′はカウンタ11′からタイミングパルス
を受信するごとに、順次画像データ記憶装置10
からデータを取り出し、そのデータに従つて多針
電極静電ヘツド6へ指令を送るようになる。
次のレジストマークの中心がマーク読み取り器
5の真下に来た時、カウンタ12は新らしいレジ
ストマーク間のPGパルス数N′を演算器13へ送
り、次のレジストマーク間のPGパルス数の計数
を開始し、演算器13は新らしいn′を演算して保
持すると共に、カウンタ14または14′のうち
いずれか停止中のものにN+αをセツトして計数
開始を指令する。
カウンタ14または14′のいずれかのPGパル
ス計数値がN+αに達すると制御装置9′に信号
を発し、その時多針電極静電ヘツド6の位置にあ
るレジストマークと次のレジストマーク迄の実測
した記録紙1の長さに応じたタイミングパルス間
隔n′を常にカウンタ11′にセツトし、第1色目
すなわち赤色の記録画像とほぼ同期した位置に第
2色目すなわち青色の画像の静電潜像ドツトを形
成せしめる。
記録紙1の表面に静電潜像ドツトが形成された
部分が青色現像器7bの部分に達すると青色トナ
ーにより現像され、更に定着器8の部分に達する
と加熱定着される。このとき、先に定着されてい
る赤色トナーも熱により再溶融するので、赤色ト
ナーと青色トナーの重なつた部分では、青色トナ
ーは赤色トナーと減色混色される。
制御装置9′が画像データ記憶装置10から青
色データENDを示す情報を読み込むと、カウン
タ11′からのタイミングパルスを受信しても画
像データ記憶装置10からデータを読み込まない
ようにすると共に、カウンタ14にはNαをセツ
トする。この動作は赤色画像記録の場合と同様で
ある。
以後駆動モータ3の正転を続行して青色現像お
よび定着を行わしめ、カウンタ14がPGパルス
をNα個受信した時駆動モータ3を停止し、青色
現像器7bおよび定着器8の動作も停止せしめる
ことにより、すべての青色画像の定着を完了の
後、先に赤色画像の定着完了の時に説明したと同
じ手順により、記録紙1を逆送りし最初に付した
赤色のレジストマークの中心がマーク読み取り器
5の真下を通過してしまつたことを確認してから
停止せしめる。
続いて第3色目すなわち黄色の画像記録を行う
が、その手順は青色画像記録の場合と動作させる
現像器が青色現像器7bを黄色現像器7cに変え
るだけであるから詳細な説明は省略する。第1色
目すなわち赤色画像記録の時に同時にその紙送り
量に比例するパルスを利用して等間隔に付したレ
ジストマークの黄色画像記録時の間隔を実測し、
レジストマークの位置に同期して実測した記録紙
1の長さに応じたタイミングパルス間隔で黄色画
像の記録を完了させる。
なお、当然の事ながら黄色の画像記録時におい
ても、記録紙1上に最初に形成されたレジストマ
ークを基準にして静電潜像ドツト形成開始位置を
定めている。本例では3色のカラー画像記録につ
いて説明したが、同様の方法を2色以上何色のカ
ラー画像記録装置にでも採用できることは明らか
である。
本装置の場合、第2色目以後の記録開始位置は
マーク読み取り装置5により読み取つた最初のレ
ジストマークの位置から算出しているので、記録
紙1を逆送りしてから停止させる際に正確な位置
で停止させる必要はなく、速度ループを併用する
などの複雑な速度制御などは要しない。
なお、本実施例ではレジストマークの形状を直
径1mmの中央丸印としたが、これに限られるもの
ではなく任意の形状、大きさとしてよい。しか
し、あまり小さいと記録紙1の表面に付着した汚
染物を誤認する恐れがあるので、ある程度の大き
さを有せしめることが望ましい。
また、本実施例では多針電極静電ヘツド6によ
りレジストマークをドツト記録態様で記録した
が、レジストマーク形状の静電ヘツドを別に設け
ることにより、制御をやや簡単なものとすること
ができる。
さらに、本実施例ではレジストマーク15を第
1色目である赤色画像と同時に記録したが、この
方式に限らずレジストマークのみを画像記録前に
形成してもよいし、予めレジストマークが形成さ
れた記録紙を使用しても本発明によるカラー画像
記録装置を実現できる。
以上、一実施例として記録紙の往復動の繰り返
えしによる場合について詳細に説明したが、記録
紙を循環動による繰返しによつても本発明の技術
思想のままで、鮮明にして且つ色づれの少ないカ
ラー画像記録装置を実現できることは容易に理解
されよう。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明は所定
の搬送径路に沿つて記録媒体を往復又は循環して
搬送する搬送手段と、前記記録媒体の搬送路中に
