JPH0444312Y2 - - Google Patents
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- JPH0444312Y2 JPH0444312Y2 JP7249486U JP7249486U JPH0444312Y2 JP H0444312 Y2 JPH0444312 Y2 JP H0444312Y2 JP 7249486 U JP7249486 U JP 7249486U JP 7249486 U JP7249486 U JP 7249486U JP H0444312 Y2 JPH0444312 Y2 JP H0444312Y2
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- drive
- axis
- fixed
- slide mechanism
- surface plate
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- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 45
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Arc Welding In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案はアーク溶接機に係り、特に、溶接トー
クを直角座標軸に沿つて移動させるに好適なアー
ク溶接機に関する。
クを直角座標軸に沿つて移動させるに好適なアー
ク溶接機に関する。
〔従来の技術〕
アーク溶接機として、従来、溶接トーチを回転
可能とする回転機能と溶接トーチをスライドさせ
ることができるスライド機構を有するものが用い
られていた。この溶接機によれば、溶接線が曲線
のときでもカムの倣いにより溶接トーチを溶接線
に沿つて移動させることができる。ところが、こ
の溶接機の場合には、カムの倣い駆動が回転軸に
よつて行なわれるため、溶接トーチの狙い角が常
に回転中心軸を向いている。このため、直線状の
溶接線に対して前進角、後退角が発生し、さらに
溶接速度が変わるので、溶接ビード幅、溶け込み
などが安定して得られないという不具合があつ
た。そこで、近年、アーク溶接機として工業用ロ
ボツトにトーチを持たせ使用されるようになつ
た。
可能とする回転機能と溶接トーチをスライドさせ
ることができるスライド機構を有するものが用い
られていた。この溶接機によれば、溶接線が曲線
のときでもカムの倣いにより溶接トーチを溶接線
に沿つて移動させることができる。ところが、こ
の溶接機の場合には、カムの倣い駆動が回転軸に
よつて行なわれるため、溶接トーチの狙い角が常
に回転中心軸を向いている。このため、直線状の
溶接線に対して前進角、後退角が発生し、さらに
溶接速度が変わるので、溶接ビード幅、溶け込み
などが安定して得られないという不具合があつ
た。そこで、近年、アーク溶接機として工業用ロ
ボツトにトーチを持たせ使用されるようになつ
た。
工業用ロボツトを用いたアーク溶接機として
は、直交型ロボツトもしくは間接型ロボツトが知
られている。これらのロボツトによれば、溶接ト
ーチを直角座標軸に沿つて移動させることができ
るため、溶接線の形状によらず溶接トーチのねら
い角を常に一定の角度に維持することができると
共に一定の速度でアーク溶接を施すことができ、
溶接品質の向上に寄与することができる。
は、直交型ロボツトもしくは間接型ロボツトが知
られている。これらのロボツトによれば、溶接ト
ーチを直角座標軸に沿つて移動させることができ
るため、溶接線の形状によらず溶接トーチのねら
い角を常に一定の角度に維持することができると
共に一定の速度でアーク溶接を施すことができ、
溶接品質の向上に寄与することができる。
しかしながら、従来の直交型ロボツトは、第7
図に示されるように、支柱10が定盤12上を水
平移動可能に固定され、支持機構14が支柱10
に昇降自在に固定されている。さらに支持機構1
6が支持機構14に摺動自在に固定され、支持機
構18が支持機構16に回転可能に固定され、支
持具20が支持機構18に回転可能に固定され、
