JPH0444421A - 論理回路 - Google Patents

論理回路

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JPH0444421A
JPH0444421A JP15306190A JP15306190A JPH0444421A JP H0444421 A JPH0444421 A JP H0444421A JP 15306190 A JP15306190 A JP 15306190A JP 15306190 A JP15306190 A JP 15306190A JP H0444421 A JPH0444421 A JP H0444421A
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JP
Japan
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emitter follower
transistor
load
output
resistor
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JP15306190A
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Inventor
Norio Tosaka
範雄 東坂
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は、論理回路に関し、さらに特定的にはバイポ
ーラトランジスタを用いたECL (Emitter 
 Coupled  Logic)に関する。
[従来の技術] 近年における社会の高度な情報化の進展に伴なって、よ
り高速かつ低消費電力で、しかも高集積の半導体集積回
路装置の必要性がますます高まってきている。そのため
、半導体集積回路装置に用いられる論理回路についても
、その改善が強く望まれている。
現在のところ、低コストで高集積が要求される半導体集
積回路装置については、MOS(Metal  0xi
de  Sem1conductor)トランジスタを
用いて論理回路を構成するのが主流である。しかし、特
に高速動作が要求される分野(汎用コンピュータ、高速
計算機、大容量通信機等)で用いられる半導体集積回路
装置については、論理回路としてバイポーラトランジス
タにより構成されたECL(Emitter  Cou
pled  Logic)が主に使われている。ECL
は、MOSトランジスタを用いた論理回路に比べて、無
負荷時の遅延時間(t d i)が短いだけでなく、負
荷(配線や駆動すべき他のゲート等)に起因する遅延時
間の増加(負荷依存性)も小さい。したがって、ECL
はMOS)ランジスタを用いた論理回路に比べて高速動
作が可能である。
ところで、半導体集積回路装置の製造技術(プロセス技
術)の長足の進歩により加工の微細化が進み、ECLの
tdiは50p s前後にまで改善、されている。しか
し、負荷依存性についてはtdiで見られたほどの改善
は成されていない。例を挙げると、2μmデザインルー
ル(最少2μmの微細加工が可能の意味)を採用してい
た時代にはtdiが250psであったのが、現在の0
.8μmデザインルール下では上述の約50psと大幅
に改善されている。しかし、負荷依存性については、E
CLに配線長2mm、 ファンアウト−3の負荷(標準
負荷)が接続されているものとすると、2μmデザイン
ルール下では遅延時間の増加が130psであったのに
対し、0,8μmデザインルール下では遅延時間の増加
が115psであり、わずかに改善されているにすぎな
い。そのため、標準負荷時において、負荷による遅延時
間の増分が全遅延時間に占める割合は、2μmデザイン
ルール下での34%から0.8μmデザインルール下で
の70%へと増加している。さらに、現在では、ECL
を用いた半導体集積回路装置の1チツプ上に1〜5万ゲ
ート(10〜50KG)を搭載することが可能になった
が、高集積化が進むにつれて、1ゲート当たりの負荷が
増加する傾向がある。したがって、今後ECLをより高
速化するには、負荷依存性をいかに小さくするかがキー
ポイントになる。なお、負荷依存性を改善する方法とし
て、エミッタホロワの出力電流を大きくすることが考え
られるが、このような方法では消費電力が増加するため
、低消費電力化の要求に逆行することになり、好ましく
ない。
上記のような問題に鑑み、ECLの種々の改良が提案さ
れている。これらの提案は、ECLの出力が“L”レベ
