JPH0444278B2 - - Google Patents

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JPH0444278B2
JPH0444278B2 JP58026106A JP2610683A JPH0444278B2 JP H0444278 B2 JPH0444278 B2 JP H0444278B2 JP 58026106 A JP58026106 A JP 58026106A JP 2610683 A JP2610683 A JP 2610683A JP H0444278 B2 JPH0444278 B2 JP H0444278B2
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JP
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transition
brightness
cathode ray
ray tube
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JP58026106A
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Deii Ederuson Suteiibun
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Publication of JPH0444278B2 publication Critical patent/JPH0444278B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G5/00Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators
    • G09G5/42Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators characterised by the display of patterns using a display memory without fixed position correspondence between the display memory contents and the display position on the screen

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Image Generation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、デイジタル的にコード化された入力
命令に応じて、幾何学的形状、線、記号を表示す
るための陰極線管デイスプレイ装置に関し、特に
エイリアジング(aliasing)によつて生じるデイ
スプレイ中の歪を最小化する手段を備えた陰極線
管デイスプレイ装置に関する。
デイジタル命令に応答して幾何学的表示を発生
する典型的な高解像度陰極線管デイスプレイ装置
は、スクリーンの領域を定めるために画素を採用
している。これら画素は、走査線を任意の境界に
沿う小さな部分に細分することによつて定められ
るスクリーンの小さな領域である。デイスプレイ
は、どの画素が照明されるべきか、どれだけの量
の輝度か、なに色かを特定することによつて生成
される。画素は不可分であり、デイスプレイを構
成する最小単位である。幾何学的物体の対角線、
又は縁部は、画素中に表されなければならないの
で、縁部は1つの画素から次の画素へのジヤンプ
をなす段差として現れる。この段差歪は、エイリ
アジングに帰する。このエイリアジング
(aliasing)とは、非常に広く離間された間隔で
サンプリングすることにより生じる信号歪に対す
る用語である。エイリアジングによつて生じる歪
に対する1つの橋正法は、物体又は線の縁部にお
けるいくつかの画素を平均化して、シエージング
(shading)を与えることである。しかしながら、
画素間にある縁部をシユミレーシヨンすべきこの
様なシエージングは、また全画素によつて表さな
ければならないし、シエージングは画素そのもの
よりは微細に出来ない。その結果、ぼやけた不明
瞭な像となる。さらに、その様な補正は集中的な
計算であるから、エイリアジング及び歪を軽減す
るためのより一般的な技術は、スクリーンを一層
微細な画素へと再分割することである。高解像度
CRTデイスプレイ装置は、現在512×512画素又
は1024×1024画素により構成されている。この様
な高解像度は、情報を表示する陰極線管の能力及
び1つの画素本体を識別する使用者の能力を越え
ている。可視エイリアジング及び歪なしに映像を
正確に描くのに要求される画素の幾何学的生成
は、簡単な対象物に対してさえ、非常に多くの画
素のトラツクを保持するためのグラフイツク・プ
ロセツサ(graphic processor)を必要とする。
この様な高解像度の他の欠点は、デイスプレイが
より複雑な陰極線管を必要とするとともに、デイ
スプレイ・システムが通常525本のライン走査の
NTSC標準に対して設定されている映像信録及び
ハードコピー装置と両立しないことである。
この発明の目的は、同等の陰極線管又はハード
コピーを用いている同等の画素デイスプレイ・シ
ステムによつて得られない、色及び輝度の配置及
び階調を詳細に制御する回路を与えることによつ
て、視覚的に優れたデイスプレイを提供すること
である。この目的は、所望の被写体を表示するた
めの映像信号中に要求される輝度及び色について
の転移(transition)に関する詳細な情報を蓄積
しかつ表示することによつて得られる。これらの
転移は、普通1つの画素によつて要求される論理
的スペースによつて与えられる解像度より極めて
詳細に定義されている。本発明は、陰極線管は画
素デイスプレイ装置において考えられている様な
四角形面積のマトリツクスではなく、むしろ分割
のない連続した水平線の組として考えられ得ると
いう事実を利用している。画素デイスプレイ装置
において、画素は特にカラー陰極線管のカラー・
ドツトに関係づけられていないので、カラー陰極
線管が普通個々の燐ドツトから成るとしても、前
記事実は正しい。さらに、ハードコピー及びプロ
ジエクシヨン・システム(projection system)
の様な典型的な付属品は、燐パターンを有しない
多重単色像を利用している。本発明は、陰極線管
が輝度及び色について連続的な濃淡を表示する能
力を有するという事実を利用している。また、本
発明は、被写体の縁部のみを定義するために必要
とされるグラフイツク情報が、背景色又は被写体
の同種色であるスクリーンの大半に対して、スク
リーンのほんの小さな領域のみを構成するという
事実を利用している。
本発明は、過度の複雑さ無しに、被写体を、隠
される線の自動的な除去により互いに重ねて表示
することが可能である。そして、この様な隠され
た線及び面は、おおい隠している被写体がデイス
プレイから除去されていた時、自動的に元に戻さ
れる。
本発明の他の目的は、明滅する被写体の提供又
は表示である。本発明のユニークな観点によれ
ば、明滅する被写体が現れているすなわちONの
期間の間、明滅する被写体の背後に隠されている
縁部、面及び線は、明滅する被写体がOFFであ
るもう1つの期間には目に見える。
本発明によれば、表示されるべき各被写体は、
走査線転移の組として定められる。転移は、ラス
タ走査が被写体を越えて横切る場合に輝度及び色
の変化として定義される。各転移の詳細は、転移
明細(transition specification)として、メモリ
に記憶される。これら転移明細から、映像信号が
発生され、かつこの映像信号は、記憶された転移
明細によつて表される被写体を表示するために、
陰極線管デイスプレイ装置に供給される。映像発
生回路は、縁部がラスタ走査線となす傾斜に従つ
て変化する転移幅を有し、その転移幅を横切つて
縁部の前の輝度から縁部の他方側での最終輝度ま
で段階的に変化すべき映像を生じる。このシステ
ムの目標は、生成されるものと同一形状及び色を
有する実際の被写体に向けられたビイデオカメラ
により発生された信号に、出来るだけ近づいてシ
ユミレーシヨンする映像信号を発生することであ
る。転移は、この方法で表され、そして転移の開
始は、また被写体が画素要素に関して定められて
いる時よりははるかに正確に制御できるので、被
写体は、実質的に減少されたエイリアジングによ
る歪を有して表示される。
本発明のさらに他の目的及び効果は、添付図面
を参照して考慮される本発明の詳述な説明から、
容易に明らかになるであろう。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は、本発明表示装置を示すブロツク線図
である。
第1図で示される様に、本発明装置は、カラー
陰極線管デイスプレイ13によつて表示されるべ
き被写体を表し、かつ陰極線管デイスプレイ13
のスクリーン上での被写体の位置を表すデータを
供給するキーボード11を具えている。キーボー
ド11によつて供給された情報は、処理計算機1
