JPH0445307A - 燃焼装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は保炎強化バーナの高負荷燃焼装置に関する。

従来の技術 近年、機器の省スペース化に伴いガス燃焼に用いるバー
ナは高負荷燃焼としたものが増加してきた。

従来、この種の燃焼装置は実開平１−９４７２８号に示
すような構成が一般的であった。以下、その構成につい
て第８図、第９図、および第１０図を参照しながら説明
する０図に示すように、複数のバーナ３１を用いて燃焼
用空気をファン３２により強制的に供給し、各バーナ３
１と対向する位置に開口部３３を育し、かつ各バーナ３
１間にｖ字状向げ部を有する二次空気拡散板３５をバー
ナ３１上方に設けている。

ファン３２によって送風される二次空気３６は二次空気
通路３７の下方゛より上方へ流れ、二次空気拡散板３５
により二次空気３６は火炎３Ｂに供給される。その結果
、火炎中への二次空気の拡散が促進され、二次火炎３９
の長さを短くするようにしていた。

発明が解決しようとするｉｌｌ！ このような従来の燃焼機器に用いる高負荷燃焼装置では
、各バーナの長手方向の両端には二次空電の案内板が無
く、炎口より噴出した混合気は長手方向には二次空気拡
散板により挟み込まれ、長手方向両端では開放状態とな
っているのでバーナの長手方向両端に流れる傾向となる
。よって、バーナに形成される火炎はバーナの中央では
短炎化されるがバーナの両端では火炎がバーナの長手方
向の外側へ伸び長炎化してしまう欠点があった。

本発明は上記問題を解決するものでバーナの両端におい
ても火炎を短炎化し高負荷燃焼をはかるバーナを提供す
ることを目的としている。

第２の目的は火炎の短炎化とともに火炎の安定性を高め
ることにある。

課題を解決するための手段 本発明は上記第一の目的を達成するために第１の１１１
８解決手段として混合気室を有し、前記混合気室の下流
に設けた多数の炎口を有する炎口部からなるバーナボデ
ーと前記バーナボデーの炎口部近傍の全周を包囲するバ
ーナ包囲板よりなり、前記バーナボデーと前記バーナ包
囲板の間に一定の距離を設け、二次空気通路を構成し、
前記バーナ包囲板の上部に傾斜部を設け、前記傾斜部を
前記バーナボデーの炎口部上方に傾斜させたものである
。

また第２の目的を達成する第２の課題解決手段として、
前記バーナボデーの両側を保炎板で囲み前記バーナボデ
ーと前記保炎板の間を補助炎口減圧室とし前記補助炎目
減王室の下流を補助炎口としたバーナと、前記炎口部と
前記炎口部近傍のバーナボデーを包囲するバーナ包囲板
よりなり、前記バーナボデーと前記バーナ包囲板の間に
一定の距離を設けて二次空気通路を構成し、前記バーナ
包囲板の上部に傾斜部を設け、前記傾斜部を前記バーナ
ボデーの炎口部上方に傾斜させたものである。

作用 本発明は上記した構成により、第１の課題解決手段の作
用は二次空気が炎口の全周を流れな後、炎口上部に導か
れるので、バーナの炎口に形成される火炎は、バーナの
長手方向の外側に伸び長炎化することもなく、火炎基部
では二次空気が平行空気流として働き安定した火炎基部
となり後流では火炎に対し二次空気が衝突拡散し化学反
応を促進して燃焼することができ、また、第２の課題解
決手段の作用は主炎の両側に安定した補助炎を形成させ
ることで主炎の一部を加熱し主炎のリフトを防止し、火
炎後流での二次空気の衝突拡散を抑制することができる
。

実施例 以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。

第１図および第２図は本発明の第１のｌｌＨ解決手段に
係わる一実施例を示したものである６図に示すように、
ファンｌの下流には空気供給室２、バーナ３、燃焼室４
、熱交換器５、排気口６の順で連通している。バーナ３
はバーナボデー７と炎口９よりなり、バーナボデー７の
内部には混合気室８、下流部に多数の炎口９からなる炎
口部１０を有している。バーナ包囲板１１は炎口部ｌＯ
上方に傾斜させた傾斜部１２を持ち炎口部１０と炎口部
ｌＯ部近傍バーナボデー７の全周を包囲するよう構成さ
れている。バーナボデー７とバーナ包囲板１１の間は一
定の距離を設け、バーナボデー７の全周を二次空気通路
１３としている。

上記構成において、ファン１より送られた燃焼用空気は
空気供給室２を通り、バーナ３に供給され燃焼室４内で
燃焼した後、熱交換器５を通過して排気口６から排出さ
れる。バーナ３では燃焼用空気の一部が燃焼用１次空気
として燃料と混合しバーナボデー７内の混合気室８を通
って炎口９より混合気として噴出する。残りの燃焼用空
気は二次空気としてバーナボデー７の長手方向両端を含
むバーナボデー７の全周を囲む二次空気通路１３を通っ
て炎口部１０に形成する火炎に供給される。ここで前記
二次空気は火炎基部では炎口部１０に対して平行空気流
として火炎後流ではバーナボデー１１の傾斜部１２によ
り炎口部１０上方に傾斜空気流として供給される。この
ように実施例の燃焼装置によれば、バーナ３の炎口部１
０に形成される火炎は、バーナの長手方向の外側に伸び
長炎化することもなく、火炎基部では二次空気が平行空
気流として働き安定した火炎基部となり後流では火炎に
対し二次空気が衝突拡散し化学反応を促進して燃焼が行
われる。