ルから“H”レベルへ変化するときの遅延時間(tpL
H)と、ECLの出力が“H“レベルから“L°レベル
へ変化するときの遅延時間(tpHL)との差に着目し
て成されたものである。すなわち、エミッタホロア回路
の電流引抜き能力を増強することにより、負荷駆動能力
を増すようにしたことを特徴としている。電流引抜き能
力の増強は、出力と反対位相の信号を、容量結合により
エミッタホロワ回路の定電流源トランジスタにフィード
ホワードすることにより、実現している。
第2図は、上記提案の一例として、1989年にニュー
ヨークにて開催されたl5SCCにおいてIBM社から
発表されたECLを示したものである。図において、こ
のECLは、いわゆる差動増幅回路を含むスイッチング
部と、エミッタホロア回路を含む論理出力部とを備えて
いる。スイッチング部は、抵抗2,3と、バイポーラN
PN トランジスタ4,5と、定電流源6とによって構
成されている。抵抗2および3は、それぞれの一端が共
通接続されて第1の電源VCC(たとえば、OV)に接
続されている。抵抗2および3の他端は、それぞれ、ト
ランジスタ4および5のコレクタに接続されている。ト
ランジスタ4のベースには、入力端子1を介して入力論
理信号INが与えられる。トランジスタ5のベースには
、基準電圧印加端子7を介して基準電圧v6[1が与え
られる。
トランジスタ4および5の各エミッタは共通接続されて
いる。この共通接続されたエミッタと第2の電源VEE
(たとえば、−4,5V)との間には定電流源6が介挿
されている。
一方、論理出力部は、バイポーラNPN)ランジスタ8
,9と、抵抗10.11と、ダイオード12.13と、
容j114.15とによって構成されている。トランジ
スタ8は、そのコレクタが第1の電源Vccに接続され
、そのベースが上記スイッチング部におけるトランジス
タ4のコレクタに接続され、そのエミッタがトランジス
タ9のコレクタおよび出力端子16に接続されている。
トランジスタ9は、そのベースが容量14を介して上記
スイッチング部におけるトランジスタ5のコレクタに接
続され、そのエミッタが抵抗10を介して第2の電源V
EEに接続される、とともに、容量15を介して第2の
電源VEEに接続されている。ダイオード12.13お
よび抵抗11は、直列に接続されて第1の電源Vccと
第2の電源VE[との間に介挿され、トランジスタ9の
ためのバイアス供給回路を形成している。すなわち、ダ
イオード12はそのアノードが第1の電源Vccに接続
され、そのカソードがダイオード13のアノードに接続
されている。ダイオード13のカソードは抵抗11の一
端に接続されている。抵抗11の他端は第2の電源VE
Eに接続されている。
ここで、ダイオード13のカソードと抵抗11との接続
点は、トランジスタ9のベースに接続されている。なお
、トランジスタ8はエミッタホロワトランジスタとして
機能し、トランジスタ9は定電流トランジスタとして機
能する。
次に、第2図に示す従来回路の動作について説明する。
ま−ず、ス・イツチング部における動作を説明する。
トランジスタ4のベースに与えられる入力信号INが、
トランジスタ5のベースに与えられる基準電圧VIS[
lよりも大きい場合は、トランジスタ4がONL、第1
の電源Vcc−抵抗2−トランジスタ4一定電流源6−
第2の電源VEEの経路で電流が流れる。そのため、抵
抗2において電圧降下が生じ、トランジスタ4のコレク
タ出力は“L。
レベル(VE E )になる。一方、トランジスタ5は
、このときOFF状態になっているのて、そのコレクタ
出力は“Hルベル(Vcc)となる。
これに対し、入力論理信号INが基準電圧VBEIより
も小さい場合は、トランジスタ5がONL、第1の電源
Vcc−抵抗3〜トランジスタ5一定電流R6−第2の
電源VEEの経路で電流が流れる。その結果、抵抗3に
おいて電圧降下が生し、トランジスタ5のコレクタ出力
は“L°レベルになる。一方、トランジスタ4はこのと
きOFF状態になっているので、そのコレクタ出力は“
H”レベルになる。
次に、論理出力部の動作を以下に説明する。
まず、入力論理信号INが変化しないときには、ダイオ
ード12.13と、抵抗11とからなるバイアス供給回
路から、トランジスタ9のベースに基準電圧が与えられ
る。この基準電圧に応じて、トランジスタ9と抵抗10
とからなる定電流回路に一定電流が流れる。その結果、
出力端子16からはトランジスタ4のコレクタ出力がト
ランジスタ8のベース−エミッタ間電圧VBEだけレベ
ルシフトされて出力される。
次に、入力論理信号INが“H”レベルから“L゛レベ
