JPH0442776B2 - - Google Patents

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JPH0442776B2
JPH0442776B2 JP60074176A JP7417685A JPH0442776B2 JP H0442776 B2 JPH0442776 B2 JP H0442776B2 JP 60074176 A JP60074176 A JP 60074176A JP 7417685 A JP7417685 A JP 7417685A JP H0442776 B2 JPH0442776 B2 JP H0442776B2
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Takashi Kimura
Tetsuo Koseki
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、走査型電子顕微鏡その他の電子線装
置(以下、SEM)における試料像の倍率表示方
法およびこの方法を実施するための倍率表示装置
に関するものである。
[技術の背景] SEMは、試料を電子ビームにより照射、走査
し、照射時に発生する試料信号に基づいて試料像
の表示装置(例えばCRT)上に試料の拡大像を
表示するものである。従つて、SEMにおいては、
拡大表示された試料像が実際の試料上でどの程度
の長さに相当するのかを知る必要がある。このた
め、従来よりSEMに関し、表示装置上に試料像
とともに試料のスケールを表示する種々の方法が
提案されている。
[従来の技術] 従来、SEMにおいて、倍率に応じた試料上の
長さを試料像とともに表示する技術的手段として
は、例えば、第9図および第10図に示すような
ものがある。
第9図に示す方法は、試料上の一定の長さ(例
えば1μm)が対応するスケール1を試料像2と
ともに表示したものであり、試料像2の拡大率に
応じてスケール1が表示装置の表示画面10上で
伸縮するようになつている(特公昭47−21345
号)。
ところが、このような手段によると、試料像2
の拡大率が大きくなるに従つてスケール1の長さ
が大きくなり、スケール1が画面10からはみ出
してしまつたり、低倍率の場合には、スケール1
の長さが小さくなつて、結局、試料の大きさを正
確に判断できないという問題がある。
第10図は、斯かる問題を解決するための手段
を示すものである。これは、表示画面10上に、
試料像の拡大率の無関係な一定の長さをもつスケ
ール4を表示するとともに、このスケール4の試
料上の換算長さを文字5でキヤラクター表示する
ものである(特公昭58−51664号)。このような手
段によれば、スケール4が表示装置の画面10か
らはみ出したり、スケール4が小さすぎて視認性
に欠けるという不具合は解消される。
[従来技術の問題点] ところで、このような方法の場合、スケール4
の設定長さより短かい試料像長さを知ろうとする
ときには、まず、求めようとする試料像2上の長
さがスケール4の長さの何分の一に相当するかを
求め、次に拡大率に対応する換算値を掛けて試料
像2上の長さを求めなければならない。
しかしながら、スケール4の長さを基準とし
て、試料像2上の長さがその何分の一に相当する
かを計測するのは手間を要するし、目分量では必
ずしも正確な数値を求めることはできない。ま
た、拡大率に応じた換算値は、一般に整数値とな
らない場合が多いため、端数のついた換算値を用
いて計算を行う必要があるが、そのような計算は
煩わしいし、また計算間違いを起こしやすい。ま
た、前記換算値を計算の簡単な整数値にしようと
すると、拡大率を切り換えて特定の値にしなけれ
ばならず、装置の使用上の制限を受け、不便であ
る。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、上記従来の方法の問題点を解決すべ
くなされたものであつて、低倍率から高倍率まで
の倍率表示を行い、しかも試料像上の長さを容易
