JPH044212A - 半導体封止用樹脂組成物 - Google Patents

半導体封止用樹脂組成物

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JPH044212A
JPH044212A JP10544090A JP10544090A JPH044212A JP H044212 A JPH044212 A JP H044212A JP 10544090 A JP10544090 A JP 10544090A JP 10544090 A JP10544090 A JP 10544090A JP H044212 A JPH044212 A JP H044212A
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憲一 鈴木
Hisafumi Enoki
尚史 榎
Hikari Okubo
光 大久保
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はガラス転移点(以下Tgという)が高く、耐湿
性、相溶性に優れ、かつ低応力特性に優れた半導体封止
用樹脂組成物に関するものである。
(従来技術) 近年IC,LSI、トランジスター、ダイオードなどの
半導体素子や電子回路等の封止には特性、コスト等の点
からエポキシ樹脂組成物が一般的に用いられている。
しかし、電子部品の量産性指向、高集積化や表面実装化
の方向に進んで来ておりこれに伴い封止樹脂に対する要
求は厳しくなってきている。
特に高集積化に伴うチップの大型化、パッケージの薄肉
化や表面実装時における半田浸漬(200〜300°C
)によって装置にクラックが発生し易くなっており、信
頼性向上のために半導体封止用樹脂としては低応力特性
と耐熱性が強く望まれている。
半導体封止用樹脂としては現在エポキシ樹脂が主流であ
るが、耐熱性という点ではエポキシ樹脂を用いている限
り改良に限界があり、表面実装時の半田浸漬後の信頼性
の高いものが得られていない。
これらの半田耐熱性に対処するには樹脂特性として低応
力であり、かつTgが高く半田浴温度以上であることが
望まれている。
エポキシ樹脂に変わる高耐熱性を有する樹脂としてはマ
レイミド樹脂が注目されてきているが、ビスマレイミド
と芳香族ジアミンとの反応によって得られるアミン変性
マレイミド樹脂は、乾燥時の耐熱性には優れているが、
吸水率が大きく、吸湿時の半田浸漬でクラックを発生し
、信頼性に乏しい欠点がある。
マレイミド樹脂としては、この他に、ポリマレイミドと
アルケニルフェノール類またはアルケニルフェニルエー
テル類などを重合触媒存在下で反応させる例(特開昭5
2−994.58−117219.61−95012.
62−11716.63−230728号公報)もある
が、アミン変性マレイミド樹脂と同様に硬化物は堅いた
め、低応力特性に劣る欠点がある。
低応力特性の改善策として各種シリコーン化合物の添加
が試みられているが、相溶性が著しく劣り、強度が低下
し、吸水率が大きくて、耐湿性、信頼性に欠け、実用上
問題点が多く残る。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の目的とするところは相溶性が良く、−般の特性
を低fさせることなく、耐湿性、低応力特性に優れ、か
つ高耐熱性を有し、半田浸漬後の信頼性に非常に優れた
半導体封止用樹脂組成物を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、(A1)ポリマレイミド100重量部と、(
A2)下記式〔I〕で示されるジヒドロ・ポリシロキサ
ンと、 (R工、R2:炭素数1〜4のアルキル基又はフェニル
基 n;1〜100) 下記式(II )の組成で示されるアリル化フェノール
・芳香族炭化水素樹脂 (R3、R,: −H又はメチル基 0<a、b、c、d<100か’)a+b+c+d=1
00a、b、c、dは各組成の百分率を示す。)又は、
下記式(m)の組成で示されるアリル化ヒドロキシスチ
レン・スチレン共電樹脂とを(0< e 、f 、g 
