JPH0445620B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0445620B2
JPH0445620B2 JP59004898A JP489884A JPH0445620B2 JP H0445620 B2 JPH0445620 B2 JP H0445620B2 JP 59004898 A JP59004898 A JP 59004898A JP 489884 A JP489884 A JP 489884A JP H0445620 B2 JPH0445620 B2 JP H0445620B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inducing
water
protrusion
wall
water stop
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59004898A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60152749A (ja
Inventor
Tetsuo Igarashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP489884A priority Critical patent/JPS60152749A/ja
Publication of JPS60152749A publication Critical patent/JPS60152749A/ja
Publication of JPH0445620B2 publication Critical patent/JPH0445620B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ひび割れが外壁を貫通しないように
したひび割れ誘発・止水構造に関する。
(従来の技術) 一般に、外壁には無秩序なひび割れの発生を制
御する手段や止水板を設けている。例えば本願出
願人が先に出願している特開昭58−598号公報の
例では、制御手段としてコンクリート壁体内にパ
イプを埋め込んで、その個所にひび割れが発生す
るようにしたものや、また止水板として外壁に形
成した欠損部(誘発目地)に対向位置して外壁内
に設けて、欠損部に発生したひび割れからの漏水
を防止したものがある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら前者の例によると、誘発目地から
生じたひび割れがパイプを迂回して外壁を貫通し
てしまい、しかも雨水がこのひび割れを通つて外
壁の内面まで浸透する漏水問題があつた。
後者の例によれば、止水板は漏水を押える機能
しかなく、ひび割れを誘発促進する機能はない。
本発明の目的はひび割れが外壁を貫通すること
を防止すると共に漏水を防止し、ひび割れ誘発促
進効果を高めた外壁のひび割れ誘発・止水構造を
提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明に係る外壁ひび割れ誘発・止水構造は、
1対の重ね合せた誘発・止水板を備えている。こ
れらの誘発・止水板は外壁内に上下方向に配設さ
れており、スラブ上端から上階梁下に至る長さを
有し、一側面に誘発突部とその両側に所定間隔を
置いて止水部材とをそれぞれ同一方向に向けて突
設してある。一方の誘発突部は外壁の誘発目地と
対向位置し、他方の誘発突部は上記一方の誘発突
部と対向位置しているがその突出方向は反対であ
る。両誘発突部はその内側(突出方向と反対側)
で相互に空〓を形成している。一方の誘発突部の
存在により誘発目地からのひび割れが止水突部側
に細かく分散する。各止水突部は誘発突部により
誘発促進したひび割れの進行を抑制し、ひび割れ
を浸透する雨水の止水を図りかつひび割れの外壁
貫通を阻止するものである。止水突部を設ける位
置としては誘発・止水板の両側端部でもよいが、
側端部より誘発突部側に設けて、ひび割れ進行の
抑制を効果的に行うようにすることが望ましく、
そして両側端部を止水突部の突出側に所定角度折
曲して、誘発・止水板のコンクリート内への拘束
性を高めるようにすることが望ましい。また誘
発・止水板は壁筋その他の支持体に取付け手段に
より固定的に取り付けるものである。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1,2図において、外壁W内の中央部には一
対のひび割れ誘発・止水板1,1aが横壁筋Sを
挾んで対向位置されている。誘発・止水板1,1
aはスラブ上端から上階梁下にまで及ぶ長さの塩
化ビニール板で構成されている。各誘発・止水板
1,1aの一側面(対向面と反対側の側面)の中
央部には断面山形状に折曲形成された誘発突部
2,2aを突設し、各誘発突部の両側には所定間
隔をあけて止水突部3,3aをそれぞれ突設して
ある。誘発・止水板1,1aの両側端部4,4a
は止水突部3,3a側に45゜折曲されている。各
誘発突部2と2a、止水突部3と3a、側端部4
と4aがそれぞれ対向位置関係にある。
誘発・止水板1の誘発突部2は外壁Wの縦誘発
目地Waに向けて突出し、この誘発目地から生じ
たひび割れがこの誘発目地の頂部から左右に分散
可能にしている。一方の誘発・止水板1と他方の
誘発・止水板1aとにおける誘発突部2,2a
は、突出方向と反対側である内側において互い重
なつて空〓8を形成している。
止水部3,3は、上記ひび割れの進行を抑制
し、ひび割れから浸透する雨水を阻止する機能を
有する。誘発・止水板1の側端部4,4は誘発目
地側に45゜折曲されて誘発・止水板1の定着性を
高めるとともに、止水突部3で阻止できない浸透
水を止水する補助機能を有する。
なお側端部4を90゜折曲して、止水突部3と平
行にしてもよい。
誘発・止水板1と誘発・止水板1aとは、止水
突部3,3aと側端部4,4aとの間を貫通する
取付けボルト5にナツト6を締付けて、横壁筋S
に横壁筋を挾むようにして固定されている。
次に取付けについて説明する。