また支持具20が支持機構18に回転可能に固定
されるようになつている。即ち、溶接トーチ22
は、支持具20、支持機構18の回転により、さ
らに支持機構16及び支柱10の水平移動さらに
支持機構14の昇降移動によつて直角座標軸に沿
つて移動可能とされていたため、溶接トーチ12
のX軸方向のストロークを250mn程度に抑えて
も、支柱10の移動範囲として1500mn以上必要
となり、装置の小型化を図るには困難であつた。
図に示されるように、支柱10が定盤12上を水
平移動可能に固定され、支持機構14が支柱10
に昇降自在に固定されている。さらに支持機構1
6が支持機構14に摺動自在に固定され、支持機
構18が支持機構16に回転可能に固定され、支
持具20が支持機構18に回転可能に固定され、
また支持具20が支持機構18に回転可能に固定
されるようになつている。即ち、溶接トーチ22
は、支持具20、支持機構18の回転により、さ
らに支持機構16及び支柱10の水平移動さらに
支持機構14の昇降移動によつて直角座標軸に沿
つて移動可能とされていたため、溶接トーチ12
のX軸方向のストロークを250mn程度に抑えて
も、支柱10の移動範囲として1500mn以上必要
となり、装置の小型化を図るには困難であつた。
本考案は、前記従来の課題に鑑みて為されたも
のであり、その目的は、装置の小型化を図ること
ができるアーク溶接機を提供することにある。
のであり、その目的は、装置の小型化を図ること
ができるアーク溶接機を提供することにある。
前記目的を達成するために、本考案は、定盤上
に立設された支柱を有し、この支柱上部側に駆動
部軸支用の軸受が配設された支持部と、支持部の
軸受に軸支されて定盤面とほぼ直交する方向に延
在する回転軸及びこの回転軸を回転駆動する駆動
機構を有する第1の駆動部と、第1の駆動部の回
転軸底部側に固定された枠体を有し、この枠体
に、定盤面とほぼ平行な面に沿つて往復動可能に
支持されたスライド機構及びこのスライド機構を
往復駆動する駆動機構が配設された第2の駆動部
と、第2の駆動部のスライド機構に連結された枠
体を有し、この枠体に、定盤面とほぼ平行な面に
沿い、かつ第2の駆動部のスライド機構の移動方
向と直交する方向に往復動可能に支持されたスラ
イド機構及びこのスライド機構を往復駆動する駆
動機構が配設された第3の駆動部と、を含み、第
3の駆動部のスライド機構には、溶接トーチが第
1の駆動部の回転軸と平行な軸から一定の角度傾
斜して固定されているアーク溶接機を構成したも
のである。
に立設された支柱を有し、この支柱上部側に駆動
部軸支用の軸受が配設された支持部と、支持部の
軸受に軸支されて定盤面とほぼ直交する方向に延
在する回転軸及びこの回転軸を回転駆動する駆動
機構を有する第1の駆動部と、第1の駆動部の回
転軸底部側に固定された枠体を有し、この枠体
に、定盤面とほぼ平行な面に沿つて往復動可能に
支持されたスライド機構及びこのスライド機構を
往復駆動する駆動機構が配設された第2の駆動部
と、第2の駆動部のスライド機構に連結された枠
体を有し、この枠体に、定盤面とほぼ平行な面に
沿い、かつ第2の駆動部のスライド機構の移動方
向と直交する方向に往復動可能に支持されたスラ
イド機構及びこのスライド機構を往復駆動する駆
動機構が配設された第3の駆動部と、を含み、第
3の駆動部のスライド機構には、溶接トーチが第
1の駆動部の回転軸と平行な軸から一定の角度傾
斜して固定されているアーク溶接機を構成したも
のである。
第1の駆動部の駆動によつて回転軸が回転する
と、これに伴つて第2の駆動部及び第3の駆動部
の枠体がそれぞれ回転する。このとき、溶接トー
チの移動空間をX軸、Y軸、Z軸からなる直角座
標軸で囲まれる空間とすると、溶接トーチがZ軸
から一定の角度傾斜した状態でZ軸を中心に回転
することになる。即ち、溶接トーチが一定の狙い
角に保持された状態でZ軸を中心に回転すること
になる。次に、第2の駆動部の駆動機構の往復駆
動によつてスライド機構が移動すると、この移動
に伴つて、第3の駆動部のスライド機構に固定さ
れた溶接トーチがX軸に沿つて移動する。また、
第3の駆動部の駆動機構によつてスライド機構が
往復動すると、このスライド機構の移動に伴つて
溶接トーチがY軸方向に沿つて移動する。そし
