JPH044290A - 強誘電性液晶組成物 - Google Patents

強誘電性液晶組成物

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JPH044290A
JPH044290A JP2102815A JP10281590A JPH044290A JP H044290 A JPH044290 A JP H044290A JP 2102815 A JP2102815 A JP 2102815A JP 10281590 A JP10281590 A JP 10281590A JP H044290 A JPH044290 A JP H044290A
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勝之 村城
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、強誘電性液晶組成物に関し、さらに詳しくは
、負の誘電異方性を有する非カイラルな化合物を含有し
てなる、負の誘電異方性を有する応答速度の温度特性に
優れた、強誘電性液晶組成物およびそれを用いた光スイ
ツチング素子に関する。
〔従来の技術〕
近年、液晶デイスプレィは、薄型、軽量、低消費電力な
どの特徴を生かして表示素子として幅広く用いられるよ
うになってきた。しかし、これらの表示素子のほとんど
は、ネマチック相を有する液晶材料を用いたTN型表示
方式を利用したものであり、高マルチプレツクス化を必
要とする応用分野ではまだまだ応答が遅く、改善の必要
性に迫られている。
このような現状の中で、最近、注目されているのが、N
、A、  クラークとS、T、ラガウォールにより提案
された、強誘電性液晶の光スイツチング現象を利用した
表示方式である(アプライド・フィジクス・レターズ(
Appl、 Phys、 Lett、 )第36巻、P
、899 (1980年)参照)。強誘電性液晶は、1
975年にR,B、 メイヤー等によってその存在が初
めて発表されたもので(ジャーナル・ド・フィジーク(
J、 de Phys、)第36巻、P、69 (19
75年)参照)、液晶分類上からカイラルスメクチック
C相、カイラルスメクチックI相、カイラルスメクチッ
クF相、カイラルスメクチックC相、カイラルスメクチ
ックH相、カイラルスメクチックJ相およびカイラルス
メクチックに相(以下、それぞれSc本相、S  相、
ネ ■ SF本相、S  相、S  相、S  相および木本* G         HJ * S  相と略記する)に属する。
強誘電性液晶の光スイツチング効果を表示素子として応
用する場合、TN型表示方式に較べて2つの優れた特徴
がある。第1の特徴は、非常に高速で応答し、その応答
時間はTN表示方式の素子と比較すると1/100以下
であること、第2の特徴は、メモリー効果があること、
上記の高速応答性と相まって時分割駆動が容易なことで
ある。
強誘電性液晶を用いた表示素子にメモリー性を持たせる
には、2つの方法が考えられる。
第1の方法は、N、A、  クラークらが提案している
、セル厚(d)をらせんピッチ(p)以下の厚みにまて
薄< L (dip)  らせんをほどくことによりメ
モリー性を出現させる方法(アプライド・フィジクス・
レターズ(Appl、 Phys、 Lett、)第3
6巻、P、899 (1980年)参照)テする。この
方法によりメモリー性を出現させるためには、現状の強
誘電性液晶材料はらせんピッチで短い(1〜3μm)も
のが多いので、セル厚を1〜3μmくらいに保つ必要が
ある。しがし、現状のセル製作技術から考えると、コス
ト面および歩留まりの点などて、この方法の利用には問
題がある。
第2の方法はLe  ピーサントらにより発見された、
ACスタビライズ効果を利用してメモリー性を出現させ
る方法(パリ・リキッド・クリスタル・コンファレンス
(Paris Liquid Crystal Con
−ference、) 、p、  217 (1984
年)参照)である。
この方法は負の誘電異方性(Δε)を有する強誘電性液
晶材料においてのみ有効である。誘電異方性が負(Δε
<0)の液晶分子は電界を印加した場合に基板に対して
