JPH0443626Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0443626Y2 JPH0443626Y2 JP1986141901U JP14190186U JPH0443626Y2 JP H0443626 Y2 JPH0443626 Y2 JP H0443626Y2 JP 1986141901 U JP1986141901 U JP 1986141901U JP 14190186 U JP14190186 U JP 14190186U JP H0443626 Y2 JPH0443626 Y2 JP H0443626Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pad
- thrust bearing
- land
- oil
- bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002706 hydrostatic effect Effects 0.000 claims description 10
- 230000003068 static effect Effects 0.000 claims description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000007790 scraping Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、回転機のスラスト荷重を受ける静
圧スラスト軸受に関するものである。
圧スラスト軸受に関するものである。
従来この種の軸受装置として、特公昭53−
12011、特公昭53−12012に示されるものがあつ
た。第4図は立て軸回転機の静圧スラスト軸受部
の縦断面図であり、1は回転軸、2はこの回転軸
に固着された回転板、3は静圧スラスト軸受のパ
ツド、4はパツド受金、5はパツド3をテイルテ
イング自在に支持するピボツト、6は静圧スラス
ト軸受全体の台盤を兼ねる油槽、7は潤滑受、8
はパツドのリセス部分に高圧油を供給する配管で
ある。
12011、特公昭53−12012に示されるものがあつ
た。第4図は立て軸回転機の静圧スラスト軸受部
の縦断面図であり、1は回転軸、2はこの回転軸
に固着された回転板、3は静圧スラスト軸受のパ
ツド、4はパツド受金、5はパツド3をテイルテ
イング自在に支持するピボツト、6は静圧スラス
ト軸受全体の台盤を兼ねる油槽、7は潤滑受、8
はパツドのリセス部分に高圧油を供給する配管で
ある。
第5図は第4図の回転板2、パツド3のみを示
す平面図で、パツド3は回転板2の下部に全周に
複数個配置されていて第1図の回転軸1に加わる
軸方向下向きのスラスト荷重を支持している。
す平面図で、パツド3は回転板2の下部に全周に
複数個配置されていて第1図の回転軸1に加わる
軸方向下向きのスラスト荷重を支持している。
第6図、第7図は従来の静圧スラスト軸受のパ
ツド3の詳細を示し、9は高圧油のポケツトであ
るリセス、10は回転板2との間で軸受すき間部
となるランド、11は油流出用の油溝である。
ツド3の詳細を示し、9は高圧油のポケツトであ
るリセス、10は回転板2との間で軸受すき間部
となるランド、11は油流出用の油溝である。
第8図は第7図に示す断面における油の圧力P
の分布であり、この油圧により第4図の回転軸1
に加わる軸方向下向きのスラツト荷重を支持して
いる。
の分布であり、この油圧により第4図の回転軸1
に加わる軸方向下向きのスラツト荷重を支持して
いる。
以上のような構成のものにおいて、パツドの表
面のランド部では、静圧Pにより油両Qが流出す
るに必要な静圧仕事WSによる発熱GSの他に、回
転板2の回転によりランド部の油膜で発生する摩
擦仕事WFによる摩擦熱GFが発生し、パツドの表
面は裏面より高温となる。このためパツドは、荷
重による変形の他に、この表裏の温度差による変
形により第9図に示すような中高の凸変形が生
じ、これを模式的に示すと第10図の様な変形と
なる。これによつて中央部分の油膜厚が薄くな
り、場合によつてはその部分に焼損が生じること
があつた。
面のランド部では、静圧Pにより油両Qが流出す
るに必要な静圧仕事WSによる発熱GSの他に、回
転板2の回転によりランド部の油膜で発生する摩
擦仕事WFによる摩擦熱GFが発生し、パツドの表
面は裏面より高温となる。このためパツドは、荷
重による変形の他に、この表裏の温度差による変
形により第9図に示すような中高の凸変形が生
じ、これを模式的に示すと第10図の様な変形と
なる。これによつて中央部分の油膜厚が薄くな
り、場合によつてはその部分に焼損が生じること
があつた。
この考案は上記のような問題点を解消するため
になされたもので、パツドの表裏の温度差による
熱変形及び荷重による変形が生じても、必要な油
膜厚が確保でき、大形高速回路機に対し、軸受平
均圧力を大きくとつても、十分な軸受作動特性の
得られる、信頼性の高い静圧スラスト軸受を提供
するものである。
になされたもので、パツドの表裏の温度差による
熱変形及び荷重による変形が生じても、必要な油
膜厚が確保でき、大形高速回路機に対し、軸受平
均圧力を大きくとつても、十分な軸受作動特性の
得られる、信頼性の高い静圧スラスト軸受を提供
するものである。
この考案に係る静圧スラスト軸受は、パツドの
中央部分の凸変形部分を予め弧状の凹面形状に削
り落とし、周辺部分より低く形成したものであ
る。
中央部分の凸変形部分を予め弧状の凹面形状に削
り落とし、周辺部分より低く形成したものであ
る。
この考案における静圧スラスト軸受は、運転に
よりパツドが表裏の温度差による熱変形及び荷重
による変形を起こしても、ランド部の油膜厚さは
均一に保たれるため、軸受平均圧力を高くとつて
も、十分な軸受作動特性が得られ、高い信頼性が
得られる。
よりパツドが表裏の温度差による熱変形及び荷重
による変形を起こしても、ランド部の油膜厚さは
均一に保たれるため、軸受平均圧力を高くとつて
も、十分な軸受作動特性が得られ、高い信頼性が
得られる。
以下この考案の一実施例を図について説明す
る。第1図に示すように、パツド3の摺動面とな
るランド部10の熱変形により中高の凸変形が生
じる中央部分(斜線部)10Aを、第2図のよう
