JPH0445847A - 吸着材料及びその利用方法 - Google Patents

吸着材料及びその利用方法

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JPH0445847A
JPH0445847A JP2150890A JP15089090A JPH0445847A JP H0445847 A JPH0445847 A JP H0445847A JP 2150890 A JP2150890 A JP 2150890A JP 15089090 A JP15089090 A JP 15089090A JP H0445847 A JPH0445847 A JP H0445847A
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microbial
adsorption
biological growth
sterilizer
adsorbing
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Kiyoshi Kaneuchi
金内 清
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、微生物殺菌剤吸着材料、および生物成長促進
物質吸着材料とその利用方法に関するものである。更に
詳しく述べるならば、本発明は、細菌やカビなどの微生
物を殺菌し、又は、その増殖を抑制するのに有用な微生
物殺菌剤として、無声放電、および紫外線生成灯によっ
て生成された、生成物から選ばれた少なくとも1員から
なるものを、ガス吸着能を有する吸着基材に、吸着させ
、保持させ、任意の状態において、生成物を一気に、あ
るいは徐々に、放出させることができる微生物殺菌剤吸
着材料及びその利用方法に関するものである。
また、生物成長促進物質として、無声放電、および紫外
線生成灯によって生成された、生成物から選ばれた少な
くとも1員からなるものを、ガス吸着能を有する吸着基
+2に、吸着させ、保持させ、任意の状態において、生
成物を一気に、あるいは徐々に、放出させることができ
る生物成長促進物質吸着材料及びその利用方法に関する
ものである。
更に、微生物殺菌剤吸着+j料、および生物成長促進物
質吸着材料の吸着保持方法及び装置に関するものである
〔従来の技術〕
無声放電或いは紫外線生成灯によって生成された、オゾ
ンを含む生成物から選ばれた少なくとも1員からなるも
のは、不安定物質であり、吸着保持させて、保存するこ
とは、困難なことであり、必要に応じて、そのつど無声
放電或いは紫外線生成灯によって生成しなければならず
、生成物を吸着基材に吸着保持させて、使用に応じて、
放出させる利用方法はなかった。又、生成物を濃縮する
ことは、困難を極め不可能と云われていた。
微生物殺菌、および生物成長促進方法において、細線の
方法があるが、無声放電或いは紫外線生成灯によって生
成された、微生物殺菌剤或いは生物成長促進物質を吸着
基材に吸着保持させて、当該目的に使用する方法は、見
出すことが出来なかった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、少なくとも1種のガス吸着能を有する吸着基
材に、無声放電或いは紫外線生成灯によって生成された
、生成物から選ばれた少なくとも1員からなるものを、
吸着保持させるとともに、保存を可能とし、使用にあた
り、任意の状態において、生成物を一気に、あるいは徐
々に、放出させることができる微生物殺菌剤吸着材料、
および生物成長促進物質吸着材料とそれによる微生物殺
菌方法、および生物成長促進方法を提供しようとするも
のである。
また、本発明は、微生物殺菌剤吸着材料、および生物成
長促進物質吸着材料の表面をコーティングして、コーテ
ィング面を凍らせた表面氷結当該吸着材料。更に、当該
吸着材料を、氷に埋没して、水と合体させた当該吸着材
料含有水の製造法とそれによる微生物殺菌方法、および
生物成長促進方法を提供しようとするものである。
蓄冷型保冷材の充填された容器、包装材料に、微生物殺
菌剤吸着材料を接触させて、合体した蓄冷型保冷材合体
微生物殺菌剤吸着材料とそれによる微生物殺菌方法を提
供しようとするものである。
