JPH0444647B2 - - Google Patents

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JPH0444647B2
JPH0444647B2 JP29798585A JP29798585A JPH0444647B2 JP H0444647 B2 JPH0444647 B2 JP H0444647B2 JP 29798585 A JP29798585 A JP 29798585A JP 29798585 A JP29798585 A JP 29798585A JP H0444647 B2 JPH0444647 B2 JP H0444647B2
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JP
Japan
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weight
parts
anchor
root mass
steel
Prior art date
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Expired
Application number
JP29798585A
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English (en)
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JPS62160317A (ja
Inventor
Kunimitsu Yamada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kensetsu Kiso Engineering Co Ltd
Original Assignee
Kensetsu Kiso Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kensetsu Kiso Engineering Co Ltd filed Critical Kensetsu Kiso Engineering Co Ltd
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  • Piles And Underground Anchors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は矢板等の山留壁等を確実に支持する
ことができ永久的に使用することが可能な定着ア
ンカーに関するものである。
〔従来技術〕
定着アンカーとして特公昭57−13686号公報に
記載された発明が開示されている。該発明は、鋼
製の支圧板の一方側面に配した周面が凹凸状をな
す筒体状に硬化材料を充填して根塊体を形成し、
周囲を縁切り材で被覆した緊張鋼材を前記根塊体
と支圧板を貫通させ、支圧板の根塊体と反対側に
て端部スリーブを圧着して所定以上を引張力にて
外れるようにしたものである。
〔この発明が解決すべき問題点〕
このような発明における問題点は筒体内に充填
する硬化材料の硬化後の強度が十分でないとき、
或いは筒体そのものが破れ易いものであるとき、
本来の定着アンカーとして機能しないことがあつ
た。
すなわち上記アンカーを使用後撤去する仮設用
のアンカーとして使用する場合はよいが、安全率
を高くした永久用アンカーとして使用する場合は
圧縮耐力不足である。通常高強度モルタル又はコ
ンクリートは500Kg/m2〜800Kg/m2しか圧縮強度
が得られず、長期使用において地山の崩壊等が生
じたとき、それ以上の力が作用して根塊体が破壊
されることがある。
また筒体としてスパイラルシース、ポリエチレ
ンシース等を使用した場合、根塊体に力が作用し
たとき容易に破れて、硬化した硬化材料の破損を
許してしまうことがあつた。
〔問題を解決するための手段〕
この発明にかかる定着アンカーは、筒体として
鋼管を使用するとともに、硬化材としてセメント
100重量部に対し、平均粒径1μ以下の超微粉を10
〜40重量部、高性能減水剤を2〜10重量部配合
し、水セメント比0.3以下で混練したモルタル又
はコンクリートとして成るものである。
〔実施例〕
以下図に示す一実施例に基づき、この発明を詳
細に説明する。
図において8は支圧板であつて、複数個の孔が
穿設された円盤状の板体である。この支圧板8の
一側面側に筒体7が取付けられている。筒体7は
周面に凹凸がある鋼製の筒であつて、一端部が前
記支圧板8の外周に被せられて、その外周に嵌合
されたリング10によつて固定されている。
周面が凹凸状をなす筒体7の製作は鋼管自体を
凹凸状に加工する以外に、スパイラル状のバネ鋼
線を鋼管に巻き溶接する方法や、鋼管に接着剤を
塗布し、まだ硬化しない前に硬い粒子を数多く接
着させ凹凸効果をあげる等の方法がある。
緊張鋼材3が筒体7側から支圧板8の孔に挿通
されて、筒体7側とは反対側面で固定されてい
る。定着アンカーを永久アンカーとして使用する
場合はそのままでもよいが、使用時撤去する場
合、緊張鋼材3は周囲を縁切り材で被覆してあ
る。緊張鋼材3の縁切り材としては例えば周囲に
潤滑材5を塗布して、その周囲をシース6で被嵌
する手段が考えられる。また永久アンカーの場合
には潤滑材5の代りに防錆油を使用し、ポリエチ
レン等のシースを使用し、耐用年数をあげること
もできる。
緊張鋼材3はスリーブ11によつて固定されて
いる。スリーブ11は円筒状であつて、スリーブ
11内に支圧板8を挿通した緊張鋼材3を挿通し
て圧着したものである。
永久アンカーとしての使用の場合、スリーブ1
1は、使用する緊張鋼材3の破壊荷重以上の荷重
がかかるまで外れないよう完全固定しておく。ま
た使用後撤去する場合は、スリーブ11の圧着力
を使用時に作用する荷重よりもあまり大きくしな
いでおく。
また永久アンカーとしての使用の場合は、緊急
鋼材3の固定手段として、くさび、ボールヘツド
等様々な手段がある。
筒体7内には耐圧強度大なる硬化材料が充填さ
れ、硬化して根塊体4となつている。本発明にお
いて硬化材料としてセメント100重量部に対し、
平均粒径1μ以下の超微粉を10〜40重量部、高性
能減水剤を2〜10重量部の割合で配合し、水セメ
ント比0.3以下で混練したモルタル又はコンクリ
ートが採用されている。
超微粉としては、シリコンまたはシリカ質ダス
トが特に好適であり、その他フライアツシユ、炭
酸カルシウム、シリカゲル、酸化チタン、酸化ア
ルミニウム等を水溶性の低い超微粉が使用でき
る。
超微粉の使用量はセメント100重量部に対し40
重量部以下、好ましくは2〜40重量部である。40
重量部を越えると混練物を流動性が著しく低下し
成形することが困難となり、かつ強度発現も不充
分となる。
高性能減水剤としては、メラミンスルホン酸ホ
ルムアルデヒド縮合物の塩、ナフタレンスルホン
酸ホルムアルデヒド縮合物の塩、高分子リグニン
