JPH0443893A

JPH0443893A - 換気量制御装置

Info

Publication number: JPH0443893A
Application number: JP15001690A
Authority: JP
Inventors: Shiro Kikuchi; 菊地　四郎
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1990-06-11
Filing date: 1990-06-11
Publication date: 1992-02-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は防音パッケージ付油冷式圧縮機の負荷変動時、
および、寒冷時に、圧縮機本体への換気量を制御するこ
とにより、過冷却を防ぎ、ドレンの析出を抑制する装置
に関する。

〔従来の技術〕

従来技術は、第２図に示すように、オイルクーラおよび
アフタークーラ冷却用のファン数台を、圧縮機吐出し口
に設けた温度リレーの信号により、運転台数をコントロ
ールし、潤滑油の過冷却を防止し、圧縮空気中のドレン
および油中のドレン量を低減するようになっている。こ
れに関連するものに公開技報８６−８９７２号がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は圧縮機の冷却機構が空冷式の場合を示し
ており、また、防音パッケージをもつ場合の圧縮機本体
からの発熱分の回収に対しては、考慮されていない。

さらに、冷却ファンの運転に関しては、台数コントロー
ルに限定しており、回転数制御による冷却風量コントロ
ールについては考慮されていない。

本発明の目的は、防音パッケージを設け、圧縮機本体か
らの発熱分を除去するための換気扇を設けているものに
対し、圧縮機の負荷変動、および、周囲温度の影響を吐
出し温度の変化として検出し、さらに、許容周囲温度も
検出し、規定温度以下の場合、停止あるいは回転数制御
運転することにより、吐出しガス温度を一定温度以下と
しない様にする。

本発明の目的はドレンの発生を抑制し、潤滑油の長寿命
化を図り、効率の良い運転で省エネ化。

低騒音化を図り、パッケージ内の温度もコントロールし
、電気品の信頼性維持向上を図ることができる換気量制
御装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明はドレンの最も析出
しやすいオイルセパレータ部および、防音パッケージ内
の一部に温度センサを設け、圧縮機の負荷変動（使用ガ
ス量が減る程吐出し温度は低くなり、ドレンが析出しや
すくなる）あるいは、寒冷時などの周囲温度による吐出
し温度の変動とパッケージ内の温度（特に、電動機、圧
縮機制御盤などの電気部品の許容温度以下となるように
する）を検出する。

この検出温度をもとに、圧縮機本体の過冷却によるドレ
ンの析出の抑制、電気部品の信頼性維持向上、さらに省
エネ化、低騒音化のために予め規定された温度以下の場
合、防音パッケージに付属の換気扇を停止、あるいは、
回転数を制御し、冷却風量をコントロールするようにし
たものである。

〔作用〕

防音パッケージに付属の換気扇については一般に、周囲
温度の高い場合（圧縮機の高負荷、あるいは夏場など）
を想定して、許容温度以下となるようその性能を決定し
ており、一定容量の換気を行う。

しかし、この場合、圧縮機の吐出し部、すなわち、オイ
ルセパレータ内温度は、圧縮機の負荷により、あるいは
冬場など周囲温度が低い時期には温度が低下する。この
ため、過冷却によりドレンが析出しやすくなり、圧縮機
本体の発錆および潤滑油の寿命低下などが問題となる。

さらに、換気扇は周囲温度が低いにもかかわらず必要以
上の能力を発揮することになり、効率が悪い。

圧縮機吐出し部および周囲温度検出用として温度センサ
（熱電対、測温抵抗体、サーミスタ等）あるいは、リレ
ーにより、予め基準温度を定めておき、例えば、吐出し
口は７０〜７５℃以下、周囲温度は４０〜４５℃以下で
あれば、換気扇は停止または回転数制御を行い、換気量
を制御し、温度低下を防止し、効率の良い運転となる。

この場合、圧縮機の周囲温度を優先させ、吐出し部温度
が基準温度以下であっても、周囲温度が基準温度以下の
場合は、換気扇の運転を継続するようにし、電気部品の
信頼性を維持させることとする。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。

吸入絞り弁１を経たガスは、電動機２に直結された圧縮
機３により所定圧力まで圧縮され、オイルセパレータ４
に入り、油分を分離された後、ユーザ側に導かれる。

一方、オイルセパレータ４により分離された潤滑油は、
圧縮熱により高温となっているため、オイルクーラ５に
導かれ、冷却水６との熱交換により冷却されるオイルフ
ィルタ７を経て、オイルセパレータ４との差圧により、
給油配管８を経て、圧縮機３に導かれる。ここで、再び
、圧縮ガスの冷却、潤滑、シール等の役割を果たし、圧
縮ガスとともにオイルセパレータ４に入り循環される。