5によつて受け取られる。この処理計算機15
は、プログラムROM17に記憶されたプログラ
ムの制御のもとに、キーボード11によつて供給
されたデータから、デイスプレイ・メモリ19に
記憶されている一連の転移明細(transition−
specifications)を計算する。陰極線管デイスプ
レイ13は、普通のTVラスタ走査により、電子
ビームを陰極線管デイスプレイ13のスクリーン
を横切つて走査させる。そして、陰極線管デイス
プレイ13は、通常のカラーTV受像機のよう
に、供給されたカラー映像信号に応じて映像を表
示する。
デイスプレイ生成回路(display creation
circuitry)21は、デイスプレイ・メモリ19
から転移明細を読み出し、かつその明細からのデ
ータを映像信号へと変換する。この映像信号は、
CRTデイスプレイ装置13に供給される時に、
キーボード11によつて供給されたデータによつ
て描かれる被写体を表示する。同様に、表示され
るべき被写体は、計算機操作又はデータ・リンク
を経由した計算機データによつて定めかつ選択す
ることができる。デイスプレイ・メモリ19に記
憶された転移明細は、CRTデイスプレイ装置1
3のラスタ走査が表示されるべき被写体の縁部を
横切る位置によつて表示被写体を表す。水平走査
線が、表示されるべき被写体の縁部を横切るごと
に、縁部の前の色及び輝度レベルから縁部の後の
色及び輝度レベルへの転移が映像信号中に存在す
る。この様に、水平走査線による被写体縁部の横
断は、転移と称され、デイスプレイ・メモリ19
に記憶された転移明細は、CRTデイスプレイ装
置13に被写体を表示する映像信号を発生するた
めのデイスプレイ生成回路21にとつて必要な転
移の各々に関する全ての情報を供給する。
転移明細は、転移の位置に関する情報を含む外
に、また転移の幅及び転移を横切つて生じる輝度
及び色の変化の割合についての転移の特性に関係
する情報を含んでいる。本発明に従つて、エイリ
アジング歪を減少さるためには、各転移は、転移
を生じる被写体縁部が水平走査線に対してなす角
度に依存する幅を持つ様考慮されている。縁部と
水平走査線との間の角度が、90゜に近づけば近づ
く程、転移の幅はより小さくなる。縁部が、水平
走査線に対してより平行に近づけば近づく程、転
移の幅はより大きくなる。特に、転移の幅は、そ
の転移での縁部に対する水平走査線の角度の余接
に、ほぼ比例するように構成される。従つて、水
平走査線に対して90゜の角度をなす縁部は、映像
信号の輝度及び色がその転移において直ぐに最終
の値に変化する様に、零の幅を持つた転移によつ
て表される。
本発明の説明を簡単にする為に、被写体が単に
輝度の異なつた度合でのみ表示される単色デイス
プレイ・システムに関し、最初に説明する。各転
移では、映像信号の輝度は、縁部の前の輝度レベ
ルから縁部の後の輝度レベルまで変化する。デイ
スプレイ生成回路のロジツク(logic)は、垂直
解像度の倍数である水平解像度を与える。垂直解
像度は、525本である水平走査線の数に依存する。
デイスプレイ生成回路15のロジツクは、水平走
査線を4096個の区分に分割する。これは、走査線
における約3400個の区分の有用なすなわち可視部
分を与える。デイスプレイ寸法における4対3の
比を考慮すれば、水平解像度は、垂直解像度の約
8倍となる。エイリアジングの最大減少を与える
ためには、各転移の幅を、水平解像度対垂直解像
度の比を水平走査線が転移を定める縁部に対して
なす角度の正接で除算したものに近似させる。従
つて本発明装置では、転移の幅は、8/tanθに等
しくする。この場合θは、水平走査線がその転移
を定める縁部に対してなす角度である。転移での
輝度は、転移の幅を横切る輝度変化を最初の輝度
レベルから最終の輝度レベルまで生じさせる様
に、その転移の幅にわたつて分布するステツプで
変化させる。
本発明装置が、転移の幅及び転移を経る輝度の
変化を制御するために、1色すなわち単色装置に
どの様に作用するかの一例を、第2図及び第3図
において説明する。第2図は、円板31及び部分
的に円板31に重なる四辺形33からなる表示さ
れるべき被写体を示している。この単色の例にお
いては、被写体31及び33を囲んでいる背景輝
度は、零である。円板31は220の輝度を有して
おり、四辺形33は110の輝度を有している。(そ
の輝度単位は、映像輝度がシステム・ロジツクに
よつて変化され得る最少増加量に対応する。)従
つて、水平走査線35は、位置37で零輝度から
220の輝度までの転移を経る。位置37で、走査
線35は、円板31の中へと横切る。また走査線
35は、走査線35が四辺形33の中へと横切る
位置39において、220の輝度から110の輝度まで
の転移を経る。更に、走査線35は、走査線35
が四辺形33の外へと横切る位置41において
110の輝度から零輝度までの転移を経る。円板3
1の縁部が、位置37において走査線35に対し
てなす角度は、26゜である。従つて、8/tan26゜
=16である。従つて、位置37での転移の幅は、
可視水平走査線3400個の区分のうちの16個であ
る。従つて、陰極線管ビームが点37の位置を掃
引するとき、映像輝度は、水平走査線の16個の区
分で零から220までのステツプすることが必要と
される。従つて、デイスプレイ生成回路21は、
映像信号を発生して、映像輝度を16ステツプで0
から220まで増加させる。220を16で割ると13.75
であるから、各水平走査区分に対するステツプ・
サイズは、13.75に従つて選択される。デイスプ
レイ生成回路21は、電子ビームが、円板31の
縁部を横切つて移動する時に、輝度を各水平走査
線区分に対して13又は14のステツプで増加させ
る。ステツプ・サイズは、平均輝度ステツプが約
13.75になる様に、13と14の間で変化する。15個
のステツプの後には、輝度は206まで増加する。
転移の最終ステツプすなわち16番目のステツプに
おいて正確な最終輝度を保証する為に、輝度を
220の最終輝度まで増加させる。
四辺形33の縁部上の位置39において、輝度
は220から110まで変化する。縁部が水平走査線に
対してなす角度θは、位置39において90゜であ
り、従つて転移幅は零である。このため輝度は、
220から110まで1ステツプで変化する。四辺形の
縁部上の位置41で、輝度は110から零までの変
化を経る。位置41での角度θは、2.5度である。
また8/tan2.5゜=183である。110を183で割る
と、1より小さい0.601であるから、1個の水平
走査線区分当りの平均輝度増加が約0.601に等し
くなる様、輝度は各水平走査線区分に対して1単
位ステツプするかあるいは全くステツプしない。
第2図の例によつて発生される映像輝度波形を、
時間の関数として第3図に示す。
転移幅及びステツプ・サイズを決定することに
加えて、転移を縁部位置上に中心位置決めするた
めに、転移の開始位置を決定しなければならな
い。第3図に示す例では、点37の水平位置は、
第100番目の水平走査線区分にある。転移幅の1/2
は8であるから、転移に対する開始位置は、100
−8=92になる様選択される。位置39は、第
170番目の水平走査線区分にあるので、第170番目
の水平走査線区分で、輝度は220から110までステ
ツプで変化する。位置41は、第490番目の水平
区分にある。転移幅の1/2は91であるから、位置
41での転移の開始位置は、490−91=399であ
る。
以上は、単色デイスプレイについて説明した。
完全なカラー・デイスプレイを与えるためには、
赤、青及び緑の各輝度を制御する3つのカラー映
像信号の各々は、単色の例で上述された様に独立
して制御されることがわかる。
上述した様に、表示されるべき被写体を表すた
めに、データをキーボード11によつて又は計算
機操作から供給する。表示されるべき被写体が多
角形であるならば、キーボードによつて供給され
るデータは、(1)表示される被写体は多角形である
ということおよび(2)その多角形の頂点の位置を特
定する。表示されるべき被写体が円板であるなら
ば、供給されるデータは、円板の中心位置及びそ
れの半径を特定する。直線は、その両端点及びそ
の幅によつて特定される。上記情報に加えて、供
給されるデータは、表示される被写体の色の輝度
及び深さ(depth)のレベルを特定する。各被写
体は、どの被写体が正面にあるのか、どの被写体
をおおい隠すのかを決定するために、88段階の深
さレベルの中の1つにある。供給されたデータか
ら、計算機15は転移明細を計算し、かつデイス
プレイ・メモリ19にその転移明細を記憶する。
各転移明細は、次の情報を含んでいる。
(1) 縁部が転移によつて表される被写体を識別す
る番号。
(2) 転移は前縁または後縁のいずれであるのか。
ここに、前縁とは水平走査線が被写体を横切つ
て入る点であり、後縁とは水平走査線が被写体
を横切つて出る点である。
(3) 転移が発生する水平走査線を識別する番号。
(4) 水平走査線区分において転移開始の水平位置
を識別する番号(この開始位置は、転移を生じ
る縁部点の実際の水平位置から転移幅の半分を
引いたものから計算しなければならない。) (5) ラスタ走査において、遭遇する次の転移明細
