JPH0444631A - 磁気記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、オーディオテープ、ビデオテープ、磁気ディ
スクなどに用いる磁気記録媒体に関するものである。

従来の技術 近年、特にビデオテープにおいて高周波数での高出力、
高ＳｌＮ化のために、磁性粉の微粒子化。

磁性層の高平滑化と、長時間記録対応のためにテープの
薄膜化が進んでいる。しかし−ながら、ビデオテープの
高平滑化、薄膜化に伴うテープ走行性、−り性の低下に
より、ビデオテープの納入性、スチル寿命゛が低下する
という問題が生じて１八た。耐久性、スチ／Ｉ／寿命の
改善策として、磁性ＮｌｌＩＣ添加する研磨剤の添加量
を増加する。潤滑剤の添加量を増加するなどの方法が既
に採られている。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、以上述べたような方法では、電磁変換特
性、走行性に悪影響を及ぼすことが避けられず、いまだ
満足すべき状態にあるとはいえない。

本発明はこのような課題を解決するもので、電磁変換特
性、走行性を劣化させることなく、耐久性、スチル寿命
の向上した磁気記録媒体を提供することを目的とするも
のである。

課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明は、非磁性体上に磁性
層を形成した磁気記録媒体であって、前記非磁性体と前
起磁性層との間に粘度が１０　Ｃｐ〜１００　Ｃ１）の
樹脂溶液を塗布し、５０℃〜１００　’Ｃで乾燥させて
得られる中間層を有するものである。

上記構成において、樹脂粘度が１０　ｅｐより低い場合
、塗布後、乾燥時の熱対流が大きくなり塗膜の表面粗さ
が増加する。ＺＯＯｃｐよシ高い場合、熱対流が発生せ
ず、弾性を有する中間層が形成されない。また、乾燥温
度が５０℃より低い場合も熱対流が発生せず１弾性を有
する中間層が形成されない・。逆Ｋ　１００℃より高い
場合、熱対流が大きくなシ乾燥後の塗膜の表面粗さが増
加する。

本発明の中間層に用いられる樹脂としては、親水基を導
入したポリウレタン樹脂、脱水基金導入したニトロセル
ロース系樹脂、親水基を導入したポリエステル樹脂、親
水基を導入した塩化ビニル系共重合樹脂、尿素樹脂など
が使用できる。

本発明で得られる磁気記録媒体用磁性層は、強磁性粉末
、結合剤％研磨剤、および必要に応じて加えられる帯電
防止剤、潤滑剤より成る層を非磁性体（通常はプラスチ
ックフィルム）上に公知の方法により形成することがで
きる。強磁性粉末は、メタル磁性粉、コバルト被着磁性
酸化鉄、バリウムフェライト磁性粉などがある。結合剤
としては、親水基を導入したポリウレタン樹脂、脱水基
を導入したニトロセルロース系樹脂、親水基を導入した
ポリエステＡ／樹脂、！ｌ！水基を導入した塩化ビニＡ
／系共重合樹脂などが使用できる。研磨剤として、アル
ミナ、酸化珪素、ベンガラなどがある。帯電防止剤とし
ては導電性カーボンを使用することができる。潤滑剤と
しては、高級脂肪酸や高級脂肪酸エステル、あるいは各
種界面活性剤を単独もしくは複数種を組み合わせて使用
することができる。

また、バックコート層に用いる充填剤として、カーボン
ブラック、二酸化クロム、ベンガラ、アルミナ、グラフ
ァイト、タルク、炭酸カルシウムなどの非磁性粉がある
。非磁性体としては、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リエチレンナフタレート、ポリアミド系フィルムなどが
ある。

作用 本発明は上記した構成により、樹脂溶液を乾燥させる際
に、樹脂溶液中に生ずる密度勾配と表面張力勾配により
、樹脂溶液中で熱対流が発生することから１表面性に優
れた弾性層が得られる。この弾性層がテープ走行時のビ
デオ走行系および回転シリンダー系での振動を吸収する
ことで磁性層強度の劣化を低減し、耐久性、スチル寿命
が向上するのみならず、前記弾性層上に形成される磁性
層の表面性も低下せず、電磁変換特性も良好な磁電記録
媒体の提供を可能とするものである。

