JPH0441993A

JPH0441993A - ポンプ設備の構築方法およびこの方法によって構築されたポンプ設備

Info

Publication number: JPH0441993A
Application number: JP14524790A
Authority: JP
Inventors: Albertus Maria Bouman Matheus; マテウス　アルバルタス　マリア　ボウマン
Original assignee: Stork Pompen BV
Current assignee: Stork Pompen BV
Priority date: 1990-06-01
Filing date: 1990-06-01
Publication date: 1992-02-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】【産業上の利用分野】

この発明は、屋外に設置されるポンプ設備の構築方法お
よびこの方法によって構築されたポンプ設備に関する。

【従来の技術および解決すべき課題】

ポンプ設備、とくに露天のポンプ施設において使われる
ポンプ設備は、できるかぎりメインテナンスの必要を少
なくすることが望まれる。さらに、設置現場において、
できるかぎり簡便な作業で設置できることが重要である
。そこで、このような要請に応じるため、ポンプ、ある
いは、少なくともポンプハウジングおよびその付帯部材
をコンクリートで形成するということが、すでに提案さ
れてきた。事実、この提案に係る方法は、諸部材中、特
にポンプハウジングを複数のコンクリート部材で形成し
、これらを設置現場で組み立てるというプレハブ方式の
構築方法において実施すると利点の多いものである。しかしながら、上記の方法は、ポンプやその他の設備部
材を収納するハウジングを一切現場で製作するという伝
統的な方法と比較すれば、確かに相当改善されたもので
はあるが、現場においてなすべき作業工数がなお非常に
多いという問題かある。また、設計上の融通性が必ずし
も良くないという問題もある。したがって、本発明の目的は、モジュールによる組立が
可能なポンプ設備を提供し、設計上の寸法的、外観的制
約を大幅に緩和するとともに、構築現場での作業工数を
極力少なくすることにある。

【課題を解決するための手段】

本発明のポンプ設備の構築方法は、少なくとも１個のポ
ンプハウジングおよび取水室ユニットを含むポンプブロ
ックを、あらかじめ選択した寸法により、プレハブ方式
によってコンクリートで作成するとともに、現場作製し
た設置床上に上記取水室ユニットおよびポンプハウジン
グを取付け、その後、ポンプを据えつけることを特徴と
する。

【発明の作用および効果】

本発明によれば、現場において、次の作業を行うだけで
よい。すなわち、コンクリート、もしくは、スラブ、砂
利等の基礎用材料によって設置床を形成し、あらかじめ
形成されたモジュールをたとえばホイストを使って所定
の位置に組立て、そして最後にポンプ自体、すなわち駆
動機構とインペラを組み込むだけでよい。本発明のポン
プブロックにおいては、高度の耐腐食性能が達成され、
しかも、ポンプおよび排水設備全体への組付けが容易で
あり、さらには、所望に応じて上層建造物を構築するこ
とについても設計上何ら制限を受けることはない。また
、本発明のポンプ設備は、モジュールによって組み立て
られるので、各モジュール、すなわちポンプハウジング
および取水室ユニットの寸法を、設置現場における条件
に合わせて多様に変更することも可能である。渦巻き部を備えるポンプハウジングは、次のようにして
作製できる。すなわち、分離可能な複数の型枠材を互い
に固定して成形型を構成し、ついでこの型にコンクリー
トを流しこみ、そしてコンクリートの固化後、上記成形
型の各部分、たとえば渦巻き部成形用の型をその各部分
を分離して取り外すのである。このとき、成形型のうち
の他の部分は、コンクリート内にインサートされたまま
であってもよい。上記の成形型の各部分を固化後のコンクリートブロック
から取り外すことができるようにするために、上記ポン
プハウジング内のポンプ空間を成形するための成形型は
、少なくとも３つの部分からできており、かつ型の成形
面か垂直方向に延びるようにしである。コンクリートの
流し込みおよびその固化後において、上記成形型の各部
分は、不都合なく垂直方向に取り出すことができる。上
記ポンプハウジング内の渦巻き部を成形するための型は
、少なくとも３つの部分から組み立てられており、コン
クリートの固化後において、この渦巻き部成形用の型は
、まず、内方、すなわちポンプ空間に向けて取り外すと
こができ、そして、ポンプ空間を介して外部に取り出す
ことができる。ポンプハウジング成形用のコンクリートを型に流し込む
ために、成形型の底面は底壁用の型部材によって閉じら
れている。成形型を取り外したあとに生じる上記底壁用
の型部材の厚みに相当するすきまは、ポンプ設備構成用
の他の部材との位置関係が適当となるように埋められる
べきである。実施においてこのことは、適当厚みのプラスチック板を
一枚あるいは適当枚使用することによって行われる。

