JPH0442053Y2 - - Google Patents

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JPH0442053Y2
JPH0442053Y2 JP1986179097U JP17909786U JPH0442053Y2 JP H0442053 Y2 JPH0442053 Y2 JP H0442053Y2 JP 1986179097 U JP1986179097 U JP 1986179097U JP 17909786 U JP17909786 U JP 17909786U JP H0442053 Y2 JPH0442053 Y2 JP H0442053Y2
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cutting blade
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rough
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は鋳造品等のバリ取り装置に関する。
(従来の技術) ダイキヤストや溶湯鍛造等の鋳造あるいは鍛造
により鋳造粗材あるいは鍛造粗材に発生したバリ
を除去するバリ取り装置に関しては、例えば実開
昭59−44664号、実開昭61−87651号等に示されて
いるが、ここでは第5図を例にとつて説明する。
同図において、1は下型、2は下型1に対して
進退動自在な移動プレートで、この移動プレート
2は図示しないプレス機によつて駆動されるよう
になつている。移動プレート2には上型ホルダ3
が固定され、上型ホルダ3には切刃4がボルト5
によつて固定されている。6は移動プレート2を
貫通する移動自在な押し棒で、その一端には粗材
7を下型1に押圧する押え板8が取り付けられ、
また他端は駆動板9に固定されている。この駆動
板は前記図示しないプレス機によつて上下動され
るようになつている。
粗材7のバリ取りを行うには、下型1に粗材7
を設置した後、図示しないプレス機を作動させ、
押え板8を下降させて粗材7を下型に押圧し、同
時に下降してくる上型ホルダ3に固定された切刃
4により粗材7にバリが除去される。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のような従来例では、切刃4が上型ホルダ
3に固定されているため、粗材7の寸法にばらつ
きがあり、設定値よりも大きい場合にはかじり割
れが発生し、また小さい場合にはバリ残りが発生
する。
そこで粗材の寸法にばらつきが生じないように
鋳造に使用されるプレス型および鋳造型のキヤビ
テイの寸法精度を高精度に確保することが要求さ
れているが、これは種々の点で不利を伴うことに
なる。
もつとも粗材ごとに切刃4の位置調整を行うこ
とによつて粗材の寸法のばらつきに対処すること
も考えられるが、この位置調整は頗る時間がかか
るばかりか切刃4の位置を高精度に調整すること
は極めて困難である。
本考案は上記問題点を解決するためになされた
もので、粗材の寸法にばらつきがあつてもかじり
割れ不良やバリ残り不良が発生しないバリ取り装
置を得ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、下型にバリ取りすべき粗材を設置
し、上型ホルダに取り付けた切刃によつて粗材の
バリ取りを行うバリ取り装置において、前記切刃
を前記上型ホルダの移動方向に対して交差する方
向に移動自在に設け、前記上型ホルダに前記切刃
を常時は粗材側へ付勢する付勢手段を設け、前記
切刃は、その下端に上型ホルダの下降に応じて粗
材の形状に倣い該切刃を移動させる倣い部を有す
ると共に、該倣い部より上位となる部分に該倣い
部に対して所定の間隙を開けてカツタ部を有して
いる。
(作用) 粗材を下型に設置した後、上型ホルダを下型に
接近させると、切刃の倣い部が粗材の形状に倣つ
て変位し、この変位は上型ホルダの移動方向と交
差する方向における切刃の変位となつて表われ、
したがつてカツタ部も同方向に変位する。そし
て、上型ホルダがさらに下降すると、倣い部がバ
リを乗り越えてカツタ部が付勢手段により粗材面
に押付けられ、その接触状態を維持してバリ取り
が行われる。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面を参照しながら説明
する。第1図において、10は下型で、この下型
10には鋳造品等の粗材11が設置される。12
は移動プレートで、図示しないプレス機によつて
上下動させられることにより、下型10に対し接
近し、また離間する。この移動プレート12には
上型ホルダ13が固定され、上型ホルダ13には
切刃14が横方向に移動自在に取付けられてい
る。
次にこの切刃14について説明する。
切刃14はその先端部に位置する倣い部15
と、倣い部15よりも上位に位置するカツタ部1
6とからなつており、倣い部15とカツタ部16
とは所定の間隙を開けて対峙している。倣い部1
5は、上型ホルダ13の下降時に粗材11の形状
に倣うことから粗材11を傷つけない形状である
こと、そして倣い易い形状であることが要求さ
れ、これらを考慮して横方向かつ下型10に向つ
て膨出する半球形状または湾曲形状に形成されて
いる。
カツタ部16は粗材11のバリ11aを切除す
るためのもので、鋭利なその先端縁部16aは、
倣い部15の曲面に対する接線の中で最も下型1
0寄りに位置する鉛直方向の接線T上に位置して
いる。
上記構成からなる切刃14は上型ホルダ13の
先端部でかつ下型10側に取り付けられている。
この切刃14の上型ホルダ13に対する取付けは
次のようにして行われている。すなわち、切刃1
4に締付けボルト17の軸部17aが挿通自在な
通孔18を形成するとともに上型ホルダ13にボ
ルト17の軸部17aの先端部分が螺合自在な螺
孔19を形成し、さらにボルト17の軸部17a
に摺接自在なカラー20を切刃14の通孔18に
嵌合し、締付けボルト17の軸部17aをカラー
20に挿通させかつその先端部分を螺孔19に螺
合させることにより、切刃14を上型ホルダ13
に横方向に移動自在に取り付ける。切刃14には
さらに通孔18に連なる締付けボルト17の頭部
よりも大径の大径部21が形成され、ボルト17
