JPH044446Y2 - - Google Patents

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JPH044446Y2
JPH044446Y2 JP17506385U JP17506385U JPH044446Y2 JP H044446 Y2 JPH044446 Y2 JP H044446Y2 JP 17506385 U JP17506385 U JP 17506385U JP 17506385 U JP17506385 U JP 17506385U JP H044446 Y2 JPH044446 Y2 JP H044446Y2
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JP
Japan
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adhesive
injection
inlet
container
injection seat
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JP17506385U
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JPS6282650U (ja
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  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は建築構造物が経年変化によりひび割れ
による亀裂が生じた個所或いはモルタル,タイル
が浮きはがれた浮陸部に耐久性ある接着剤を注入
するための注入器に関する。
従来技術 コンクリート等の構造物の壁面に生じた亀裂は
補強或いは雨漏り対策として亀裂上の適当間隔に
注入器を取り付けこの取り付け部以外の個所をシ
ールしておき注入器内のエポキシ樹脂等の接着剤
を亀裂部に注入することが行われている。この注
入器として金属製取り付け座金に樹脂を充填した
ベローズの一端を取り付け、ベローズの他端を押
圧ばねによつて押圧して樹脂を注入するものが市
場に出ているが、使用後の樹脂の残留量が多くて
不経済でありまた充填した樹脂の粘度に合わせて
押圧ばね力の調整ができないという不便がある。
出願人はこれ等の点を改良して特願昭60−119224
号で新しい注入法,注入器を提案した。このもの
は押圧ばねの代わりに調圧した圧力流体でベロー
ズを押し込む注入方法を用い、その注入器には注
入座に先端が小径となるテーパ部を有する載頭円
錐柱を突設し底が凹となつたベローズの内容器の
口部で載頭円錐頭と嵌合させこのベローズの内容
器を内包し壁面に圧力流体導入口を有する外容器
を載頭円錐柱の基部で注入座に取り付けたもので
ある。
考案が解決しようとする問題点 このように構成された注入器は建築物等の高い
場所で且つ置き場も不安定な所で取り付けるた
め、その操作が簡単且つ短時間で行われることが
好ましいのであるが、提案のものは壁面に取り付
けた注入座に対しその不安定な場所において載頭
円錐柱の基部に先ず蓋体を螺着し、次いで接着剤
を充填したベローズを注入座のテーパ部にテーパ
嵌合させその後に外容器を蓋体に螺着させて注入
器を組み立てる。このようにして時間をかけて数
個の注入器が取り付けられたあと圧力流体導入口
に圧力源を接続して行き所定個数接続後圧力流体
を導入することになる。この注入器の組み立てが
前述のごとく高い足場の悪いところで行うため平
地で組み立てるより更に時間を要し危険を伴い能
率と安全上から問題があり短時間で簡単に取り付
けられることが切望された。
問題点を解決するための手段 構造物の亀裂部または浮陸部に貼り付ける側と
反対側に注入口より大径の外開きテーパ穴7を有
し筒壁にリード付切欠9,10を削設した円筒部
を突設した注入座1と、前記テーパ穴7に挿入さ
れ該穴面と接触して液密とする部材14を被冠す
るとともに前記リード付切欠9,10に係合する
ピン17を側方に突設した注入筒を有しその反対
側に雌ねじを有する小円筒部19と雌ねじを有す
る大円筒部20を同心に形成し中心に注出口16
を穿設した蓋体11と、底面を凹面21に形成す
るとともに口部に該蓋体11の小円筒部19に螺
装するねじ部が刻設され接着剤が充填される変形
可能な内容器22と、該内容器22を内包しその