液体に微生物殺菌剤吸着材料、および生物成長促進物質
吸着材料を浸漬して、微生物殺菌剤、および生物成長促
進物質の溶存した溶液の生成方法とそれによる微生物殺
菌方法、および生物成長促進方法を提供しようとするも
のである。
微生物殺菌剤吸着材料、および生物成長促進物質吸着材
料の吸着保持方法及び装置を提供しようとするものであ
る。
〔課題を解決するための手段・作用〕
本発明の微生物殺菌剤吸着材料、および生物成長促進物
質吸着材料は、少なくとも1種のガス吸着能を有する吸
着基材と、この基材に吸着保持されており、かつ、無声
放電、および紫外線生成灯(波長10nm〜380nm
)によって生成された、生成物から選ばれた少なくとも
1員からなる微生物殺菌剤、および生物成長促進物質、
を含んでなることを特徴とするものである。即ち、本発
明に用いられる微生物殺菌剤、生物成長促進物質は、無
声放電、および紫外線生成灯によって生成された、生成
物から選ばれた少なくとも1員からなるものである。無
声放電、および紫外線生成灯によって生成される代表的
なものは、オゾン物質として知られており、その他、酸
化窒素物類、イオン類、或いはオゾン分解物として活性
酸素等の含有される気体が生成され、その構成比率は、
無声放電区域、および紫外線放射区域を通過する気体の
種類によって異なる。例えば、通過する気体が酸素のみ
であれば、生成物はオゾン物質のみとなり、通過する気
体が空気であれば、生成物はオゾン物質と酸化窒素物類
、また水分のある空気であれば、その比率は酸化窒素物
類が多くなる。更にこれらの生成物には、イオン類、或
いは活性酸素、活性窒素なども含まれる。
これらの生成物は、不安定で、特にオゾンは、残留する
ことなく、通常の酸素分子に戻ると云われており、吸着
させて、保持させ、保存できることは、オゾンの利用に
とって有意義なことである。
本発明に用いられる微生物殺菌剤、および生物成長促進
物質は、上記生成物からなり、使用目的に従って、その
構成比率をかえることによって目的を達成する。即ち、
オゾン物質は、強酸化力による殺菌作用、有機物、無機
物の酸化分解、有毒物、有害物の無毒化、難分解性物質
の生物易分解化に効果的に働き、又、活性酸素の働きを
も含めて、その使用濃度によっては、生物の活性化につ
ながり、酸素供給の役目を果たすこともある。酸化窒素
物類は、−酸化二窒素、−酸化窒素、三酸化二窒素、二
酸化窒素、四酸化二窒素、五酸化二窒素、三酸化窒素、
木酸化二窒素等があり、各酸化窒素物は各々の性質を持
っているが、生物の成長促進に効果があり、特に活性窒
素による窒化物も効果を発揮する。更に、イオンに関し
ては、プラスイオン、マイナスイオンとも生物に深く関
与していることは、明らかである。
また、本発明の微生物殺菌方法、および生物成長促進方
法は、無声放電或いは紫外線生成灯の生成物を吸着基材
に吸着保持させるとともに、保存を可能とし、使用にあ
たり、任意の状態において、生成物を一気に、あるいは
徐々に、放出させることができることを特徴とするもの
である。即ち、本発明の微生物殺菌剤吸着材料、および
生物成長促進物質吸着材料は、生成物を吸着基材に吸着
保持し、低温においては、保持しつづける。微生物殺菌
方法に用いるときは、微生物殺菌剤吸着材料を、被包装
材料とともに、実質的にガスを透過しない包装材料によ
り、実質的に密閉包装することで、微生物殺菌剤吸着材
料からオゾン物質、又はその分解生成物が放出され、包
装洞料内面および被包装材料に所要の殺菌消毒作用およ
び微生物の増殖抑制作用を施すことができる。本発明に
係る微生物殺菌剤吸着材料は、被包装材料とともに包装
材料中に実質的に密閉包装されたとき、包装材料と、被
包装材料とを、長期間にわたって消毒、殺菌することが
でき、また、これらの材料中に残留することがなく、か
つこれらに悪影響を及ぼすこともないという実用上極め
てすぐれた特性を有している方法である。
本発明方法に用いられる包装材料としては、上記ガス非
透明要件を満足する材料を用いることができるが、その
寸法、形状等に格別の限定はない。
勿論、本発明方法に用いられる包装材料は、必要な密閉
効果を有する限り、上記の材料に限定されるものではな
く、厚地の、又は高密度の布帛や紙などからなる容器を
用いてもよい。
