JPH08185002A - カラー画像記録装置 - Google Patents

カラー画像記録装置

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Publication number
JPH08185002A
JPH08185002A JP7193029A JP19302995A JPH08185002A JP H08185002 A JPH08185002 A JP H08185002A JP 7193029 A JP7193029 A JP 7193029A JP 19302995 A JP19302995 A JP 19302995A JP H08185002 A JPH08185002 A JP H08185002A
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JP
Japan
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color
recording medium
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Pending
Application number
JP7193029A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Fukuyama
眞琴 福山
Nobuo Mizuki
信夫 水木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Electric Manufacturing Ltd
Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Graphic Communication Systems Inc, Toyo Electric Manufacturing Ltd filed Critical Matsushita Graphic Communication Systems Inc
Priority to JP7193029A priority Critical patent/JPH08185002A/ja
Publication of JPH08185002A publication Critical patent/JPH08185002A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 記録媒体上の画像記録領域外にレジストマー
クを形成することにより、記録媒体の伸縮に伴う色ずれ
を少なくし、鮮明なカラー画像を得る。 【構成】 レジストマーク15の潜像形成と記録画像1
6の潜像形成を多針電極静電ヘッド6で行い、レジスト
マーク15の潜像形成開始位置を、記録画像16の潜像
開始位置よりも記録紙1の搬送方向下流側に位置させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録媒体が記録部に対し
てくり返し往復又は循環されてカラー画像が得られるカ
ラー画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】公知のカラー画像記録装置としては、1
組の潜像形成手段である多極静電記録ヘッドに電気信号
を送り、静電記録シートよりなる記録紙上に正極と負極
の静電潜像ドットを形成せしめ、色も異なる2種類の着
色トナーを互に相異なる極性に帯電させ、前記静電潜像
ドットに付着させることにより現像し、これを加熱など
により定着して2色の可視像とする方式が発表されてい
る。
【0003】しかしながら、この方式では2色を超える
多色記録は不可能であり、また記録紙上に正の極性の静
電潜像を形成することは、負の極性の静電潜像を形成す
る場合より記録ドット形成の確立が低いなどの欠点があ
った。
【0004】従って、従来から行なわれているごとき負
極性の静電潜像のみによる単色記録を、記録位置を同期
させてトナーの色のみを変えて複数回繰り返えし、カラ
ー記録を行う3色以上のカラー画像記録装置が考えられ
る。
【0005】図4は従来の思想に従ったカラー画像記録