設けられ前記記録媒体上に所定のライン間隔で記
録画像に対応する潜像を形成するとともに前記記
録媒体上に連続的に略等間隔でレジストマークに
対応する潜像を形成する潜像形成手段と、この潜
像形成手段により前記記録媒体上に形成された前
記記録画像に対応する潜像をそれぞれ異なる色で
前記レジストマーク対応する潜像を単一色で各々
可視像化する複数の現像手段と、前記潜像形成手
段に対し前記記録媒体搬送方向上流側に少なくと
も前記レジストマーク間距離だけ離間させた位置
に設けられ可視像化された前記レジストマークを
検出する検知手段と、前記搬送手段を作動し前記
記録媒体の同一記録領域に潜像形成と現像とを各
色毎に複数回繰り返すことにより合成カラー画像
を形成する記録制御手段と、前記検知手段が奇数
番目の前記レジストマークを検出したときに前記
潜像形成手段と前記検知手段との距離に対応する
値をセツトする第1の計数手段と、前記検知手段
が偶数番目の前記レジストマークを検出したとき
に前記潜像形成手段との距離に対応する値をセツ
トする第2の計数手段と、前記第1の計数手段の
値に基づいて奇数番目のレジストマークに対応す
る記録画像の潜像形成を、前記第2の計数手段の
値に基づいて偶数番目のレジストマークに対応す
る記録画像の潜像形成をそれぞれ開始させるタイ
ミング制御手段とを備えたことにより、各レジス
トマークに対応する記録画像の潜像形成を正確な
位置から開始させることができ、より正確にカラ
ー画像の重ね合わせ処理を実行することができ、
記録媒体の伸縮に伴う色ずれを防止し、鮮明なカ
ラー画像を得ることができる優れた効果を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかるカラー画像記録装置の
一実施例の要部簡略斜視図、第2図は同じく制御
ブロツク図であつて、第3図は第1色目である赤
色画像記録完了時の記録紙の平面図、第4図は従
来の思想に従つたカラー画像記録装置の一例の要
部簡略斜視図、第5図は同じく制御ブロツク図で
ある。 1……記録紙、3……駆動モータ、4……パル
ス発生器(PG)、5……マーク読み取り器、6…
…多針電極静電ヘツド、7a……赤色現像器、7
b……青色現像器、7c……黄色現像器、8……
定着器、9,9′……制御装置、10……画像デ
ータ記憶装置、11,11′,12,14,1
4′……カウンタ、13……演算器、15……レ
ジストマーク、16……赤色画像。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 所定の搬送径路に沿つて記録媒体を往復又は
    循環して搬送する搬送手段と、前記記録媒体の搬
    送路中に設けられ前記記録媒体上に所定のライン
    間隔で記録画像に対応する潜像を形成するととも
    に前記記録媒体上に連続的に略等間隔でレジスト
    マークに対応する潜像を形成する潜像形成手段
    と、この潜像形成手段により前記記録媒体上に形
    成された前記記録画像に対応する潜像をそれぞれ
    異なる色で前記レジストマークに対応する潜像を
    単一色で各々可視像化する複数の現像手段と、前
    記潜像形成手段に対し前記記録媒体搬送方向上流
    側に少なくとも前記レジストマーク間距離だけ離
    間させた位置に設けられ可視像化された前記レジ
    ストマークを検出する検知手段と、前記搬送手段
    を作動し前記記録媒体の同一記録領域に潜像形成
    と現像とを各色毎に複数回繰り返すことにより合
    成カラー画像を形成する記録制御手段と、前記検
    知手段が奇数番目の前記レジストマークを検出し
    たときに前記潜像形成手段と前記検知手段との距
    離に対応する値をセツトする第1の計数手段と、
    前記検知手段が偶数番目の前記レジストマークを
    検出したときに前記潜像形成手段と前記検知手段
    との距離に対応する値をセツトする第2の計数手
    段と、前記第1の計数手段の値に基づいて奇数番
    目のレジストマークに対応する記録画像の潜像形
    成を、前記第2の計数手段の値に基づいて偶数番
    目のレジストマークに対応する記録画像の潜像形
    成をそれぞれ開始させるタイミング制御手段とを
    具備したことを特徴とするカラー画像記録装置。
JP2209152A 1990-08-09 1990-08-09 カラー画像記録装置 Granted JPH03114078A (ja)

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