の頭部はこの通孔18内に位置している。ボルト
17のねじ込み量は、切刃14が粗材11の側面
に当接した時、通孔18および大径部21の境界
をなす段部とボルト17との間に所定の間隔Aが
生ずるように設定されている。したがつて切刃1
4が粗材11から離れている時は、切刃14が間
隔Aだけ粗材11側へ突出するようになつてい
る。
22は締付けボルト17とカツタ部16との間
に位置するガイドボルトで、切刃14にはガイド
ボルト22の先端部が摺動自在に嵌挿されるガイ
ド孔23が形成され、また上型ホルダ13にはガ
イドボルト22が螺合自在な螺孔24とこの螺孔
24よりも大径でかつ切刃14側に位置するばね
孔25とが形成されている。ばね孔25内にはば
ね26が配設され、その一部はばね孔25から突
出して切刃14に当接し、切刃14を下型10方
向に弾発付勢している。
27は粗材11を下型10に押圧する押え板
で、この押え板27は、移動プレート12を貫通
する移動自在な押え棒28の一端に固定され、ま
た押え棒28の他端は図示しないプレス機によつ
て上下動される駆動板29に固定されている。
次に上記構成に係るバリ取り装置の作用につい
て述べる。下型10にバリ取りすべき粗材11を
設置した後、図示しないプレス機を作動させて押
え板27と上型ホルダ13とを下降させると、ま
ず押え板27が粗材11に当接して下型10に押
圧し、ついで切刃14の倣い部15が第2図に示
すように粗材11に当接し上型ホルダ13の下降
とともに粗材11の形状に倣い横方向でかつ下型
10から離れる方向に移動する。そして倣い部1
5が下降して粗材11から離れるまでの間に倣い
部15は下型10から最も離れた最大変位位置に
達し、同時に切刃14も最大変位位置に達する。
その後、さらに上型ホルダ13が下降すると、倣
い部15が粗材11の側面およびバリ11aを乗
り越えて粗材から離間する一方、ばね26により
切刃14が前進してそのカツタ部16が粗材11
の側面に係合し、切刃14は、第3図に示すよう
にそのカツタ部16を粗材11に接触させた状態
を維持して下降し、上型ホルダ13すなわち切刃
14のさらなる下降により、第4図に示すように
バリ11aが除去される。
こうしてバリ取りが完了すると、第4図に示す
ように切刃14が粗材11を下型10に押圧して
いるので、上型ホルダ13が上昇するとこれとと
もに粗材11も上昇し、所定の上昇位置で駆動板
29の上昇のみを停止させれば粗材11は押え板
27によつて払い出されることになる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案では切刃のカツタ
部を粗材面に常に押付けてバリ取りを行うので、
粗材の寸法ばらつきを吸収してかじり割れやバリ
残りの発生を未然に防止することができ、したが
つて粗材ごとに切刃の困難な位置決めを行う必要
がない。
また、この結果粗材の鋳造型キヤビテイとプレ
ス型の精度もそれほど高精度に仕上げる必要がな
いことになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るバリ取り装置の断面図、
第2図ないし第4図は第1図のX部におけるバリ
取り工程を示す説明図、第5図は従来のバリ取り
装置の断面図である。 10……下型、11……粗材、13……上型ホ
ルダ、14……切刃、15……倣い部、16……
カツタ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下型にバリ取りすべき粗材を設置し、上型ホル
    ダに取り付けた切刃によつて粗材のバリ取りを行
    うバリ取り装置において、前記切刃を前記上型ホ
    ルダの移動方向に対して交差する方向に移動自在
    に設け、前記上型ホルダに前記切刃を常時は粗材
    側へ付勢する付勢手段を設け、前記切刃は、その
    下端に上型ホルダの下降に応じて粗材の形状に倣
    い該切刃を移動させる倣い部を有すると共に、該
    倣い部より上位となる部分に該倣い部に対して所
    定の間隙を開けてカツタ部を有していることを特
    徴とするバリ取り装置。
JP1986179097U 1986-11-21 1986-11-21 Expired JPH0442053Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986179097U JPH0442053Y2 (ja) 1986-11-21 1986-11-21

Applications Claiming Priority (1)

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JP1986179097U JPH0442053Y2 (ja) 1986-11-21 1986-11-21

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Publication Number Publication Date
JPS6385364U JPS6385364U (ja) 1988-06-03
JPH0442053Y2 true JPH0442053Y2 (ja) 1992-10-02

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ID=31121849

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6311156B2 (ja) * 1980-01-31 1988-03-11 Sharp Kk

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0248129Y2 (ja) * 1986-07-09 1990-12-18

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6311156B2 (ja) * 1980-01-31 1988-03-11 Sharp Kk

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JPS6385364U (ja) 1988-06-03

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