JPH0445058Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0445058Y2
JPH0445058Y2 JP1988075996U JP7599688U JPH0445058Y2 JP H0445058 Y2 JPH0445058 Y2 JP H0445058Y2 JP 1988075996 U JP1988075996 U JP 1988075996U JP 7599688 U JP7599688 U JP 7599688U JP H0445058 Y2 JPH0445058 Y2 JP H0445058Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistive film
tablet
resistive
plate
point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1988075996U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01178637U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1988075996U priority Critical patent/JPH0445058Y2/ja
Publication of JPH01178637U publication Critical patent/JPH01178637U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0445058Y2 publication Critical patent/JPH0445058Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、平面上に描いた図形を構成する点の
位置を示す電圧を検出する抵抗膜式タブレツトに
関し、特に抵抗膜の抵抗値にばらつきが少なく、
互換性があり、しかも製造容易な抵抗膜式タブレ
ツトに係る。 (従来の技術と考案が解決しようとする課題) 図形を構成する各点の位置を表示するたとえば
直角座標電圧を発生する座標抵抗板としては、抵
抗膜式抵抗板が使用されるが、これは基板上に配
設し電流を流す方形の抵抗膜を図形を描く画面と
し、図形を構成する各点の縦、横座標を、その点
と抵抗膜の一辺との間の電圧により検出するもの
で、構成が簡単で、信頼度が高く、消費電力が小
さいうえ低価格のため従来より広く使用されてい
る。かかる電圧により得られる位置座標は、結局
抵抗膜の抵抗値により検出されるため、特に細密
な図の場合、抵抗値は高精度に設定しなければな
らない。しかしながら、かかる抵抗膜の抵抗値は
製造条件によりある範囲にばらつくことは避けら
れない(通常は2〜30%)ので、この範囲を狭
め、かつ抵抗膜の電流を流す方向の抵抗値の直線
性を向上させて図面を正確に表示することはきわ
めて困難な問題である。 この課題を解決するため従来は、座標抵抗板に
接続する差動増幅器の増幅利得を調節する等の処
置を行つているが、抵抗板を換える度に調節し直
さねばならず、互換性を欠くという不利、欠点が
あつた。 (課題を解決するための手段) 本考案は、上記従来の抵抗膜式抵抗板の課題に
鑑みてなされたもので、これは電流用電極を両辺
に有する方形の位置検出用抵抗膜を弾性絶縁板の
一面に配設した横座標抵抗板と縦座標抵抗板を、
該位置検出用抵抗膜面を対向させ電流方向が直角
をなすよう絶縁性スペーサを介して重ね、弾性絶
縁板の一点を押圧して押圧点の座標を示す電圧を
検出する位置入力装置において、該位置検出用抵
抗膜と接触しない場所でこれと並列にトリミング
用抵抗膜を同一抵抗板上に設けてなることを特徴
とする抵抗膜式タブレツトを提供するものであ
る。 以下本考案ならびにその使用例を図面によつて
詳細に説明する。 第1図bに示すように、弾性絶縁板1の一面に
方形の位置検出用抵抗膜2を印刷等によつて配設
して座標抵抗板とし、抵抗膜の両辺に電流用電極
3,4を圧接し、両者をそれぞれ電流入力端子
5,6に接続する。つぎにトリミング用抵抗膜7
を、電流用電極と電流入力端子を接続する導線間
に配置して、位置検出用抵抗膜2に並列に同一抵
抗板上に配設する。これを横座標タブレツト(以
下Xタブレツトという)とし、つぎに第1図a
に示すように、同様構造の縦座標タブレツト(以
下Yタブレツトという)を設ける。かかるX,
Yタブレツトを第1図cに示すように、それぞれ
の抵抗膜面が対向しかつ抵抗膜に流れる電流が直
角をなすよう、たとえば感圧異方性導電板よりな
るスペーサ10を挟んで重ね、位置入力装置11
を構成する。 つぎに前記Yタブレツトの弾性絶縁板上の押
圧点12を筆記具13で押圧すると、押圧点直下
のスペーサ部分(導通点)14が導電性となり、
この部分においてX,Yタブレツトの位置検出用
抵抗膜がたがいに導通するので、X,Yタブレツ
トそれぞれの一つの電流入力端子より導通点まで
一定電流を流し、その間の位置検出用抵抗膜の抵