ル変化すると、論理出力部の出力信号OUTが′L2レ
ベルから“H″レベル変化する。このとき、トランジス
タ9ベースには、トランジスタ5のコレクタ出力が容j
114を介して与えられる。その結果、トランジスタ9
のベース電位は″L″レベルに変化するので、トランジ
スタ9と抵抗10とからなる定電流源回路の電流は減少
する。したがって、出力端子16に接続されている負荷
容量(図示せず)の充電が高速に行なわれ、tpLHが
短くなる。
上記とは逆に、人力論理信号INが“L″レベルら°H
°レベルに変化するときには、論理出力部の出力信号O
UTは°H″レベルがらL”レベルに変化する。このと
き、トランジスタ5のコレクタ出力が容1i14を介し
てトランジスタ9のベースに与えられるため、定電流源
回路の電流は増加する。その結果、負荷容量の放電が高
速に行なわれ、tpHLが短くなる。
なお、容量15は、出力が変化する際に、抵抗10のバ
イパスコンデンサとして働き、ACインピーダンスを下
げる働きをする。
以上述べたように、出力と反対位相の信号を、容量結合
によりエミッタホロワの定電流源トランジスタにフィー
ドホワードすることにより、エミッタホロワの充放電能
力を増加させている。これらの回路を用いると、特にt
pHLの短縮化の効果が大きい。エミッタホロワ回路は
、もともと充電能力が高いので、出力信号OUTが“L
″レベルら“H”レベルに変化するときの負荷容量の充
電は高速に行なえ、tpLHを短くすることが可能であ
った。しかし、出力信号OUTが“H2レベルから“L
”レベルに変化するときは負荷容量をエミッタホロワ回
路の定電流源の電流でしか放電できないので、tpHL
を短縮化することが困難であった。第2図のECLは定
電流源の放電能力を増強す・ることができ、tpHLの
短縮化の効果が特に大きい。また、第2図のECLは、
エミッタホロワ電流を大きくしなくても、tpHLの短
縮化が可能である。したがって、エミッタホロワ電流を
小さく制限することができ、低消費電力化が可能である
[発明が解決しようとする課題] 第2図に示す従来の論理回路は以上のように構成されて
いるため、以下に述べるような問題点かあった。
トランジスタ9のベースに与えられる制御信号の時定数
は、トランジスタ9の動作時間に関係するため、この時
定数はECLが駆動する負荷の大きさに従って変化させ
る必要がある。ところが、第2図のECLでは、スイッ
チング部の出力を容量結合により定電流源トランジスタ
9にフィードホワードしているため、トランジスタ9の
ベースへの制御信号の時定数がフィードホワード容量と
バイアス供給回路における各素子によって決まり、時定
数の調整が困難であった。したがって、半導体集積回路
装置内で第2図のような論理回路を用いるには、種々の
時定数を備えた複数種類の論理回路を予め用意しておか
なければならない。特に、ゲートアレイ等のセミカスタ
ムLSIに用いる場合には、多数の時定数のものを用意
しなければならない。そのため、設計時においてCAD
 (C。
mputer  Aided  Design)等で回
路パターンを自動切換えするなどの処理が必要になり、
設計作業が極めて煩雑になる。また、たとえ異なる時定
数を有する多種類の論理回路を用意したとしても、個々
のゲートにつき最適な時定数を設定するのは不可能であ
る。さらに、フィードホワード容114は半導体基板上
で大きな面積を必要とするため、集積度が悪化するとい
う問題点もあった。
それゆえに、この発明の目的は、回路設計が容易であり
、しかも高集積化が可能な論理回路を提供することであ
る。
[課題を解決するための手段] この発明に係る論理回路は、差動スイッチング手段と、
第1および第2のエミッタホロワ回路手段と、第1およ
び第2の電流変化検知手段とを備えている。差動スイッ
チング手段は、差動接続された2つのスイッチングトラ
ンジスタを含み、入力信号に応答してこれら2つのスイ
ッチングトランジスタが相補的にスイッチング動作を行
なうことにより、第1の出力端からは第1の制御電圧を
、第2の出力端からは第2の制御電圧を出力する。
第1のエミッタホロワ回路手段は、第1の制御電圧に応
答して動作する第1のエミッタホロワトランジスタを含
む。第2のエミッタホロワ回路手段は、第2の制御電圧
に応答して動作する第2のエミッタホロワトランジスタ
を含む。第1の電流変化検知手段は、第1のエミッタホ
ロワトランジスタのコレクタ電流の変化を検知して、第
2の制御電圧による第2のエミッタホロワトランジスタ
の制御能力を増強する。第2の電流変化検知手段は、第
2のエミッタホロワトランジスタのコレクタ電流の変化