のアドレス〔このアドレスは、リンキング・ア
ドレス(linking address)と称され、リンキ
ング・アドレスのリストは、リンクド・リスト
(linked list)と称される〕。
(6) 水平走査線区分で表された転移幅に等しいス
テツプ・カウント(step count)。
(7) 転移を生じる被写体の深さレベルを識別する
番号。
さらに、赤、緑、青の各色に対して、次の情報
が記憶されている。
(1) 転移において色が変化されるべき最終輝度。
(2) 転移輝度ステツプ・サイズ。このサイズは、
輝度が単位水平区分当り変化させられる平均量
である。
転移明細中に記憶されているリンキング・アド
レスは、転移明細によつて表される転移がデイス
プレイ・メモリ19から読み出される順序を制御
し、転移をデイスプレイ生成回路21によつて発
生させるために用いる。本発明によれば、表示さ
れる被写体を明滅ON及びOFFさせることができ
る。この特徴を与えるために、各転移明細は、明
滅される被写体ONに関するラスタ走査順序にお
いて次の転移明細のデイスプレイ・メモリ内での
位置を指示する一方のリンキング・アドレスと、
明滅される被写体OFFに関するラスタ走査順序
において次の転移明細のデイスプレイ・メモリ内
での位置を指示する他のリンキング・アドレスと
を含む。
被写体は互いに正面に配置され得るので、表示
される被写体のいくつかに縁部は、隠されるすな
わち見ることができない。隠された縁部の転移明
細は、デイスプレイ・メモリに保持されている。
しかし、デイスプレイ生成回路は、これら不可視
縁部に関係しない。かつ、転移を発生する順序を
制御するリンキング・アドレスは、これら隠され
た縁部を無視する。それにもかかわらず、転移発
生の順序を制御するリンキング・アドレスに加え
て、各転移明細は、また、デイスプレイにおける
次の転移に対して隠されるか否かを表す追加のリ
ンキング・アドレスを含んでいる。この様にし
て、別のリンクド・リストを形成する。表示され
る転移のみの連なりを表すアドレスの前者のリン
クド・リストを、デイスプレイ中の全ての被写体
縁部転移に対して隠されるか若しくは可視である
かを表すアドレスの後者のリンクド・リストから
区別するために、前者のリンクド・リストを、デ
イスプレイ・リンクド・リストと称し、かつそれ
らアドレスを、デイスプレイ・リンキング・アド
レスと称する。後者のリンクド・リストは、ユニ
バーサル・リンクド・リスト(universal linked
list)と称し、かつそれらのアドレスを、ユニバ
ーサル・リンキング・アドレスと称する。加え
て、各被写体は、被写体が他の被写体の前にある
か若しくは後にあるかを決定するために、従つて
一定の転移明細が可視縁部を表すのかあるいは不
可視縁部を表すのかを決定するために、デイスプ
レイ中に深さを有するものとみなされる。
第4図に示されるデイスプレイ・メモリにおい
て、転移明細は、これらが計算機15によつて計
算される時に、インタフエース回路51を介し
て、計算機15によつてバルク・メモリ53に記
憶される。計算機15が、バルク・メモリ53に
新しい転移明細を記憶するたびに、計算機15
は、ラスタ走査の順序に現在記憶されている転移
明細の直前の転移明細を見つけて、新しい転移明
細が記憶されようとしている位置を示すために、
前の転移明細のユニバーサル・リンキング・アド
レスを変化させる。さらに、新しい転移明細が、
表示される転移を表すのであれば、計算機15
は、表示される転移を表す直前の転移明細を見つ
ける。かつ計算機15は、新しい転移明細が記憶
されようとしている位置を示すために、その前の
転移明細のデイスプレイ・リンキング・アドレス
を変化させる。この動作は、被写体をONに明滅
させ及び被写体をOFFに明滅させるためにデイ
スプレイ・リンクド・リストに対して実行され
る。新しい転移明細中のユニバーサル・リンキン
グ・アドレスは、ラスタ走査順序中に縁部を表す
次の転移明細に対して可視か否かを示すようにセ
ツトされる。そして、新しい転移明細のデイスプ
レイ・リンキング・アドレスは、デイスプレイに
可視被写体縁部を表す次の転移明細を指示するよ
うにセツトされる。この様にして、各新しい転移
明細は、全ての被写体縁部転移のユニバーサル・
チエーン(universal chain)又は順序に挿入さ
れる。そして、表示される転移を表す各転移明細
は、全ての表示転移のチエーン又は順序で記憶さ
れる。
バツフア負荷器(buffer loader)57は、転
移明細がラスタ走査において生じる順序で、バル
ク・メモリ53から表示転移を表す転移明細を読
み出して、転移明細を高速バツフア59に記憶す
る。この様なシーケンスを達成するために、バツ
フア負荷器57は、前の転移明細から読み出され
た2つのデイスプレイ・リンキング・アドレスを
記憶し、これらアドレスの1つを用いて、読み出
すべき次の転移明細を配置する。上述したよう
に、デイスプレイ・リンキング・アドレスの内の
1つは、被写体をONに明滅させるためのもので
あり、もう1つは被写体をOFFに明滅させるた
めのものである。デイスプレイ・リンキング・ア
ドレスは、所望の明滅を与えるために、連続する
時間間隔で、交互に選択される。
明滅被写体は、明滅被写体がONのとき、不可
視である縁部、面、又は線をおおい隠す。しか
し、明滅被写体がOFFのときには、可視である
縁部、面、又は線をおおい隠す。この特徴は、以
下の事実に起因している。すなわち、1つは被写
体をONにするためのものであり1つは被写体を
OFFにするためのものであるデイスプレイ・リ
ンキング・アドレスの各組が、全表示シーン
(scene)を表す1組の転移明細に関連し、被写体
をONに明滅させる表示シーンが、被写体をOFF
に明滅させる表示シーンに現れる縁部、線又は面
をおおうことができる。
擬似転移明細が、バルク・メモリ53に記憶さ
れている。その擬似転移明細は、“背景”色で位
置4095において走査線525上に生じる表示転移を
表している。この擬似転移明細は、ラスタ走査に
おいて生ずる最初の被写体転移を表す転移明細の
位置を示すデイスプレイ・リンキング・アドレス
を含んでいる。ラスタ走査において最後の真の表
示転移を表す転移明細のデイスプレイ・リンキン
グ・アドレスは、擬似転移明細の位置を示してい
る。デイスプレイ・リンキング・アドレス順序の
状態になるためには、パワーアツプ(power up)
されているバツフア負荷器57は、擬似転移明細
を読み出す。擬似転移明細のデイスプレイ・リン
キング・アドレスは、バツフア負荷器57によつ
て読み出される次の転移明細であるラスタ走査の
最初の表示転移の転移明細を選択し、その読み出
しは、デイスプレイ・リンキング・アドレスによ
つて制御される順序で続行される。
必要ならば、各シーンを全組の転移明細により
表して、多数のシーンをメモリに記憶することが
できる。擬似転移明細中のリンキング・アドレス
が選択シーンの最初の転移明細を指示するように
して、一定のシーンを選択し表示することができ
る。
メモリ・ロジツク(memory logic)55は、
インタフエース回路51を介しての計算機15に
よる転移明細の記憶と、バツフア負荷器57によ
る転移明細の読み出しとの間の競合を防止するべ
く機能する。特定の実施例におけるバルク・メモ
リ53は、ダイナミツク・メモリであり、かつメ
モリ・ロジツク55は、情報の損失を防止するた
めに、バルク・メモリ53中の情報を周期的にリ
フレツシユする。高速バツフア59に記憶された
転移明細は、転移明細を高速バツフア59に記憶
したと同じ順序で、デイスプレイ生成回路21の
ためのデイスプレイ生成インタフエース61によ
つて読み出される。この様に、高速バツフア59
は、事実上、先入れ先出しメモリである。高速バ
ツフア59を具える理由は、バルク・メモリ53
が大容量メモリでなければならず、その結果、比
較的低速のアクセス・タイム、例えば300ナノ秒
を有するからである。他方、水平走査線上に生じ
る転移は、300ナノ秒よりももつて接近した時間
間隔で生じる。スタテイツク・ランダム・アクセ
ス・メモリを用いることによつて、高速バツフア
59は、30ナノ秒のアクセス・タイムを有する。
高速バツフア59に記憶された転移明細は、転移
が水平走査線上にリアルタイムで生じると同じ速
度で読み出すことができる。各転移明細が、高速
バツフア59から読み出されると、デイスプレイ
生成回路インタフエース61は、デイスプレイ生
成回路21に、走査線番号と転移開始位置の水平
位置とを表す2進信号を供給する。さらに、イン
タフエース61は、赤、緑、青の3色の各々に対
するステツプ・カウント、ステツプ・サイズ、最
終輝度を表す信号組を供給する。
第5図に示す様に、水平走査線番号及び転移開
始位置の水平位置を表す信号は、インタフエース
61から位置トリガ71に供給される。各色に対
するステツプ・サイズ及び最終輝度とステツプカ
ウントとを表す信号は、インタフエース61によ
つて、赤色転移実行器(executor)73、青色
転移実行器75、緑色転移実行器77のそれぞれ
に供給される。タイミング・セクシヨン79は、
ラスタ走査における電子ビームの現在位置のトラ
ツクを保持し、かつ電子ビームの走査線及び水平