装置の一例の要部簡略斜視図であり、図5は同じく制御
ブロック図である。静電記録シートからなる記録紙1は
駆動モータ3及びこの駆動モータ3により駆動される紙
送りローラ2a,2bより成る搬送手段によって所定経
路に沿って正方向である矢印Aの方向およびその逆方向
に駆動されるごとく構成されている。駆動モータ3には
パルス発生器を略称するPG4が直結されており、駆動
モータ3の回転に応じてすなわち記録紙1の一定移動距
離ごとにPGパルスを発生する。記録紙1の所定経路に
沿って記録紙1に静電潜像ドットを形成する潜像形成手
段である多針電極静電ヘッド6が設けられており、さら
に記録紙1搬送方向下流に各色の現像液が供給された複
数の現像器(赤色現像器7a,青色現像器7b,黄色現
像器7c)が設けられている。また、これら複数の現像
器の下流に定着器8が設けられている。多針電極静電ヘ
ッド6は記録紙1の表面全幅にわたって、0.1mm間隔
で制御装置9からの指令により選択的に負の極性を有す
る静電潜像ドットを形成せしめる。赤色現像器7a,青
色現像器7b,および黄色現像器7cはそれぞれ制御装
置9からの指令により、前記静電潜像を赤色、青色およ
び黄色のトナーにより現像するもので、定着器8は同じ
く制御装置9の指令によってその下を通過する記録紙1
を加熱することによりトナーを溶融せしめて定着する。
画像データ記憶装置10には記録すべき画像を赤、青お
よび黄色の色相に0.1mmごとの間隔で分解したデータ
が、赤,青および黄色の色相別に記録紙1の正の進行方
向に対応した順序で記憶されている。カウンタ11は同
期タイミングパルスを発生させるためのもので、記録紙
1が0.1mm送られるために駆動モータ3が回転する間
にPG4が発生するn個(一定である)のPGパルスを
受信することにタイミングパルスを制御装置9へおく
る。
【0006】以下、本装置によるカラー画像記録の態様
を説明する。制御装置9に記録開始の指示を与えると、
制御装置9は駆動モータ3に正回転の指令を発すると共
に、画像データ記憶装置10から赤色の最初の列のデー
タを取り出してそのデータに従って多針電極静電ヘッド
6に指令を発し、記録紙1の表面に静電潜像ドットを形
成せしめる。更に同時に赤色現像器7aおよび定着器8
に動作指令を送る。記録紙1を搬送する駆動モータ3の
回転に従って、それに直結されたPG4から発せられる
PGパルスをカウンタ11が計数し、n個のPGパルス
を受信するごとにタイミングパルスを発生する。制御装
置9はカウンタ11からタイミングパルスを受信するご
とに、順次画像データ記憶装置10からデータを取り出
して、そのデータに従って多針電極静電ヘッド6に指令
を発し、記録紙1の表面に静電潜像ドットを形成せしめ
る。同時に制御装置9は受信したタイミングパルスの数
を内蔵するレジスタ内で計数している。かくのごとくに
して、画像データ記憶装置10に記憶された記録すべき
画像の赤色分のデータは、矢印A方向に送り出される記
録紙1の表面上に0.1mm間隔の静電潜像ドットとして
記録され、この記録部分が赤色現像器7aの部分に達す
ると赤色トナーにより現像され、更に定着器8の部分に
達すると加熱定着される。制御装置9が画像データ記憶
装置10から赤色データのENDを示す情報をよみこむ
と、カウンタ11からのタイミングパルスを受信しても
画像データ記憶装置10からデータを読み込まないよう
にする。
【0007】記録紙1の移動方向の多針電極静電ヘッド
6と定着器8の設置間隔をLmmとしたとき、この距離を
記録紙1が移動する間にPG4の発するPGパルス数は
α×L/0.1個であり、カウンタ11の発生するタイ
ミングパルス数はL/0.1個であるので、赤色データ
のENDを示す情報を制御装置9が読み込んでから、前
記のタイミングパルス数より若干多いL/0.1+δ個
のタイミングパルスを受け取るまで記録紙1を送り続け
た後モータ3を停止することにより、記録すべき赤色記
録の現像および定着はすべて完了する。制御装置9は駆
動モータ3を停止せしめると同時に、赤色現像器7aお
よび定着器8への動作指令も停止する。このとき制御装
置9内のタイミングパルス計数用レジスタの内容数はZ
になっていたとする。
【0008】前記のごとく赤色記録の定着の完了により