を検知して、第2の制御電圧による第1のエミッタホロ
ワトランジスタの制御能力を増強する。
[作用] この発明においては、スイッチング動作時において第1
および第2のエミッタホロワトランジスタのコレクタ電
流の変化を検知して、第2の制御電圧による第2のエミ
ッタホロワトランジスタの制御能力および第1の制御電
圧による第1のエミッタホロワトランジスタの制御能力
を増強することにより、各エミッタホロワ回路手段での
充放電能力を高めるようにしている。
[実施例コ 第1図は、この発明の一実施例の構成を示す回路図であ
る。図において、このECLは、スイッチング部と、論
理出力部とを備えている。スイッチング部は、第2図に
示す従来のECLと同様に、差動接続された2つのNP
Nバイポーラトランジスタ4.5(入力側スイッチング
トランジスタ4゜基準電位側スイッチングトランジスタ
5)と、これらトランジスタ4.5の各コレクタに接続
された抵抗2.3(入力側負荷抵抗2.基準電位側負荷
抵抗3)と、トランジスタ4,5の共通接続されたエミ
ッタと電源VEE(たとえば、−4,5V)との間に介
挿された定電流源6とによって構成されている。なお、
基準電位側スイッチングトランジスタ5のコレクタから
は非反転制御電圧が出力され、入力側スイッチングトラ
ンジスタ4のコレクタからは反転制御電圧が出力される
。これら非反転制御電圧および反転制御電圧は、論理出
力部に与えられる。
一方、論理出力部は、上記スイッチング部からの非反転
制御電圧に応答して動作する非反転出力側エミッタホロ
ワ回路と、上記反転制御電圧に応答して動作する反転出
力側エミッタホロワ回路とを含む。非反転出力側エミッ
タホロワ回路は、上記非反転制御電圧をベースに受ける
非反転出力側エミッタホロワトランジスタ(NPNバイ
ポーラトランジスタ)8aと、この非反転出力側エミッ
タホロワトランジスタ8aのエミッタと電源■↑1 (
たとえば、−3v)との間に介挿された非反転出力側エ
ミッタホロワ抵抗22aとによって構成されている。な
お、非反転出力側エミッタホロワトランジスタ8aのエ
ミッタには、dカ端子16aが接続されている。一方、
反転出力側エミッタホロワ回路は、上記反転制御電圧を
ベースに受ける反転出力側エミッタホロワトランジスタ
(NPNバイポーラトランジスタ)8bと、この反転8
力側エミッタホロワトランジスタ8bのエミッタと電源
vTTとの間に介挿された反転出力側エミッタホロワ抵
抗22bとによって構成されている。なお、反転出力側
エミッタホロワトランジスタ8bのエミッタには、出力
端子16bが接続されている。
さらに、第1図のECLは、タップ抵抗21aおよび2
1bを、含む。タップ抵抗21aは、その一端が電源V
ccに接続され、その他端が非反転出力側エミッタホロ
ワトランジスタ8aのコレクタおよび入力側負荷抵抗2
の一端に接続される。
タップ抵抗21bは、その一端が電源Vccに接続され
、その他端が反転出力側エミッタホロワトランジスタ8
bのコレクタおよび基準電位側負荷抵抗3の他端に接続
される。
次に、第1図に示す実施例の動作について説明する。
(1) 定常状態での動作 入力端子1に与えられる入力信号INが“H″レベルと
きは、入力側スイッチングトランジスタ4がONL、電
源Vcc−タップ抵抗213−入力端負荷抵抗2−入力
端スイッチングトランジスタ4一定電流源6−電源VE
Eの経路て電流が流れる。その結果、入力端負荷抵抗2
の両端に電位差が生し、反転出力側エミッタホロワトラ
ンジスタ8bのベースに“L″レベル反転制御電圧が印
加される。したかって、反転出力側エミッタホロワトラ
ンジスタ8bの導通度は極めて小さく、出力端子16b
からは“L°レベルの出力信号OUTが出力される。一
方、このとき基1!I電位側スイッチングトランジスタ
5はOFF状態であるので、基準電位側負荷抵抗3の両
端には電位差が生じない。その結果、非反転出力側エミ
ッタホロワトランジスタ8aのベースには、“Hルーベ
ルの非反転制御電圧が印加される。このため、非反転出
力側エミッタホロワトランジスタ8aはONしており、
出力端子16aからは“H°レベルの出力信号OUTが
出力される。
上記とは逆に、信号入力端子1に与えられる入力信号I
Nが“L“レベルのときは、基準電位側スイッチングト
ランジスタ5がONし、基準電位側負荷抵抗3の両端に
電位差が生じている。そのため、非反転出力側エミッタ
ホロワトランジスタ8aのベースに“L°レベルの反転
制御電圧が印加され、この非反転出力側エミッタホロワ
トランジスタ8aの導通度が極めて低くなっている。し