抗値に比例した電圧を検出すれば、これが押圧点
の縦、横座標を示す電圧である。 なおタブレツトとしては、第2図a,bに示す
ように、弾性絶縁板1の一面に複数本の金属細線
15を平行に配設し、該細線の一端に電流を流し
た帯状の位置検出用抵抗膜16を該細線と直交す
るように圧接したXタブレツト、Yタブレツト
9を使用してもよい。 前記X,Yタブレツトを使用して押圧点の横、
縦座標電圧を検出する回路の一例を第3図に示
す。はそれぞれX,Yタブレツトを電気的
等価回路で示したもので、Xタブレツトの電流
入力端子5,6を位置座標検出装置17の差動増
幅器18の入力端子に接続し、Yタブレツト
電流入力端子5,6を位置座標検出装置17の差
動増幅器19の入力端子に接続する。つぎに定電
流電源20の出力端子21とYタブレツトの電流
入力端子5を共に接地し、定電流電源20の出力
端子22をXタブレツトの電流入力端子5に接
続する。このように接続した位置入力装置11
Yタブレツト上の一点12を押圧すると、同押圧
点の位置でX,Yタブレツトの位置検出用抵抗膜
は短絡され、電流がXタブレツトの電流入力端子
5よりYタブレツトの電流入力端子5に向かつて
流れ、押圧点のX,Y座標を表す電圧がそれぞれ
差動増幅器18,19に入力され、押圧点1入力
の位置座標が検出される。 しかし前記したように位置検出用抵抗膜2の抵
抗値RsxおよびRsyにはばらつきがあるので抵抗膜
2だけでは検出誤差が大きい。本考案ではこれを
防ぐためX,Yタブレツトの位置検出用抵抗膜2
に並列に抵抗値Rtx及びRtyのトリミング用抵抗膜
7を接続したもので、この場合X,Yタブレツト
それぞれの端子5,6間の全抵抗値Rx,Ryは、 Rx=RsxRtx/Rsx+Rtx=Rsx1/1+R/Rtx Ry=RsyRty/Rsy+Rty=Rsy1/1+Rsy/Rty となる。したがつてRtxおよびRtyを調節して、
Rx,Ryを所定の値に調節することにより、タブ
レツトを取換えても差動増幅器18,19の再調
節を行わずに、誤差にない位置座標電圧を検出し
て、位置入力装置上に描いた図形を正確に現すこ
とができる。 基板1は一般にはテフロン、ポリエステル、ポ
リカーボネイト等のプラスチツクまたはポリウレ
タン、シリコーン、ブチル等のゴム絶縁性材料で
つくり、透明、不透明いずれでもよい。この基板
上に印刷、コーテイング、転写、エツチング、貼
付等の方法で回路パターンを配設する。位置検出
用抵抗膜2とトリミング用抵抗膜7は、通常カー
ボンペースト、銀ペースト等により印刷、貼付等
で形成するか、酸化インジウム、金等を蒸着、エ
ツチング等で形成する。 トリミング用抵抗膜7はナイフカツト等の機械
的方法、レーザー等の非機械的方法でRtx,Rty
調節し、金抵抗値Rx,Ryを所定の値に設定する。
この場合トリミング用抵抗膜は位置検出用抵抗膜
に接触していないので、金抵抗値を所定の値に設
定することは、計算も実施も簡単かつ正確であ
る。Rsx/RtxpおよびRsy/Rtypの値は一般に0.01
〜1000程度に設定する(Rtxp,Rrypはそれぞれ
Rtx,Rtyの初期値)。また端子等はカーボン、銀、
半田、銅等のペーストもしくは各種金属箔により
印刷、エツチング、貼付等で形成する。 (実施例) X,Yタブレツトの基板として、厚さ125μm、
一辺の長さ160mmの正方形のポリエステルフイル
ムを用い、その上に一辺の長さ120mmの正方形の
位置検出用抵抗膜を、さらに位置検出用抵抗膜と
並列のトリミング用抵抗膜をカーボンペーストで
印刷し、また電流用電極を銀ペーストで印刷し
た。さらにXタブレツトの抵抗膜の全面には直径
0.5mm、ピツチ5.7mm、高さ40μmのシリコンゴムの
絶縁性ドツトスペーサを印刷により形成し、タブ
レツトを押圧しないときはX,Yタブレツトの位
置検出用抵抗膜は接触せず、押圧するとその点で
接触するようにした。Xタブレツトは厚さ10mmの
合成ボードの支持基板に貼付した。前記トリミン
グ用抵抗膜をナイフカツトでトリミングし、X,
Yタブレツトの抵抗膜の全抵抗Rx,Ryをそれぞ
れ1002,999Ωに調節した後、このタブレツトを
第3図の位置座標検出装置17に接続すると、差
動増幅器18,19の利得を調節することなく細
密な図を構成する点の位置座標を正確に検出する
ことができた。 (考案の効果) 本考案の抵抗膜式タブレツトは、抵抗膜の全抵
抗が一定であるため、これに接続する差動増幅器
の調節を行わないで、正確に位置座標を現す電圧
の検出を行うことができるすなわち互換性があ
り、しかもきわめて簡単で製造容易なタブレツト
を提供するもので、産業上きわめて有益なもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本考案のX,Yタブレツトの斜
視図を、cは両タブレツトを重ねたときの側面図
を、第2図は本考案のX,Yタブレツトの他の実
施例を、第3図は本考案のX,Yタブレツトを使
用した位置座標検出回路を示す。 1……弾性絶縁板、2……位置検出用抵抗膜、
3,4……電流用電極、5,6……電流入力端