、h < 100かつe+f+g+h=100e 、f
 、g、hは各組成の百分率を示す。)アリル基/ヒド
ロキシリル基(Si−H)の比が2/1〜10/1で、
ヒドロシリル基の反応率が80%以上になるまで反応さ
せて得られるアリル化ポリシロキサン30〜300重量
部とを、生成樹脂の融点が50〜120°Cになるまで
反応させてなるシリコーン変性マレイミド樹脂と、 (B)有機過酸化物及びトリフェニルホスフィンを必須
成分とすることを特徴とする半導体封止用樹脂組成物で
ある。
体側としては、N 、 N’−tn−フェニレンビスマ
レイミド、N、N’−p−フェニレンビスマレイミド、
N、N’−01−トルイレンビスマレイミド、N、N’
−4,4’−ビフェニレンビスマレイミド、N、N’−
4,4’−(3,3’−ジメチル−ビフェニレンビスマ
レイミド、N、N′−4,4’−(3,3’−ジメチル
ジフェニルメタン〕ビスマレイミド、N、N’−4,4
’−(3,3’−ジエチルジフェニルメタン〕ビスマレ
イミド、N、N’−4,4’−ジフェニルメタンビスマ
レイミド、N、N’−4,4’−ジフェニルプロパンビ
スマレイミド、N、N’−4,4’−ジフェニルエーテ
ルビスマレイミド、N、N’−3,3’−ジフェニルス
ルホンビスマレイミド、N、N’−4,4’−ジフェニ
ルスルホンビスマレイミド、−船蔵(IV)又は(V)
で示される多官能マレイミドなどを挙げることができる
。これらは2種以上含まれていても何ら差しく作用) 本発明において用いられるポリマレイミドの具(R5ニ
ーH、アルキル基又はフェニル基   0< i <1
0)(o<j<10) 本発明に用いられるジヒドロ・ポリシロキサンは下記式
〔I〕で示されるポリシロキサンであり、その重合度n
は1〜100の範囲のものである。
アリル化フェノール・芳香族炭化水素樹脂は、トルエン
樹脂、キシレン樹脂又はキシリレン°ジアルキルエーテ
ルとフェノール又はフェノール樹脂とを反応させて得ら
れるフェノール・芳香族炭化水素’P4脂、例えば、フ
ェノール変性キシレン樹脂(三菱瓦斯化学■製二カノー
ルP−1noなど)やフェノールアラルキル樹脂(三井
専圧■製ミレツクスXL−225など)を、塩化アリル
又は臭化アリルと反応させ、アリル化したもので、下記
式(II)の組成で示されるもので、樹脂中にそれぞれ
の構造をもつ部分が全体としてa、b、c、dの比で存
在しているものである。
(R1、R2:炭素数1〜4のアルキル基又はフェニル
基) 重合度が100より大きい場合、相溶性が低下してしま
う゛。なお、アリル基との反応において、ゲル化させな
い範囲で、3官能以上のポリヒドロ・ポリシロキサンを
併用しても構わない。
(R3、R+ニーH又はメチル基 0<a、b、c、d<100かっ a+b+c+d=1
00a、b、c、dは、各組成の百分率(%)を示す)
好ましくは、10≦a≦70、lO≦b≦40.10≦
d≦70が良い。
a成分は、熱時強度の向上と吸水率を下げるのに効果が
あるが、ポリマレイミドとの樹脂生成反応においては、
殆ど反応しないため、多過ぎると樹脂が固形化せず、相
溶性、作業性が悪化する。
b成分は、ポリマレイミドとの樹脂生成反応においてマ
レイミド基と反応し、ポリマレイミドとポリシロキサン
との相溶性を改善する重要な成分である。しかし、多過
ぎると硬化物中にフェノール性水酸基が増えるため、吸
水率が大きくなって好ましくない。
d成分は、吸水率を下げ、信頼性の向上に著しい効果が
ある。しかし、多過ぎると樹脂生成反応及び硬化反応に
おける反応性が悪化して封止材料に適さない。
アリル化ヒドロキシスチレン・スチレン共重合樹脂は、
ヒドロキシスチレン・スチレン共重合物(例えば、丸善
石油化学■製マルカ・リンカ−C8Tなど)を、塩化ア
リル又は臭化アリルと反応させ、アリル化したもので、
下記式(m)の組成で示されるもので、樹脂中にそれぞ
れの構造をもつ部分が全体としてe + f + g 
* hの比で存在しているものである。
(0<e、f、g、h<100かつ e+f+g+h=
100e、f、g、hは、各組成の百分率(%)を示す