て、支持部に回転自在に固定された第1の駆動部
に第2の駆動部を連結し、第2の駆動部に第3の
駆動部を連結し、第1の駆動部の回転軸を定盤に
沿つて移動させることなく、第2の駆動部と第3
の駆動部の駆動範囲を溶接トーチの二次元におけ
る移動範囲に設定しているため、装置の小型化が
図れることになる。
と、これに伴つて第2の駆動部及び第3の駆動部
の枠体がそれぞれ回転する。このとき、溶接トー
チの移動空間をX軸、Y軸、Z軸からなる直角座
標軸で囲まれる空間とすると、溶接トーチがZ軸
から一定の角度傾斜した状態でZ軸を中心に回転
することになる。即ち、溶接トーチが一定の狙い
角に保持された状態でZ軸を中心に回転すること
になる。次に、第2の駆動部の駆動機構の往復駆
動によつてスライド機構が移動すると、この移動
に伴つて、第3の駆動部のスライド機構に固定さ
れた溶接トーチがX軸に沿つて移動する。また、
第3の駆動部の駆動機構によつてスライド機構が
往復動すると、このスライド機構の移動に伴つて
溶接トーチがY軸方向に沿つて移動する。そし
て、支持部に回転自在に固定された第1の駆動部
に第2の駆動部を連結し、第2の駆動部に第3の
駆動部を連結し、第1の駆動部の回転軸を定盤に
沿つて移動させることなく、第2の駆動部と第3
の駆動部の駆動範囲を溶接トーチの二次元におけ
る移動範囲に設定しているため、装置の小型化が
図れることになる。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
説明する。
第1図及び第2図には、本考案の好適な実施例
の構成が示されている。第1図及び第2図におい
て、定盤30には支柱32が立設されており、支
柱32の上部側には定盤面と平行に支持ブラケツ
ト34が固定されている。そしてこの支持ブラケ
ツト34の先端には軸受36が固定されている。
即ち支柱32、支持ブラケツト34、軸受36に
よつて支持部が構成されている。
の構成が示されている。第1図及び第2図におい
て、定盤30には支柱32が立設されており、支
柱32の上部側には定盤面と平行に支持ブラケツ
ト34が固定されている。そしてこの支持ブラケ
ツト34の先端には軸受36が固定されている。
即ち支柱32、支持ブラケツト34、軸受36に
よつて支持部が構成されている。
軸受36には、第1の駆動部を構成するZ軸ユ
ニツト38の回転軸40が回転自在に挿入されて
いる。そして回転軸40の底部側には、第2の駆
動部を構成するX軸ユニツト42の枠体44が固
定されている。又、X軸ユニツト42の底部側に
は第3の駆動部を構成するY軸ユニツト46の枠
体48が固定されている。そしてY軸ユニツト4
6の底部側には、溶接トーチ50が固定されてい
る。なお、定盤30上には治具52とセツト装置
54が固定されている。
ニツト38の回転軸40が回転自在に挿入されて
いる。そして回転軸40の底部側には、第2の駆
動部を構成するX軸ユニツト42の枠体44が固
定されている。又、X軸ユニツト42の底部側に
は第3の駆動部を構成するY軸ユニツト46の枠
体48が固定されている。そしてY軸ユニツト4
6の底部側には、溶接トーチ50が固定されてい
る。なお、定盤30上には治具52とセツト装置
54が固定されている。
Z軸ユニツト38は、第3図に示されるよう
に、軸受36に軸支されて定盤面とほぼ直交する
方向に延在する回転軸40と、回転軸40を回転
駆動する駆動機構56を有し、回転軸40の一端
が枠体44を介してX軸ユニツト42に固定さ
れ、回転軸40の他端が出力軸58に固定されて
いる。
に、軸受36に軸支されて定盤面とほぼ直交する
方向に延在する回転軸40と、回転軸40を回転
駆動する駆動機構56を有し、回転軸40の一端
が枠体44を介してX軸ユニツト42に固定さ
れ、回転軸40の他端が出力軸58に固定されて
いる。
筒状に形成された出力軸58の一端はウエーブ
ジエネレータ60を介して回転軸62に固定され
ている。ウエーブジエネレータ60は楕円状のカ
ム60Aとベアリング60Bを有し、ベアリング
60Bが出力軸58の内周面と当接するようにな
つている。又、出力軸58は金属弾性体で構成さ
れており、ベアリング60Bとの当接部位は楕円
状に形成されている。又、出力軸58の外周面に