平行の状態になろうとする性質を有する。電界を印加す
る際スイッチングが行なわれるが低周波電界を印加した
場合は自発分極の効果が支配的に働き電界が印加されて
いない状態では分子が基板からはなれてメモリー性がな
くなり、コントラストが低下する。しかし、高周波電界
を印加すると自発分極の効果が追随できなくなり、誘電
異方性の効果が支配的となり、電界が印加されない状態
においても分子は基板からはなれないため、メモリー性
か出現して高いコントラストが得られる。
ACスタビライズ効果とは、上述の負の誘電異方性をも
つ液晶に高周波電界を印加した場合の性質を利用したも
のであって、厚セル(5〜7μm)においてもメモリー
性を出現させることができる。
それ故この第2の方法は現状のセル製作技術を利用する
ことが可能であり第1の方法より実用性がある。
実際に、このACスタビライズ効果を利用したマトリッ
クス表示が示されたのは、1985年、ジェアリーが報
告したのが最初であり (SID85 ダイジェスト 
P、128 (1985年)参照)、その後はほとんど
例がない。その理由は、負の誘電異方性を有する強誘電
性液晶材料が少ないことである。また、ジエアリーの報
告では、ACスタビライズ効果を利用してメモリー性を
出現させるためには、約40Vの電圧が必要であり、通
常のICの駆動電圧範囲を考慮すると、もっと低い電圧
(25V以下)にて、ACスタビライズ効果が出現する
ことが望ましい。
現状の複屈折モード型の強誘電性液晶素子は分子の5p
lay配列並びにchevron構造の形成により十分
メモリー性が得られず、そのためコントラストが低く実
用的でない。それ故、薄いセル(1〜3μm)でもAC
スタビライズ効果の利用が必要となってきており、それ
に対応する液晶材料が望まれている。
シュアリ−らの報告した強誘電性液晶材料の応答時間は
数−5ecであり、実用面から見ると応答時間はまだ遅
いので、本出願人は、特開平1−168792号公報、
特開平1−306493号公報において、強誘電性液晶
組成物を提供したが応答時間の温度変化か大きく実用的
ではないので、さらに、高速応答性を有し、応答時間の
温度特性に優れた、誘電異方性が負である強誘電性液晶
の出現が望まれる。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の第1の目的は、負の誘電異方性であり、低電圧
にてACスタビライズ効果を有し、高速応答性でしかも
応答時間の温度特性に優れた強誘電性液晶組成物を提供
することであり、第2の目的は、上記の液晶組成物を用
いた光スイツチング素子を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の強誘電性液晶組成物は、少なくとも下記のAS
BおよびCの3成分の割合がA、B、Cの3成分の合計
量に対して、A成分が10〜25重量%、B成分が45
〜65重量%、C成分が10〜30重量%てあり、該3
成分を85%以上含有し負の誘電異方性を有することを
特徴とする。
たvし、A成分は一般式 で示される化合物、 B成分は一般式 で示される化合物、 C成分は一般式 から選ばれた化合物であり、各成分は1種または2種以
上の化合物からなる。
(こ\で、RおよびR2は、炭素数1〜18の同一もし
くは相異なる直鎖アルキル基もしくはアルコキシ基を示
し、R3R4R5R7およびR9はそれぞれ炭素数1〜
18の同一もしくは相異なる直鎖もしくは分岐のアルキ
ル基またはアルコキシ基を示し、RおよびR8は、炭素
数2〜18の直鎖もしくは分岐のアルキル基を示し、R
10は炭素数2〜18の直鎖もしくは分岐のアルキル基
または炭素数1〜18の直鎖もしくは分岐のアルコキシ
基を示す。
、Q、m、nおよびkは0もしくは1を示し、1+mは
1もしくは2である。
および 0舎(Σ()(Σ(Σおよび を示し、x、y、zおよびWはそれぞれF、Cfi。
BrもしくはCNを示す、*は不斉炭素原子を示す。) 本発明の液晶組成物のA成分は、一般式(A)で表わさ
れる非カイラルな化合物である。この化合物は負の誘電
異方性を有し、スメクチックC性に富んでいるため、本
発明の液晶組成物におけるベースS。化合物の役目(広