位置を表す信号を位置トリガ71に供給する。電
子ビームの走査線及び水平位置が、インタフエー
ス61によつて位置トリガ71に供給される走査
線番号及び水平位置番号に等しい時、位置トリガ
71は、赤、青、緑色転移実行器73,75,7
7に供給される負荷パルス(load pulse)を発生
する。転移実行器73,75,77に供給される
負荷パルスは、第6図に基づいて後述するよう
に、ステツプ・カウントを各転移実行器73,7
5,76のカウンタ81に負荷させる。
第6図は、3つの転移実行器73,75,77
の1つを示す。各転移実行器の回路は、同一であ
る。第6図に示される様に、ステツプ・カウント
を表す信号が、負荷パルスに応答してステツプ・
カウントが記憶されるステツプ・カウンタ81
に、インタフエース61によつて供給される。16
ビツトでステツプ・サイズを表す信号が、16ビツ
ト加算器87に供給される。加算器87内の上位
8ビツトが、8ビツト・マルチプレクサ89に供
給される。このマルチプレクサ89は、また、イ
ンタフエース61から最終輝度を表す信号を受信
する。マルチプレクサ89の出力は、16ビツト・
レジスタ85の上位8ビツトに供給される。加算
器87の下位8ビツトは、レジスタ85の下位8
ビツトに供給される。レジスタ85内の16ビツト
値を表す信号は、加算器87に供給される。この
加算器87では、レジスタ85内の16ビツト値を
インタフエース61から加算器に供給されるステ
ツプ・サイズの値に加算する。レジスタ85内の
信号は、映像輝度を表す。このレジスタ85の上
位8ビツトは、デイジタル−アナログ変換器91
によつて、映像輝度を制御するアナログ信号に変
換される。
負荷パルスを受信する前は、レジスタ85に記
憶されている値は、通常、デイスプレイ・メモリ
19から最後に読み出された前の転移明細からの
最終輝度である。従つ、デイジタル−アナログ変
換器91は、この前の最終輝度に対応する映像輝
度を生じさせるためにアナログ信号を発生する。
この最終輝度を表す信号は、また加算器87に供
給される。次の転移明細が高速バツフア59から
読み出されると、次のこの転移明細中のステツ
プ・サイズを表す信号は、インタフエース61に
よつて加算器87に供給され、前の最終輝度に加
えられる。2つの供給値の和は、加算器87によ
つて、マルチプレクサ89に供給される。マルチ
プレクサ87は、カウンタ81内の計数が零かど
うかによつて、加算器87からの供給信号か若し
くは最終輝度を表す信号のどちらかを、レジスタ
85に供給する。カウンタ81内の計数が零なら
ば、マルチプレクサ89は、最終輝度を表す信号
を供給する。同時に、マルチプレクサ89は、レ
ジスタ85内の下位8ビツトを零にセツトする。
カウンタ81内の計数が零でないならば、マルチ
プレクサ89は、加算器87からの信号を供給す
る。上述した様に、負荷パルスがステツプ・カウ
ンタ81に供給されるとすぐに、ステツプ・カウ
ントは、カウンタ81に負荷される。従つて、同
時に、カウンタ81内の計数は、通常零にはなら
ない。従つて、マルチプレクサ81は、加算器8
7の出力をレジスタ85に供給し始める。次のク
ロツクパルスがレジスタ85によつて受信される
と、レジスタ85は、加算器87の出力をレジス
タ85に記憶させる。同時に、カウンタ81は、
このクロツクパルスをカウントして、零へとカウ
ント・ダウンし始める。その結果、レジスタ85
に記憶された値は、前の最終輝度に加算ステツ
プ・サイズをプラスしたものとなる。各追加のク
ロツクパルスによつて、カウンタ81内の計数が
零に減じるまで、レジスタ85内の値は、ステツ
プ・サイズずつ変化する。カウンタ81が零に減
じられると、カウンタ81はカウントを停止し
て、マルチプレクサ89に信号を供給する。更
に、マルチプレクサ89に供給最終輝度信号を選
択させ、この信号値をレジスタ85に記憶する。
この様にして、レジスタ85内の値は、前の転移
の最終輝度から現在の転移の新しい最終輝度まで
段階的に変化する。デイジタル−アナログ変換器
91は、レジスタ85に記憶された値の変化に対
応して、映像輝度信号を段階的に制御する。
ステツプ・サイズが16個の2進ビツト値によつ
て表され、かつ現在の映像輝度が加算器87によ
つて16個の2進ビツトまで計算され、それがレジ
スタ85に記憶される間は、上位8ビツトのみが
デイジタル−アナログ変換器91に供給され、か
つアナログ輝度信号へと変換されているというこ
とに留意すべきである。計算された輝度に上位8
ビツトのみ用いることによつて、8ビツトデイジ
タル−アナログ変換器91のみが必要とされる。
より正確に表された輝度の変化は、重要ではな
い。輝度が変化し得る最小の増分として定義され
ている輝度の単位で、レジスタ85内の上位8ビ
ツトは、1以上の値を表し、かつ、下位8ビツト
は、1より小さい値を表している。16個の2進ビ
ツトの精度でステツプ・サイズを表し、かつレジ
スタ85においてその精度で輝度を計算すること
によつて、水平走査線区分1個当りのステツプ増
加を、16個の2進ビツトによつて正確に表される
ステツプ・サイズの値に、より近似している平均
値を有するようになし得る。このことは、転移
が、幅の広い、ゆるやかな転移であり、かつその
平均ステツプ・サイズが1より小さい時に重要で
ある。上述した様に、精度を計算し、制御するこ
とによつて、装置は、輝度を転移幅にわたつて一
体増分で変化させ得る。例えば、ステツプ・サイ
ズが0.5ならば、輝度は、1水平走査線区分毎に
1ずつ増加する。3色のそれぞれは、代表的には
異なつたステツプ・サイズを有するので、それら
の同期が欠けることは、スムーズに連続する転移
のイルージヨン(illusion)を強めることに注意
すべきである。
転移が幅を有さない場合、カウンタ81に負荷
されるステツプ・カウントは零であり、従つて、
最初のクロツクパルスは、新しい最終輝度をレジ
スタ85に負荷する。このようにして、零転移幅
の場合には、輝度値は、転移の水平位置で直ぐに
その新しい値に変化する。
第7図に詳細に示す様に、タイミング・セクシ
ヨン79は、64MHz発振器101を具えている。
この発振器101の出力は、12ビツト・カウンタ
105に供給される。このカウンタ105は、陰
極線管ラスタ走査において電子ビーム掃引の水平
位置を表すマルチビツト2進信号を供給する。さ
らにカウンタ105の出力は、比較器107,1
09,111に供給される。これら比較器10
7,109,111は、ラスタ走査のためにそれ
ぞれ水平同期パルス、水平前部ポーチ帰線消去、
水平後部ポーチ帰線消去を発生する。12ビツト・
カウンタ105は、また各水平走査線の各掃引の
終りに、キヤリー・パルス(carry pulse)を発
生する。このキヤリー・パルスは、ライン・カウ
ンタ112に供給され、かつこのカウンタ112
によつてカウントされる。ライン・カウンタ11
2内の計数は、ラスタ走査において連続的に走査
されるラインを連続的に表している。ライン・カ
ウンタ112は、この値を表す2進信号を発生す
る。ライン・カウンタ112からの出力信号は、
比較器115,117,119に供給される。こ
れら比較器115,117,119は、ラスタ走
査のために、それぞれ垂直同期パルス、垂直前部
ポーチ帰線消去、垂直後部ポーチ帰線消去を発生
する。比較器107及び115によつて発生され
た水平及び垂直同期パルスは、ORゲート123
によつて複合同期信号に組合わされる。比較器1
09,111,117,119の出力は、複合帰
線消去信号を供給するために、ORゲート121
で組合わされる。複合帰線消去信号及び複合同期
信号は、陰極線管デイスプレイ装置13により発
生されるラスタ走査の同期及び適切な帰線消去を
与えるために、陰極線管デイスプレイ装置13に
供給される。
第8図に示される位置トリガ71は、比較器1
31及び比較器133を具えている。比較器13
1は、高速バツフア59から読み出された最新の
転移明細においてインタフエース61より供給さ
れる走査線番号を受信する。比較器131は、ま
たタイミング・セクシヨン79内のライン・カウ
ンタ112の出力信号によつて表される、ラスタ
走査における電子ビームの現在の垂直位置を表す
信号を受信する。ラスタ走査における電子ビーム
の現在の垂直位置が、インタフエース61によつ
て供給される走査線番号と等しいときには、比較
器131は、エネイブリング信号を比較器133
に供給する。比較器133は、高速バツフア59
から読み出された最新の転移明細における転移開
始水平位置を表す信号を、インタフエース61よ
り受信する。比較器133は、またカウンタ10
5の出力信号によつて表される、ラスタ走査にお
ける電子ビームの現在の水平位置を表す信号を受
信する。ラスタ走査における電子ビームの現在の
水平位置が、インタフエース61によつて供給さ
れる転移開始水平位置に等しく、また比較器13
3が、比較器131からエネイブリング信号を受
信する場合、このことは、陰極線管デイスプレイ
装置13における電子ビーム位置が、最新に読み
出された転移明細において特定された位置にあ
り、比較器133が、フリツプフロツプ135を
エネイブルする信号を発生することを意味してい