複数の歯が円環状に配列されており、これらの歯
がサーキユラスプライン64の内周面に形成され
た歯と噛合するようになつている。サーキユラス
プライン64の内周面に形成された歯と噛合する
ようになつている。サーキユラスプライン64も
内周側に形成された歯は円環状に配列されてお
り、これらの歯数は出力軸58の外周面に形成さ
れた歯の歯数よりも多くなるように設定されてい
る。そして出力軸58の歯のうち楕円の長軸の部
分の歯がサーキユラスプライン64の歯と噛合す
るようになつている。なお、サーキユラスプライ
ン64の外周側はモータ支持機構66に固定され
ている。
ジエネレータ60を介して回転軸62に固定され
ている。ウエーブジエネレータ60は楕円状のカ
ム60Aとベアリング60Bを有し、ベアリング
60Bが出力軸58の内周面と当接するようにな
つている。又、出力軸58は金属弾性体で構成さ
れており、ベアリング60Bとの当接部位は楕円
状に形成されている。又、出力軸58の外周面に
複数の歯が円環状に配列されており、これらの歯
がサーキユラスプライン64の内周面に形成され
た歯と噛合するようになつている。サーキユラス
プライン64の内周面に形成された歯と噛合する
ようになつている。サーキユラスプライン64も
内周側に形成された歯は円環状に配列されてお
り、これらの歯数は出力軸58の外周面に形成さ
れた歯の歯数よりも多くなるように設定されてい
る。そして出力軸58の歯のうち楕円の長軸の部
分の歯がサーキユラスプライン64の歯と噛合す
るようになつている。なお、サーキユラスプライ
ン64の外周側はモータ支持機構66に固定され
ている。
サーボモータ68の駆動により回転軸62及び
カム60Aが回転すると、カム60Aの回転に伴
つて出力軸58の弾性変形し、出力軸58が回転
軸62とは逆方向に回転する。そして出力軸58
の回転力が回転軸40に伝達され、回転軸40と
共にX軸ユニツト42が回転することになる。即
ち、サーボモータ68の回転駆動によつてX軸ユ
ニツト42を回転軸40の軸心を回転中心として
回転させることができる。
カム60Aが回転すると、カム60Aの回転に伴
つて出力軸58の弾性変形し、出力軸58が回転
軸62とは逆方向に回転する。そして出力軸58
の回転力が回転軸40に伝達され、回転軸40と
共にX軸ユニツト42が回転することになる。即
ち、サーボモータ68の回転駆動によつてX軸ユ
ニツト42を回転軸40の軸心を回転中心として
回転させることができる。
X軸ユニツト42は、第4図に示されるよう
に、回転軸40に固定された枠体44と、定盤面
と平行な面に沿つてX軸方向に往復動可能に支持
されたスライド機構70と、スライド機構70を
往復駆動する駆動機構72から構成されている。
に、回転軸40に固定された枠体44と、定盤面
と平行な面に沿つてX軸方向に往復動可能に支持
されたスライド機構70と、スライド機構70を
往復駆動する駆動機構72から構成されている。
枠体44には、定盤面と平行な2本のガイドシ
ヤフト74,76が配設されていると共に、各ガ
イドシヤフト74,76と平行な駆動シヤフト7
8がベアリング80A,80Bを介して回転自在
に固定されている。そして駆動シヤフト78の一
端はナツクル82を介して、サーボモータ84の
回転軸86に連結されている。又、駆動シヤフト
78の外周面には雄ねじが形成されており、この
雄ねじがスライドブロツク88の雌ねじと螺合す
るようになつている。即ち、サーボモータ84の
回転駆動によつて駆動シヤフト78が回転する
と、駆動シヤフト78とスライドブロツク88と
のねじ結合によつてスライドブロツク88が駆動
シヤフト78に沿つて往復動するようになつてい
る。又、スライドブロツク88はリニアモーシヨ
ンベアリング90A,90Bを介してガイドシヤ
フト74,76に固定されている。即ち、スライ
ドブロツク88が往復動するときスライドブロツ
ク88がガイドシヤフト74,76に支持された
状態で往復動するようになつている。そしてスラ
イドブロツク88の底部側にはY軸ユニツト46
の枠体48が固定されている。このため、サーボ
モータ84の回転駆動によつてスライドブロツク
88が往復動すると、Y軸ユニツト46がX軸に
沿つて往復動することになる。