範囲な温度域にてScを示すこと)を果している。
A成分の一般式(A)で表わされる化合物のR1および
R2はそれぞれ炭素数1〜18の同一または相異なる直
鎖のアルキル基またはアルコキシ基を示すが、好ましい
炭素数1〜10、特に好ましいのは4〜10である。
一般式(A)で表わされる具体的な化合物の一例として
、式 で示される化合物をあげることがてきる。R1およびR
2の炭素数は上記同様であり、特に好ましいのは4〜1
0である。具体的なRおよびR2を示すと第1表のとお
りである。
一般式(A−1)で表わされる化合物は比較的高い温度
域にてS。相を示し、負の誘電異方性を有する。たとえ
ば、式 式(B)で表わされるカイラル化合物としては、で示さ
れる化合物は、相転移温度が Cr83.6 5c138.6  S^158.0 1
S。
で、誘電異方性はΔε−−7である。
本発明の液晶組成物のB成分には、式(B)のR4が光
学活性基であるカイラルスメクチックC性のカイラル化
合物とスメクチックC性に富む非カイラル化合物とがあ
る。
式(B)で表わされる非カイラル化合物の1例として、
一般式 (こ\で、RおよびR14は炭素数1〜18の同−もし
くは相異なる直鎖のアルキル基を示し、R15は炭素数
1〜18の直鎖のアルキル基またはアルコキシ基を示し
、R16は炭素数2〜(16−p)のアルキル基を示す
。pはO〜1oの整数を示し、*は不斉炭素原子を示す
。)をあげることができる。また、R13は炭素数6〜
12の直鎖アルキル基、R14は炭素数が3〜13の直
鎖アルキル基、R15は炭素数5〜13の直鎖アルキル
基、RlBは炭素数2がより好ましい。
前記(B−3)、(B−4)、(B−5)および(B 
−6)で表わされるカイラル化合物は自発分極が小さい
ので、非カイラル化合物と同様に本発明の液晶組成物の
ベース化合物の役目を果たしている。具体的なR、Rは
第2表および第3表に、R、Rを、第4表および第5表
に示す。
第2表 R13<ζ1oR14て表わされる化合物(B* は、比較的低い温度域にてS 相あるいはSc相を示し
、負の誘電異方性を有する。
たとえば、 C7Ht5eoc5H,1 で示される化合物は相転移温度 Cr26.5  S  35  S  48  Sc 
67、5  N68.7  IG    F     
       s。
誘電異方性はΔε−−1である。
て示される化合物は、相転移温度 Cr26. O5c46. O5A53.4 18゜で
あり、誘電異方性はΔε−−2である。また、化合物で
あり、自発分極を大きくすること、組成物の応答速度を
速くすることに寄与している。
て示される化合物は、相転移温度 ネ Cr1O,OS  33.2  St、43.2 1S
である。誘電異方性はΔε−−0.5である。
以上の外に、B成分として好適な化合物として、C5H
ll<奸◎−@−c2H5 C5H11(奸◎−@−C3H7 C4H9<奸◎−@−(3H7 などがあげられる。
本発明の液晶組成物のC成分は下記の一般式(C−1)
〜(C−3)で表わされるカイラルな(C−3) (こ\で、R、RおよびR9は、それぞれ炭素数1〜1
8の同一もしくは相異なる直鎖もしくは分岐のアルキル
基またはアルコキシ基を示し、RおよびR8はそれぞれ
同一もしくは相異なる炭素数2〜18の直鎖もしくは分
岐のアルキル基を示し、R10は炭素数2〜18の直鎖
もしくは分岐のアルキル基または炭素数1〜18の直鎖
もしくは分岐のアルコキシ基を示す。kは0もしくはW
はそれぞれF、C4)、BrもしくはCNを示し、*は
不斉炭素原子を示す。) R5R6R7R、RおよびRlOのそ れぞれは、直鎖が好ましい。また(C−3)式の好まし
い化合物として (C−38) a)  Hの炭素数か5〜12、R6の炭素数が2〜9
、ZがFもしくはCN(好ましくはF)の式(C−1)
で表わされる化合物、 b)  Hの炭素数が7〜12、R8の炭素数が2〜6
、WがFもしくはCN(好ましくはCN)の式(C−2
)で表わされる化合物、 C) R9の炭素数が3〜1o、R10の炭素数が2〜
8のアルキル基、もしくは炭素数1〜8のアルコキシ基
(好ましくは炭素数2〜7のアルコキシ基)の(C−3