たがって、このとき出力端子16aからは、“L“レベ
ルの出力信号OUTが出力される。一方、入力側スイッ
チングトランジスタ4はこのときOFF状態であるので
、入力側負荷抵抗2の両端に電位差が生じず、反転側エ
ミッタホロワトランジスタ8bのベースにはH”レベル
の反転制御電圧が印加されている。そのため、反転出力
側エミッタホロワトランジスタ8bはONしており、出
力1子16bからは“H°レベルの出力信号OUTが出
力される。
なお、タップ抵抗21gおよび21bには、それぞれス
イッチング部への電流とともに対応するエミッタホロワ
回路への電流が重なって流れるため、スイッチング部の
動作は、第2図の従来回路で示したような単純な動作に
はならない。しかし、タップ抵抗21aおよび21bと
負荷抵抗2および3との抵抗鎖を適宜選択することによ
り、上記の動作を行なうことができる。
たとえば、定電流源6を流れる電流を0.5mAに設定
し、エミッタホロワ抵抗22a、22bを双方とも3に
Ωに設定し、電源Vccの電圧をOvに設定し、電源V
EEの電圧を−4,5■に設定し、電源VTTの電圧を
−3,Ovに設定し、タップ抵抗21a、21bを双方
とも0. 23にΩに設定し、負荷抵抗2,3を双方と
も1.25にΩに設定すると、出力信号OUT、OUT
の出力レベルは“H”レベルが−0,9V、“L°レベ
ルが−1,7V(ただし、エミッタホロワトランジスタ
8a、8bのそれぞれのベース−エミッタ間電圧Vfl
Eは0.8Vとする)となり、通常のECLレベルでの
動作が可能となる。
(2) スイッチング時の動作 入力端子1に与えられる入力信号INが″H″レベルか
ら“L2レベルに変化するときは、反転出力側エミッタ
ホロワトランジスタ8bのベースに与えられる反転制御
電圧か“L”レベルから“H”レベルに変化するが、こ
のとき同時に非反転出力側エミッタホロワトランジスタ
8aのベースに与えられる非反転制御電圧は“H”レベ
ルから“L°レベルに変化する。したがって、非反転出
力側エミッタホロワ回路は非反転出力側エミッタホロワ
抵抗22aを介して出力端子16gの負荷容量の放電を
開始する。このとき、非反転出力側エミッタホロワトラ
ンジスタ8aのエミッタ電位は、出力端子16aの負荷
容量が完全に放電されていないため、入力信号INが“
L”であるときの定常状態におけるエミッタ電位よりも
高くなっている。そのため、非反転出力側エミッタホロ
ワトランジスタ8aの導通度は定常状態よりもさらに小
さくなっており、応してタップ抵抗21Hに流れる電流
も定常状態よりも減少している。その結果、タップ抵抗
21aの電圧降下が小さくなるので、反転出力側エミッ
タホロワトランジスタ8bのベースには定常状態よりも
高いレベルの反転制御電圧が印加される。したがって、
反転出力側エミッタホロワトランジスタ8bの導通度が
定常状態よりも大きくなっており、出力端子16bの負
荷容量への充電が高速に行なわれる。そのため、tpL
Hが短くなる。逆に、タップ抵抗21bに流れる電流は
、反転出力側エミッタホロワトランジスタ8bの導通度
の増大により大きくなり、タップ抵抗21bでの電圧降
下が大きくなる。その結果、非反転出力側エミッタホロ
ワトランジスタ8aのベースに与えられる非反転制御電
圧が定常状態に比べてより低くなる。したがって、非反
転出力側エミッタホロワトランジスタ8aの導通度はさ
らに小さくなり、出力端子16aの負荷容量の放電が高
速に行なわれる。そのため、非反転出力側エミッタホロ
ワ回路におけるt pHLが短くなる。出力端子16a
および16bの負荷容量の放電および充電が完了した時
点で、出力レベルは通常のECLレベルに落ち着く。
一方、入力信号INが“L°レベルから“H″レベル変
化するときは、上記と逆の動作が起こリ、出力端子16
aの負荷容量の充電および出力端子16bの負荷容量の
放電が高速に行なわれる。
上記のごとく、第1図の実施例では、出力端子16aお
よび16bに配線や他のゲートを接続したときに起こる
遅延時間の増加が小さく抑えられる。
また、第1図の実施例では、第2図の従来回路で問題と
なった、負荷の状態により時定数を選択しなければなら
ないという問題も解消される。すなわち、第1図の実施
例においては、負荷容量の充放電状態をタップ抵抗21
a、21bにより検知し、負荷抵抗2,3を介して、自
律的に各エミッタホロワ回路における充放電動作を制御
するようにしているため、時定数を選択する必要がない
したがって、第2図の従来回路のように、種々の時定数
を有する論理回路を準備する必要がなく、ゲートアレイ