また、」二記包装体において、被包装材料と、微生物殺
菌剤吸着材料とが、」二記のような包装稲科により、は
ぼ密閉状に包装されていることが必要であって、それに
より包装体から微生物殺菌剤の逃散による無駄な消費を
防止し、かつ包装体内への微生物などの侵入を防止する
ことができる。
上記説明においては、本発明の当該吸着材料が、包装材
料と、別個に使用される実施態様について記載したが、
本発明の方法は、吸着基材を包装材料と合体させ、その
後生成物を吸着保持させてもよい。例えば、吸着基材を
、包装用紙、ボール紙、又はシートなどに抄き込んだも
のであってもよい。
この場合、吸着基材を、上記紙又はシートに抄き込み、
これに、所要の脱着操作を施した後、生成物を吸着保持
させてもよい。本発明方法により形成された包装体内に
おいて、微生物殺菌剤オゾン物質の濃度が少なくとも−
・時的に、0 、2ppm以上に達することが好ましい
本発明方法による生物成長促進方法は、吸着保持してい
る生物成長促進物質を任意な状態において、生成物を一
気に、あるいは徐々に、放出させることができるもので
、」1記説明の生成物が生物の成長、或いは育成に効果
をもたらすものである。
即ち、植物における実施例では、植物の根の部分に近い
ところの土に挿入する、或いは、表土にまぶすことによ
り、目的を果たす効果がある。動物における使用は、特
に養殖魚に効果がみられる。
水槽中に当該吸着剤を浸漬することにより、当該吸着剤
から放出され、生成物が水槽水の殺菌浄化、養殖魚から
の有害排出物の分解浄化、溶存酸素量の増加、栄養素で
ある窒素分の供給等に関与し、植物と同様の効果がみう
けられる方法である。
本発明は、微生物殺菌剤吸着材料、および生物成長促進
物質吸着材料の表面を液体でコーティングして、コーテ
ィング面を凍らせ、当該吸着材料の表面部を氷結させて
、上記使用目的に合致した使用方法のために、行なわれ
るものであり、例えば、個装される冷凍食品などととも
に、氷結当該吸着材料を、包装材料中に実質的に密閉包
装されたときに効果がある。即ち、冷凍食品が冷凍のま
まであれば、殺菌の必要性はさほどないが、商品品温が
」1昇するにつれ、冷凍食品の微生物の活動も活発にな
り、個装の包装体内で腐敗へとつながJ1− るが、氷結当該吸着材料の存在により、抑制することが
できる。これは、温度上昇につれ、氷結当該吸着材料の
表面部の氷結が氷から液体となるに従って、氷結当該吸
着材料の表面が湿潤する。当該吸着材料は、吸着傾向の
強い物質である液体と接触すると、吸着していた吸着物
質を放出して、液体が吸着され、被吸着物質の置換が行
なわれることから、殺菌が必要になった時期に供給でき
るものである。
本発明の当該吸着材料を、氷に埋没して、氷と合体させ
た当該吸着材料含有水の製造法は、当該吸着材料或いは
上記表面氷結当該吸着材料を氷柱に埋没させればよく、
−例をあげて説明すると、水柱を分割或いは粉砕後、当
該吸着材料又は表面氷結当該吸着材料を加え或いは混入
埋没して、再製氷することによる。また、それによる微
生物殺菌方法、および生物成長促進方法は、氷が解氷す
るにしたがって、氷柱から当該吸着材料が露出しだし、
当該生成物が放出されることによる方法であり、前記の
効果がある。
本発明の微生物殺菌剤吸着+2料を、蓄冷材、保冷材、
寒剤などの蓄冷型保冷材の充填された容器、包装材料と
接触させて、合体した蓄冷型保冷材合体微生物殺菌剤吸
着材料は、蓄冷型保冷材の具備している保冷効果もさる
ことながら、保冷中に保冷材表面に旬着する水分が、水
滴となり、この水滴が微生物殺菌剤の放出に、よりよく
関与して放出効果をあげることができる。更に、それに
よる微生物殺菌方法は、保冷効果と保冷材の付着水と微
生物殺菌剤吸着材料の相乗効果である。即ち、蓄冷型保
冷材を使用する場合、保冷対象物とともに実質的に密閉
されて用いられ、保冷が目的であり、保冷目的の一部に
は、微生物増殖の抑制の目的もある。この殺菌方法は、
保冷対象物が、低温であるあいだ微生物殺菌剤の放出も
、温度と水滴の影響で少ない。しかし保冷対象物の環境
の温度が高くなるにつれて、保冷対象物の品温か上昇し
、保冷対象物の微生物が増殖し始める。丁度其のころ、
保冷材の付着水が水滴として、微生物殺菌剤の放出にか