a)および(C−3b) で表わされる化合物をあげる
ことができる。
その代表例を第5表、第6表、第7表および第8表に示
す。
(C−3b) をあげることができる。
さらに好ましいC成分の化合物としては、で表わされる
化合物(C−1) て表わされる化合物 (C−3a) で表わされる化合物(C−2) で表わされる化合物 (C−3b) 前記a)の化合物は、特開昭第61−43号公報、特開
昭第61−210056号公報に記載された化合物であ
り、自発分極が大きく、コレステリック性を有し、負の
誘電異方性をもっている。
たとえば、式 で表わされる化合物は相転移温度: 自発分極値: 105nCcg−2(T−Tc−−10
℃)、応答時間: 31 μsee  (T−Tc−−
10℃、E=5V/μm)、誘電異方性Δε−−1であ
った。
前記b)の化合物は、特願昭63− 298156号に記載のらせんピッチ調節剤である化合
物であり、負の誘電異方性を有している。
たとえば、式 で表わされる化合物は相転移温度・ 自発分極値: 23.6nCcm   (T−Tc−一
10℃)、応答時間: 108 u See  (T 
 T c−−10℃、E=5V/μm)、誘電異方性Δ
ε−−2であった。
前記C)の化合物は、特願昭62 103977号に記載の化合物であり、自発分極が大き
く、応答時間を短縮することに寄与している。しかし、
正の誘電異方性をもつため、あまり多量に使用すると組
成物の誘電異方性を正にする可能性があるので、その混
合割合は15重量%以下がのぞましい。
たとえば、C−3a式に相当する化合物とじてて表わさ
れる化合物は、相転移温度: 零       * Cr675c96 N 107 l8o1自発分極値二
327 nccm   (T  T c−10℃)、応
答時間:45μsec  (T−Tc−−10℃、E−
5V/μm)である。
また、C−3b式に相当する化合物として、で表わされ
る化合物は、相転移温度: 自発分極値: 243nCcIIl(T−Tc−−10
℃)、応答時間: 30μsec  (T−Tc−−1
0℃、E−5V/μm)である。
なお、一般式(C−3a)、(C−3b)で表わされる
化合物は、光学活性部位の絶対配置が(S、S)または
(S、R)型の場合、自発分極の極性は一型であり、ら
せんのねじれの向きは左である。(絶対配置が(R,R
)または(R,S)型の場合は、各々十型で右である。
)また、一般式(C−2)で表わされる化合物は、一般
式(C3a)、(C−3b)で表わされる化合物と自発
分極の極性が同一であり(自発分極が相殺されない)か
つらせんの向きか逆であるので、一般式(C−2)で表
わされる化合物と一般式(C−3a)または(C−3b
)で表わされる化合物を組合せることによって、らせん
ピッチを長くすることができる。
本発明の組成物のA成分はA、B、CB成分合計量に対
して10〜25重量%である。10%未も小さくなる。
25%超になると粘性が高くなりすぎて応答速度が遅く
なり、またN本絹が消えて配向が悪くなる。
B成分は該3成分に対して45〜65重量%である。4
5%未満になると相対的にA、B成分が多くなり、粘性
が高くなりすぎる。65%超にな配向が悪くなる。
C成分は該3成分に対して10〜30重量%である。1
0%未満になると自発分極が小さくなりすぎて応答速度
が遅くなる。30%超になると自発分極が大きくなりす
ぎてACスタビライズ効果が発現しにく\なり、応答速
度に対して自発分極の大きさよりも粘度の影響が大きく
なり、また、自発分極が大きくなっても応答速度は遅く
なる。
本発明の組成物は、A、B、Cの3成分以外の例をあげ
ると下記のとおりである。
実現するためや、負の誘電異方性をさらに大きくするた
めに含有させることが可能である。その量は組成物中1
5%未満、好ましくは2〜7%である。
A、BおよびC成分以外の成分として、一般式で表わさ
れる化合物から選ばれた1種または2種以上の化合物が
示される。具体的な化合物の代表〔実施例〕 以下、実施例によって本発明を更に詳細に説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。実
施例の各種の測定はっぎの方法で行なった。