口部に前記蓋体11の大円筒部20に螺装するね
じ部が刻設されその容器壁面に圧力流体を送り込
む導入口25を取り付けた外容器26とを備えて
なるものである。
実施例 以下本考案の実施例を図面にもとづき説明す
る。構造物の天井,壁,床面等の亀裂部に対する
注入座1の取り付け面は中心に注入口2が開口し
た平坦部3に中心より離れて円弧状の凸部4が円
周上に配置形成され、その外側に凸部4の頂面と
平坦部3の面との間に位置する角形の接着面5が
フランジ状に形成され、該面の数個所に穴6が穿
設されている。接着剤は接着面5に塗布せられ凸
部4によつて接着剤の厚みが決められ且つ注入口
2への流入が防止され、穴6に流入する接着剤に
よつて接着強度が高められる。接着面5は平坦面
でなく表面が滑らかでない方が接着面積が広くな
り強度が高まる。また凸部4の円弧は必ずしも円
弧状でなく複数個の突起でもよい。注入座1の接
着側と反対側には中心に注入口2より大径で外側
が開いたゆるいテーパ穴7が形成された円筒8が
同心に設けられており、円筒8の側面の対称位置
で軸線と平行な切欠9が数mm削設されつづいて円
周方向に同方向のリード付切欠10が数mm削設さ
れている。
注入座1の円筒8のテーパ穴7に嵌入し中心に
流出口16を穿設した蓋体11のフランジ18の
片面中心の注入筒12はテーパ穴7に挿入される
太さで同じテーパ15に形成され先端部に円周溝
13が削設されていて、ここに挿入時に液密とす
るOリング14が嵌装されている。円周溝13よ
りフランジ18側で注入筒12の側面の対称位置
に切欠9,10に係合するピン17が2本突設さ
れていて、蓋体11が注入座1の円筒8のテーパ
穴7に嵌入されピン17が切欠9の底位置まで入
つたとき蓋体11を旋回させるとピン17が切欠
10のリードに沿つて動き蓋体11が穴に引き込
まれOリング14がテーパ穴内面に圧着される。
このとき注入筒12のテーパ15はテーパ穴7と
少しの隙間が生じるようにピン17,切欠10が
形成されている。フランジ18の円筒の反対面に
は雌ねじを刻設した小円筒部19と雌ねじを刻設
した大円筒部20が注出口16と同心に形成され
ている。
蓋体11の小円筒部19と雌ねじには底面が凹
面21に形成され透明の弾性体でつくられた内容
器のベローズ22の口部23の雄ねじがOリング
24を挟んで液密になるよう螺着される。また大
円筒部20には底面に導入口25を取り付け透明
材でつくられた外容器26の口部27の雄ねじが
Oリング28を挟んで気密とするように螺着され
る。この導入口25は市販の公知のワンタツチ接
手とするか、または市販の自動車タイヤの逆止弁
付注入栓,自転車タイヤの逆止弁付注入栓を用い
ることができる。
作 用 建築構造物のコンクリートの天井,壁等の亀裂
部の下地の清掃処理をし、注入座1の接着面5に
接着剤を凸部4より僅かに盛り上がるように塗布
した注入座1を亀裂部に当て押さえ付ける。注入
座1は凸部4が壁面に当接し盛り上がつた分の接
着剤は円周上の円弧状の凸部4によつて外方に押
され一部は穴6から注入座の裏側にはみだし、ま
た一部は凸部4の円周上の切目から平坦部3に流
入するが量は僅かで深い平坦部3に溜まり注入口
2に流れ込むことなく隙間に残つた大量の接着剤
で壁面に接着される。このように注入座1を亀裂
面に接着していく。一方地上では内容器のベロー
ズ22に充填剤通常エポキシ系の接着剤を充填し
蓋体11の小円筒部19の雌ねじの底にOリング
24を挿入して口部23を螺装し強く液密に螺着
する。次いで外容器26を大円筒部20の雌ねじ
の底にOリング28を挿入して口部27の雄ねじ
を螺装し強く気密に螺着する。このようにして組
立てられた注入容器を壁面に接着済みの注入座1
の円筒8のテーパ穴7に挿入し蓋体11の注入筒
のピン17を円筒8の切欠9に係合させ注入容器
を押しながら旋回させるとピン17がリードの切
欠10にはまり込み、注入容器は注入座1側に引
き込まれOリング14がテーパ穴7に圧着されて
液密に取り付けられる。このようにして各亀裂部
の注入座1に注入容器が取り付けられると、圧力
源と接続された図示しないホースのワンタツチ接
手を順次導入口25に接続していき、所定数また
は全部の接続が終われば圧力を調整して図示しな
いバルブを開き調圧された圧力空気を送る。導入
口25より圧入された圧力空気は内容器のベロー
ズ22の底面並びに側方よりベローズを包むよう
にして押し注入口16より注入口2を経て亀裂部
に接着剤が注入される。圧力で凹面21が押され