かつ正確に求めることのできる倍率表示方法及び
倍率表示装置を提供することを目的とし、この目
的を達成するために、試料像を表示する表示画面
上に、倍率に拘らず全長を一定として表示する基
準線と、該基準線を試料像の倍率に応じて変化す
る長さに区切つて表示する基準目盛と、該基準目
盛の目盛幅をその一部の目盛について細分して表
示する副目盛とを有し、前記倍率が所定倍率以上
に拡大して前記基準目盛の目盛幅が所定長さ以上
に拡大する毎に、前記副目盛を新たな基準目盛と
して前の基準目盛と同様に表示させ、該新たな基
準目盛の目盛幅をさらに細分する新たな副目盛を
表示させる一方、前記基準線の試料上の換算長さ
および前記基準目盛の一目盛幅の試料上の換算長
さをキヤラクタ表示することとした。またこのよ
うな表示方法を実施する装置として、水平走査回
路からの水平鋸歯状波信号および垂直走査回路か
らの垂直鋸歯状波信号に基づいて表示画面の所定
位置に倍率に拘らず全長を一定とした基準線を表
示する基準線表示手段と、前記水平鋸歯状波信号
の電圧と前記倍率の変化に応じて電圧値が変化す
る第1基準電圧とに基づいて前記基準線上に前記
基準目盛を表示する基準目盛表示手段と、前記水
平鋸歯状波信号の電圧と前記倍率の変化に応じ前
記第1基準電圧の所定電圧値間を区分する第2基
準電圧とに基づいて前記基準目盛の目盛幅をその
一部の目盛について細分して表示する幅目盛表示
手段と、前記倍率が所定倍率以上に拡大して前記
基準目盛の目盛幅が所定長さ以上に拡大する毎
に、前記副目盛を新たな基準目盛として前の基準
目盛と同様に表示し、該新たな基準目盛の目盛幅
をさらに細分する新たな副目盛を表示する表示変
換手段と、前記基準線の全長および前記基準目盛
の一目盛幅の試料上の換算長さをキヤラクタ表示
するキヤラクタ表示手段とを有することとした。
[実施例] 以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を説
明する。
第1図ないし第3図は、本発明の実施例に係る
試料像の倍率表示方法を示すものである。
第1図において、符号10は試料像の表示画面
であり、この表示画面10には、試料像15とと
もに基準線20および基準線に関する情報がキヤ
ラクター30によつて表示される。
前記基準線20は、試料像15の倍率変化にか
かわらず、表示画面10上で常に一定の長さを有
するものである。そして、この基準線20には、
基準線20を区分する基準目盛25と基準目盛2
5の間を等分に細分する副目盛26が表示され
る。基準目盛25は、基準線20の左端を0とし
て、例えば試料像15上の1μm−目盛として右
方に順次表示されてゆくものである。また、副目
盛26は、第2図で拡大して示すように、基準目
盛25の間を等分(例えば10等分)に細分するも
のであるが、副目盛26の表示位置は、基準目盛
25の0と1の間ないし5と6間等、適宜変更し
うるものとする。尚、基準目盛25と副目盛26
は、例えば、基準目盛25を大きく、副目盛26
を小さく表示することで区別する。
基準線20の右下方に表示される情報は、第2
図に示すように、試料像15の拡大率を表わす倍
率表示31、基準線20の長さが相当する試料像
15上の長さを表わす基準線長さ32、基準目盛
25の一目盛長さが相当する試料像15上の長さ
を表わす基準目盛長さ33であり、これらが数字お
よびその単位等のキヤラクター30で表示され
る。従つて、これらの表示によつて試料像15の
長さを正確に知ることができることになる。
第3図は、このような倍率表示方法の種々の場
合を示すものである。すなわち、前記基準目盛2
5および副目盛26は、試料像15の倍率を拡大
することにより、順次右方へ移動して、夫々の一
目盛幅が倍率に応じて拡大する。従つて、基準目
盛25は基準線20の右端を越えると順次消失す
る。また、このとき、拡大した基準目盛25の間
(例えば、0と1)には、新たな副目盛26が表
示される。また、倍率の拡大に応じてキヤラクタ
ー30の表示も順次変更されてゆく。
これと逆に、倍率を減少する場合には、倍率表