駆動モータ3を停止した後、ただちに駆動モータ3を逆
転し、記録紙1を矢印Aと逆の方向に駆動する。このと
き、カウンタ11はPG4からのPGパルスをn個受信
するごとにタイミングパルスを発生させ、制御装置9内
のタイミングパルス計数用レジスタから減算し、駆動モ
ータ3が逆転を開始した時Zであった前記レジスタの内
容が0になった時駆動モータ3を停止する。かくして、
記録紙1は最初に赤色記録された部分が多針電極静電ヘ
ッド6の真下に位置するごとくにして停止する。ただ
し、このようにして記録紙1をスタート地点で正確に停
止せしめるためには、速度ループを併用して正確に速度
制御をも行う必要がある。
【0009】次に制御装置9は駆動モータ3に正転の指
令を発すると共に、画像データ記憶装置10から青色の
最初の列のデータを取り出して多針電極静電ヘッド6に
指令を発し、すでに赤色記録の完了した記録紙1の表面
に静電潜像ドットを形成せしめると同時に、青色現像器
7bおよび定着器8に動作指令を送る。以下、赤色記録
のときと同様に制御装置9はカウンタ11からのタイミ
ングパルスを受信するごとに画像データ記憶装置10か
ら順次青色画像データを取り出し、多針電極静電ヘッド
6により記録紙1の表面に静電潜像ドットを形成せしめ
る。その記録部分が青色現像器7bの部分に達すると青
色トナーにより現像され、更に定着器8の部分に達する
と加熱定着される。このとき、先に定着されている赤色
トナーも熱により再溶融するので、赤色トナーと青色ト
ナーの重なった部分では、青色トナーは赤色トナーと混
合され減色混色される。制御装置9が画像データ記憶装
置10から青色データのENDを示す情報を読み込む
と、赤色記録の場合と同様に画像データの読み込みを中
止した後、記録紙1を更にL/0.1+δ個のタイミン
グパルス受信期間送って青色記録の現像および定着を完
了させ、青色現像ヘッド7bおよび定着器8の動作を停
止せしめると共に、駆動モータ3を逆転せしめて記録紙
1をスタート地点までもどして次の記録を開始する。
【0010】黄色記録についても青色現像器7bの代り
に黄色現像器7cを使用する以外は青色記録の場合と同
様であるため説明を省略するが、制御装置9が画像デー
タ記憶装置10から黄色データのENDを示す情報を読
み込んでから、記録紙1を更にL/0.1+δ個のタイ
ミングパルス受信期間送って、黄色記録の定着を完了す
ることによりすべての多色記録を完了する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる構成に
よれば、記録紙の搬送方向において各色の色ずれが生じ
てしまい、実用に耐えないカラー画像になってしまうと
いう問題があった。
【0012】上述問題は以下の理由で生ずる。すなわ
ち、上述のように各色毎に記録紙を所定経路に沿って往
復させる方法であると、その間に記録紙に伸縮が生じて
しまうためである。この伸縮は、小型のカラー画像記録
を行う場合には殆ど問題とならないが、A1.A0サイ
ズ等の大きな記録紙を扱うカラー画像記録装置では大き
な色ずれを生ずる原因となる。
【0013】本発明は、上述の課題に鑑みて為されたも
ので記録紙の伸縮に伴う色ずれを防止し、鮮明にして且
つ色ずれの少ないカラー画像を得ることができるカラー
画像記録装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、所定の搬送経路に沿って記録媒体を往復又
は循環して搬送する搬送手段と、前記記録媒体の搬送路
中に設けられ前記記録媒体の画像記録領域内に記録画像
に対応する潜像を形成するとともに前記記録媒体の画像
記録領域外に連続的に略等間隔のレジストマークに対応
する潜像を形成する潜像形成手段と、この潜像形成手段
により前記記録媒体上に形成された潜像を可視像化する
複数の現像手段と、可視像化された前記レジストマーク
を順次検出する検知手段と、前記搬送手段を作動し前記
記録媒体の同一記録領域に潜像形成と現像とを各色毎に
複数回繰り返すことにより合成カラー画像を形成すると
ともに、潜像形成を行うに際し前記検知手段の出力に基
づいて前記記録媒体の搬送方向における各色の潜像形成
の色ずれ補正を行う制御手段とを具備し、前記潜像形成