ヤフト74,76が配設されていると共に、各ガ
イドシヤフト74,76と平行な駆動シヤフト7
8がベアリング80A,80Bを介して回転自在
に固定されている。そして駆動シヤフト78の一
端はナツクル82を介して、サーボモータ84の
回転軸86に連結されている。又、駆動シヤフト
78の外周面には雄ねじが形成されており、この
雄ねじがスライドブロツク88の雌ねじと螺合す
るようになつている。即ち、サーボモータ84の
回転駆動によつて駆動シヤフト78が回転する
と、駆動シヤフト78とスライドブロツク88と
のねじ結合によつてスライドブロツク88が駆動
シヤフト78に沿つて往復動するようになつてい
る。又、スライドブロツク88はリニアモーシヨ
ンベアリング90A,90Bを介してガイドシヤ
フト74,76に固定されている。即ち、スライ
ドブロツク88が往復動するときスライドブロツ
ク88がガイドシヤフト74,76に支持された
状態で往復動するようになつている。そしてスラ
イドブロツク88の底部側にはY軸ユニツト46
の枠体48が固定されている。このため、サーボ
モータ84の回転駆動によつてスライドブロツク
88が往復動すると、Y軸ユニツト46がX軸に
沿つて往復動することになる。
Y軸ユニツト46は、第5図及び第6図に示さ
れるように、X軸ユニツト42のスライド機構7
0に連結された枠体48と、定盤面とほぼ平行な
面に沿い、かつY軸方向に往復動可能に枠体48
に支持されたスライド機構92とスライド機構9
2を往復動する駆動機構94から構成されてい
る。
れるように、X軸ユニツト42のスライド機構7
0に連結された枠体48と、定盤面とほぼ平行な
面に沿い、かつY軸方向に往復動可能に枠体48
に支持されたスライド機構92とスライド機構9
2を往復動する駆動機構94から構成されてい
る。
枠体48には、定盤面と平行な2本のガイドシ
ヤフト94,96が固定されていると共に各ガイ
ドシヤフト94,96の間に定盤面と平行な駆動
シヤフト98がベアリング100A,100Bを
介して回転自在に固定されている。駆動シヤフト
98の一端はナツクル102を介してサーボモー
タ104の回転軸106に連結されている。又、
駆動シヤフト98の外周面には雄ねじが形成され
ており、ねじ部にはボールが装着されている。即
ち、駆動シヤフト98のねじ部はボールねじとし
て機能している。そして駆動シヤフト98の外周
面にはスライドブロツク108が挿着されてい
る。このスライドブロツク108には雌ねじが形
成されており、この雌ねじと駆動シヤフト98の
雄ねじとが螺合するようになつている。そして、
サーボモータ104の回転駆動によつて駆動シヤ
フト98が回転駆動すると、駆動シヤフト98の
ねじ部とスライドブロツク108のねじ部との螺
合によつてスライドブロツク108が駆動シヤフ
ト98の軸方向に沿つて、即ちY軸方向に往復動
可能とされている。なお、スライドブロツク10
8はリニアモーシヨンベアリング(図示省略)を
介してガイドシヤフト94,96に係合されてお
り、スライドブロツク108はガイドシヤフト9
4,96に支持された状態で駆動シヤフト98の
軸方向に沿つて移動するようになつている。又、
スライドブロツク108の底部側にはトーチブラ
ケツト110、保持具112を介して溶接トーチ
50が固定されている。この溶接トーチは50
は、回転軸40と平行な軸を直交座標軸のZ軸と
したときに、このZ軸から一定の角度傾斜した角
度、即ち、一定の狙い角を保つた状態でトーチブ
ラケツト110に固定されている。このため、サ
ーボモータ104の回転駆動によつてスライドブ
ロツク108が往復駆動すると、スライドブロツ
ク108の移動に伴つて、溶接トーチ50が一定
の狙い角を保つた状態でY軸に沿つて往復動する
ことになる。
ヤフト94,96が固定されていると共に各ガイ
ドシヤフト94,96の間に定盤面と平行な駆動
シヤフト98がベアリング100A,100Bを
介して回転自在に固定されている。駆動シヤフト
98の一端はナツクル102を介してサーボモー
タ104の回転軸106に連結されている。又、
駆動シヤフト98の外周面には雄ねじが形成され
ており、ねじ部にはボールが装着されている。即
ち、駆動シヤフト98のねじ部はボールねじとし