自発分極値(P8)はソーヤ・タウアー法にて測定し、
傾き角(θ)はホモジニアス配向させたセルに、臨界電
場以上の十分高い電場を印加し、螺旋構造を消滅させ、
更に極性を反転させ、直交ニコル下における消光位の移
動角(2θに対応)より求めた。
応答時間は、配向処理を施した電極間隔が2μmのセル
に各組成物を注入し、Vp、が20V、I KHzの矩
形波を印加した時の透過光強度の変化から測定した。
本。
Scヒツチは、セル厚約200μmのホモジニアス配向
を施したセルを使用し、偏光顕微鏡下で、螺旋ピッチに
対応する縞模様(デ、カイラリゼイションライン)の間
隔を直接測定することにより求めた。
N本ピッチは、くさび型セルを使用し、偏光顕微鏡下に
て、線欠陥(ディスクリネイションライン)の間隔(N
)を測定し、くさび型セルの傾斜角をθとした時の理論
式P(ピッチ)−21tanθを用いて間接的に求めた
誘電異方性は、平行配向処理および垂直配向処理を施し
たセルを使用し、I KHzにおける空セルでの容量と
液晶を注入したときの容量から誘電率を測定し、誘電異
方性を算出した。
(実施例1) 以下の組成比からなる組成物を調製した。
A成分として B成分として その他の成分 3重量% この組成物Cの相転移温度は、Cr−34C成分として 25℃において、自発分極値は、17 nccga−2
、傾き角は28°、応答時間は269 tt see 
 (E −5V/μm)、誘電異方性のΔεは−4であ
った。
40℃において、応答時間は107μSee 。
725℃/τ4a℃−2. 52 (τ25℃’740
℃はそれぞれ25℃、40℃での応答時間)であった。
(比較例1) 下記の組成比からなる強誘電性液晶組成物を調製した。
(該組成物は特願昭62−328717号に示される組
成物である。) B成分として C7H15(ト(防0C4H9 C7H15(ト(防0C8H17 C7町5(ト(防0011’23 08町7(ト(訓QC8H,7 010H21Q旨DOCt2H25 c6a13o(8ic8H,□ 05町区)()(訃0B H2S 06H1べ防煩8)06H13 4,4重量% 4.4重量% 4.4重量% 4.4重量% 4.4重量% 4.4重量% 4.4重量% 4.4重量% C成分として、 本発明の組成物でない成分として 化合物も含まれているが、A。
BおよびC成分量 この組成物dの相転移温度はCr−3825℃において
自発分極値は16 nccs−2、傾き角は25℃、応
答時間は340μsec  (E=5V/μm)、誘電
異方性Δεは−4であった。40℃において、応答時間
は119μSeC。
725℃/τ  −2,85であった。
40℃ 第1図に実施例1で得られた組成物と比較例1で得られ
た組成物の応答時間の温度変化を示した。
実施例1の組成物と比較例1の組成物を比較すると、自
発分極値と、誘電異方性は、はぼ同程度であるが、組成
物Cが応答時間が短かく、応答時間の温度特性にも優れ
ている。また、本発明の組成物には、本発明の組成物の
B成分およびC成分の物が合計20重量%含有されてい
るため、これらの化合物が粘度を高くして応答速度を遅
くしている。
以上のことから明らかなように、本発明の組成分のA、
BおよびCの三つの成分を組み合わせるを示し、高速応
答性を有し、応答時間の温度特性に優れた負の誘電異方
性を有する強誘電性液晶組成物が得られることがわかる
(実施例2) 以下の組成比からなる組成物を調製した。
A成分として B成分として C3H11(奸◎()02H5 C成分として A成分として B成分として 3重量% この組成物の相転移温度はCr−29 7重量% おいて、自発分極値は17 nccs−”、傾き角は2
6°、応答時間は257 u see  (E −5V
 /μm)、誘電異方性はΔε−−2で、40”Cにお
いて、100μsec、r25℃/τ4o℃−2,57
* と、室温を含む広い温度範囲でS。相を有し、高速応答
性でしかも応答時間の温度特性に優れた負の誘電異方性
を有する強誘電性液晶組成物が得られた。
(実施例3) 以下の組成比からなる組成物を調製した。
C成分として 5重量% その他の成分として この組成物の相転移温度は、 において誘電異方性はΔε−−2、自発分極値は18 
