JPH0442576A - 薄膜トランジスタ - Google Patents

薄膜トランジスタ

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JPH0442576A
JPH0442576A JP15015990A JP15015990A JPH0442576A JP H0442576 A JPH0442576 A JP H0442576A JP 15015990 A JP15015990 A JP 15015990A JP 15015990 A JP15015990 A JP 15015990A JP H0442576 A JPH0442576 A JP H0442576A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
thin film
gate insulating
cvd method
film transistor
Prior art date
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Pending
Application number
JP15015990A
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English (en)
Inventor
Takashi Nakazawa
尊史 中澤
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Publication of JPH0442576A publication Critical patent/JPH0442576A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はアクティブマトリックス方式の液晶デイスプレ
ィや、イメージセンサや3次元集積回路などに応用され
る薄膜トランジスタに関する。
[従来の技術) 従来の薄膜トランジスタは、例えば、J A P A’
NDISPLAY ’ 86の1986年p196〜p
199に示される様な構造であったにの構造を一般化し
て、その概要を第2図に示す。(a)図は上視図であり
(b)図はAA’ における断面図である。ガラス、石
英、サファイア等の絶縁基板201上に、ドナーあるい
は、アクセプタとなる不純物を添加した多結晶シリコン
薄膜から成るソース電極202及びドレイン電極203
が形成されている。これに接して、ソース配線204と
ドレイン配線205が設けられており、更にソース電極
202及びドレイン電極203の上側で接し両者を結ぶ
ように多結晶シリコン薄膜から成る半導体層206が形
成されている。これらを被覆するようにゲート絶縁膜2
07が熱CVD法により形成されている。更にこれに接
しゲート電極208が設けられている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、従来の薄膜トランジスタは次のような問題点を
有していた。
400℃以下の低温でゲート絶縁膜を形成すると、形成
された絶縁膜の密度が小さく更に絶縁膜中に存在する欠
陥も多く、その結果薄膜トランジスタの表面電荷密度が
約1×1012cm−2と大きくなり、信頼性を著しく
低下させてしまっていた。
又熱CVD法により基板の温度を400 ’Cにf呆持
し、ゲート絶縁膜を形成すると、基板として#7059
 (コーニング社製)を使用した場合、ゲート絶縁膜の
熱膨張係数が約6XIO−’と小さいのに対し、#70
59基板は46xlO−’と大きい為、ゲート絶縁膜形
成後基板の反り、変形、ゲート絶縁膜のひび割れ等が生
し、蒸着トランジスタの欠陥の原因となっていた。又基
板を大型化した場合、上記の現象が顕著に見られ基板の
大型化の大きな妨げとなっていた。
更に熱CVD法は、基板をセットする治具や、チャンバ
ーに付着したSin、の膜質が悪く、容易に剥離してパ
ーティフルが発生し、その結果形成したゲート絶縁膜に
ピンホールが生じ、薄膜トランジスタの欠陥の原因とな
っていた。
本発明は、このような問題点を解決するものであり、そ
の目的とするところは、信頼・はの高い薄膜トランジス
タを大面積にわたり、低欠陥で提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の薄膜トランジスタは、ゲート絶縁膜を、ECR
プラズマCVD法で形成した第一の絶縁膜と、低温で形
成した第二の絶縁膜の二層構造としたことを特徴とする
[実 施 例〕 以下実施例に基づいて、本発明の詳細な説明する。第1
図に本発明による薄膜トランジスタの製造方法を示す。
第1図に示す様に、ガラス、石英、サファイア等の絶縁
基板101上にドナーあるいはアクセプタとなる不純物