壁筋S,Saを配筋した後、まず横壁筋Sを挾
んで誘発・止水板1,1aを背中合わせに配設
し、ついで両誘発・止水板の両側部の複数個所を
取付けボルト5にナツト6を締め付けて誘発・止
水板を横壁筋Sに挟持状態で固定する。
この例によると、一対の誘発・止水板1,1a
で横壁筋Sを挾むようにしてボルト5で固定する
ので、この固定が確実となりコンクリートの打設
時に誘発・止水板がずれることがなく、そして取
付けが簡単に行える。
第3,4図では、誘発・止水板1,1aを壁筋
をダブル配筋した外壁Wに使用した例を示す。こ
の例では取付け手段となる取付けボルト5aは誘
発・止水板の両側において内外の横筋S,S間を
跨ぐ長さのもので、誘発・止水板とは一対のナツ
ト6a,6aの締付けで連結固定し、ボルト両端
は横壁筋S及び縦壁筋Saにそれぞれ番線7で結
束して、誘発・止水板を井桁状に固定している。
この例における取付けについて説明する。
壁筋S,Saを配筋した後、まず内外の壁筋の
中央部に誘発・止水板1と1aとを背中合わせの
状態で配設し、ついで誘発・止水板の両側にボル
ト5a,5aを貫通し、その後ナツト6aで誘
発・止水板間を密着させつつボルトに固定し、最
後にボルトの両端を番線7,7で壁筋S,Saに
結束する。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、誘発目地
に対向位置する誘発突部によりひび割れの誘発が
促進されると同時に、誘発突部の両側の止水突部
によりひび割れの進行が抑制阻止できて、ひび割
れが外壁を貫通することを防止でき、このため雨
水がこのひび割れを介して外壁の内側に浸透する
漏水の問題は生じない。そして対向する誘発突部
がその内側相互で空〓を形成しているで、ひび割
れを空〓に集中できて、誘発促進の効果をより一
層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の一実施例を示し、
第1図は使用状態を示す断面図、第2図は誘発・
止水板と壁筋との関係を示す正面図である。第3
図及び第4図は他の実施例を示し、第3図は使用
状態を示す断面図、第4図は誘発・止水板と壁筋
との関係を示す正面図である。 1,1a…ひび割れ誘発・止水板、2,2a…
誘発突部、3,3a…止水突部、4,4a…誘
発・止水板の側端部、5a…取付けボルト、8…
空〓、S,Sa…壁筋、W…外壁、Wa…誘発目
地。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1対の外壁ひび割れ誘発・止水板を重ね合わ
    せた状態で外壁内に上下方向に配設してあり、各
    誘発・止水板にはこれを折曲げ状態に形成された
    誘発突部を突設すると共に誘発突部の両側にこの
    誘発突部から所定間隔を置いて誘発突部と同一突
    出方向に止水突部を突設してあり、一方の誘発・
    止水板の誘発突部は外壁誘発目地と対向する位置
    に配置されており、他方の誘発突部は上記一方の
    誘発突部と対向位置すると共に突出方向を反対に
    しており、両誘発突部はその突出方向と反対側で
    ある内側で相互に空〓を形成していることを特徴
    とする外壁ひび割れ誘発・止水構造。 2 特許請求の範囲第1項において、止水突部は
    両側端部より誘発突部側に位置していることを特
    徴とする外壁ひび割れ誘発・止水構造。 3 特許請求の範囲第2項において、両側端部は
    止水突部側と同一側に所定角度に折曲してあるこ
    とを特徴とする外壁ひび割れ誘発・止水構造。
JP489884A 1984-01-17 1984-01-17 外壁ひび割れ誘発・止水構造 Granted JPS60152749A (ja)

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JP489884A JPS60152749A (ja) 1984-01-17 1984-01-17 外壁ひび割れ誘発・止水構造

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JP489884A JPS60152749A (ja) 1984-01-17 1984-01-17 外壁ひび割れ誘発・止水構造

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Publication Number Publication Date
JPS60152749A JPS60152749A (ja) 1985-08-12
JPH0445620B2 true JPH0445620B2 (ja) 1992-07-27

Family

ID=11596486

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JP489884A Granted JPS60152749A (ja) 1984-01-17 1984-01-17 外壁ひび割れ誘発・止水構造

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JP (1) JPS60152749A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58598A (ja) * 1981-06-23 1983-01-05 清水建設株式会社 壁状のコンクリ−ト構造物のひびわれ制御工法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58598A (ja) * 1981-06-23 1983-01-05 清水建設株式会社 壁状のコンクリ−ト構造物のひびわれ制御工法

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JPS60152749A (ja) 1985-08-12

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