ベローズ22が収縮し底の凹みにより残り量は少
なく殆どの充填剤が注入されるものである。導入
口になお逆止弁付注入栓を取り付けたときは調圧
済の圧力空気を注入金具を通して注入栓に押し当
て圧力空気を同圧になるまで注入する。このとき
注入は個々の注入容器に対して独立して行うこと
ができる。
効 果 以上詳述したように本考案は注入座を亀裂面に
接着しておき、注入容器側の蓋体,内容器,外容
器を地上で一体に組み立てたものを、注入座に簡
単に取り付けることができるため、高所の足場の
悪い場所において短時間で作業ができ安全と施工
能率が格段に向上しうる効果がある。また注入座
の接着面に円弧状の凸部を円周上に配したので必
要な接着剤が流出することなく確実に滞留して接
着強度が高くなるとともに注入口に流入すること
が防止されて注入不能になることがないものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の容器の縦断面図、第2図は注
入座の接着側平面図、第3図は注入座の側面図、
第4図は蓋体の接続側の平面図である。 1……注入座、2……注入口、4……凸部、5
……接着面、7……テーパ穴、8……円筒、10
……リードの切欠、11……蓋体、17……ピ
ン、19……小円筒部、20……大円筒部、21
……凹面、22……内容器のベローズ、25……
導入口、26……外容器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 構造物の亀裂部または浮陸部に貼り付ける側
    と反対側に注入口より大径の外開きのテーパ穴
    を有し筒壁にリード付切欠を削設した円筒部を
    突設した注入座と、前記テーパ穴に挿入され該
    穴面と接触して液密とする部材を被冠するとと
    もに前記リード付切欠に係合するピンを側方に
    突設した注入筒を有しその反対側に雌ねじを有
    する小円筒部と雌ねじを有する大円筒部を同心
    に形成し中心に注出口を穿設した蓋体と、底面
    を凹面に形成するとともに口部に該蓋体の小円
    筒部に螺装するねじ部が刻設され接着剤が充填
    される変形可能な内容器と、該内容器を内包し
    その口部に前記蓋体の大円筒部に螺装するねじ
    部が刻設されその容器壁面に圧力流体を送り込
    む導入口を取り付けた外容器とを備えてなるこ
    とを特徴とする接着剤注入器。 (2) 注入座の取り付け側が中心注入口より離れた
    位置で注入口端より突出する円弧状凸部が円周
    上に配設されその外側に接着剤添布面の接着面
    が該凸部頂面より低く形成されているものであ
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の接着剤
    注入器。
JP17506385U 1985-11-14 1985-11-14 Expired JPH044446Y2 (ja)

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JP17506385U JPH044446Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14

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JP17506385U JPH044446Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6282650U JPS6282650U (ja) 1987-05-26
JPH044446Y2 true JPH044446Y2 (ja) 1992-02-10

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JP5074118B2 (ja) * 2007-07-24 2012-11-14 エス・ジー・エンジニアリング株式会社 コンクリート構造物への注入充填材の注入方法、及び注入方法に使用する注入器

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Publication number Publication date
JPS6282650U (ja) 1987-05-26

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