第３図は本発明の第２の課題解決手段に係る一実施例を
示したものである。第１図と同一番号を符したものは同
一部品である。バーナボデー７の両側面には補助混合気
口２０が長手方向に適当な間隔で設けられ、バーナボデ
ー７の両側面に対向して補助炎口減圧室２１を形成する
保炎板２２が取り付けられている。保炎板２２の上端は
内側に折り曲げられて水平部２３を形成し、水平部２３
とバーナボデー７の間に補助炎口２４を形成している。

保炎板２２の下部には、空気取入れ口２５がバーナ３の
長手方向に適当な間隔で設けられている。バーナ包囲板
１１は炎口部１０上方に傾斜させた傾斜部１２を持ち炎
口部１０と炎口部１０近傍の保炎板２２の全周を包囲す
るよう構成されている。保炎板２２とバーナ包囲板１１
の間は一定の距離を設け、保炎板２２の全周を二次空気
通路１３としている。

上記構成において、混合気室８内部の混合気は１次空気
比（ＰＡ）３５％程度に設定している。この混合気の大
部分は炎口９より噴出し、残りの混合気は補助混合気口
２０を通り補助炎口減圧室２１に導かれた後、空気取入
れ口２５よりの空気と混合し、１次空気比６０％程度の
混合気となって補助炎口２４より噴出する。残りの燃焼
用空気は二次空気として、バーナボデー本体７と並設す
る他のバーナ本体７との間を下部より上部へと流れ、一
部は空気取入れ口２５より補助炎口減圧室２１に流入し
、他部は保炎板２２の全周を囲む二次空気通路１３を通
って流れ、水平部２３の間隔を於て補助炎口２４の二次
空気として供給された後、炎口部１０の二次空気として
も使用され、ここで前記二次空気は火炎基部では火炎部
１０に対して平行空気流として火炎後流ではバーナボデ
ー１１の傾斜部１２により炎口部１０上方に傾斜空気流
として供給される。このように実施例の燃焼装置によれ
ば、炎口部ＩＯに形成される火炎は、炎口部】Ｏに形成
される主炎（ＰＡ＝３５％位）とその両端の補助炎口２
４に形成される補助炎（ＰＡ−６０％位）とからなり、
バーナに形成される火炎の補助炎は１次空気比を６０％
程度に設定し、燃焼速度を上昇させることで化学反応的
に安定させ、また物理的にも保炎板２２のを端を内側に
折り返して水平部２３を設けることで二次空気の流れが
補助炎に直接当り補助炎が吹き飛ばされることを防止す
ることで、主炎の吹き飛びやリフトを主炎の両側に設け
た補助炎により主炎の基部を加熱して防止でき、安定な
火炎とできることで、火炎後流での二次空気の衝突拡散
で生じる火炎の乱れによる火炎基部への影響を最小限に
とどめることができるのである。

発明の効果 以上の実施例から明らかなように本発明の燃焼装置によ
れば、バーナボデーとバーナ包囲板の間に一定の距離を
設け、二次空気通路を構成し、バーナボデーの炎口部近
傍の全周を包囲するバーナ包囲板の上部に傾斜部を設け
、バーナボデーの炎口部上方に傾斜させたことにより、
二次空気が炎口の全周を流れた後、炎口上部に導かれる
ので、バーナの炎口に形成される火炎は、バーナの長手
方向の外側に伸び長炎化することもなく、火炎基部では
二次空気が平行空気流として働き安定した火炎基部とな
り後流では火炎に対し二次空気が衝突拡散し化学反応が
促進して火炎が短炎化され、高負荷燃焼をはかることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例における燃焼装本発明の
第２の実施例を示す要部断面図、第４図は従来例におけ
る燃焼装置の構成図、第５図は従来例の燃焼装置のバー
ナを示す要部断面図である。 ７・・・・・・バーナボデー、８・・・・・・混合気室
、９・・・・・・炎口、１０・・・・・・炎口部、１１
・・・・・・バーナ包囲板、１２・・・・・・傾斜部、
１３・・・・・・二次空気通路。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　はか１名７−　バー
ナざヅー ８−ｍ−堰　宕　室 ９−・−炎　　　０ １０−−一　炎　０　郁 ！！−バーナ＠Ｉ！８％ ／２−Ｍ　料叩 Ｉ３−　　二πｇ！気過語 第 図 第 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）混合気室を有し、前記混合気室の下流に設けた多
   数の炎口よりなる炎口部からなるバーナボデーと、前記
   炎口部と前記炎口部近傍のバーナボデーの全周を包囲す
   るバーナ包囲板を備え、前記バーナボデーと前記バーナ
   包囲板の間に一定の距離を設けて二次空気通路を構成し
   、前記バーナ包囲板の上部に傾斜部を設け、前記傾斜部
   を前記バーナボデーの炎口部上方に傾斜させてなる燃焼
   装置。
2. （２）混合気室を有し、前記混合気室の下流に設けた多
   数の炎口よりなる炎口部からなるバーナボデーと、前記
   バーナボデーの両側を保炎板で囲み前記バーナボデーと
   前記保炎板の間を補助炎口減圧室とし前記補助炎口減圧
   室の下流を補助炎口としたバーナと、前記炎口部と前記
   炎口部近傍のバーナボデーを包囲するバーナ包囲板より
   なり、前記バーナボデーと前記バーナ包囲板の間に一定
   の距離を設けて、二次空気路を構成し、前記バーナ包囲
   板の上部に傾斜部を設け、前記傾斜部を前記バーナボデ
   ーの炎口部上方に傾斜させてなる燃焼装置。