示は、上記倍率を拡大した場合とは反対の表示が
なされる。すなわち、第3図に示すように、高倍
率状態から低倍率状態へ移行すると、新たな基準
目盛25が基準線20の右端に表われるととも
に、倍率が一定以下になると、それまでの基準目
盛25は副目盛26に変更される。また、倍率の
変更に応じてキヤラクター30による各表示3
1,32,33の数値も変更される。
尚、基準目盛25および副目盛26は、視覚的
に区別しうる表示であれば良いから、第1図ない
し第3図に示したような基準線20に対する垂直
線による表示だけでなく、他の表示方法、例えば
色彩を変える等の表示方法であつても良い。
次に、上記表示方法を実施するための倍率表示
装置に関し、その実施例を説明する。
第4図は、本発明の実施例に係る試料像の倍率
表示装置を示すものである。この装置は、電子顕
微鏡本体(図示せず)に設けられた水平偏向コイ
ル40および垂直偏向コイル41に供給する電流
を倍率切換装置42,43によつて切り換えるこ
とにより、CRT45上に試料像15を拡大して
表示するとともに、基準線表示手段50、目盛表
示手段60、キヤラクター表示手段70の各手段
によつて試料像15上の長さに関する必要な情報
の表示を行うものである。
この図において、51は、水平偏向コイル4
0、CRT水平走査コイル47および比較回路5
2に鋸歯状波信号Exを出力する水平走査回路、
53は基準線20の始点と終点を位置決めするた
めの基準電圧E0、E10を比較回路52に印加する
基準電圧源である。この比較回路52は、第5図
a,bに示すように、基準電圧E0、E10と鋸歯状
波信号Exとが一致するt1、t2…t12の時点で、ゲ
ート回路54に対してパルス信号を出力する。ま
た、55は、垂直偏向コイル41、CRT垂直走
査コイル48および比較回路56に鋸歯状波信号
Eyを供給する垂直走査回路、57は基準線20
の太さと表示画面10上での表示の高さ位置を決
定するための基準電圧V1、V2を比較回路56に
入力する基準電圧源である。この比較回路56
は、第5図c,dに示すように、基準電圧V1、
V2と鋸歯状波信号Eyが一致したときにta〜tb間
でHレベルとなるパルス信号をゲート回路54に
対して出力する。ゲート回路54は、比較回路5
2,56の信号が一致した時点でゲートを開き、
第5図eのような信号を合成回路44に対して出
力する。これによつて、CRT45の表示画面1
0に、一定の長さの基準線20が適宜の位置に表
示される。
61は、基準線20を区分する基準目盛25の
数と同数の、それぞれ電圧値の異なつた基準電圧
E0〜E9を比較回路62に対して供給する目盛基
準電圧源である。比較回路62には水平走査回路
51からの鋸歯状波信号Exが入力されており、
第6図a,bに示すように、基準電圧E0〜E9
鋸歯状波信号Exが一致した時点で、10個単位の
パルス信号をゲート回路63に対して出力する。
また、基準線20の右端に表示される基準目盛2
5を表示するための基準電圧E10は、倍率と無関
係になるよう、独立した基準電圧源64から比較
回路62に入力される。従つて、比較回路62
は、第6図c,dに示すように、鋸歯状波信号
Exと基準電圧E10が一致したときにもパルス信号
を発生する。
一方、65は、基準目盛25の目盛高さを決定
する基準電圧V1、V3を比較回路66に印加する
基準電圧源である。比較回路66には、垂直走査
回路55から鋸歯状波信号Eyが入力されており、
第6図e,fに示すように、鋸歯状信号Eyと基
準電圧V1、V3が一致したときにta〜tc間でパル
ス信号を発生する。このため、ゲート回路63
は、比較回路62,66からの信号が一致したと
きに、第6図gに示すように11個のパルス信号を
発生する。これにより、基準線20上には、当該
基準線20を10等分する基準目盛25が表示され
ることになる。尚、基準電圧E1〜E9は、倍率の
切り換えに連動して電圧値を変える倍率基準電圧
源46の倍率基準電圧に応じて変動するから、第
7図aに示すように、倍率が高くなつたときに
は、基準電圧E1〜E9も変動して、鋸歯状波信号