)好ましくは、10≦e≦70.10≦f≦40.10
≦h≦70が良い。
e成分は、熱時強度の向上と吸水率を下げるのに効果が
あるが、ポリマレイミドとの樹脂生成反応においては、
殆ど反応しないため、多過ぎると樹脂が固形化せず、相
溶性、作業性が悪化する。
f成分は、ポリマレイミドとの樹脂生成反応にお〜)で
マレイミド基と反応し、ポリマレイミドとポリシロキサ
ンとの相溶性を改善する重要な成分である。しかし、多
過ぎると硬化物中にフェノール性水酸基が増えるため、
吸水率が大きくなって好ましくない。
h成分は、吸水率を下げ、信頼性の向上に著しい効果が
ある。しかし、多過ぎると樹脂生成反応及び硬化反応に
おける反応性が悪化して封止材料に適さない。
ジヒドロ・ポリシロキサンとアリル化フェノール・芳香
族炭化水素樹脂又はアリル化ヒドロキシスチレン・スチ
レン共重合樹脂との反応におけるアリル基/ヒドロキシ
リル基(Sj−H)の比は、271〜10/1が良い。
アリル基が少な過ぎると、ポリマレイミドとの相溶性、
成形性、硬化物の機械強度が悪化する。多過ぎると、逆
にポリシロキサンが減るので、低応力特性が改善されな
い。
反応条件は、特に限定されるものではないが、−例を示
すと、塩化白金酸存在下、トルエン溶媒中で90°C〜
還流温度で反応させ、反発後塩化白金酸を水/トルエン
による抽出洗浄で除去し、トルエンを留去してアリル化
ポリシロキサンを得る。
反応は、ヒドロシリル基(Si−H)の反応率が80%
以上になるまで行うのが良い。反応率が80%未満の場
合は、成形品に遊離のポリシロキサン成分が滲み出し、
外観を悪化させたり金型くもりが発生する。
ポリマレイミドとアリル化ポリシロキサンとの反応は、
反応条件を特に限定するものではないが、−例を示すと
、アリル化ポリシロキサンを130〜150°Cに加熱
し、これにポリマレイミドを添加して行う。アリル化ポ
リシロキサンの量は、ポリマレイミド100重量部に対
し、30〜300重量部が良い。
少な過ぎると低応力特性が得られない。多過ぎると機械
強度、Tgが下がり、半田浸漬時にクラックを発生する
。反応の終点は、得られた樹脂の融点が50〜120℃
の範囲となるまで反応させる。なお、反応の終点を確認
するには、反応系より少量の樹脂を取り出し、冷却し、
融点を測定し、確認する。
有機過酸化物としては、ジ−t−ブチルパーオキシド、
t−ブチルクミルパーオキシド、ジクミルパ−オキシド
、1,3−ビス−(t−ブチルパーオキシ−イソプロピ
ル)ベンゼン、1,1−ジ−t−ブチルパーオキシ−3
,3,5−トソメチルシクロヘキサン、1,1−ジ−t
−ブチルパーオキシシクロヘキサンなどのジアルキルパ
ーオキシド、t−ブチルパーベンゾエートなどのアルキ
ルパーエステルを挙げることができる。
これらは、単独もしくは2種以上を併用しても構わない
。有機過酸化物の量は、シリコーン変性マレイミド樹脂
100重量部に対し0.01〜5重景部重量い。少な過
ぎるとTgが下がって半田浸漬時にクラックを発生する
。多過ぎると堅くなってTgは上がるが、硬化物の構造
が不均質になり脆くなって、吸水率も大きく信頼性に欠
ける。
トリフェニルホスフィンは、シリコーン変性マレイミド
樹脂100重量部に対して0.1〜5重量部が良い。ト
リフェニルホスフィンは、有機過酸化物により開始され
たラジカル重合反応を妨げることなく、連鎖数の少ない
アニオン重合を行わせ、硬化物の構造が比較的均質にな
り、吸水率を下げる効果がある。イミダゾール類では、
有機過酸化物の触媒作用を妨害してTgを下げる。
本発明の樹脂を用いて成形材料化するには硬化促進剤、
エポキシ樹脂、無機充填材、滑剤、難燃剤、離型剤、シ
ランカップリング剤等を必要に応じて適宜配合添加し、
加熱混練することによって材料化できる。
本発明の半導体封止用樹脂組成物を成形材料として製造
する一般的な方法としては、これらの必須成分に各種添
加剤を加えて均一に混合した組成物をニーダ−1熱ロー
ル等により混線処理を行い、冷却後粉砕して成形材料と
する。
得られた成形材料を半導体の封止用として用いれば高T