る。発振器101によつて発生された次のシステ
ム・クロツク信号に応じて、フリツプフロツプ1
35が切換えられて、負荷パルスを発生する。こ
の負荷パルスは、上述した様に、高速バツフア5
9より現在読み出されている転移明細からのステ
ツプ・カウントを負荷するために、ステツプ・カ
ウンタ81に供給される。
本発明によれば、転移は幅を有しているので、
転移が互いに接近して重なることができる。すな
わち、次の転移は、前の転移が完了する前に開始
することができる。11個の異なる状態の重なり縁
部が存在する。これら縁部は、特に重なり状態に
ついて計算された他の転移を通常含む多数の隣接
転移からなる複合転移による本発明装置により考
慮される。特別に計算された転移は、孤立
(orphan)転移と呼ばれる。孤立転移明細は、孤
立転移のために発生される。この孤立転移明細
は、孤立転移明細中、及び転移の表示列内の孤立
転移の直前の明細中の適切なデイスプレイ・リン
キング・アドレスの列中に挿入される。孤立転移
は、これらが表示されるか否かにかかわらずラス
タ走査において生じる被写体縁部に対応する転移
のユニバーサル・チエーンの中に含まれない。孤
立転移明細は、転移の開始位置、転移の幅、各色
に対するステツプ・サイズ、各色に対する最終輝
度、及び必要なデイスプレイ・リンキング・アド
レスのみを有している。
11個の異なる重なり状態は、第9A〜9K図
に、略図的に表されている。これら重なり状態の
各々において、重なり転移は、T1及びT2によつ
て示されている。T1はデイスプレイにおいて深
い転移を示し、T2はデイスプレイにおいて浅い
転移を示している。説明を簡単にするために、各
重なり状態に対する計算が、3つの映像色のそれ
ぞれに対し類似した方法で実行されるという理解
のもとに、異なる重なり状態を単色の例について
説明する。11個の重なり状態の各々において、前
縁の場合にそこに転移が変化する、あるいは後縁
の場合にそこから転移が変化する被写体輝度は、
B1である。転移T2が、そこまでまたはそこから
変化しようとしている被写体輝度は、B2である。
背景輝度は、B3である。
第9A図は、T1及びT2が共に前縁である重な
り状態を表している。深い転移T1は、最初に位
置P0で開始し、転移T2の中間である位置P2で終
わる。転移T2は、位置P1で開始し、位置P3で終
わる。従つて、両方の転移T1及びT2に対し、輝
度はB3からB2まで変化しなければならない。転
移T1は、位置P0からP2までの幅に対して、輝度
B3からB1まで通常の方法で計算され、表示転移
列中に挿入される。しかし、転移T2を用いる代
わりに、2つの孤立転移O1及びO2を計算して、
転移T1に続く表示列中に挿入することができる。
孤立転移O1は、位置P1からP2まで延びており、
孤立転移O2は、位置P2からP3まで延びている。
孤立転移O1及びO2を計算するためには、位置P1
及びP2おける輝度を計算しなければならない。
位置P1での輝度は、位置P1での転移T1の輝度を
決定することによつて簡単に計算される。位置
P2での輝度は、位置P2で横切られる転移T2の量
に比例して、輝度B2を輝度B1と混合することに
よつて、計算される。言い換えれば、位置P2
の輝度は、転移T2が輝度B1から輝度B2まで変化
していると仮定し、かつその輝度が、位置P2
どれだけかを決定することにより計算される。位
置P1およびP2での輝度が計算された後、孤立転
移O1及びQ2に対するステツプ・サイズを計算す
ることが出来る。孤立転移O1は、位置P2での輝
度を最終輝度として採用し、位置P1からP2まで
の孤立転移幅と位置P1での計算輝度から位置P2
に対して計算された最終輝度までの変化とからス
テツプ・サイズ定めることによつて計算される。
孤立転移O2は、B2を最終輝度として設定し、転
移幅と、位置P2での計算輝度からB2までの輝度
変化とからステツプ・サイズを定めることによつ
て計算される。
孤立転移O1及びO2は、表示される転移列中に
入れられる。転移O1は、転移T1の後に致来し、
転移O2は転移O1の後に到来する。デイスプレイ
生成回路21は、通常の方法で転移T1を開始さ
せることにより、重なり転移を表示する。位置
P1まで来た時、転移T1を不完全なままに残し、
直ぐに転移O1を開始し、位置P1からP2までの転
移O1を実行する。言い換えれば、転移T1は、転
移O1に取つて代わられる。転移Q1の表示の後、
転移Q2の表示が位置P2から位置P3まで実行され
る。従つて、重なり転移は、転移Q2が続く転移
Q1によつて取つて代わられる転移T1の部分を有
する複合転移によつて表される。
第9B図の状態において、深い転移T1は、位
置P0からP2への後縁転移であり、浅い転移T2は、
転移T1の中間である位置P1で開始し、転移T1
終りの後の位置P3で終わる前縁転移である。こ
の状態に対しては、孤立転移O1及びO2が、転移
T2の代わりに用いられる。転移T1は、通常の方
法で、輝度B1からB3まで計算される。孤立転移
O1及びQ2は、第9A図の場合と同じ様な方法で
計算される。孤立転移Q1に対する開始輝度は、
位置P1での転移T1の輝度である。孤立転移Q1
対する最終輝度となり、かつ孤立転移Q2に対す
る開始輝度となる位置P2での輝度は、位置P2
横切られる転移T2の量に比例しして、輝度B2
輝度B3と混合することにより定められる。孤立
転移O2に対する最終輝度は、輝度B2である。い
つたん、これら輝度レベルが決定されれば、それ
ら孤立転移O1およびQ2に対するステツプ・サイ
ズ上述した様に計算することが出来る。
第9C図の状態において、浅い転移T2は、後
縁転移である。この浅い転移T2は、深い前縁転
移T1の前の位置P0で開始し、転移T1の中間であ
る位置P2で終わる。転移T1は、位置P1で開始し、
位置P3で終わる。この場合において、転移T2は、
最終輝度として輝度B3を選択することにより、
計算される。転移T2は、表示転移列中に挿入さ
れる。孤立転移O1は、位置P1からP2までの区間
に対して計算される。孤立転移O2は、位置P2
らP3までの区間に対して計算される。これら孤
立転移O1及びO2は、また、表示転移列中に挿入
される。孤立転移O1及びO2を計算するためには、
位置P1及びP2での輝度が決定されなければなら
ない。位置P1での輝度は、位置P1での転移T2
輝度を計算することによつて決定される。位置
P2での輝度は、位置P2で横切られる転移T1の量
に比例して、輝度B1を輝度B3と混合することに
よつて計算される。第9A図の状態の場合の様
に、位置P2での輝度は、孤立転移O1に対する最
終輝度となる。孤立転移O2に対する最終輝度は、
B1である。いつたん位置P1、P2、P3での輝度値
が決定されれば、ステツプ・サイズは、上述した
様に決定される。
第9図の状態において、両方の転移は後縁転移
である。この後縁転移によれば、浅い転移は、深
い転移の前の位置P0から開始し、転移T1の中間
である位置P2で終り、深い転移T1は、位置P1
ら開始し、位置P3まで行く。この状態において、
転移T2は、輝度B1を位置P2での最終輝度である
とみなすことによつて計算される。転移T2は、
表示転移列中に挿入される。孤立転移O1は、位
置P1からP2までの区間に対して計算される。孤
立転移Q2は、位置P2からP3までの区間に対して
計算される。位置P1での輝度は、位置P1での転
移T2の輝度を決定することによつて計算される。
位置P2での輝度は、位置P2で横切られる転移T1
の量に比例して、輝度B1をB3と混合することに
よつて決定される。孤立転移Q1及びQ2が計算さ
れ、上述したと同様に、表示転移列中に挿入され
る。
第9E図の状態において、転移T1及びT2は、
共に前縁転移である。この前線転移では、浅い転
移T2は、深い転移T1内の位置P1で開始し、転移
T1内の位置P2で終わる。転移T1は、位置P0から
P3までである。第9E図の状態に対しては、孤
立転移は不必要である。転移T1は、輝度B3およ
びB1から通常の方法で表示転移列中に挿入され
る。しかし、転移T2に対するステツプ・サイズ
を決定するためには、このトランジシヨンT2
開始輝度を、位置P1での転移T1の輝度を決定す
ることによつて、計算しなければならない。従つ
て、転移T2は、最終輝度として輝度B2を用いる
ことによつて計算される。これら転移T1及びT2
が表示されると、転移T2は、転移P1で転移T1
取つて代わる。
第9F図は、深い転移T1が、位置P0からP3
での前縁転移であり、浅い転移T2が、全体が転
移T1内にある位置P1からP2までの後縁転移であ
る状態を示している。この状態に対して、孤立転
移O1は、位置P2とP3との間の区間に対して計算
されなければならず、かつ位置P2に対する輝度
は、位置P2で横切られる転移T1の量に比例して、
輝度B1を輝度B3と混合することによつて計算さ
れなければならない。転移T2は、輝度B2が開始
輝度であることを知り、かつ最終輝度として位置
P2に対して計算された輝度を用いることによつ
て、位置P1からP2まで計算される。転移T2は、
表示転移列中に挿入される。孤立転移O1は、最
終輝度として輝度B1を用いることにより計算さ
れる。位置P2での計算輝度は、開始輝度である。