スルホン酸塩、ポリカルボン塩酸などを主成分と
するものがある。
高性能減水剤の標準使用量はセメントに対して
0.3〜1.0重量であるが、本発明ではそれ以上添加
することが好ましく、セメント100重量部に対し
て10重量部以下、好ましくは2〜5重量部であ
る。高性能減水剤は混練物を低水セメント比で得
るためには不可欠であり、10重量部より多いと減
水効果が添加量の増大に伴なわなくなり、かえつ
て硬化に悪影響を与える。
さらに高い強度が必要な場合、前記組成に、セ
メント100重量部に対して、硫酸カルシウムの二
水塩、または無水塩の内少なくとも1種を1〜20
重量部添加して混練りしたコンクリートが使用で
き、さらに増して、より高い強度が必要な場合、
前記コンクリートの骨材を硬質なもの、好ましく
はモース硬度6以上のものを用いることができ
る。また該モルタル又はコンクリートブロツクの
養生は、一般の普通養生でも良いが実用上、蒸気
養生等の促進養生を行なうのがよい。さらに、硫
酸カルシウムを添加して促進養生を行なえば、よ
り一層高い強度が安定的に得られる。
また、不慮の事態に備えて筒体7内に鉄筋を配
したり、モルタル又はコンクリート中にスチール
フアイバー、グラスフアイバー、木毛等の繊維を
混合したり、あるいはワイヤーメツシユ、金網等
で補強してもよい。
以上のようなモルタル又はコンクリートによれ
ば、添付別紙の表−1の如く極めて高強度の圧縮
強度が得られ、充分な耐力を得ることができる。
根塊体4となる。
以上のような定着アンカーを地盤1に穿孔した
定着孔2内に挿入すると同時に袋状のパツカー1
3を挿入し、削孔ケーシングを非定着部まで引上
げた後、注入パイプ14によりセメントペースト
をハツカー13内に注入してこれを膨張させ、定
着孔2閉鎖した状態において注入パイプ15によ
り定着孔2内にモルタル類を充分に加圧注入し、
アンカー躯体16を造成する。
このように造成された定着のアンカーの緊張鋼
材3の後端部を山留壁17の締結、固定し、山留
壁17にかかる土圧を緊張鋼材3、支圧板8、筒
体7および根塊体4の周囲のアンカー躯体16に
伝達させ、これによつて山留壁17を支持する。
定着アンカーを使用後撤去する場合は、緊張鋼
材3を締結部18から解放し、センターホールジ
ヤツキ等によりスリーブ11の圧着力以上の引張
力を付与すると、緊張鋼材3はスリーブ11から
外れ、シース6を通つて引抜くことができる。
〔発明の効果〕
この発明は以上のような構成を有するため、以
下のような効果を得ることができる。
○イ 筒体内に極めて大きな圧縮強度を得ることが
できるモルタル又はコンクリートを充填して硬
化させ、根塊体を形成したものである。従つて
根塊体は極めて大きな耐力を有し、永久アンカ
ーとしての使用においても信頼度の高い使用が
可能となる。
○ロ 筒体として鋼管を使用したため、硬化材料の
圧縮強度のみならず、硬化材料を周囲から囲ん
でフープ効果が働くため、根塊体の割裂を防止
し、更に強度の大きな定着アンカーとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るアンカーによつて山留
壁を支持した状態を示す断面図、第2図はアンカ
ーの詳細を示す部分断面図、第3図は緊張鋼材の
横断断面図、第4図は止圧板の係止状態を示す断
面図である。 1……地盤、2……定着孔、3……緊張鋼材、
4……根塊体、5……潤滑材、6……シース、7
……鋼製筒体、8……支圧板、9……取付手段、
10……バンド、11……スリーブ、12……三
角スプリング、13……パツカー、14,15…
…注入パイプ、16……アンカー躯体、17……
山留壁、18……締結部。
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鋼製の支圧板の一方側面に周面が凹凸状をな
    す筒体内に硬化材料を充填して根塊体を形成し、
    緊張鋼材を前記根塊体と支圧板を貫通させ、支圧
    体の根塊体と反対側にて端部を固定して成る定着
    アンカーにおいて、前記筒体として鋼管を使用す
    るとともに、前記硬化材としてセメント100重量
    部に対し、平均粒径1μ以下の超微粉を10〜40重
    量部、高性能減水剤を2〜10重量部配合し、水セ
    メント比0.3以下で混練したモルタル又はコンク
    リートを使用したことを特徴とする定着アンカ。
JP29798585A 1985-12-30 1985-12-30 定着アンカ− Granted JPS62160317A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29798585A JPS62160317A (ja) 1985-12-30 1985-12-30 定着アンカ−

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JP29798585A JPS62160317A (ja) 1985-12-30 1985-12-30 定着アンカ−

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Publication Number Publication Date
JPS62160317A JPS62160317A (ja) 1987-07-16
JPH0444647B2 true JPH0444647B2 (ja) 1992-07-22

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JP29798585A Granted JPS62160317A (ja) 1985-12-30 1985-12-30 定着アンカ−

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US9677889B2 (en) 2012-06-21 2017-06-13 Innovative Solutions & Support, Inc. Method and system for compensating for soft iron magnetic disturbances in multiple heading reference systems
US9207079B2 (en) 2012-06-21 2015-12-08 Innovative Solutions & Support, Inc. Method and system for compensating for soft iron magnetic disturbances in a heading reference system

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JPS62160317A (ja) 1987-07-16

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