JPH044366B2 - - Google Patents

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JPH044366B2
JPH044366B2 JP10085087A JP10085087A JPH044366B2 JP H044366 B2 JPH044366 B2 JP H044366B2 JP 10085087 A JP10085087 A JP 10085087A JP 10085087 A JP10085087 A JP 10085087A JP H044366 B2 JPH044366 B2 JP H044366B2
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hot
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JP10085087A
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  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、高炉へ送風する熱風炉の操業方法に
関するものである。
「従来の技術」 製鉄所における高炉の付帯設備の一つである熱
風炉は、高炉の熱源および高炉内コークスの燃焼
に費やされる熱風を発生させるための大容量の熱
交換器である。
通常各高炉において熱風炉は4〜5基設置さ
れ、常にこの中の数基は炉内の燃焼室で燃料ガス
を燃焼させて炉内の蓄熱室耐火物に熱を付け、そ
の他の熱風炉は高炉へ900〜1300℃の熱風を送つ
ている。
第5図は熱風炉が4基の場合の熱風炉の操業方
法の従来例を示すブロツク図である。
図面に示す如く、2基の熱風炉1A,1Bが熱
焼状態にあり(図面における斜線は燃焼状態にあ
ることを示している)、他の2基の熱風炉1C,
1Dが送風状態にある場合、送風機2の作動によ
つて熱風炉1C,1Dから送給される熱風は、温
度計3の示度が設定送風温度となるよう送風状態
にある熱風炉1C,1Dの各冷風バタフライ弁4
C,4Dの開度を演算器5によつて演算して開閉
制御するとともに、送風を行う炉を新しい炉へ切
換える際、高炉へ送給される熱風の温度が高くな
る傾向にある時は、前記送風機2から別途送給さ
れる冷風を混冷弁(図示せず)を介して混合し常
に前記温度計3の示度が設定温度に維持されて所
望の熱風温度で送給されるよう調整する熱風炉の
送風温度制御方式として、例えば特開昭54−
117302号公報に開示されている。
なお、第5図における4Aおよび4Bは燃焼状
態にある熱風炉1A,1Bの冷風バタフライ弁で
あり、閉じられている。
「発明が解決しようとする問題点」 近年高炉ガスを多量に得るため高炉内へコーク
スを多量に装入する高燃料比操業が行われてお
り、この場合、送風温度を低く制定して操業する
わけであるが、この送風温度を低くするには、熱
風炉が燃焼状態の時に熱風炉の燃焼室への投入燃
料を低減して行うのが一般的である。
しかし、投入燃料を低減した場合は、その熱風
炉を送風状態にした時に第3図に模式的に示す熱
風炉1の蓄熱室6の硅石煉瓦部7の下層温度が
400℃以下に下がり、煉瓦損傷のおそれがあるか
ら、余り投入燃料を低減することができず、燃料
の制御によつて送風温度を低下させるには限界が
ある。
そこで、前記混冷弁(図示せず)からの冷風混
合量を増加させることも考えられるが、通常混冷
弁は、高炉へ高温熱風を供給する際の調整用とし
て小容量の弁を設置するのが一般的であるため、
冷風を多量に送級できず、このような手段で送風
温度を低下させるには限界がある。
そこで、混冷弁を大容量にすることも考えられ
るが、配管系も大径にせねばならず、設備費が高
価になるという問題を有する。
このように、従来1100℃程度の送風温度を得て
いた操業に対し、それより低い700℃程度の送風
温度を得る操業を廉価かつ容易に行う技術が未だ
開発されていない実情にある。
本発明は、かくの如き従来の問題点を解決する
ことを目的とし、鋭意研究の結果、過去の操業デ
ータから高炉へ送風する温度と効率最大となる熱
風炉の運転基数(燃焼状態にある炉と送風状態に
ある炉の合計をいう)との間には第4図に示す如
く密接な関係があるとの知見を得、この関係から
効率が最大となる熱風炉の運転基数を選定して熱
風を送るとともに余剰の熱風炉を介して冷風を送
れば、容易に低温の送風温度を得る操業ができ、
かつ操業変更に伴う如何なる送風温度でも容易に
操業できることを知見した。
「問題点を解決するための手段」 本発明は複数基の炉により送風する熱風炉の操
業において、高炉へ送風する温度の設定値に応じ
て定められた基数の炉から送られる熱風と余剰の
炉から送られる冷風との混合割合を調整して高炉
へ送風することを特徴とするものである。
「作用」 高炉へ送風する温度を特に低くする場合に、余
剰の熱風炉を介して冷風を送ることにより、特別
な装置を設けることなく、熱風炉を操業すること
ができ、しかも熱風炉に過大な冷風を送り込んで
蓄熱室の硅石煉瓦を損傷させることを回避するこ
とができる。
「実施例」 以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は、本発明の実施の対象となる熱風炉が
4基あり、そのうちの2基が送風状態にある場合
のブロツク図である。
図面において、各熱風炉1A,1B,1C,1
D、送風機2、温度計3、各バタフライ弁4A,
4B,4C,4Dおよび演算器5は第5図に示し