かわる。又、微生物殺菌だけでなく、品温が上昇して出
てくる保冷対象物からの臭気を脱臭することも効果の一
部である。
本発明の液体に微生物殺菌剤吸着洞料、および生物成長
促進物質吸着材料を浸漬して、微生物殺菌剤、および生
物成長促進物質の溶存した溶液の生成方法は、現在行な
われている無声放電、或いは紫外線生成灯の生成物を吹
き込んで生成する方法とは異なり、生成物の生成機械は
必要なく、ただ当該吸着材料を液体に浸漬するだけで、
できるものである。本発明の方法によると、現在行なわ
れている生成物を吹き込んで生成する方法とは異なり、
当該吸着材料から発生する吸着物質の放出による気泡は
、極めて小さい気泡であり、この極小気泡は、溶存の効
率を高めるのに好都合である。
より好ましくは、水との接触効率を高めるために、溶存
させるだめの水槽は、底の深い容器や浮上してくる極小
気泡の撹拌を行なうとよい。
また、それによる微生物殺菌方法、および生物成長促進
方法は、前記説明と同様で、気体の効果が液体となった
溶液状態の効果として、それぞれに優れた効果を示すも
のである。
本発明による吸着保持方法及び装置において、吸着保持
方法は、−・船釣な吸着剤基材と吸着物を接触させるに
とどまらない。吸着能を有する吸着基材を通気可能な容
器に充填後、−旦乾燥処理、真空処理し、その吸着基材
が吸着しているガス、水分を脱着処理させた後、真空乾
燥状態のまま0℃以下の低温になるように保たれ、吸着
させるための前処理をする。一方、無声放電、および紫
外線生成灯によって生成される生成物は、生成後温度を
o′C以下の低温になるように冷却装置内を通過して供
給される。前処理された吸着基材の充填された容器に、
生成物が供給されると、吸着が行なわれる。このときの
吸着圧力は、−船釣な常圧であってもよいが、加圧して
吸着基材を通過させると吸着量が増大する。供給は、吸
着がされなくなる破過を過ぎるまで供給される。吸着さ
れずに通過したものは、分解槽で処理される。吸着が終
了した吸着基材は、装置より、はずされ、0℃以下の低
温で保存される。
=16− 本発明に用いられるガス吸着能を有する吸着基材は、少
なくとも1種の吸着剤からなるものである。吸着剤の種
類には、それが本発明の目的を達成するのに有効なもの
である限り格別の限定はないが、−船釣には、活性アル
ミナ、ゼオライト、ケイ素化合物、およびシリカゲルな
どを使用することができる。本発明により好ましい吸着
剤はシリカゲルであり、特に白シリカゲルである。−船
釣に、シリカゲルは、ガスや水分の吸着剤として使用さ
れているが、オゾンにとっては、オゾン分解剤としての
利用方法もあるぐらい、分解能を有するものでもある。
特に青シリカゲルの分解能は、優れており、本発明には
適応しない。
本発明による装置は、上記説明のように無声放電、およ
び紫外線生成灯による生成機械と生成物を冷却する冷却
機械と前処理された吸着基材が充填された容器と分解槽
とが通気管で連結されており、必要に応じて加圧ポンプ
を通気管回路に用いてもよい。
本発明による吸着保持方法及び装置に関して、吸着保持
量を測定するにあたり、不安定で、吸着されにくいと云
われているオゾン量を測定物質として測定すると、吸着
基材として白シリカゲルを用いた場合、その重量に列し
約4%のオゾンを吸着保持することができ、更に、その
ものを低温で保管すると、保管日数が20日間のもので
も、全吸着保持量の約70%のオゾンが保持保存されて
いる。
〔実施例〕
本発明を実施例により更に説明する。
実施例1 実施例1において、当該吸着材料の吸着保持を行なった
。生成物の吸着保持量の測定は、オゾンを特定して測定
値を結果とした。」1記的処理後の自シリカゲルからな
る吸着基材(平均粒径2111m)500 gに、23
g/Nrri’のオゾンを含む酸素を、上記のとおりに
10Q/分の流量で2時間通気(通気の圧力はQ、4k
gf/Cnt) シて、吸着保持させた。オゾンの全吸
着保持量の測定は、吸着保持させたのちに、吸着基+2
に蒸留水を注入して、吸着物質の置換をはかり、放出さ
れたオゾン量を全吸着保持量どした。実施においては、
吸着保持量が増加するにつれ、元来が白色である白シリ
カゲルが青みがかり、最終的には、淡青色となり吸着保
持のすすみ具合が識別できた。全吸着保持量は、19.