gであり、しかも低応力特性に優れ、非常に信頼性の高
い半導体封止用樹脂組成物を得ることができる。
(実施例) [アリル化フェノール・芳香族炭化水素樹脂及びアリル
化ヒドロキシスチレン・スチレン共重合樹脂の合成] 合成例1 撹拌装置、還流冷却器、温度計及び滴下ロートを付けた
反応容器に、第1表の処方に従って、水酸化カリウムと
、水/アセトン(1/1)の混合溶媒を入れて溶解させ
、これにフェノール変性キシレン樹脂を添加し、溶解さ
せた。
この溶液を加熱し、臭化アリルを添加して、還流下3時
間反応させた。その後、塩酸で中和して、アセトンと未
反応の臭化アリルを留去し、トルエン1リツトルを添加
した。分液ロートに移し、水洗を3回行い、エバポレー
ターで溶媒を除去した。
更に、175°C14時間加熱処理をして、アリル化フ
ェノール芳香族炭化水素樹脂を得た。生成物の組成は第
1表に示した。
合成例2 合成例1のフェノール変性キシレン樹脂を、ヒドロキシ
スチレン・スチレン共重合物に置き換えて同様に反応さ
せたものである。
参考例1 合成例1のフェノール変性キシレン樹脂を、フェノール
P4脂に置き換えて、同様に反応させたものである。
実施例 実施例1〜2 撹拌装置、還流冷却器及び温度計を付けた反応容器に、
合成例1のアリル化フェノール・芳香族炭化水素樹脂と
トルエンを第2表の処方に従って入れ、均一に溶解して
から、塩化白金酸イソプロパツール溶液を添加した。こ
れにジヒドロポリシロキサンを加え、90°Cで2時間
反応させた。反応1!、分液ロートに移し、水洗を3回
行い、エバポレーターで溶媒を除去して、アリル化ポリ
シロキサンを得た。ヒドロシリル基の反応率はいずれも
80%以上である。
次に、撹拌装置、減圧蒸留装置及び温度計を付けた反応
容器に、得られたアリル化ポリシロキサンを第3表の処
方に従って入れ、130°Cに加熱してから、ポリマレ
イミドを加え、減圧下(約20mmHg)で反応させた
。得られたシリコーン変性マレイミド樹脂は、均質で、
融点を第3表に示した。
実施例′3 実施例1のアリル化フェノール芳香族炭化水素樹脂を、
合成例2のアリル化ヒドロキシスチレン・スチレン共重
合樹脂に置き換えて、同様に反応させた。得られたシリ
コーン変性マレイミド樹脂は、均質で、融点を第3表に
示した。
比較例1 実施例1のアリル化フェノール芳香族炭化水素樹脂を減
らし、ジヒドロポリシロキサンの量を増やして、実施例
1と同様に反応させた。得られたシリコーン変性マレイ
ミド樹脂は、第3表に示したように不均質で、油状のシ
リコーン成分が滲み出していた。
比較例2 重合度(n)の大きいジヒドロポリシロキサンを用いて
、同様に反応させた。相溶性が非常に悪く、得られたシ
リコーン変性マレイミド樹脂は不均質で、油状のシリコ
ーン成分の滲み出しもあった。
比較例3 参考例1を用いて、実施例1と同様に反応させた。
実施例4〜6 第4表に示す配合に従って、実施例1〜3で得たシリコ
ーン変性マレイミド樹脂に、シリカ粉末、硬化促進剤、
アミノシラン、着色剤および離型剤を加え、熱ロールで
混練して成形材料を得た。得られた成形材料をトランス
ファー成形により180°C13分で成形しフクレの無
い光沢の有る成形品が得られた。この成形品をさらに1
80°C18時間後硬化を行い特性を評価した。結果を
第4表に示す。
実施例1〜3の樹脂を用いた実施例4〜6の成形材料は
、シリコーンを含まない比較例11に比べ常温での曲げ
弾性率が小さく、低応力で、内部応力も小さい。しかも
、ガラス転移点温度が高く、260°Cでの曲げ強度も
大きく、耐熱性、耐半田クラック性に優れ、吸水率も小
さい。
比較例5〜11 実施例4〜6と比較のため、第4表に示す配合で同様に
成形材料を作成し成形した。
比較例5は、実施例4のジクミルパーオキシドをトリフ
ェニルホスフィンに置き換えたものであるが、有機過酸
化物が入っていないため、吸水率は少ないが、Tgが下
がり、耐半田クラック性は充分でない。
比較例6は、実施例4のトリフェニルホスフィンをジク
ミルパーオキシドに置き換えたものであるが、有機過酸