第9G図によつて表わされる状態おいて、両転
移T1及びT2は、後縁転移である。深い転移T1
は、位置P0からポジシヨンP3まで続く。浅い転
移T2は、転移T1内の位置P1で開始し、転移T1
の位置P2で終わる。この重なり状態は、位置P1
からP2までの転移T2と位置P2からP3までの孤立
転移O1との複合によつて表わされる。位置P2
の輝度は、位置P2で横切られる転移T1の量に比
例して、輝度B1と輝度B3と混合することによつ
て計算される。転移T2は、輝度B2が位置P1での
開始輝度であることを認識し、かつ最終輝度とし
て位置P2での計算輝度を用いることにより計算
される。転移T2は、転移の表示列中に挿入され
る。孤立転移Q1は、上述したと同じ方法で計算
される。その際、開始輝度として位置P2での輝
度を、最終輝度として輝度B3を用いる。この孤
立転移Q1は、転移T2の直後の表示列中に挿入さ
れる。
第9H図の状態において、転移T1及びT2は、
共に前縁転移である。深い転移T1は、浅い転移
T2で、始まりかつ終わる。転移T2は、位置P0
らP3まで続き、転移T1は、位置P1からP2まで続
く。この状態に対して、転移T2は、B3からB2
で変化する輝度により位置P0からP3までの間に
対して通常の方法で計算される。孤立転移Q1
びQ2は、位置P1からP2まで及び位置P2からP3
で計算される。位置P1での輝度は、この位置で
の転移T2の輝度を決定することにより計算され
る。位置P2での輝度は、位置P2で横切られ転移
T2の量に比例して、輝度B2を輝度B1と混合する
ことによつて計算される。孤立転移Q1及びQ2は、
初めの及び終りの輝度レベルから、上記したと同
じように計算される。複合転移は、転送T2,孤
立転移Q1及びQ2を、転移の表示列中に入れるこ
とによつて与えられる。
第9I図の重なり状態において、転移T2は、
前縁転移であり、浅い転移T1は、転移T2の中間
で始まりかつ終わる後縁転移である。転移T2は、
位置P0からP3まで続き、転移T1は、位置P1から
P2まで続く。この重なり状態は、輝度B1からB3
まで通常の方法で計算された転移T2と、位置P1
からP2までの孤立転移O1と、位置P2からP3まで
の孤立転移Q2とにより、表示列中に表される。
位置P1での輝度は、位置P1での転移T2の輝度に
よつて決定される。位置P2での輝度は、位置P2
で横切られる転移T2の量に比例して、輝度B2
B3と混合することによつて計算される。次に、
孤立転移O1及びO2が、適切に計算される。
第9J図の重なり状態において、深い転移T1
は、前縁転移であり、浅い転移T2は、後縁転移
である。転移T1は、転移T2内で始まり、かつ終
わる。転移T1は、位置P1からP2まで続く。この
重なり状態は、位置P0の輝度B2から位置P3での
輝度B3まで続く転移T2によつて表される。この
転移T2は、位置P1からP2までの孤立転移Q1と、
位置P2からP3までの孤立転移Q2とによつて取つ
て代わられている。位置P1での輝度は、位置P1
での転移T2の輝度を決定することによつて計算
される。位置P2での輝度は、位置P2で横切られ
る転移T2の量に比例して、輝度B2を輝度B1と混
合することによつて計算される。位置P1および
P2に対して決定された輝度は、孤立転移Q2に対
する最終輝度としてB1を用いてこれら転移Q1
びQ2を計算するために用いられる。
第9K図の状態において、転移T1およびT2は、
共に後縁転移である。深い転移T1は、転移T2
で開始し、かつ終わる。転移T2は、位置P0から
P3まで続き、転移T1は、位置P1からP2まで続く、
この複合転移は、位置P1からP2までの孤立転移
Q1及び位置P2からP3までの孤立転移Q2とにより
取つて代わられた転移T2によつて、表示列の状
態で表わされる。転移T2は、輝度B2から輝度B3
まで続く。位置P1での輝度は、位置P1での転移
T2の輝度を決定することにより計算される。位
置P2での輝度は、位置P2で横切られる転移T2
量に比例して、輝度B2を輝度B3と混合すること
によつて計算される。孤立転移Q1及びQ2は、孤
立転移Q2に対する最終輝度として輝度B3を用い
て、上記計算輝度から上述と同じ方法で計算され
る。
第10A図及び第10B図は、多角形の転移明
細を計算するためのソフトウエアのフローチヤー
トを示す。第10A図で示されたプログラムによ
れば、水平走査線が多角形の縁部を横切る各位置
に対する転移明細がデイスプレイ・メモリに書き
込まれる。転移の各々の幅及び開始位置が、計算
されて、対応する転移明細中に記憶される。さら
に転移明細は、縁部が可視であろうとなかろう
と、デイスプレイ中に被写体縁部を表す全ての転
移明細のユニバーサル・チエーン(孤立転移明細
を排除した)中に挿入される。ステツプ・サイ
ズ、開始及び最終輝度値は、第10B図に示され
るプログラム部分で決定され、かつ可視である転
移のみに対して決定される。
上述した様に、多角形は、多角形の頂点の座標
位置を識別することによつて特定される。これら
頂点は、多角形の周囲を右回りに進む順序で番号
が付され、1つの頂点は最初の頂点として識別さ
れ、左方向回りの次の頂点は最後の頂点として識
別される。デイスプレイに加えられる多角形とし
て、多角形の頂点が計算機によつて受信され又は
計算されると、計算機は、第10A図及び第10
B図に示されているプログラムを実行し始める。
プログラムの最初の命令順序150では、最後の
多角形頂点の座標を、前の位置レジスタとして関
係づけられている処理計算機15内のレジスタに
セツトする。次の命令順序152では、最初の多
角形頂点の座標を、新しい位置レジスタとして関
係づけられている処理計算機15内の他のレジス
タにセツトする。次の命令順序154では、上記
前の位置レジスタ及び新しい前記レジスタ内に表
される位置での頂点間に延在する多角形の縁部
が、前縁であるか後縁であるかを計算機15で決
定する。この決定は、前位置レジスタ内の頂点
が、新しいポイント・レジスタ内の頂点の上にあ
るか若しくは下にあるかを決定することによつて
達成される。次の命令順序156では、各転移の
位置は、前の位置レジスタ内の頂点と新しい位置
レジスタ内の頂点の間に延在する縁部に対して計
算される。さらに、転移の幅は、式8/tanθに従
つて計算される。ここにθは、転移走査線が縁部
に対してなす角度である。この命令順序156で
は、前の位置レジスタ及び次の位置レジスタに表
される位置間の縁部を定める転移明細が、デイス
プレイ・メモリに書き込まれる。幅情報及び位置
情報が、縁部が前縁であるか後縁であるかの指示
と一緒に、転移明細中に記憶される。さらに、転
移に対する被写体の深さが、各転移明細中に記憶
され、3色輝度レベルに関係する被写体の色が、
転移明細中に記憶される。
命令順序158では、新しい転移明細が、デイ
スプレイにおける全ての被写体縁部転移(孤立転
移を除く)明細のユニバーサル・チエーン内に挿
入される。これは、アドレスのユニバーサル・リ
ンクド・リストを更新することによつて達成され
る。すなわち、ラスタ走査順序中に前の転移を見
つけ、この転移明細中のユニバーサル・リンキン
グ・アドレスを変更して、挿入される転移明細を
指示し、及び新しい転移明細中のユニバーサル・
リンキング・アドレスを変更して、ラスタ走査順
序において次の転移明細を指示することによつて
達成される。命令順序158に続いて、プログラ
ムは、判定命令順序160に入る。この命令順序
160では、新しい位置レジスタ内の頂点が、最
後の多角形の頂点として関連づけられているかど
うかを、計算機15が決定する。そうでなけれ
ば、プログラムは命令順序161に進む。
命令順序161では、前の位置レジスタ内の座
標は、新しい位置レジスタ内にあつた座標に等し
くなる様、セツトされる。新しい位置レジスタ内
の座標は、新しい位置レジスタに以前に存在した
順序に続く番号の付された順序内の次の多角形の
頂点の座標に等しくなるようにセツトされる。前
の位置レジスタ及び新しい位置レジスタ内の座標
は、多角形の回りを進む次の縁部を定める。命令
順序154,156,158が、次の多角形縁部
に対する転移幅及び位置を計算するために繰り返
えされる。そのプロセスは、最後の縁部が算出さ
れるまで、命令順序154,156,158を繰
り返す。その結果、新しい位置レジスタ内の頂点
は、最後の多角形頂点となり、プログラムは、第
10B図へと進む。
第10B図のプログラム部分では、新しい転移
明細の始め及び最終輝度レベルが決定され、かつ
ステツプ・サイズが計算される。さらに、影響を
受けた走査線(すなわち、新しい転移が、第10
A図のプロセスによつて加えられる走査線)上に
生じる転移明細の全ては、それら転移が可視であ
るかどうかを確かめるため試験される。可視であ
るならば、それら転移の初め及び最終の輝度レベ
ルが再度決定され、それらのステツプ・サイズが
再計算される。第10B図の計算ルーチンは、被
写体をONに明滅させ及び被写体をOFFに明滅さ
せる状態とは別個に実行されなければならない。
しかし、簡単にするため、プログラムは、これら
状態の1つのみについて説明する。
第10B図の計算ルーチンでは、計算機15内