手段によるレジストマークに対応する潜像の形成開始位
置は、記録画像に対応する潜像の形成開始位置よりも記
録媒体搬送方向下流側に位置していることを特徴とする
ものである。
【0015】
【作用】本発明は上述の構成によって、記録媒体に形成
されたレジストマークの位置に基づいて各色の潜像形成
位置を補正するため、記録媒体の伸縮に伴う色ずれを少
なくし、鮮明なカラー画像を得ることができる。
【0016】さらに、本発明では、潜像形成手段による
レジストマークに対応する潜像の形成開始位置を、記録
画像に対応する潜像の形成開始位置よりも記録媒体搬送
方向下流側に位置させているため、記録画像全面に渡っ
て色ずれを少なくすることが可能となる。
【0017】
【実施例】図1は本発明の一実施例によるカラー画像記
録装置の概略構成を示すものであり、図2は同じく制御
ブロック図であり、図4、図5と同一の符号は同一また
は同一機能を有する部分を示す。
【0018】記録紙1はPG4を直結した駆動モータ3
及びこの駆動モータ3により駆動される紙送りローラ2
a,2bから成る搬送手段によって所定径路に沿って矢
印Aの方向およびその逆方向に駆動されるごとく構成さ
れている。
【0019】従来の構成と同様に記録紙1の所定径路に
沿って順番に記録紙1に静電潜像ドットを形成する潜像
形成手段である多針電極静電ヘッド6、それぞれ各色の
現像液が供給された複数の現像器(赤色現像器7a,青
色現像器7b,黄色現像器7c)、定着器8が設けられ
ている。本装置の場合には、記録紙1の通常画像記録領
域を外れた部分に記録紙搬送方向に等間隔に形成された
レジストマークを第2色目以後の画像記録に際して読み
取るための検知手段であるマーク読み取り器5が多針電
極ヘッド6の記録紙搬送方向上流側に設けてある。
【0020】カウンタ11’は同期記録のためのタイミ
ングパルスを発生するもので、カウンタ12は主として
読み取られたレジストマーク間のタイミングパルスを計
数するためのものであり、13は演算器で、カウンタ1
4は主として前記マークの書き込みおよび読み取られた
マークの間隔を監視するためのものであって、更にカウ
ンタ14’と共にマーク中心位置に合わせて静電潜像ド
ットを形成させる動作をも行うもので、これらの機器の
動作を制御装置9’が制御する。
【0021】つまり、カウンタ11’,12,14,1
4’、演算器13、制御装置9’はレジストマークの間
隔に基づいて記録紙の搬送方向における各色に対応する
静電潜像ドットの記録位置合わせを行うタイミング制御
手段として働くものである。
【0022】制御装置9’内には多針電極静電ヘッド6
を用いて記録紙1の側縁部付近の正規画像記録領域外に
レジストマークを記録するためのレジストマーク画像パ
ターンが内蔵記憶されている。本装置の場合このレジス
トマークは直径1mmの中実丸印であって、第1色目の画
像記録時にのみ同時に記録するが、第1色目の画像がP
Gパルスをn個受信するごとに、すなわち本装置では記
録紙1が0.1mm送られるごとに記録されるのに対し
て、前記マークはこの画像記録の態様によりPGパルス
をn×k=N個受信するごとに、すなわち本装置では記
録1が10mm送られるごとに記録されるように構成され
ている。
【0023】使用する記録紙1の伸縮性から、前記のご
とくPGパルス数でN個分送られる長さが最大に伸びた
ときの長さを送るべきPGパルス数をN+αとすると
き、マーク読み取り器5は多針電極静電ヘッド6の前方
にPGパルス数でN+α個分だけ離して設置してある。
これはマーク読取器5は多針電極静電ヘッド6に対し記
録紙1の搬送方向上流側にレジストマーク間距離である
Nとレジストマーク間距離に対応する記録紙の最大伸長
量であるαとを加算した距離だけ離間して設けられてい
る。これにより、実測したレジストマーク間距離をその
レジストマーク間における潜像形成に確実に利用するた
めである。また、多針電極静電ヘッド6から定着器8ま
での距離Lmmの長さを有する記録紙1が最大に伸びたと
きの長さを送るべきPGパルス数をMβ個とする。
【0024】画像データ記憶装置10には図4、図5の
説明で述べた通り、赤、青および黄色の色相別の画像デ
ータが記憶されている。