子、7……トリミング用抵抗膜、……横座標タ
ブレツト(Xタブレツト)、……縦座標タブレ
ツト(Yタブレツト)、10……スペーサ、11
……位置入力装置、12……押圧点、13……筆
記具、14……押圧点直下のスペーサ部分(導通
点)、15……金属細線、16……帯状の位置検
出用抵抗膜、17……位置座標検出装置、18,
19……差動増幅器、20……定電流電源、2
1,22……出力端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電流用電極を両辺に有する方形の位置検出用抵
    抗膜を弾性絶縁板の一面に配設した横座標抵抗板
    と縦座標抵抗板を、該位置検出用抵抗膜面を対向
    させ電流方向が直角をなすよう絶縁性スペーサを
    介し重ね、弾性絶縁板の一点を押圧して押圧点の
    座標を示す電圧を検出する位置入力装置におい
    て、該位置検出用抵抗膜と接触しない場所でこれ
    と並列にトリミング用抵抗膜を同一抵抗板上に設
    けてなることを特徴とする抵抗膜式タブレツト。
JP1988075996U 1988-06-08 1988-06-08 Expired JPH0445058Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988075996U JPH0445058Y2 (ja) 1988-06-08 1988-06-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988075996U JPH0445058Y2 (ja) 1988-06-08 1988-06-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01178637U JPH01178637U (ja) 1989-12-21
JPH0445058Y2 true JPH0445058Y2 (ja) 1992-10-23

Family

ID=31301042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988075996U Expired JPH0445058Y2 (ja) 1988-06-08 1988-06-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0445058Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62184520A (ja) * 1986-02-10 1987-08-12 Omron Tateisi Electronics Co 座標入力シ−ト

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62184520A (ja) * 1986-02-10 1987-08-12 Omron Tateisi Electronics Co 座標入力シ−ト

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01178637U (ja) 1989-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4897511A (en) Method of detection of the contacting position in touch panel sensor
US4319078A (en) Apparatus for detecting X and Y coordinates of input points
JPH05109341A (ja) 薄膜スイツチ
JP2001034419A (ja) タッチパネル
KR20020011656A (ko) 터치판넬
JPH0944289A (ja) 入力パッド装置
JP5279530B2 (ja) タッチパネル
JPH0648027U (ja) 透過型座標検出装置
JPH0445058Y2 (ja)
JP2566782Y2 (ja) 抵抗膜式タッチパネル
JPS6111795Y2 (ja)
JPS59188726A (ja) 透明シ−ト状画像入力素子
JPH06152112A (ja) 回路の接続方法
JPS63269218A (ja) 座標入力装置の誤差検出回路
KR200236087Y1 (ko) 터치 패널 장치
JPH0413719Y2 (ja)
JPH0566876A (ja) タブレツトの位置検出方法および装置
WO2020124477A1 (zh) 压力感应装置、压力感应方法及电子终端
JPS6117493Y2 (ja)
JPS60158422A (ja) 電子部品接続装置
JPS63266519A (ja) 座標入力装置の誤差検出回路
JPS6029965B2 (ja) 図形入力装置
JPS63118921A (ja) 補助電極追加による電気抵抗膜上の電位補償方法
JPS5837782A (ja) 抵抗膜分割型座標入力装置
JPH0327936B2 (ja)