て機能している。そして駆動シヤフト98の外周
面にはスライドブロツク108が挿着されてい
る。このスライドブロツク108には雌ねじが形
成されており、この雌ねじと駆動シヤフト98の
雄ねじとが螺合するようになつている。そして、
サーボモータ104の回転駆動によつて駆動シヤ
フト98が回転駆動すると、駆動シヤフト98の
ねじ部とスライドブロツク108のねじ部との螺
合によつてスライドブロツク108が駆動シヤフ
ト98の軸方向に沿つて、即ちY軸方向に往復動
可能とされている。なお、スライドブロツク10
8はリニアモーシヨンベアリング(図示省略)を
介してガイドシヤフト94,96に係合されてお
り、スライドブロツク108はガイドシヤフト9
4,96に支持された状態で駆動シヤフト98の
軸方向に沿つて移動するようになつている。又、
スライドブロツク108の底部側にはトーチブラ
ケツト110、保持具112を介して溶接トーチ
50が固定されている。この溶接トーチは50
は、回転軸40と平行な軸を直交座標軸のZ軸と
したときに、このZ軸から一定の角度傾斜した角
度、即ち、一定の狙い角を保つた状態でトーチブ
ラケツト110に固定されている。このため、サ
ーボモータ104の回転駆動によつてスライドブ
ロツク108が往復駆動すると、スライドブロツ
ク108の移動に伴つて、溶接トーチ50が一定
の狙い角を保つた状態でY軸に沿つて往復動する
ことになる。
このように、本実施例においては、溶接トーチ
50が保持具112、トーチブラケツト110を
介してスライドブロツク108に固定され、さら
に枠体48がX軸ユニツト42のスライド機構7
0に固定され、X軸ユニツト42の枠体44がZ
軸ユニツト38の回転軸40に固定されているた
め、サーボモータ104の回転駆動によつて溶接
トーチ50をY軸に沿つて移動させることがで
き、さらにサーボモータ84の回転駆動によつて
溶接トーチ50をX軸に沿つて移動させることが
できると共にサーボモータ68の回転駆動によつ
て溶接トーチ50を回転軸40の軸心を回転中心
として回転させることができる。即ち、本実施例
におけるアーク溶接機はサーボモータ68,8
4,104の回転駆動によつて溶接トーチ50を
Z軸から一定の角度傾斜した状態に保持した状態
で、溶接トーチ50をZ軸を中心に回転させるこ
とができると共にX軸及びY軸に沿つて移動させ
ることができる。又さらに本実施例においては、
Z軸ユニツト38の回転軸40にX軸ユニツト4
2を固定すると共にX軸ユニツト42を介してY
軸ユニツト46を固定するようにしたため、装置
の小型化を図ることができる。
50が保持具112、トーチブラケツト110を
介してスライドブロツク108に固定され、さら
に枠体48がX軸ユニツト42のスライド機構7
0に固定され、X軸ユニツト42の枠体44がZ
軸ユニツト38の回転軸40に固定されているた
め、サーボモータ104の回転駆動によつて溶接
トーチ50をY軸に沿つて移動させることがで
き、さらにサーボモータ84の回転駆動によつて
溶接トーチ50をX軸に沿つて移動させることが
できると共にサーボモータ68の回転駆動によつ
て溶接トーチ50を回転軸40の軸心を回転中心
として回転させることができる。即ち、本実施例
におけるアーク溶接機はサーボモータ68,8
4,104の回転駆動によつて溶接トーチ50を
Z軸から一定の角度傾斜した状態に保持した状態
で、溶接トーチ50をZ軸を中心に回転させるこ
とができると共にX軸及びY軸に沿つて移動させ
ることができる。又さらに本実施例においては、
Z軸ユニツト38の回転軸40にX軸ユニツト4
2を固定すると共にX軸ユニツト42を介してY
軸ユニツト46を固定するようにしたため、装置
の小型化を図ることができる。
以上説明したように、本考案によれば、Z軸に
平行な回転軸を有する第1の駆動部を支持部に回
転自在に固定し、溶接トーチをZ軸から一定の角
度傾斜した状態で保持すると共にX軸とY軸に沿
つて移動させる第2の駆動部及び第3の駆動部を
第1の駆動部に連結し、第1駆動部の回転軸を定
盤に沿つて移動させることなく、第2の駆動部及
び第3の駆動部の移動範囲で溶接トーチの二次元
における移動範囲を設定するようにしたため、装
置の小型化を図ることができる。