【0025】以下、本装置による多色記録の態様を説明
する。制御装置9’に記録開始の指示を与えると、第1
色目すなわち赤色記録の準備をする。マーク記録間隔の
PGパルス数Nをカウンタ14および演算器13にセッ
トする。演算器13はN/k=nの演算を行い、結果n
をカウンタ11’にセットする。この結果カウンタ1
1’はPGパルスをn個受信するごとにタイミングパル
スを発するようになる。
【0026】上記準備完了後制御装置9’は駆動モータ
3に正転の指令を発し記録紙1を矢印Aの方向へ送り始
めると同時に、内蔵記憶されているマーク画像パターン
に従って直径1mmの中実丸印のレジストマーク画像とな
るべき信号を多針電極静電ヘッド6へ送信し始める。更
に同時に制御装置9’は赤色トナーを内蔵する赤色現像
器7aおよび定着器8に動作指令を送る。
【0027】カウンタ11’は駆動モータ3に直結され
たPG4からのPGパルスをn個受信するごとにタイミ
ングパルスを発し、制御装置9’はこのタイミングパル
スに同期して前記レジストマーク画像信号を多針電極静
電ヘッド6に送り、記録紙1の制御部付近に負の極性を
有する静電潜像ドットを形成せしめる。一方、カウンタ
14はPG4から発せられるPGパルスを計数してい
る。
【0028】記録紙1が0.5mm送られ、すなわち制御
装置9’がカウンタ11’から5個目のタイミングパル
スを受信すると、画像データ記憶装置10から赤色画像
の最初のデータを取り出して、レジストマーク中心位置
のレジストマーク信号と同時に赤色画像の信号を多針電
極静電ヘッド6へ送る。以下、制御装置9’はカウンタ
11’からタイミングパルスを受信するごとに、順次画
像データ記憶装置10からデータを取り出し、そのデー
タに従って多針電極静電ヘッド6に指令を発し、レジス
トマーク画像パターンの続く間はレジストマークと共
に、以後は赤色画像のみを記録紙1の表面に静電潜像ド
ットとして形成せしめる。
【0029】PGパルスを計数しているカウンタ14は
N個のPGパルスを受信するごとに制御装置9’へレジ
ストマーク信号を発し、レジストマーク記録を始動させ
る。従ってマークは記録紙1がPGパルス数でN個分送
られるごとに記録される。
【0030】記録紙1の表面上に0.1mm間隔で記録さ
れた静電潜像ドットは、その記録部分が赤色現像器7a
の部分に達すると赤色トナーにより現像され、更に定着
器8の部分に達すると加熱定着される。
【0031】制御装置9’が画像データ記憶装置10か
ら赤色データENDを示す情報を読み込むと、カウンタ
11’からのタイミングパルスを受信しても画像データ
記憶装置10からデータを読み込まないようにし、カウ
ンタ14が次のレジストマーク信号を発し、多針電極静
電ヘッド6が最後のレジストマークの静電潜像ドット記
録を完了した後、カウンタ14にMβをセットする。こ
のMβは上述したように、記録紙1が最大に伸びたとき
の長さに対応するPGパルス数であり、このセットによ
りエンド情報が読み込まれても一定量記録紙1は搬送さ
れる。
【0032】以後駆動モータ3の正転を続行して赤色現
像および定着を行わしめ、カウンタ14がPGパルスを
Mβ個受信した時駆動モータ3を停止せしめ記録紙1の
送りを止める。記録紙1はその伸縮性により最大に伸び
ていた場合でも、上記の操作によってすべての赤色画像
は確実に定着を完了している。
【0033】駆動モータ3の停止と同時に制御装置9’
は赤色現像器7aおよび定着器8への動作指令も停止し
た後、駆動モータ3を逆転せしめ記録紙1を矢印Aと逆
の方向へ送り始めると共に、マーク読み取り器5に読み
取り開始指令を発する。マーク読み取り器5は記録紙1
が送られて、その側縁部分に赤色で記録されたレジスト
マークの中心がその真下に来たときレジストマーク信号
を発し制御装置9’へ送るようになっている。
【0034】制御装置9’は最初のレジストマーク信号
を受信すると、カウンタ14にN+αをセットし、レジ
ストマーク信号の受信間隔でカウンタ14のPGパルス
数を計数して、これがN+αを超えると駆動モータ3の
逆転を止める。すなわち、記録紙1の画像記録領域外で
ある側縁部分に形成されたレジストマークが無くなるま
で記録紙1を逆送りし、最初に付した赤色のレジストマ