Exよりも電圧値が高くなる。このため、比較回
路62から発生するパルス信号の数は、第7図b
に示すように、倍率の拡大によつて、基準目盛2
5に対応して設定されているE1〜E9の電圧値が、
一定値である基準電圧E10よりも次々に高くなつ
て行くので、それに伴つて減少していくものであ
る。但し、目盛基準電圧源61は基準電圧E0
基準に設定するから、倍率を変えても基準電圧
E0は変化しない。従つて、基準線20の左端に
表示される基準目盛25は、常に固定した位置に
留まつていることになる。また、第7図c,dに
示すように、基準電圧E10も倍率と無関係に常に
一定値として印加されるから、比較回路62から
は常に一定時点でパルス信号が発生する。従つて
基準線20の右端には、常に基準目盛25が固定
的に表示され続けることになる。結局、倍率を高
くしたときには、基準線20の左端と右端に固定
的に基準目盛25が表示される他、倍率に応じて
基準電圧E1〜E9が大きくなつて行き、基準電圧
E0とE10との間にあるE1〜E9が、E9、E8、…E1
順にE0とE10の間に含まれなくなり、こうして基
準線20上に表示される基準目盛25は、順次右
方に移動して消失してゆく(第7図e参照)。
67は、基準目盛25を等分に区分する副目盛
26の数と同数の、それぞれ異なつた基準電圧
E00、E01、…E09(E01〜E09は例えば、E0〜E1間の
電圧値とする)を比較回路68に印加する副目盛
基準電圧源である。比較回路68には、水平走査
回路51からの鋸歯状波信号Exが入力され、当
該比較回路68は、鋸歯状波信号Exと基準電圧
E00〜E09が一致したときに、第8図a,bに示す
ように、前記比較回路62と同様にパルス信号を
発生する。この信号がゲート回路63、合成器4
4を介して輝度変調信号としてCRT45のグリ
ツドに供給され、表示画面10において、基準目
盛25を細分する副目盛26として表示される。
尚、基準電圧E01〜E09は、倍率の切り換えによつ
て変化するが、基準電圧E00は一定である点は、
前記目盛基準電圧E0〜E9と同様である。また、
この基準電圧E00〜E09の値のとり方によつて、副
目盛26は、基準目盛25の任意の間を等分する
ように表示することができるようになる。
71は、倍率表示回路、72は基準線長さ表示
回路、73は基準目盛長さ表示回路である。これ
らの回路71,72,73は、マイクロコンピユ
ータ等の演算装置によつて、情報として表示すべ
き数字を算出するとともに、該算出結果を情報信
号として合成器44に出力する。尚、各表示回路
71,72,73は、キヤラクター30の表示位
置を決めるために、垂直走査回路55から鋸波状
波信号Eyをとり、予め設定された基準電圧と一
致する位置にキヤラクター30を表示するもので
ある。
以上のようにして、ゲート回路54,63およ
び各表示回路71,72,73から合成器44に
入力された各信号は、輝度変調信号としてCRT
45のグリツド電極に出力され、表示画面10上
に、基準線20、基準目盛25、副目盛26、キ
ヤラクター30を表示するものである。尚、
SEM本体の水平偏向コイル40および垂直偏向
コイル41とCRT45の水平偏向コイル47お
よび垂直偏向コイル48が走査回路51,55の
信号によつて同期されていることは勿論である。
この倍率表示装置の作用を第3図を用いて説明
する。
今、仮に、第3図aのように倍率が1倍で、基
準線長さが100mmに設定されていた場合、表示画
面10上には基準線表示手段50によつて100mm
の長さの基準線が表示されるとともに、表示回路
71,72によつて倍率×1、および基準線長さ
が相当する試料像15上の換算長さ100mmがキヤ
ラクター表示される。また、目盛表示手段60に
よつて基準線20を10等分するような基準目盛2
5が表示される。また、基準目盛25の一目盛長
さの試料像15上の換算長さが、基準目盛長さ表
示回路73によつて10mmと表示される。更に、副
目盛26も表示されその一目盛は1mmとなるが、
その換算長さのキヤラクター表示はされない。