の或るレジスタの値は、初期設定される。深さレ
ジスタを称されるこれらレジスタの1つは、目下
計算されている転移明細におけるデイスプレイ内
の現在の可視深さを示す様企図されている。この
深さレジスタの初期設定では、設定される値は、
デイスプレイの背景深さである。この背景深さ
は、被写体を配置することのできる8段階の深さ
のすべての後のデイスプレイ中で最も深い深さで
ある。さらに、カウンタを設け、これらカウンタ
のそれぞれは、被写体をデイスプレイ中に配置す
ることのできる8段階の深さの各々に対応してい
る。能動カウンタと称されるこれらカウンタは、
それぞれ、計算または再計算されつつある転移の
直ぐ続く対応する深さに表示される被写体が無い
ならば、零カウントを含む様構成されている。ま
た、これらカウンタは、それぞれ、被写体が対応
する深さに表示されるならば、1のカウントを含
む様構成されている。オペレータまたは計算機自
身が1個より多くの被写体を同じ位置、同じ深さ
に表示する様誤つて指示したならば、対応する能
動カウンタは、1より多くの対応するカウントを
有する。これら能動カウンタは、全て、初期設定
順序162で零にセツトされる。さらに、色レジ
スタは、8段階の深さの各々に対して与えられ
る。各色レジスタは、その深さに対する能動カウ
ンタと関係している。これら色レジスタは、その
深さにおけるデイスプレイ内の被写体の3色の輝
度レベルを含む様構成されておる。さらに、初期
設定順序162は、影響を受ける走査線上で以前
生成された孤立転移を取り去る。
初期設定順序162に続いて、プログラムは、
命令順序164へと進む。この命令順序164で
は、影響を受ける走査線上で最初の転移に対する
転移明細が得られる。次に、プログラムは、決定
順序166に進む。この決定順序では、転移明細
が前縁転移に対するものであることを指示するな
らば、プログラムは命令順序168へと分岐す
る。命令順序168では、現在計算されつつある
転移明細に対する被写体の深さに対応する能動カ
ウンタ内のカウントが増加される。さらに、被写
体の輝度値は、その深さに対応する色レジスタ内
にセツトされる。
命令順序168に続いて、プログラムは、決定
順序170に進む。この決定順序170では、現
在の転移の被写体深さが、深さレジスタ内の深さ
よりも小さいか若しくは等しいかを決定する。転
移が可視であるならば、被写体の深さは、深さレ
ジスタ内にある現在の深さより小さいか若しくは
等しい。深さレジスタ内の値が、転移被写体深さ
よりも大きいならば、このことは、新しい転移が
他の表示被写体の背後に隠れていることを意味す
る。そして、プログラムは、決定順序171へと
分岐する。転移が可視である場合には、プログラ
ムは命令順序172に進む。この命令順序172
では、計算されつつある現在の転移明細の被写体
深さに対応するレジスタに値がセツトされる。
命令順序172の後に、プログラムは、決定順
序174へ進む。この決定順序174では、現在
計算されつつある転移が、他の表示転移と重なる
かどうかを、決定する。重ならなければ、プログ
ラムは、命令順序176へ進む。この命令順序1
76では、ステツプ・サイズ及び最終輝度を決定
し、これらを転移明細の中へ入れる。命令順序1
74は、第9A図〜第9K図のどれかに相当する
重なり状態が、第9A図〜第9K図に示されてい
ない次のようないくつかの重なり状態として存在
するか否かを、実際に決定する。その重なり状態
では、深い転移は不可視であり、これら重なり状
態は、重ならない近接転移と同様に処理すること
ができる。転移が、第9A図〜第9K図の重なり
状態の1つに含まれるならば、プログラムは、命
令順序178へと進む。この命令順序178で
は、必要な孤立転移を含む重なり状態を表す複合
転移のそれぞれに対して、ステツプ・サイズ及び
輝度値が計算される。この命令順序178では、
孤立転移明細が、デイスプレイ・メモリに書き込
まれる。
命令順序176または178の完了に続いて、
プログラムは、命令順序180へと進む。この命
令順序180では、表示される転移列に対する前
の転移明細のデイスプレイ・リンキング・アドレ
スを訂正し、かつ表示される順序における次の転
移明細を示す様に現在の転移明細にデイスプレ
イ・リンキング・アドレスをセツトすることによ
り、計算された転移が、表示転移列に挿入され
る。
命令順序180の完了に続いて、プログラムは
決定順序171へと進む。決定順序171では、
ちようど計算された転移明細が、影響を受ける水
平走査線における最後の転移明細であつたか否か
を決定する。その転移明細が、最後の転移明細で
なければ、プログラムは、命令順序183へと分
岐する。この命令順序183では、プログラム
は、ラスタ走査において影響を受ける走査線上の
次の転移明細を得る。そして、プログラムは、再
び決定順序166へと進む。決定順序166が、
この次の転移明細が、別の前縁転移であると決定
すれば、プログラムは、再び命令順序168へ分
岐する。そして、プログラムは、上述した様に、
繰り返される。他方、プログラムが、新しい転移
明細が後縁であると決定するならば、プログラム
は、命令順序184へと分岐する。この命令順序
184では、能動カウンタ内のカウントは、転移
明細の被写体の深さに対応して、減少させられ
る。この動作は、この深さ及びこの位置に、1つ
の被写体しか表示されることが要求されていない
ことを条件に、能動カウンタ内のカウントは、零
まで変化する。
命令順序184に続いて、プログラムは、決定
順序186へと進む。この決定順序186では、
現在の転移明細に対する能動カウンタ内のカウン
トが、零であるか否かを決定する。また、現在の
転移明細の被写体の深さが、深さレジスタ内の深
さに等しいかどうかを決定する。能動カウンタが
零でないならば、システムは、この後縁を表示し
ない様企図されている。従つて、プログラムは、
決定順序171へと分岐する。同様に、現在の転
移明細の被写体の深さが、深さレジスタ内の深さ
に等しくなければ、走査線でこの位置により浅い
深さを有する被写体が存在することを意味する。
従つて、その転移は、表示転移ではない。これら
状況の下では、プログラムは、また決定順序17
1へと分岐する。現在の転移明細の被写体深さに
対する能動カウンタ内のカウントが、零に等し
く、かつ深さレジスタ内の深さが、現在の転移の
被写体深さに等しいならば、転移は表示される。
そしてプログラムは、決定順序186から命令順
序188へと進む。この命令順序188では、深
さレジスタ内の値は、計算されている現在の後縁
転移の直後に来る表示被写体の深さにセツトす
る。被写体が表示されるべきものでないならば、
深さレジスタは、デイスプレイの背景深さを表
す。深さレジスタ内にセツトされる値は、能動カ
ウンタを調べることによつて決定される。後縁転
移の後に続いて、デイスプレイが、現在表示され
ている被写体の背後でより深い被写体のデイスプ
レイへ続くならば、より深い被写体に対する能動
カウンタは、1またはそれより大きいカウントを
有する。能動カウンタのどれもが、1またはそれ
より大きいカウントを有さなければ、その深さは
デイスプレイの背景の深さである。
2個以上の能動カウンタが、1以上のカウント
を有するならば、深さレジスタ内のセツトされる
値は、1以上のカウントを有するいくつかの能動
カウンタの中で、最も浅い深さに対応する能動カ
ウンタの深さに対応する。このようにして、深さ
レジスタ内の値は、所定の走査線上で現在計算さ
れている後縁転移を越えた表示被写体の深さを表
す様セツトされる。プログラムは決定順序174
へと進む。ステツプ・サイズ及び輝度は、命令順
序176または178において計算され、命令順
序180では、上述したと同じように、表示転移
列に挿入される。
決定順序171では、その転移明細が、影響を
受ける走査線上の最後の転移を表すと決定され、
転移明細の計算は完了し、プログラムは終了す
る。
上記説明は、多角形について述べたものであ
る。直線は幅を有し、従つて長方形を構成すると
考えることによつて、直線に対して転移明細を計
算するために同じプログラムが用いられる。線か
ら成る長方形の隅であり、多角形の頂点は、線の
両端の位置及び線の幅の明細から、計算機によつ
て計算される。第10A図及び第10B図のプロ
グラムは、その線を定める転移明細を計算するた
めに、それら計算された頂点を用いる。記号に対
する転移も同様に計算される。
上述したシステムでは、電子ビームが表示され
る被写体の縁部を横切る時、輝度及び色の転移の
幅は、ラスタ走査線が縁部に対してなす角度の余
接に比例する様構成される。輝度及び色の変化
は、縁部の前の初めの輝度及び色から、縁部の後
の輝度及び色まで徐々にステツプする。さらに、
転移は、転移によつて表される縁部に高精度に中
心位置合わせられる。その結果、本発明装置は、
表示される被写体に焦点を合わせたビデイオカメ
ラによつて形成されるアナログ信号に近似した映
像信号を発生する。エイリアジングによつて生じ
た段階状歪は、かなり最小にされる。
上述の装置では、入力データに基づいて動作し
かつ転移明細を記憶するソフトウエアは、転移の
幅を表す値、転移の開始位置を表す値、輝度が転
移内で各ステツプ毎に増加させられる量を表す値