なお、圧縮機周囲には防音パッケージ９が設けられ、騒
音の低減を図っており、また、防音パッケージ９内に滞
留した圧縮機の排熱分（通常定格出力の２０〜３０％の
熱量）除去用として、換気Ｂ１０が数台設置され、圧縮
機周囲温度の上昇を防止している。

さらに、圧縮機３の吐出し側、すなわち、トレンの最も
析出しやすいオイルセパレータ４内および１周囲温度検
出用として温度センサ１１を設け、この検出信号にもと
づき、換気扇制御盤１２に予め設定した基準温度以下の
場合、換気Ｂ１０の運転台数を制御または回転数を制御
することにより、換気量を制限し、圧縮機の過冷却を防
止する。

圧縮機３は運転負荷の状況（ユーザ側の使用量、または
、圧力）により、発生熱量が変動するため、軽負荷時に
は、熱量が少なくなり、加えて、周囲からの換気扇１０
の冷却風により温度が低下し、過冷却状態となりオイル
セパレータ４内等には多量のドレンが析出する。このた
め圧縮機３本体内部およびオイルセパレータ４内部等が
発生し、また、潤滑油中にもドレンが混入し、あるいは
発錆紛の影響で潤滑性能が阻害されて問題となる。

また、冬場あるいは寒冷地においてはそれが顕著となる
。

なお、換気扇１０の台数制御または回転数制御の条件は
、防音パッケージ９内の温度を優先させ。

圧縮機吐出し側温度が基準温度以下であっても、周囲温
度が上昇していれば運転を継続させ、電動機２および圧
縮機３の制御盤内部品等の電気部品の許容温度を保護し
、信頼性の維持向上を図るようにする。

本実施例によれば、圧縮機の負荷変動あるいは周囲温度
の影響を圧縮機吐出し側の温度変化として検出し、加え
て防音パッケージ内温度も検出し、基準温度以下の場合
、換気扇の運転を停止、または１回転数制御することに
より、圧縮機への冷却風量をコントロールし、ドレンの
析出を抑制することができ、圧縮機、オイルセパレータ
等の発錆防止、潤滑油の寿命も維持向上することが出来
る。

さらに、換気扇の能力を必要最少限とすることで、省エ
ネ化、騒音の低減、寿命延長を図る等の効果がある。

〔発明の効果〕

本発明によれば、圧縮機の負荷変動（ユーザ側の使用量
、圧力等）および防音パッケージ内温度（設置場所、気
象条件等によっても左右される）による吐出しガス温度
の変化を容易に検出し、基準の温度以下の場合、圧縮機
排熱除去用としての換気扇運転台数、または、回転数の
制御を行い、冷却風量をコントロールすることにより、
圧縮機の過冷却を防ぎ、ドレンの析出による発錆を抑制
および潤滑油の長寿命化、さらに換気扇運転の省エネ、
騒音低減、寿命延長、電気部品の信頼性の維持向上を図
ることが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の機器系統図、第２図は従来
の機器系統図である。ｌ・・・吸入絞り弁、２・・電動機、３・・・圧縮機、
４・・オイルセパレータ、５・オイルクーラ、６・・・
冷却水、７・オイルフィルタ、８・・給油配管、９・・
・防音パッケージ、ｌ○・・・換気扇、１１・・・温度
センサ、１２・・換気扇制御盤、１３・・アフタークー
ラ。１４・・温度リレー、１５・・・台数制御盤。笑　１　図ｔｚ−ｎｆｙ＆＋’Ｊｍ％

Claims

【特許請求の範囲】１、容積形油冷式圧縮機の騒音低減のための防音パッケ
ージと、排熱除去用の換気扇とを付属したものにおいて
、パッケージ内およびオイルセパレータ部に温度センサを
設け、規定温度以下の場合は、換気扇を停止するか、回
転数を制御し、前記パッケージ内電気品の信頼性を維持
し圧縮機本体の過冷却を防ぐことにより、ドレン発生の
抑制と潤滑油寿命の延音、省エネ、低騒音化を図つたこ
とを特徴とする換気量制御装置。