次に、第3図bに示すように、倍率を2倍にす
ると、倍率基準電圧が2倍となる。これによつ
て、目盛基準電圧源61の印加電圧も2倍とな
り、基準目盛25および副目盛26の間隔も2倍
となつて表示される。この時、基準電圧源64の
基準電圧E10を越える部分は表示されないことに
なる。この時のキヤラクター表示は、倍率が×2
となり、基準線長さは50mmとなり、基準目盛長さ
は10mmとなる。次に、第3図cのように倍率を5
倍に切り換えると、目盛25,26の間隔は5倍
に広がる。このとき、キヤラクター表示は、倍率
が×5、基準線長さ20mm、基準目盛長さ10mmとな
る。更に第3図dに示すように倍率を10倍にする
と、基準電圧E1と不変の電圧E10との電圧値が等
しくなり、このとき副目盛26が基準目盛25の
0と1との間に新たに表示され、基準線20及び
副目盛26の表示は、倍率が1倍のときの基準線
20及び基準目盛25の表示と同様に表示され
る。すなわち、基準目盛の一目盛幅が所定倍率の
10倍に拡大した時、基準目盛25の目盛幅を細分
する副目盛26が、基準目盛と同様な大きさと形
状で表示される。しかし、この場合には、キヤラ
クター表示が倍率×10、基準線長さ10mm、基準目
盛1000μと表示されるから、換算長さが変わつた
ことを知ることができる。
このようにして、倍率の切り換えによつて、キ
ヤラクター表示は変化するが、基準線の長さは同
じであり、また目盛線25,26は、10倍ごとに
同一表示として繰り返されることになる。従つ
て、基準線長さ、基準目盛長さは、倍率が10倍、
100倍、1000倍…のように拡大するにつれて、1/1
0、1/100、1/1000と小さくなつてゆく。すなわ
ち、倍率の桁が変わる度に基準線長さ等の桁数も
変わつてゆく。
尚、上記実施例に係る倍率表示装置の基準線表
示手段50および目盛表示手段60の説明は、ア
ナログで処理するとして説明したが、本発明はこ
れに限らず、マイクロコンピユータ等を用いたデ
ジタル処理のように、同様な作動を行う他の手段
を用いて構成しても良いことは勿論である。
以上説明したように、本発明の実施例に係る倍
率表示方法とその装置によれば、基準線20およ
び基準目盛25、副目盛26の表示と各キヤラク
ター表示によつて試料像上の長さを正確に知るこ
とができる。また、倍率によつて、基準線20等
の換算長さが整数とならない場合であつても、各
目盛25,26と表示された各数字に基づいて容
易に試料像15上の長さを計算することができる
ため・測定が正確なものとなる。また、基準線2
0の長さは常に一定であるから、表示画面10か
らはみ出したり、小さすぎて見えなくなつたりす
ることがなく、正確な測定が可能となる。更に、
試料像15上の換算長さをキヤラクター表示する
から、表示画面10を写真に写して引伸ばした場
合でも、そのままの寸法で測長することができる
ことになる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明は、試料像を表示
する表示画面上に、倍率に拘らず全長を一定とし
て表示する基準線と、該基準線に試料像の倍率に
応じて変化する目盛幅を形成する基準目盛とを有
し、前記一定に表示された基準線の長さを、倍率
に応じて変化する基準目盛の長さにより区切つて
表示するとともに、該基準目盛の一目盛幅が所定
幅以上に拡大したとき該基準目盛の目盛幅を細分
する副目盛を表示し、前記基準線の試料上の換算
長さ及び前記基準目盛の一目盛幅の試料上の換算
長さをキヤラクタ表示するようにしたものであ
る。従つて、本発明によれば、それらの倍率表示
を用いることによつて、試料像の大小に拘わら
ず、正確な試料像上の長さを測定することができ
る。また、倍率の切り変えによつて、基準線等の
換算長さが端数のついた複雑な数値になつても、
基準線と換算長さおよびそれを区分する基準目盛
の換算長さ、更に基準目盛を細分する副目盛が表
示されるから、換算長さの計算が容易となり、計
算間違いがなくなつて、測定の正確性を斯すこと
ができる。また、計算が容易となるため、拡大率