ークの中心がマーク読み取り器5の真下を通過してしま
ったことを確認してから停止せしめる訳である。
【0035】図3は第1色目である赤色画像記録完了時
の記録紙1の平面図で、逆送り完了時のマーク読み取り
器5および多針電極静電ヘッド6との相対関係位置を相
当するPGパルス個数で参考的に示してある。側縁部に
記録されているレジストマーク15の間隔Nは記録時の
ものであって、記録定着完了後においては正しくNでは
ない。ただし、紙送り方向における記録紙1の伸縮は赤
色画像16の部分でもレジストマーク15の部分でも変
らないものと考えてよいはずである。
【0036】続いて第2色目すなわち青色記録の準備を
する。制御装置9’はまずマーク読み取り器5と多針電
極静電ヘッド6の間隔に相当するPGパルス数であるN
+αをカウンタ14にセットし、マーク読み取り器5に
読み取り開始指令を発すると共に、駆動モータ3を正転
せしめ記録紙1を矢印Aの方向へ送り始め、同時に青色
トナーを内蔵する青色現像器7bおよび定着器8に動作
指令を送る。
【0037】最初のレジストマークの中心がマーク読み
取り器5の真下に来ると、マーク読み取り器5はレジス
トマーク信号を制御装置9’へ送り、制御装置9’はレ
ジストマーク信号を受けるとカウンタ14にN+αをセ
ットし後、カウンタ14およびカウンタ12にPGパル
スの計数開始を指令する。
【0038】このN+αは多針電極静電ヘッド6とマー
ク読み取り器5との距離に対応する一定値である。
【0039】次のレジストマークの中心がマーク読み取
り器5の真下に来て、制御装置9’がレジストマーク信
号を受けると、カウンタ12は計数されたレジストマー
ク間のPGパルス数N’を演算器13へ送ると共に次の
レジストマークまでのPGパルス数の計数を開始する。
同時にカウンタ14’にN+αをセットして計数開始を
指令する。演算器13はN’/k=n’を演算し結果
n’を保持する。
【0040】カウンタ14が計数するPGパルス数がN
+αとなった時制御装置9’へ信号を送って計数を停止
する。この時が矢印A方向に送られる記録紙1上の最初
のレジストマークの中心が丁度多針電極静電ヘッド6の
位置に来た時であるから、制御装置9’は画像データ記
憶装置10から青色画像の最初のデータを取り出して多
針電極静電ヘッド6へ送り、既に赤色画像の定着されて
いる記録紙1の表面に静電潜像ドットを形成せしめると
共に、演算器13に保持されているn’をカウンタ1
1’に送らしめ、カウンタ11’に動作開始を指令す
る。
【0041】つまり、本実施例では記録紙1上に最初に
形成されたレジストマークを基準にして静電潜像ドット
形成開始位置を決定するものである。
【0042】カウンタ11’への動作開始指令によって
カウンタ11’はPG4からPGパレスをn’個受信す
るごとにタイミングパルスを発するようになり、制御装
置9’はカウンタ11’からタイミングパルスを受信す
るごとに、順次画像データ記憶装置10からデータを取
り出し、そのデータに従って多針電極静電ヘッド6へ指
令を送るようになる。
【0043】次のレジストマークの中心がマーク読み取
り器5の真下に来た時、カウンタ12は新らしいレジス
トマーク間のPGパルス数N’を演算器13へ送り、次
のレジストマーク間のPGパルス数の計数を開始し、演
算器13は新らしいn’を演算して保持すると共に、カ
ウンタ14または14’のうちいずれか停止中のものに
N+αをセットして計数開始を指令する。
【0044】カウンタ14または14’のいずれかのP
Gパルス計数値N+αに達すると制御装置9’に信号を
発し、その時多針電極静電ヘッド6の位置にあるレジス
トマークと次のレジストマーク迄の実測した記録紙1の
長さに応じたタイミングパルス間隔n’を常にカウンタ
11’にセットし、第1色目すなわち赤色の記録画像と
ほぼ同期した位置に第2色目すなわち青色の画像の静電
潜像ドットを形成せしめる。
【0045】記録紙1の表面に静電潜像ドットが形成さ
れた部分が青色現像器7bの部分に達すると青色トナー
により現像され、更に定着器8の部分に達すると加熱定
着される。このとき、先に定着されている赤色トナーも
熱により再溶融するので、赤色トナーと青色トナーの重