8g1500gであり、吸着基拐の重量に対し約4%の
オゾンを吸着保持することができる吸着材料を得ること
が可能であった。
実施例2 実施例2において、当該吸着材料の保持保存を行なった
。実施例1によって吸着保持さぜた吸着材料500 g
 (全吸着保持量19.8 g 1500 g )を、
大気圧下、−80℃の温度で保管し、吸着保持保存量を
、経時的に測定したところ、第1図に示すような結果が
得られた。実施例2に示すように保管日数が20日巨万
も1.3.9gの保持保存量があり、全吸着保持量の約
70%のオゾンが保持保存されていた。当該吸着材料の
淡青色の色度は、放出によって徐々に脱色する傾向にあ
り、吸着保持量を完全に放出させると、再び、白色のシ
リカゲルとなった。比較例1において、食品が真空包装
される状態を想定して、真空包装装置により当該吸着材
料(500g )を包装拐料中に密閉包装後、ただちに
当該吸着材料中の吸着保持保存量を測定したところ、比
較例1に示すように、保持保存量は極少量で、放出が一
気に行なわれたことが認められた。また、真空包装装置
を用いない大気圧下での通常の包装される状態を想定し
て、包装材料中に密閉包装後、5℃の温度で保管し、経
時的に測定したところ、比較例2に示すように、吸着保
持保存量は、徐々に放出されることが認められた。第1
図から明らかなように、本発明により無声放電、および
紫外線生成灯によって生成された生成物を吸着保持し、
保存することができ、任意の使用1目的によって、吸着
保持した生成物を一気に、あるいは徐々に、放出させる
ことができることが認められた。
実施例3 実施例3において、当該吸着IJ料で微生物殺菌、微生
物増殖抑制を行なった。実施例2の保管20日日の当該
吸着材料50gを500gの食品(玉子焼)とともに、
大気圧下、常温においてポリエチレンフィルムにより密
封包装し、この包装体を20℃の温度で保管した。包装
された食品中の細菌数を、経時的に測定したところ、第
2図に示すような結果が得られた。この食品の包装前の
細菌数は10゛/gであり、第2図の結果から明らかな
ように、本発明により調整された包装体内の食品の細菌
数は、包装後節1圓目の測定(1日後)において10゛
/g以下となり、その後知増加せず、第3回目の測定(
3日後)には、102/gとなった。比較例1において
、上記と同様の操作で、ただし当該吸着材料を用いなか
ったものは、微生物増殖曲線のような増殖過程であった
。以上の結果より、包装体内の食品の細菌数を、殺菌し
、微生物の増殖抑制効果が認められた。
実施例4 実施例4において、当該吸着ネ2料の表面部を氷結させ
ることを行なった。当該吸着材料の表面を氷結させるた
め、実施例2の当該吸着材料を用いた。使用したコーテ
ィング林は、蒸留水で、水温を±0°Cと調整した蒸留
水を、当該吸着材料にスプレーした。その後−80’C
の温度で保管し、表面氷結当該吸着材料を、得ることが
できた。
実施例5 実施例5において、当該吸着材料を含有した氷の製造を
行なった。本発明の当該吸着材料を、氷に埋没して、氷
と合体させた当該吸着材料含有水の製造法については、
実施例1の当該吸着材料500 gを、粉砕した氷2に
、gと混合して、再製氷した。できあがった氷は、普通
の水柱に淡青色のシリカゲルが点在したものであった。
この水中に含有されている生成物量の測定はオゾン量を
特定して測定した。測定は、氷柱を容器に格納して、室
温で解氷させながら容器内の空間に放出される生成物量
を測定した。放出量の経時的測定値は、第3図に示され
ているとおりであった。放出は、解氷とともに始まり最
大放出量は、4.8gで、解氷終了後も容器内に残留し
、放出量は当該吸着材料の氷柱内の部位に依存し、解氷
における露出量の影響をうけるものであった。第3図の
結果から明らかなように、水中に含有された当該吸着材
料も、実施例2と同様に水中において、生成物を吸着保
持し、保存することができ、解氷に従って放出されるこ
とが認められる。即ち、微生物殺菌剤吸着材料、および
生物成長促進物質吸着材料を含有した水を製造できるこ
とになる。それによる微生物殺菌方法、および生物成長
促進方法は、上記各方法の説明にあることと同じであり