平行な回転軸を有する第1の駆動部を支持部に回
転自在に固定し、溶接トーチをZ軸から一定の角
度傾斜した状態で保持すると共にX軸とY軸に沿
つて移動させる第2の駆動部及び第3の駆動部を
第1の駆動部に連結し、第1駆動部の回転軸を定
盤に沿つて移動させることなく、第2の駆動部及
び第3の駆動部の移動範囲で溶接トーチの二次元
における移動範囲を設定するようにしたため、装
置の小型化を図ることができる。
第1図は本考案の一実施例を示す装置全体の側
面図、第2図は第1図の要部正面図、第3図はZ
軸ユニツト38の構成説明図、第4図はX軸ユニ
ツト42の構成説明図、第5図はY軸ユニツト4
6の構成説明図、第6図は第5図の−線に沿
う断面図、第7図は従来の直交型ロボツトの斜視
図である。 30……定盤、32……支柱、36……軸受、
38……Z軸ユニツト、42……X軸ユニツト、
46……Y軸ユニツト、50……溶接トーチ、6
8,84,104……サーボモータ、70,92
……スライド機構。
面図、第2図は第1図の要部正面図、第3図はZ
軸ユニツト38の構成説明図、第4図はX軸ユニ
ツト42の構成説明図、第5図はY軸ユニツト4
6の構成説明図、第6図は第5図の−線に沿
う断面図、第7図は従来の直交型ロボツトの斜視
図である。 30……定盤、32……支柱、36……軸受、
38……Z軸ユニツト、42……X軸ユニツト、
46……Y軸ユニツト、50……溶接トーチ、6
8,84,104……サーボモータ、70,92
……スライド機構。
Claims (1)
- 定盤上に立設された支柱を有し、この支柱上部
側に駆動部軸支用の軸受が配設された支持部と、
支持部の軸受に軸支されて定盤面とほぼ直交する
方向に延在する回転軸及びこの回転軸を回転駆動
する駆動機構を有する第1の駆動部と、第1の駆
動部の回転軸底部側に固定された枠体を有し、こ
の枠体に、定盤面とほぼ平行な面に沿つて往復動
可能に支持されたスライド機構及びこのスライド
機構を往復駆動する駆動機構が配設された第2の
駆動部と、第2の駆動部のスライド機構に連結さ
れた枠体を有し、この枠体に、定盤面とほぼ平行
な面に沿い、かつ第2の駆動部のスライド機構の
移動方向と直交する方向に往復動可能に支持され
たスライド機構及びこのスライド機構を往復駆動
する駆動機構が配設された第3の駆動部と、を含
み、第3の駆動部のスライド機構には、溶接トー
チが第1の駆動部の回転軸と平行な軸から一定の
角度傾斜して固定されていることを特徴とするア
ーク溶接機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7249486U JPH0444312Y2 (ja) | 1986-05-14 | 1986-05-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7249486U JPH0444312Y2 (ja) | 1986-05-14 | 1986-05-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62183987U JPS62183987U (ja) | 1987-11-21 |
JPH0444312Y2 true JPH0444312Y2 (ja) | 1992-10-19 |
Family
ID=30915989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7249486U Expired JPH0444312Y2 (ja) | 1986-05-14 | 1986-05-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0444312Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-05-14 JP JP7249486U patent/JPH0444312Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62183987U (ja) | 1987-11-21 |
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