なった部分では、青色トナーは赤色トナーと減色混色さ
れる。
【0046】制御装置9’が画像データ記憶装置10か
ら青色データENDを示す情報を読み込むと、カウンタ
11’からのタイミングパルスを受信しても画像データ
記憶装置10からデータを読み込まないようにすると共
に、カウンタ14にはMβをセットする。この動作は赤
色画像記録の場合と同様である。
【0047】以後駆動モータ3の正転を続行して青色現
像および定着を行わしめ、カウンタ14がPGパルスを
Mβ個受信した時駆動モータ3を停止し、青色現像器7
bおよび定着器8の動作も停止せしめることにより、す
べての青色画像の定着を完了の後、先に赤色画像の定着
完了の時に説明したと同じ手順により、記録紙1を逆送
りし最初に付した赤色のレジストマークの中心がマーク
読み取り器5の真下を通過してしまったことを確認して
から停止せしめる。
【0048】続いて第3色目すなわち黄色の画像記録を
行うが、その手順は青色画像記録の場合と動作させる現
像器が青色現像器7bを黄色現像器7cに変えるだけで
あるから詳細な説明は省略する。第1色目すなわち赤色
画像記録の時に同時にその紙送り量に比例するパルスを
利用して等間隔に付したレジストマークの黄色画像記録
時の間隔を実測し、レジストマークの位置に同期して実
測した記録紙1の長さに応じたタイミングパルス間隔で
黄色画像の記録を完了させる。なお、当然の事ながら黄
色の画像記録時においても、記録紙1上に最初に形成さ
れたレジストマークを基準にして静電潜像ドット形成開
始位置を定めている。
【0049】以上、説明したように、本実施例において
は、レジストマーク間の距離を測定し、この測定値に基
づいて各静電潜像ドットの形成位置が定められるため、
各色の静電潜像ドットは、ほぼ同期した位置に形成さ
れ、色ずれの防止をより確実に行えるという本実施例特
有の効果を奏する。また本実施例の場合、第2色目以後
の記録開始位置はマーク読み取り装置5により読み取っ
た最初のレジストマークの位置から算出しているので、
記録紙1を逆送りしてから停止させる際に正確な位置で
停止させる必要はなく、速度ループを併用するなどの複
雑な速度制御などは要しないという本実施例特有の効果
も奏する。
【0050】本実施例では3色のカラー画像記録につい
て説明したが、同様の方法を2色以上何色のカラー画像
記録装置にでも採用できることは明らかである。また、
本実施例ではレジストマーク位置の変化に対応して多針
電極静電ヘッド6の記録周期を変えることによって各色
の記録画像の記録位置制御を行っているが、記録紙の搬
送速度を変化させることによっても、本発明の効果を達
成できることは明らかである。さらに、本実施例ではレ
ジストマークを検出する検知手段の出力に基づいてレジ
ストマーク間隔を計測し、その計測結果を利用して記録
位置制御を行っているが、必ずしもこうした間隔の計測
を行う必要はなく、例えば、レジストマークの検出タイ
ミングに応じて記録を開始するといった技術であっても
本発明の効果を享受できる。すなわち、本発明は、記録
媒体上に連続的にレジストマークを付与して記録位置制
御を行う全ての技術に関するものである。
【0051】なお、本実施例ではレジストマークの形状
を直径1mmの中央丸印としたが、これに限られるもので
はなく任意の形状、大きさとしてもよい。しかし、あま
り小さいと記録紙1の表面に付着した汚染物を誤認する
恐れがあるので、ある程度の大きさを有せしめることが
望ましい。
【0052】また、本実施例では多針電極静電ヘッド6
によりレジストマークをドット記録態様で記録したが、
レジストマーク形状の静電ヘッドを別に設けることによ
り、制御をやや簡単なものとすることができる。
【0053】さらに、本実施例ではレジストマーク15
の潜像形成を第1色目である赤色画像の潜像形成と同時
に行っているが、この方式に限らずレジストマークの潜
像のみを画像記録前に形成してもよい。また、本実施例
では、記録紙の往復動の場合について説明がなされてい
るが、記録紙の循環動の場合であっても同様である。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は上述の課題を解決するため、所定の搬送経路に沿って