ncctn  、傾き角は25°、応答時間は207μ
sec  (E−5V/μm) 、40”Cにおいて応
答時間が80μsec、725℃/τ  −2,40と
40℃ 容性てしかも応答時間の温度特性に優れた組成物が調製
できた。
(実施例4) 本発明に基づき以下の組成比からなる組成物を調製した
A成分として C3H17(ト(ン0C6H13 C8HI7no C3HI7 1.5重量% 5.8重量% C成分として B成分として C7H154謬−CNoc5H,□        1
1.2重量%CrH15@←l0c6H138,5重量
%C7H,5((コト(羽七C7H1511,6重量%
3重量% 2重量% その他の成分として この組成物の相転移温度は、Cr−35本      
   本 5c66 SA 71 N 8o  ISoで、25℃
において、誘電異方性は−3、自発分極値は18nCC
−、傾き角は26°、応答時間は294usec  (
E−5V/um) 、40”Cにおいて応答* を含む広い温度範囲でS 相を有し、N1相ビ・チが長
く、配向性もよく高速応答性でしがも応答時間の温度特
性に優れた組成物が調製できた。
(実施例5) 実施例4の強誘電性液晶組成物を、配向処理剤としてポ
リイミドを塗布し、表面をラビングして、平行配向処理
を施した、セルギャップ5μmの透明電極を備えたセル
に注入し、この液晶セルを直交ニコル状態に配置した2
枚の偏光子の間に挾み、第2図のパルス波形で、パルス
幅400μsec、波高値25VI:20KHz 、2
0V(7)AC波形を重畳したところ、第3図の様な良
好なACスタビライズ効果が認められ、メモリー性も良
好であり、コントラスト比も1:20と非常によい液晶
表示素子が得られた。
(実施例6) 実施例3の強誘電性液晶組成物を配向処理剤としてポリ
イミドを塗布し、表面をラビングして平行配向処理を施
した、セルギャップ2μmの透明電極を備えたセルに注
入し、この液晶セルを直交ニコル状態に配置した2枚の
偏光子の間に挾み、第2図のバス波形で、パルス!40
0μsec波高値10Vに20KHz、8VのAC波形
を重畳したところ第3図の様な良好なACスタビライズ
効果が認められ、メモリー性も良好であり、コントラス
ト比も1:20と非常によい液晶素子が得られた。
〔発明の効果〕
本発明の液晶組成物は、負の誘電異方性があり、良好な
ACスタビライズ効果を有し、応答時間の温度特性が優
れたものである。
また、本発明の液晶組成物を用いた光スイツチング素子
は、高速応答性を有し、高マルチプレックス、液晶デイ
スプレィなどに応用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1の本願組成物と比較例1の液晶組成物
の応答時間の温度変化を示す。 第2図は、本願組成物の印加電圧波形を示し、第3図は
第2図に示した電圧波形に25KH2でのAC波形を重
畳した場合の光学応答を示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくとも下記のA、BおよびCの3成分の割合が
    A、B、Cの3成分の合計量に対して、A成分が10〜
    25重量%、B成分が45〜65重量%、C成分が10
    〜30重量%であり、該3成分を85%以上含有してな
    る負の誘電異方性を有する強誘電性液晶組成物。 たゞし、A成分は一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(A) で示される化合物、 B成分は一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(B) で示される化合物、 C成分は一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(C−1) ▲数式、化学式、表等があります▼(C−2) および ▲数式、化学式、表等があります▼(C−3) から選ばれた化合物であり、各成分は1種または2種以
    上の化合物からなる。 (こゝで、R^1およびR^2は、炭素数1〜18の同
    一もしくは相異なる直鎖アルキル基もしくはアルコキシ
    基を示し、R^3、R^4、R^5、R^7およびR^