た従来例と全く同じものである。
また、8は蓄熱室6の硅石煉瓦部7の下層に設
置された温度計であり、送風状態にある炉に設置
された各温度計8の一方の示度が400℃以下にな
ると冷風バタフライ弁4Aの開度を演算器9によ
つて演算して開き、前記温度計8の示度がどちら
も400℃を越え、さらに所定の温度を越えると前
記冷風バタフライ弁4Aの開度を演算器9によつ
て演算して閉じるようになつている。
つぎに、本発明の熱風炉の操業方法の一例を送
風温度が1100℃から700℃に設定を変更した場合
について説明する。
第4図に示す如く、送風温度が700℃の場合に
は効率最大となる熱風炉の運転基数は3基である
から、第1図において送風状態にある熱風炉を1
Cおよび1Dとし、燃焼状態にある熱風炉を1B
とすると、熱風炉1Aは燃焼状態から余剰炉に変
更される(図面における斜線は燃焼状態の炉を示
し、網目は余剰炉を示している)。
温度計3の示度が設定送風温度である700℃に
なるよう従来例と同様に冷風バタフライ弁4C,
4Dの開度を演算器5によつて演算して開閉制御
されるが、その際送風状態にある炉1C,1Dの
温度計8の一方の示度が400℃以下に下がると冷
風バタフライ弁4Aが開き、余剰炉1Aに冷風が
送り込まれて温度計3の示度を下げ、その結果送
風状態にある炉1C,1Dへの冷風供給量を下げ
るようバタフライ弁4C,4Dが調整され前記両
温度計8の示度は常に400℃を越えた状態に維持
される。
なお、所定時間を経過しても前記両温度計8の
一方または両方の示度が400℃を越えない時は、
冷風バタフライ弁4Aの開度がさらに大きく調整
され、前記各温度計8の示度が400℃を越えるま
で前記冷風バタフライ弁4Aの開度が大きく調整
されるようになつている。
そして、前記温度計8の示度がどちらも400℃
を越え、さらに所定の温度を越えるまでこの状態
が維持される。
また、本実施例では700℃という低い送風温度
の場合について述べたが、高炉や増産操業に変更
された場合、あるいは溶銑温度や溶銑成分の調
整、羽口から粉体吸込み操業などで高温の送風温
度を得たい場合は、保有している熱風炉基数に応
じ、運転基数を調整したり、従来どおり混冷弁を
使用した温度調整を適宜選択採用することができ
ることはもちろんである。
このようにして700℃の熱風が高炉に送給され
る。
また、第2図は本実施例の送風温度変更前後に
おける送風温度Aと、送風状態にある熱風炉の中
の先行炉における硅石煉瓦部の下層温度Bの経時
変化を示したものであるが硅石煉瓦部の下層温度
が管理ライン上に維持され、かつ送風温度変更後
は700℃の送風温度で送風されたことを示してい
る。
以上述べた如く、本発明の操業方法によれば、
廉価、かつ容易に低い送風温度を得ることができ
る。
また、高炉の操業志向に応じ、設備の改造をす
ることなく高、低温の送風温度を自由自在に得る
ことが可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施の対象となる熱風炉が
4基ある場合のブロツク図、第2図は、本実施例
の送風温度変更前後における送風温度と、送風状
態にある熱風炉の中の先行炉における硅石煉瓦部
の下層温度の経時変化を示す図、第3図は、熱風
炉の蓄熱室の模式図、第4図は、送風温度と効率
最大となる熱風炉の運転基数との関係を示す図、
第5図は、熱風炉操業の従来例を示すブロツク図
である。 1A,1B,1C,1D……熱風炉、2……送
風機、3……温度計、4A,4B,4C,4D…
…バタフライ弁、5,9……演算器、6……蓄熱
室、7……硅石煉瓦部、8……温度計。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数基の炉により送風する熱風炉の操業にお
    いて、高炉へ送風する温度の設定値に応じて定め
    られた基数の炉から送られる熱風と余剰の炉から
    送られる冷風との混合割合を調整して高炉へ送風
    することを特徴とする熱風炉の操業方法。
JP10085087A 1987-04-23 1987-04-23 熱風炉の操業方法 Granted JPS63266012A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10085087A JPS63266012A (ja) 1987-04-23 1987-04-23 熱風炉の操業方法

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JP10085087A JPS63266012A (ja) 1987-04-23 1987-04-23 熱風炉の操業方法

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JPS63266012A JPS63266012A (ja) 1988-11-02
JPH044366B2 true JPH044366B2 (ja) 1992-01-28

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JP10085087A Granted JPS63266012A (ja) 1987-04-23 1987-04-23 熱風炉の操業方法

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JPS63266012A (ja) 1988-11-02

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