、生成物質が水中に含有されており、解氷によって使用
目的をはだす方法である。
実施例6 実施例6において、蓄冷型保冷材合体微生物殺菌剤吸着
材料と微生物殺菌方法を行なった。蓄冷型保冷イシ10
0gと当該吸着材料50gを合体させた蓄冷型保冷利合
体微生物殺菌剤吸着拐料を用いて、包装体品温の管理は
ぜず、室温に保管した。その他は実施例3と同様に行な
った。その結果は、第4図に示すように、実施例3と同
じような結果が得られた。実施例6の包装体内へ放出さ
れた生成物量は、包装体内放出量として測定した。本発
明の蓄冷型保冷相合体微生物殺菌剤吸着材料は、蓄2′
( 冷型保冷材の具備している保冷効果の静菌作用もさるこ
とながら、保冷中に保冷材表面に付着する水分が、水滴
となり、この水滴が当該吸着材料に吸着されるとともに
、微生物殺菌剤の放出に、よりよく関与して放出効果を
あげることができることが、包装体内放出量に明らかで
ある。更に、実施例3よりも細菌数の増殖が遅いのは、
保冷効果のためであり、総画数が少ないのは、保冷材の
付着水が微生物殺菌剤吸着材料の放1」暑こ効果的な役
割を果たしたためであることが認められる。
実施例7 実施例7において、当該吸着材料を用いた溶存溶液の生
成とその効果を行なった。本発明における、液体に微生
物殺菌剤吸着材料、および生物成長促進物質吸着4シ料
を浸漬して、微生物殺菌剤、おにび生物成長促進物質の
溶存した溶液の生成方法は、実施例]の当該吸着材料5
00 g (全吸着保持i19.8 g、 1500 
g )を、直径5cm、高さ1.5rnの円筒状水+i
Wに、蒸留水(水温15℃)1Ω入れであるものに、常
圧で、浸漬した。当該吸着イ]料から放出されて溶存し
ないで水面からでてきた気体中の量と、蒸留氷に溶存し
た溶存量を経時的に測定したところ、第5図に示すよう
な結果が得られた。蒸留水中の溶存量は、実施例7−1
にあるように、オゾン量で0.2mg/ Qであり、溶
存しなかったオゾン量は比較例1であった。浸漬によっ
て、短時間中に当該吸着材料から極小気泡が大量に発泡
し、発泡が継続することなく、比較例1にあるように、
放出は浸漬直後から短時間中のみであった。これらによ
る微生物殺菌方法、および生物成長促進方法は、前記説
明と同様であり、ただ形状が液体であることである。本
発明類の一連の生物成長促進方法に関して、この実施例
7の方法が、最も効果が顕著に現われるので、生物成長
促進方法の効果の実態栽培を行ない、その結果を第6図
に示した。
即ち、約5cm程のヒアシンスの球根を水栽培(水のみ
で無肥料とした)して、その成長を測定した。
測定値は、根を入れないで球根の下部から」二部先端ま
でとした。実施例7−2は通常の水栽培容器内に毎日当
該吸着利利5gを浸漬し、浸漬後1時間のち当該吸着材
料を取り出し、栽培したものの平均成長測定値で、比較
例1は、未吸着基材を同様に用いたものの平均成長測定
値である。この栽培で用いた当該吸着材料は、前記説明
にもあるように、酸化窒素物類が多くなるように、水分
のある空気を使用して生成したものを吸着保持させた。
以」−の結果からも明らかなように、成長の促進に効果
があることが認められた。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明の吸着保持方法
に従った、微生物殺菌剤吸着材料、および生物成長促進
物質吸着材料は、微生物殺菌、および生物成長促進の効
果が認められ、この使用方法は、多岐にわたって利用で
きるものである。生成機械及び吸着保持方法が同一でも
、生成機械に供給される原料籾の気体の種類によって生
成される物質の構成比率が異なることから、微生物殺菌
に使用するのか、生物成長促進に使用するのか、使用目
的ごとに原4]料を替えることにより、1」的の当該1
及着利1斗を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の微生物殺菌剤吸着材料、および生物
成長促進物質吸着材料の吸着保持量、保持保存量、放出
残存量を示す経時的グラフである。 第2図は、本発明の微生物殺菌剤吸着材料の経時的微生
物抑制効果を示すグラフである。 第3図は、本発明の微生物殺菌剤吸着材料、および生物