    9はそれぞれ炭素数1〜18の同一もしくは相異なる直
    鎖もしくは分岐のアルキル基またはアルコキシ基を示し
    、R^6およびR^8は、炭素数2〜18の直鎖もしく
    は分岐のアルキル基を示し、R^1^0は炭素数2〜1
    8の直鎖もしくは分岐のアルキル基または炭素数1〜1
    8の直鎖もしくは分岐のアルコキシ基を示す。 l、m、nおよびkは0もしくは1を示し、l+mは1
    もしくは2である。 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼
    、▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式
    、表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります
    ▼および▲数式、化学式、表等があります▼はそれぞれ
    独立に▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化
    学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等があり
    ます▼、▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、
    化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等があ
    ります▼、▲数式、化学式、表等があります▼もしくは
    ▲数式、化学式、表等があります▼を示し、X、Y、Z
    およびWはそれぞれF、Cl、BrもしくはCNを示す
    、*は不斉炭素原子を示す。) 2、A成分が一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(A−1) で表わされる化合物から選ばれた1種または2種以上の
    化合物である請求項1記載の液晶組成物。 3、B成分が 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(B−1) ▲数式、化学式、表等があります▼(B−2) ▲数式、化学式、表等があります▼(B−3) ▲数式、化学式、表等があります▼(B−4) ▲数式、化学式、表等があります▼(B−5) および ▲数式、化学式、表等があります▼(B−6) (こゝで、R^1^3およびR^1^4は炭素数1〜1
    8の同一もしくは相異なる直鎖のアルキル基を示し、R
    ^1^5は炭素数1〜18の直鎖のアルキル基またはア
    ルコキシ基を示し、R^1^6は炭素数2〜(16−p
    )のアルキル基を示す。pは0〜10の整数を示し、*
    は不斉炭素原子を示す。)で表わされる化合物から選ば
    れた1種もしくは2種の化合物からなる請求項1記載の
    液晶組成物。 4、(C−3)式で示される化合物が ▲数式、化学式、表等があります▼(C−3a) および ▲数式、化学式、表等があります▼(C−3b) で表わされる化合物から選ばれた1種もしくは2種以上
    の化合物である請求項1記載の液晶組成物。 5、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(D−1) および ▲数式、化学式、表等があります▼(D−2) で表わされる化合物から選ばれた1種または2種以上の
    化合物を15%未満含有する請求項1、2、3、4のい
    ずれかに記載の液晶組成物。 (こゝで、R^1^7、R^1^8、R^1^9および
    R^2^0は炭素数3〜15の同一もしくは相異なるア
    ルキル基を示す。) 6、請求項1記載の液晶組成物を利用することを特徴と
    する光スイッチング素子。
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JP2958046B2 (ja) 1999-10-06
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