記録媒体を往復又は循環して搬送する搬送手段と、前記
記録媒体の搬送路中に設けられ前記記録媒体の画像記録
領域内に記録画像に対応する潜像を形成するとともに前
記記録媒体の画像記録領域外に連続的に略等間隔のレジ
ストマークに対応する潜像を形成する潜像形成手段と、
この潜像形成手段により前記記録媒体上に形成された潜
像を可視像化する複数の現像手段と、可視像化された前
記レジストマークを順次検出する検知手段と、前記搬送
手段を作動し前記記録媒体の同一記録領域に潜像形成と
現像とを各色毎に複数回繰り返すことにより合成カラー
画像を形成するとともに、潜像形成を行うに際し前記検
知手段の出力に基づいて前記記録媒体の搬送方向におけ
る各色の潜像形成の色ずれ補正を行う制御手段とを具備
し、前記潜像形成手段によるレジストマークに対応する
潜像の形成開始位置を、記録画像に対応する潜像の形成
開始位置よりも記録媒体搬送方向下流側に位置させるこ
とにより、画像記録の開始時にはレジストマークの位置
を検出する度に記録位置制御が行われるので、レジスト
マークの位置と略同一ライン上に記録されるべき潜像が
各色ともに略整合し、色ずれを少なくすることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるカラー画像記録装置の一実施例
の要部簡略斜視図
【図2】本発明にかかるカラー画像記録装置の制御ブロ
ック図
【図3】第1色目である赤色画像記録完了時の記録紙の
平面図
【図4】従来のカラー画像記録装置の一例の要部簡略斜
視図
【図5】従来のカラー画像記録装置の制御ブロック図
【符号の説明】
1 記録紙 3 駆動モータ 4 パルス発生器(PG) 5 マーク読み取り器 6 多針電極静電ヘッド 7a 赤色現像器 7b 青色現像器 7c 黄色現像器 8 定着器 9 制御装置 10 画像データ記憶装置 13 演算器 15 レジストマーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/39 G03G 15/05 21/14 G03G 15/00 116 21/00 372

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の搬送経路に沿って記録媒体を往復
    又は循環して搬送する搬送手段と、前記記録媒体の搬送
    路中に設けられ前記記録媒体の画像記録領域内に記録画
    像に対応する潜像を形成するとともに前記記録媒体の画
    像記録領域外に連続的に略等間隔のレジストマークに対
    応する潜像を形成する潜像形成手段と、この潜像形成手
    段により前記記録媒体上に形成された潜像を可視像化す
    る複数の現像手段と、可視像化された前記レジストマー
    クを順次検出する検知手段と、前記搬送手段を作動し前
    記記録媒体の同一記録領域に潜像形成と現像とを各色毎
    に複数回繰り返すことにより合成カラー画像を形成する
    とともに、潜像形成を行うに際し、前記検知手段の出力
    に基づいて前記記録媒体の搬送方向における各色の潜像
    形成の色ずれ補正を行う制御手段とを具備し、前記潜像
    形成手段によるレジストマークに対応する潜像の形成開
    始位置は、記録画像に対応する潜像の形成開始位置より
    も記録媒体搬送方向下流側に位置していることを特徴と
    するカラー画像記録装置。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57124753A (en) * 1981-01-28 1982-08-03 Toyo Electric Mfg Co Ltd Multi-color electrostatic recorder

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57124753A (en) * 1981-01-28 1982-08-03 Toyo Electric Mfg Co Ltd Multi-color electrostatic recorder

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