に予め弧状に削り落とした凹面に形成しておき、
運転時、熱変形及び荷重変形を起こしたとき第3
図のように、弧状の凹面10Aが回転板2と平行
になるようにしたものである。その他の構成は従
来のものと同様であるので説明を省略する。
る。第1図に示すように、パツド3の摺動面とな
るランド部10の熱変形により中高の凸変形が生
じる中央部分(斜線部)10Aを、第2図のよう
に予め弧状に削り落とした凹面に形成しておき、
運転時、熱変形及び荷重変形を起こしたとき第3
図のように、弧状の凹面10Aが回転板2と平行
になるようにしたものである。その他の構成は従
来のものと同様であるので説明を省略する。
なお削り落とし方法については、キサゲにより
掘り下げるようにして削り込む方法や、表面を加
熱又は裏面を冷却して表裏に温度差をつけて中高
の凸変形を起こさせて中高部分を平面に切削する
方法等が考えられる。
掘り下げるようにして削り込む方法や、表面を加
熱又は裏面を冷却して表裏に温度差をつけて中高
の凸変形を起こさせて中高部分を平面に切削する
方法等が考えられる。
以上のように、この考案によれば、静圧スラス
ト軸受のパツドの中央部分の凸変形部分を予め弧
状の凹面に形成したので、回転機の運転によりパ
ツドが熱変形及び荷重変形を起こしても、弧状の
凹面が回転板と平行となつてランド部の油膜厚さ
は均一に保たれるため、高い信頼性が得られ、ま
た、軸受平均面圧を高くとれるため、装置コンパ
クトかつ安価にできる効果がある。
ト軸受のパツドの中央部分の凸変形部分を予め弧
状の凹面に形成したので、回転機の運転によりパ
ツドが熱変形及び荷重変形を起こしても、弧状の
凹面が回転板と平行となつてランド部の油膜厚さ
は均一に保たれるため、高い信頼性が得られ、ま
た、軸受平均面圧を高くとれるため、装置コンパ
クトかつ安価にできる効果がある。
第1図はこの考案の一実施例の要部を示す斜視
図、第2図は第1図の−線の一部断面図、第
3図は作用説明図、第4図は従来の回転機用静圧
スラスト軸受装置を示す正面断面図、第5図はそ
の回転板とパツドのみを示す平面図、第6図はパ
ツドの一つを拡大して示す平面図、第7図は第6
図−線における断面図、第8図は第7図の圧
力分布図、第9図は運転中のパツドの変形態様を
示す斜視図、第10図は第9図を模式的に示した
図である。 図中、1は回転軸、2は回転板、3はパツド、
9はリセス、10はランド、10Aは中央部凹面
である。尚、図中同一符号は同一又は相当部分を
示す。
図、第2図は第1図の−線の一部断面図、第
3図は作用説明図、第4図は従来の回転機用静圧
スラスト軸受装置を示す正面断面図、第5図はそ
の回転板とパツドのみを示す平面図、第6図はパ
ツドの一つを拡大して示す平面図、第7図は第6
図−線における断面図、第8図は第7図の圧
力分布図、第9図は運転中のパツドの変形態様を
示す斜視図、第10図は第9図を模式的に示した
図である。 図中、1は回転軸、2は回転板、3はパツド、
9はリセス、10はランド、10Aは中央部凹面
である。尚、図中同一符号は同一又は相当部分を
示す。
Claims (1)
- 回転軸に固着された回転板、この回転板の全周
に複数個配置され、該回転軸との間で軸受すき間
部となるランド部を有する静圧用パツドを備えた
回転機用静圧スラスト軸受装置において、上記各
パツドの中央部分のランド部をその周囲部分のラ
ンド部より低い弧状の凹面に形成したことを特徴
とする回転機用静圧スラスト軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986141901U JPH0443626Y2 (ja) | 1986-09-16 | 1986-09-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986141901U JPH0443626Y2 (ja) | 1986-09-16 | 1986-09-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6348021U JPS6348021U (ja) | 1988-04-01 |
JPH0443626Y2 true JPH0443626Y2 (ja) | 1992-10-15 |
Family
ID=31050120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986141901U Expired JPH0443626Y2 (ja) | 1986-09-16 | 1986-09-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0443626Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6122668B2 (ja) * | 2013-03-13 | 2017-04-26 | 三菱重工業株式会社 | 軸受パッド、軸受装置、回転機械 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4425364Y1 (ja) * | 1965-12-22 | 1969-10-24 | ||
JPS4967063A (ja) * | 1972-11-10 | 1974-06-28 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54108850U (ja) * | 1978-01-20 | 1979-07-31 |
-
1986
- 1986-09-16 JP JP1986141901U patent/JPH0443626Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4425364Y1 (ja) * | 1965-12-22 | 1969-10-24 | ||
JPS4967063A (ja) * | 1972-11-10 | 1974-06-28 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6348021U (ja) | 1988-04-01 |
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