等に適用した場合でも時定数の自動切換えのためのCA
Dが不要である。
また、第1図の実施例では、第2図の従来回路のように
エミッタホロワ定電流源トランジスタのバイアス供給回
路が不要であるので、集積度の悪化、あるいは消費電力
の増大を防ぐことができる。
通常、ECLは反転、非反転出力が同時に得られるため
、両方の出力を同時に使うことがほとんどであるので、
第1図に示す実施例ではわずかに1〜2本の抵抗を付足
すだけ(もともとタップ抵抗が必要な場合は1本の増加
、必要でない場合は2本の増加)で、高速に負荷を駆動
することができ、極めて優れた効果を有する。
さらに、第1図の実施例では、フィードホワードのため
に容量を用いないので(第1図の実施例では、負荷抵抗
2.3がフィードホワードの働きも兼ねている)、容量
を作り込む際に問題となっていた面積の増大を避けるこ
とができ、また容量を作り込むための特別なプロセスも
不要になる。
なお、第1図の実施例では、スイッチングトランジスタ
およびエミッタホロワトランジスタとしてNPN型トラ
ンジスタを用いたが、電源の極性を逆にしてPNP型ト
ランジスタを用いるようにしてもよい。
また、第1図の実施例では、バイポーラトランジスタで
論理回路を構成する場合について示したが、電界効果型
トランジスタを用いて構成してもよく、この場合も第1
図の実施例と同様の効果を奏する。また、論理回路が形
成される材料も、シリコンに限らず、化合物半導体等を
用いても何らさしつかえはない。
さらに、第1図の実施例では、1つの入力信号INを反
転して出力するインバータ回路について示したが、入力
側スイッチングトランジスタを複数個並列に接続するこ
とにより、多入力のNOR回路が構成でき、さらにシリ
ーズゲート構成を採ることにより一層複雑な論理を構成
することも可能であることはいうまでもない。また、基
準電位側スイッチングトランジスタに逆相の人力を与え
て差動動作を行なわせるディファレンシャル型の回路に
も適用可能である。
[発明の効果〕 以上のように、この発明によれば、負荷の充放電状態に
より、エミッタホロワ回路の動作を自動的に制御するこ
とができるため、負荷の状態により時定数を選択すると
いう煩雑さから解放され、常に最適な負荷駆動能力が得
られる。また、半導体基板上で大きな面積を必要とする
容量を使用しないので、高集積化が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例の構成を示す回路図であ
る。 第2図は、従来の論理回路の構成を示す回路図である。 1は入力端子、2.3は負荷抵抗、4.5はスイッチン
グトランジスタ、6は定電流源、7は出力端子、8a、
8bはエミッタホロワトランジスタ、16a、16bは
出力端子、21a、21bはタップ抵抗、22a、22
bはエミッタホロワ抵抗を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 差動接続された2つのスイッチングトランジスタを含み
    、入力信号に応答して当該2つのスイッチングトランジ
    スタが相補的にスイッチング動作を行なうことにより、
    第1の出力端からは第1の制御電圧を、第2の出力端か
    らは第2の制御電圧を出力する差動スイッチング手段、 前記第1の制御電圧に応答して動作する第1のエミッタ
    ホロワトランジスタを含む第1のエミッタホロワ回路手
    段、 前記第2の制御電圧に応答して動作する第2のエミッタ
    ホロワトランジスタを含む第2のエミッタホロワ回路手
    段、 前記第1のエミッタホロワトランジスタのコレクタ電流
    の変化を検知して、前記第2の制御電圧による前記第2
    のエミッタホロワトランジスタの制御能力を増強するた
    めの第1の電流変化検知手段、および 前記第2のエミッタホロワトランジスタのコレクタ電流
    の変化を検知して、前記第2の制御電圧による前記第1
    のエミッタホロワトランジスタの制御能力を増強するた
    めの第2の電流変化検知手段を備える、論理回路。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS614310A (ja) * 1984-06-12 1986-01-10 エヌ・ベー・フイリツプス・フルーイランペンフアブリケン レベルシフト回路

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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