を変化させて換算長さを整数にする等の装置の操
作上の制限を受けることがなくなるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例に係る試料像の倍率
表示方法を示す図、第2図は表示画面上の倍率表
示を示す第1図の部分拡大図、第3図は種々の倍
率に応じた表示方法を示す図、第4図は本発明の
実施例に係る倍率表示装置を示すブロツク図、第
5図ないし第8図は本発明の実施例に係る倍率表
示装置の作動を示すタイムチヤート、第9図およ
び第10図は従来の倍率表示方法を示す図であ
る。 10……表示画面、20……基準線、25……
基準目盛、26……副目盛、30……キヤラクタ
ー、50……基準線表示手段、60……目盛表示
手段、70……キヤラクター表示手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 試料像を表示する表示画面上に、 倍率に拘らず全長を一定として表示する基準線
    と、該基準線に試料像の倍率に応じて変化する長
    さに区切つて表示する基準目盛と、 該基準目盛の目盛幅をその一部の目盛について
    細分して表示する副目盛とを有し、 前記倍率が所定倍率以上に拡大して前記基準目
    盛の目盛幅が所定長さ以上に拡大する毎に、前記
    副目盛を新たな基準目盛として前の基準目盛と同
    様に表示させ、該新たな基準目盛の目盛幅をさら
    に細分する新たな副目盛を表示させる一方、 前記基準線の試料上の換算長さおよび前記基準
    目盛の一目盛幅の試料上の換算長さをキヤラクタ
    表示することを特徴とする試料像の倍率表示方
    法。 2 前記副目盛は、前記倍率が拡大して前記基準
    目盛の一目盛幅が前記倍率の拡大により基準線の
    長さを越えたとき、前の基準目盛と同様に表示さ
    れることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の試料像の倍率表示方法。 3 前記副目盛は、前記基準目盛の一目盛幅の間
    隔を10等分することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の試料像の倍率表示方法。 4 前記基準目盛と副目盛は、視覚的に区別しう
    る方法で表示されることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の試料像の倍率表示方法。 5 水平走査回路からの水平鋸歯状波信号および
    垂直走査回路からの垂直鋸歯状波信号に基づいて
    表示画面の所定位置に倍率に拘らず全長を一定と
    した基準線を表示する基準線表示手段と、 前記水平鋸歯状波信号の電圧と前記倍率の変化
    に応じて電圧値が変化する第1基準電圧とに基づ
    いて前記基準線上に前記基準目盛を表示する基準
    目盛表示手段と、 前記水平鋸歯状波信号の電圧と前記倍率の変化
    に応じ前記第1基準電圧の所定電圧値間を区分す
    る第2基準電圧とに基づいて前記基準目盛の目盛
    幅をその一部の目盛について細分して表示する副
    目盛表示手段と、 前記倍率が所定倍率以上に拡大して前記基準目
    盛の目盛幅が所定長さ以上に拡大する毎に、前記
    副目盛を新たな基準目盛として前の基準目盛と同
    様に表示し、該新たな基準目盛の目盛幅をさらに
    細分する新たな副目盛を表示する表示変換手段
    と、 前記基準線の全長および前記基準目盛の一目盛
    幅の試料上の換算長さをキヤラクタ表示するキヤ
    ラクタ表示手段とを有することを特徴とする試料
    像の倍率表示装置。
JP7417685A 1985-04-10 1985-04-10 試料像の倍率表示方法および装置 Granted JPS61233949A (ja)

Priority Applications (1)

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