を計算し、記憶する。しかし、このデータの全て
を記憶する代わりに、各転移明細は、単に転移の
位置、最終輝度、水平走査線が各エツジに対して
なす角度を表す信号を記憶することができる。転
移幅、位置、輝度変化の制御は、この記憶された
情報により、デイスプレイ回路によつて実行する
ことができる。
本発明の好適な実施例を、カラーデイスプレイ
装置について説明した。しかし、本発明を、単色
デイスプレイにも同様に適用できることは明らか
である。同様に、525個以外のラインカウント及
び4096以外の水平増分をも用いることができる。
また、本発明は、本発明の精神と範囲から逸脱
することなく、多くの変形が可能なことが明らか
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の陰極線管デイスプレイ装置
を示すブロツク図、第2図は、本発明装置によつ
て形成される表示の一例を示す図、第3図は、第
2図に示す表示を発生する1つの水平走査線に対
する映像輝度信号の一例を時間の関数として示す
図、第4図は、第1図にブロツクとして示すデイ
スプレイ・メモリをより詳細に示すブロツク図、
第5図は、第1図にブロツクで示すデイスプレイ
生成回路をより詳細に示すブロツク図、第6図
は、第5図にブロツクとして示す転移実行器の1
つをより詳細に示すブロツク図、第7図は、第5
図にブロツクとして示すタイミング・セクシヨン
をより詳細に示すブロツク図、第8図は、第5図
に単一ブロツクとして示す位置トリガをより詳細
に示すブロツク図、第9A図〜第9K図は、重な
り表示被写体縁部の11個の異なる状態を示す図、
第10A図及び10B図は、本発明装置によつて
表示される多角形を表すための転移明細を計算す
るためのプログラムのフローチヤートを示す図で
ある。 11……キーボード、13……陰極線管デイス
プレイ、15……処理計算機、17……プログラ
ムROM、19……デイスプレイ・メモリ、21
……デイスプレイ生成回路、51……処理計算機
インタフエース、53……バルク・メモリ、55
……メモリ・ロジツク、57……バツフア負荷
器、59……高速バツフア、61……デイスプレ
イ・生成インタフエース、71……位置トリガ、
73,75,77……転移実行器、79……タイ
ミング・セクシヨン、81……ステツプ・カウン
タ、89……マルチプレクサ、101……発振
器、105,112……カウンタ、109,11
7,119……比較器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ラスタ走査を有する陰極線管デイスプレイ・
    デバイスと、前記陰極線管デイスプレイ・デバイ
    スによつて表示される被写体を表す入力信号に応
    答し、前記陰極線管デイスプレイ・デバイスのラ
    スタ走査が、表示される被写体の縁部を横切る表
    示被写体上の各位置を表す転移明細を記憶する符
    号化手段と、前記記憶転移明細に応答し、映像信
    号を発生して、前記陰極線管デイスプレイ・デバ
    イスに前記入力信号によつて表される被写体を表
    示させるために、前記映像信号を前記陰極線管デ
    イスプレイ・デバイスに供給するデイスプレイ生
    成手段とを具え、前記転移明細が、それぞれ、前
    記ラスタ走査上にこの様な転移明細によつて表さ
    れる点の位置を識別するデイジタル・データを有
    し、かつ、被写体の縁部がこの様な点でラスタ走
    査に対してなす傾斜に従つて変化するデイジタ
    ル・データを有し、更に、前記デイスプレイ生成
    手段が、この様な転移明細に対応する点で被写体
    縁部がラスタ走査線に対してなす傾斜に従つて変
    化する転移の幅を有するこの様な転移明細中に表
    される位置に対応する前記ラスタ走査内の位置に
    おいて、前記転移明細のそれぞれに対して輝度の
    転移を映像信号に生じさせることを特徴とする陰
    極線管デイスプレイ装置。 2 特許請求の範囲第1項に記載の装置におい
    て、被写体縁部がラスタ走査線に対してなす傾斜
    に従つて変化する前記データが、この様な転移明
    細に応答して、前記デイスプレイ生成手段によつ
    て発生される転移の幅を示すデータからなること
    を特徴とする陰極線管デイスプレイ装置。 3 特許請求の範囲第1項に記載の装置におい
    て、前記転移明細の各々が、映像輝度が転移内で
    変化する割合を示し、前記デイスプレイ生成手段
    が、対応する転移明細に示された割合に一致する
    様な大きさ及び間隔で段階的に前記映像信号の輝
    度を変化させることを特徴とする陰極線管デイス
    プレイ装置。 4 特許請求の範囲第3項に記載の装置におい
    て、前記転移明細の各々が、転移が変化させられ
    ようとしている最終輝度を表すデイジタル・デー
    タを有し、前記デイスプレイ生成手段が、各転移
    内の映像信号の輝度を、転移の終りにおいて対応
    する転移明細のデイジタル・データ内に表された
    最終輝度に変化させることを特徴とする陰極線管
    デイスプレイ装置。 5 特許請求の範囲第1項に記載の装置におい
    て、前記転移明細及び前記デイスプレイ生成手段
    が、この様な転移によつて表される転移の幅の約
    1/2だけ、この様な転移明細で表される点の前方
    に前記ラスタ走査内で変位した位置におけるラス
    タ走査上の位置で各転移明細に対する転移を開始
    させる手段を具えることを特徴とする陰極線管デ
    イスプレイ装置。 6 特許請求の範囲第5項に記載の装置におい
    て、前記各転移明細が、前記ラスタ走査内で対応
    する転移の開始位置を示すデータを有することを
    特徴とする陰極線管デイスプレイ装置。 7 ラスタ走査を有する陰極線管デイスプレイ・
    デバイスと、前記陰極線管デイスプレイ・デバイ
    スのラスタ走査が、表示される被写体縁部を横切
    る表示される被写体上の各点での映像輝度の転移
    を表す転移明細を記憶する記憶手段と、前記転移
    明細が生じる順序で、前記転移明細を読み出し、
    前記転移明細に従つて映像信号を発生し、更に前
    記陰極線管デイスプレイ・デバイスに前記転移明
    細によつて表される被写体を表示させるために前
    記映像信号を前記陰極線管デイスプレイ・デバイ
    スに供給するデイスプレイ生成手段とを具え、前
    記転移明細が、前記ラスタ走査において、対応
    する転移の開始位置を示すデータ、この様な転
    移の幅を表すデータ、前記転移における輝度の
    変化の割合を表すデータを有し、更に、前記映像
    デイスプレイ・デバイスが、映像輝度を表すデイ
    ジタル値を有するレジスタと、前記レジスタに記
    憶された値から、前記映像信号を発生させるデイ
    ジタル−アナログ変換手段と、この様な転移明細
    内に示された開始位置で始まり、前記転移明細内
    の前記輝度変化割合に対応した大きさ及び間隔を
    有するステツプで前記レジスタ内の値を変化する
    前記デイスプレイ生成手段によつて読み出された
    前記転移明細の各々に対して、前記レジスタ内の
    値を変化させる手段とを有することを特徴とする
    陰極線管デイスプレイ装置。 8 特許請求の範囲第7項に記載の装置におい
    て、前記転移明細の各々が、前記転移の終りに映
    像輝度に対する最終値を表すデータを有し、前記
    レジスタ内の値を変化させる手段が、前記デイス
    プレイ生成手段によつて読み出された各転移明細
    に対して、前記レジスタ内の値を、対応する転移
    明細内のデータによつて示される最終輝度に変化
    させることを特徴とする陰極線管デイスプレイ装
    置。 9 ラスタ走査を有する陰極線管デイスプレイ・
    デバイスに複数の被写体を表示する方法におい
    て、異なる被写体の近接した、または同延の縁
    部が重ならないデイスプレイの場合には、ラスタ
    走査線が転移の縁部に対してなす傾斜に対応する
    幅をそれぞれ有する転移を備え、ラスタ走査線が
    表示被写体の縁部を横切るラスタ走査内の各点に
    おいて、陰極線管デイスプレイ・デバイス上の表
    示輝度を輝度の転移において変化させ、対応す
    る縁部の傾斜に従つて変化する幅を有する転移が
    重なる場合には、複合転移の一部分の間は1つの
    割合で変化し、前記転移の別の部分の中では異な
    つた割合で変化する輝度を有し、このような両縁
    部を表すために、複合転移内のデイスプレイ輝度
    を変化させることを特徴とする陰極線管デイスプ
    レイ・デバイスに複数の被写体を表示する陰極線
    管デイスプレイ方法。
JP58026106A 1982-02-19 1983-02-18 陰極線管ディスプレイ装置および方法 Granted JPS58153994A (ja)

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