化物だけではTgは高いが、曲げ強度が下がり、吸水率
が大きくなって、これでも耐半田クラック性は充分でな
い。
比較例7は、比較例1の樹脂(アリル基/ヒドロシリル
基= 171 )を用いたものであるが、金型くもりな
どがあって成形性及び成形品の外観が悪り、′曲げ強度
も低い。
比較例8は、参考例1の芳香族炭化水素成分を含まない
フェノール樹脂 を用いたもので、曲げ強度は大きく、ガラス転移温度は
高いが、吸水率が大きいため、耐半田クラック性は充分
でない。
比較例9は、実施例4とほぼ同じ組成であるが、単に配
合時に混ぜたものである。比較例7と同様に成形品の外
観が悪く、曲げ強度が低い。
比較例10は、ポリシロキサンを含まないものである。
成形品の外観、曲げ強度、ガラス転移温度は比較例8と
同様に良好であるが、曲げ弾性率と吸水率が大きいため
、耐半田クラック性は充分でない。
第 表 (発明の効果) 本発明の製造方法による半導体封止用樹脂を用いた成形
物は高Tgであり、耐湿性及び熱時の強度に優れている
ため封止体の耐半田クラック性が良く、かつ低応力であ
り耐ヒートサイクル性にも優れており、半導体封止用樹
脂組成物として非常に信頼性の高い優れたものである。
(注)$1:三菱瓦斯化学■製 本2;丸善石油化学■製 *3:住人デュレズ■製 二カノールP −100 マルカリン力−C8T7G PR−51470 手続補正書 (1)特許請求の範囲を別紙の通りに補正する。
平成2年 7月 11日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A_1)ポリマレイミド100重量部と、(A
    _2)下記式〔 I 〕で示されるジヒドロ・ポリシロキ
    サンと、 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・〔 I
    〕 (R_1、R_2:炭素数1〜4のアルキル基又はフェ
    ニル基 n:1〜100) 下記式〔II〕の組成で示されるアリル化フェノール・芳
    香族炭化水素樹脂 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼
    、▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔II〕(R
    3、R4:−H又はメチル基 0<a、b、c、d<100かつa+b+c+d=10
    0a、b、c、dは各組成の百分率を示す。)又は、下
    記式〔III〕の組成で示されるアリル化ヒドロキシスチ
    レン・スチレン共重樹脂とを ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼
    、▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔III〕(
    0<e、f、g、h<100かつe+f+g+h=10
    0e、f、g、hは各組成の百分率を示す。)アリル基
    /ヒドロキシリル基(Si−H)の比が2/1〜10/
    1で、ヒドロシリル基の反応率が80%以上になるまで
    反応させて得られるアリル化ポリシロキサン30〜30
    0重量部とを、生成樹脂の融点が50〜120℃になる
    まで反応させてなるシリコーン変性マレイミド樹脂と、 (B)有機過酸化物及びトリフェニルホスフィンを必須
    成分とすることを特徴とする半導体封止用樹脂組成物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0688805A1 (en) 1994-06-24 1995-12-27 Mitsui Toatsu Chemicals, Incorporated Phenol aralkyl resins, preparation process thereof and epoxy resin compositions
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