成長促進物質吸着材料含有氷の解氷による放出量を示す
経時的グラフである。 第4図は、本発明の蓄冷型保冷材合体微生物殺菌剤吸着
材料の微生物抑制効果と包装体内へ放出された量を示す
経時的グラフである。 第5図は、本発明の、微生物殺菌剤吸着材料、および生
物成長促進物質吸着材料の溶存溶液の生成方法における
、溶存量と放出量を示す経時的グラフである。 第6図は、本発明の、微生物殺菌剤吸着材料、および生
物成長促進物質吸着材料の溶存溶液の生成方法における
、生物の成長効果を示す経時的グラフである。    
 特許出願人  金白 清郭榊*遷厚捗叫 ヘ 矛+長・コ ■ミ旧頃

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくとも1種のガス吸着能を有する吸着基材と、
    この基材に吸着保持されており、かつ、無声放電、およ
    び紫外線生成灯(波長10nm〜380nm)によって
    生成された、生成物から選ばれた少なくとも1員からな
    る微生物殺菌剤と、を含んでなる微生物殺菌剤吸着材料
    。 2、少なくとも1種のガス吸着能を有する吸着基材と、
    この基材に吸着保持されており、かつ、無声放電、およ
    び紫外線生成灯(波長10nm〜380nm)によって
    生成された、生成物から選ばれた少なくとも1員からな
    る生物成長促進物質と、を含んでなる生物成長促進物質
    吸着材料。 3、請求項1に記載の微生物殺菌剤吸着材料が、無声放
    電、および紫外線生成灯によって生成された、生成物か
    ら選ばれた少なくとも1員からなる微生物殺菌剤で、微
    生物殺菌、微生物増殖抑制をできることを特徴とする微
    生物殺菌方法。 4、請求項2に記載の生物成長促進物質吸着材料が、無
    声放電、および紫外線生成灯によって生成された、生成
    物から選ばれた少なくとも1員からなる生物成長促進物
    質で、生物の成長を促進させることができることを特徴
    とする生物成長促進方法。 5、微生物殺菌剤吸着材料、および生物成長促進物質吸
    着材料の表面をコーティングして、コーティング面を凍
    らせ、表面部を氷結させたことを特徴とする特許請求の
    範囲第1〜2項に記載の吸着材料。 6、微生物殺菌剤吸着材料、および生物成長促進物質吸
    着材料を、氷に埋没して、氷と合体させた微生物殺菌剤
    吸着材料、および生物成長促進物質吸着材料含有氷の製
    造法とそれによる微生物殺菌方法、および生物成長促進
    方法。 7、蓄冷材、保冷材、寒剤などの蓄冷型保冷材の充填さ
    れた容器、包装材料に、無声放電或いは紫外線生成灯の
    生成物を吸着保持した微生物殺菌剤吸着材料を接触させ
    て、合体した蓄冷型保冷材合体微生物殺菌剤吸着材料、
    および微生物殺菌方法。 8、液体に微生物殺菌剤吸着材料、および生物促進物質
    吸着材料を浸漬して、微生物殺菌剤、および生物成長促
    進物質の溶存した溶液の生成方法とそれによる微生物殺
    菌方法、および生物成長促進方法。 9、請求項1、2に記載の微生物殺菌剤吸着材料、およ
    び生物成長促進物質吸着材料の吸着保持方法及び装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05176732A (ja) * 1991-12-26 1993-07-20 Kiyatsutsu:Kk 食品保存方法
JP2004520882A (ja) * 2000-12-26 2004-07-15 センサーメディックス コーポレーション 酸化窒素によって体表面の感染を治療するための装置及び方法
JP4837828B2 (ja) * 1998-09-15 2011-12-14 ナノスケール コーポレーション 生物学的および化学的汚染物質の吸着駆除剤としての反応性ナノ粒子
CN109534631A (zh) * 2017-09-21 2019-03-29 天津大学 一种治理黑臭河道的复合底泥改善剂及其制备方法

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