を添加した多結晶シリコン、非晶質シリコン等のシリコ
ン薄膜から成るソース電極102及びドレイン電極10
3を減圧CVD法、プラズマCVD等のCVD法により
形成する。その膜厚は500〜5000人が望ましい。
次に多結晶シリコンあるいは非晶質シリコン等のシリコ
ン薄膜から成る半導体層104を減圧CVD法、プラズ
マCVD法等のCVD法により形成する。
その膜厚は2000Å以下が望ましい。次に金属、透明
導電膜等から成るソース配線105及びドレイン配線1
06をスパッタ法あるいは真空蒸着法により形成する。
次にECRプラズマCVD法により5i02、SiN、
等の第1のゲート絶縁膜107を形成する。使用した装
置の概略を第3図に示す。主要部は、プラズマ室303
と試料室310で構成され、プラズマ室303に石英窓
311を返して、周波数2.45GHz、パワー600
wのマイクロ波307が、外周の磁気コイル305によ
り磁界が供給できる。プラズマ室内でマイクロ波と磁界
の相互作用で発生した高活性プラズマとイオン流304
は発散磁界によって資料室310へ輸送され、気相反応
・表面反応を経て、絶縁基板3゜l上に膜が形成される
。S i 02を形成する場合ガスライン306より1
53ccMの酸素ガスが、ガスライン308より65c
cvのS IH4ガスを供給した。この時の圧力は、6
.0XIO−’Torrで、形成速度は約670人/ 
m i nであった。その膜厚は100〜1000人が
望ましい。試料台302に固定された基板301は、高
活性プラズマとイオン流の衝撃効果により、低温で良質
の膜が得られる一方ECRプラズマCVD法により成膜
した膜は高活性プラズマ流の強い方向性の中心に、段差
側壁部にほとんど膜が形成されないかあるいは極く薄い
膜が形成されても脆弱であった。
この結果ゲート電極109とソース電極102あるいは
ドレイン電極103とのゲート耐圧低下、ノーク電流の
増大を招いていた。
次にスパッタリング法、プラズマCVD法、真空蒸着法
、光CVD法等の400℃以下の温度で、SiO□、S
iN等の第二のゲート絶縁膜108を形成する。その膜
厚は500〜2000人が望ましい。
これらの方法で形成した絶縁膜は一般にステップ力バレ
イジも良好であり、段差1111壁部にも平坦部と同様
に膜が形成される。
第二のゲート絶縁膜108を、有機絶縁膜で形成しても
問題ない。例えば、ポリイミド膜をスピンコーティング
法で基板に塗布し、200℃〜300℃の温度で乾燥す
れば、ステップ力バレイシも良好であり、上記のSiO
□、SiNと全く差がなく適用できる。
最後に、不純物を含むシリコン膜、金属、透明導電膜等
より成るゲート電極109を、CVD法、スパッタ法、
蒸着法により形成する。
この様に製造された薄膜トランジスタは、400℃以下
の温度で第一のゲート絶縁膜と第二のゲート絶縁膜を形
成できるため、基板は熱膨張係数の大きいガラス基板を
用いた場合、形成されたゲート絶縁膜とガラス基板の熱
膨張係数の差が問題となることがなく基板の反り、変形
、ゲート絶縁膜のひび割れ等は生しない。
特に30cm角以上の大面積基板を用いた場合、従来問
題となっていた熱膨張係数の差に起因する基板同辺部て
のストレスの増大が無くなり、大面積にわたり均一な特
性を有した薄膜トランジスタが得られる。
更に、第二のゲート絶縁膜を400℃以下の低温で形成
するため、第一のゲート絶縁膜中に大量に含まれる水素
が抜ける事がなく、MO5界面、ゲート絶縁膜中のトラ
ップを少なくてきる。
更に、ゲート絶縁膜を二層構造としたため、ゲート絶縁
膜に存在するピンホールが同一場所に発生する確率は無
視でき、大幅にゲート絶縁膜のショートに起因する欠陥
を低減できる。
更に、ECRプラズマCVD法により形成するゲート絶
縁膜は、絶縁膜を形成する前に、5×10−’Torr
以下の高真空とし、膜の形成も10−’Torr台で形
成するため、形成されたゲート絶縁膜中の不純物が極め
て少なく、その結果薄膜トランジスタの表面電荷密度も
熱CVD法の173〜1/10と小さな値となり、薄膜
トランジスタの信頼性を大幅に向上できる。
本発明の薄膜トランジスタの特性を第4区に示す。横軸
はゲート電圧■。8、縦軸はドレイン電流Ioの対数値
である。ドレイン電圧V。3は4v、チャネルFLチャ
ネル幅ともに10μmである。
半導体層には多結晶シリコンを用いその膜厚は200人
、ゲート絶縁膜はSiO□を用いての膜厚は1500人
である。破線は従来の熱CVD法によりゲート絶縁膜を
形成した薄膜トランジスタ、実線は本発明のECRプラ
ズマCVDにより形成した薄膜トランジスタである。第
4図から明らかな様に表面電荷密度が減少したため、ゲ
ート電圧0■でのドレイン電流工ゎが約4個小さくなり
、サブスレショルド卸域での立上がりも急峻となり、特
性が向上している。この結果液晶デイスプレィに応用し