実施例 以下、本発明の実施例について説明する。

〔実施例１〕 中間層の作成 スルホン酸基導入ポリウレタン　　　　１００部重量平
均分子量　　　　　　　　　　　７００００エチルメチ
ｙケトン　　　　　　　　　９５０部トルエン　　　　
　　　　　　　　　　９５０部上記組成による樹脂溶液
Ｃｍ脂粘度２０　ｃｐ　）１に作成する。

前記樹脂溶液を、２０ｍ／ｍ１ｎＯ速度で走行する１０
０ｍｍ幅、　７μｍ厚のポリエチレンテレフタレートの
非磁性体上Ｋ　１００　ｏｒｌ　／ｍｉｎの流量で塗布
し、乾燥炉において５５℃で乾燥し、表面粗さ８部ｍ、
２μｍ厚の中間層を作成する。

磁性層の作成 磁性粉　　　　　　　　　　　　　１００部アルミナ　
　　　　　　　　　　　７部カーポンプブック　　　　
　　　　　１部塩化ビニル樹脂　　　　　　　　　　１
０部ポリウレタン樹脂　　　　　　　　　１部部エチル
メチルケトン　　　　　　　ｉｓｏ部トルエン　　　　
　　　　　　　　１５０部上記組成をサンドミルで分散
した塗料に、ミリスチン酸　　　　　　　　　　　　１
部ポリイソシアネート　　　　　　　　５部を添加し、
デイスパーで攪拌して磁性塗料を得る。

ｖＪ紀中間層上にこの磁性塗料を塗布、配向後乾燥させ
、８０”Ｃのカレンダー処理による鏡面加工を施して２
ｐ厚の磁性５ｙｒｔ’ｒ−成した。

バックコート層の作成 カーボンブラック　　　　　　　　　１００部アルミナ
　　　　　　　　　　　　７部ニトロセルロース樹脂　
　　　　　　２ｏ部ポリウレタン樹脂　　　　　　　　
２０部エチルメチルケトン　　　　　　２００部トルエ
ン　　　　　　　　　　　　２００部上配組上記サンド
ミルで分散した塗料に。

ミリスチン酸　　　　　　　　　　１部ポリイソシアネ
ート　　　　　　　Ｎｏ部を添加し、デイスパーで攪拌
し、前起磁性層とは反対側の面の非磁性体上に塗布し、
１μｍ厚のバラフコ−）４１作成し、１／２インチ幅に
スリットし、ビデオテープを得た。

〔実施例２〕 実施例Ｉにおいて、ｍ脂粘度を５０ｃｐ、乾燥温度を９
０℃にした他はすべて同じにしてビデオテープを作成し
た。

〔実施例３〕 実施例１において、樹脂粘度を９０ｃｐ、乾燥湿度を７
０℃にした他はすべて同じにしてビデオテープを作成し
た。

〔比較例１〕 本発明の中間層５ｒ作成しない他Ｆｉ実施例１とすべて
同じにしてビデオテープを作成した。

〔比較例２〕 比較例１のカレンダー処理温度を８０℃から６０℃にし
た他はすべて同じにしてビデオテープを作成した。

ｉられた各サンプルを用い、■玉デツキで再１巻戻し１
００バス走行後のテープの目視状部による耐久性、スチ
ルテスターを用いたスチルＳ命、５−ＶＨＳビデオデツ
キを用いた電磁変換特性、触針式表面粗さ針を用い良磁
性層表面粗さを測定した。

その結果を第１表に示す。

第　　１　　表 発明の効果 以上のように本発明によれば、電磁変換特性、走行性を
劣化させることなく、耐久性、スチル寿命の向上した磁
気記録離体を提供することができる。

代理人　゛　　森　　本　　義　　弘

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、非磁性体上に磁性層を形成した磁気記録媒体であつ
   て、前記非磁性体と前記磁性層との間に粘度が１０ｃｐ
   〜１００ｃｐの樹脂溶液を塗布し、５０℃〜１００℃で
   乾燥させて得られる中間層を有することを特徴とする磁
   気記録媒体。