た場合低電圧駆動が可能となり、コントラスト比の大き
い高画質のデイスプレィが実現できる。
イメージセンサや3次元集積回路へ応用した場合、低電
圧駆動、低消費電力が実現できる。
[発明の効果1 本発明は次のようなすぐれた効果を有する。
第一に、第二のゲート絶縁膜を400℃以下の低温で形
成するため、第一のゲート絶縁膜中に大量に含まれる水
素が抜ける事なく、良好なMO5界面を有した薄膜トラ
ンジスタを、大面積にわたり、均一に形成する。
第二に、薄膜トランジスタの表面電荷密度がl X l
 O−” cm−2〜3 x 10−z Cm−2と少
なく、信頼性を大幅に向上できる。
第三にECRプラズマCVD法は原理的にパーティクル
との発生が少なく、ピンホール等の欠陥の少ないゲート
絶縁膜が容易に得られ、更にゲート絶縁膜と二層構造と
したため、ピンホールが第一の絶縁膜、第二の絶縁膜に
同一場所に発生する確率は無視でき、薄膜トランジスタ
の欠陥を大幅に低減できる。
第四に、薄膜トランジスタの電気活性が向上し、低電圧
駆動が可能で高コントラスト比の液晶デイスプレィが実
現できる。
以上のように、本発明の薄膜トランジスタは数多くの優
れた効果を有するものであり、その応用範囲は、デイス
プレィ用のアクティブマトリクス基板やその周辺回路、
イメージセンサ、3次元集積回路など多岐にわたる。
【図面の簡単な説明】
第1区は本発明の薄膜トランジスタの製造方法を示した
断面図。 第2図は従来の薄膜トランジスタの構造を示しくa)は
上線図、(b)は断面図。 第3図はECRプラズマCV[>装置の概略図。 第4図は薄膜トランジスタの特性を示すグラフ。 101 、201. 102、202 103、203 104、206 105、204 106、205 107、207 108  ・ ・絶縁基板 ・ソース電極 ・ドレイン電極 ・半導体層 ・ソース配線 ・ドレイン配線 ・第一絶縁膜 ・高活性プラズマ 109.304・・・・・・イオン流 110.208・・・・・・ゲート電極303・・・・
・・・・・ プラズマ室305・・・・・・・・・・6
n気コイル306.308・・・・・・ガスライン30
7・・・・・・・・・・マイクロ波309・・・・・・
・・・・真空排気 310・・・・・・・・・・試料室 311・・・・・・・・・・石英窓 ノー7 ケート株 / 以 上

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)絶縁基板上にソース電極及びドレイン電極と、該
    ソース電極と該ドレイン電極を結ぶ半導体層と該半導体
    層を被覆するゲート絶縁膜と該ゲート絶縁膜を介して設
    けられたゲート電極を具備する薄膜トランジスタにおい
    て、該ゲート絶縁膜を電子サイクロトロン共鳴プラズマ
    CVD法(以下ECRプラズマCVD法と呼ぶ)で形成
    した第1の絶縁膜と、低温で形成した第2の絶縁膜の二
    層構造としたことを特徴とする薄膜トランジスタ。
  2. (2)該第2の絶縁膜を、スパッタリング法で形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の薄膜トランジスタ。
  3. (3)該第2の絶縁膜を、プラズマCVD法で形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の薄膜トランジスタ。
  4. (4)該第2の絶縁膜を、真空蒸着法で形成したことを
    特徴とする請求項1記載の薄膜トランジスタ。
  5. (5)該第2の絶縁膜を、光CVD法で形成したことを
    特徴とする請求項1記載の薄膜トランジスタ。
  6. (6)該第2の絶縁膜を、400℃以下の温度で形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の薄膜トランジスタ。
  7. (7)該第2の絶縁膜を、有機絶縁膜としたことを特徴
    とする請求項1記載の薄膜トランジスタ。
JP15015990A 1990-06-08 1990-06-08 薄膜トランジスタ Pending JPH0442576A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100323736B1 (ko) * 1995-08-31 2002-08-14 엘지.필립스 엘시디 주식회사 박막트랜지스터및그제조방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100323736B1 (ko) * 1995-08-31 2002-08-14 엘지.필립스 엘시디 주식회사 박막트랜지스터및그제조방법

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