【実施例の説明】

以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ、具体的に説
明する。図示されるポンプ設備は、モジール的に構成されたポン
プブロック１、排水口ユニット２、付帯設備領域３２お
よび取水室ユニット３によって構築されている。そして
、各モジュールは設置現場に形成された設置床上に設置
される。かかるポンプ設備全体は、たとえば堰堤中に組
み込んで構築される。ポンプブロックは、ポンプハウジング７によって区画さ
れたポンプ空間６を含む。ポンプそれ自体、すなわちイ
ンペラ９およびこれに連結された駆動モータｌＯは、ポ
ンプハウジング７のコンクリートに一体にインサートさ
れたベースリング８の上に取り付けられている。上記ポ
ンプブロックｌおよびポンプ自体を囲むように形成され
た屋枠１１の内部には、信号処理ユニット、制御ユニッ
トおよび電源ユニットを備える制御装置１２を配置する
ことができる。この屋枠ｉｌｌこ隣接して、浮き草等が
取水室ユニットに入り込むのを防止する格子の清掃装置
１３を配置することができる。第６図、第７図および第８図は、複数のモジュールによ
って構成される本発明のポンプ設備の他の異なる組合せ
を示す。各モジュールは、ボルト、およびコンクリート内に埋め
込まれたスリーブ状のナツト（たとえば第３図参照）を
用いることによって互いに連結固定される。ポンプハウ
ジングの高さ調整は、ポンプブロックと取水室ユニット
間にプラスチック板１６を介在させればよく、これによ
って、ポンプハウジングと排水口ユニット間の心合わせ
が可能である。本発明におけるポンプハウジングの作製には、分離可能
な複数の部材で構成される成形型が使用される。円部状
のポンプ空間の成形のための成形型は、４つの部材１７
．１７Ａ、１８．１８Ａからなっており、これらは互い
に連結されて、全体として長手方向（図の上下方向）に
延びるように形成されている。これらの成形型部材１７
．１７八、１８．１８Ａの周囲には、渦巻き部を成形す
るための３分割可能な成形型部材１９，２０．２１が配
置される。さらに、吐出部を成形するための分割可能な
成形型部材２２Ａ、２２Ｂ、２２Ｃ。２２Ｄおよび２３と、ポンプ設置用ベースリング８を成
形するための環状成形型２４が第３図および第４図のよ
うに配置される。なお、このベースリングは、ポンプハ
ウジングのコンクリート成形時にインサートしてもよい
し、ポンプハウジングの成形後に取りつけてもよい。ポンプブロックの下方には、型部材２５および２６が配
置されている。これらの型部材２５．２６は、連結要素
２７によって互いに連結される。図示された型部材のうち、部材２３，２４．２５は、ポ
ンプハウジング成形後においてもコンクリ−１・内に残
留するものである。一方、部材１７１７Ａ、１８．１８
Ａ、＋９．２０，２１．２２Ａ、２２Ｂ、２２Ｃ，２２
Ｄ、２６は、コンクリートの固化後、取り外される。す
なわち、部材１７Ａおよび１８Ａが最初に固化コンクリ
ートから剥離され、垂直方向に不都合なく取り出される
。そうすると、部材１７および１８も同様にして容易に取
り出すことができる。そして部材１９，２０．２１は、
一つずつポンプ空間の内方に剥離させた後、ポンプ空間
を通して垂直方向に取り出すことができる。さらに、部
材２２は、４つの部材（２２Ａ、２２Ｂ、２２Ｃ，２２
Ｄ）に分離することにより、ポンプ空間６を介して垂直
方向に取り出すことができる。最後に、部材２６を下方
に向けて取り外す。各モジュールは、その作製後、トラックやトレーラ−等
の通常の搬送手段によって、設備構築現場まで運ばれ、
簡単なホイスト装置によって所定のように配置される。なお、実施例では、取水室ユニット３（第１図）もモジ
ュール形式で構築できる。すなわち、カバー板２７、ガ
イド板２８、両側板（図には一方の側板２９のみが示さ
れている）、回動防止部材３０、背面板３１および底板
４Ａを、プレハブ形式によってあらかじめ作製し、これ
らを、構築現場において組み立てることもできる。さらに他の付加的な構成要素をモジュールとして構成す
ることも、もちろん可能である。このようなモジュール
手法は、付帯設備領域３２の形成にも適用することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のポンプ設備全体の縦断面図、第２図は
第１図に示される設備の各モジュールを分解した状態で
示す図、第３図はポンプブロックを成形するための成形
型の斜視図、第４図は各成形型を分離した状態で示す斜
視図、第５図は組み立てられた状態における本発明のポ
ンプ設備を、一部切欠いて示した斜視図、第６図、第７
図および第８図は、ポンプ設備の各モジュールの他の組
合せ例の説明図である。ｌ・・・ポンプブロック、２・・・排水室ユニット、３
・・取水口ユニット、４・・・設置床、４Ａ・・・底面
板、６・・・ポンプ空間、７・・・ポンプハウジング、
８・・・ベース板、９・・・インペラ、ＩＯ・・・駆動
モータ、ｌｌ屋枠、１２・・・制御装置、１３・・・清
掃装置、１５ねじ付きスリーブ、１６・・・プラスチッ
ク板、１７１７ａ、１８．１８Ａ・・・ポンプ空間用成
形型、１９．２０．２１・・・渦巻き部用成形型、２２
．２３・・・吐出口用成形型、２４・・・環状型、２５
．２６・・下部ポンプ空間成形用型、２７・・・カバー
板、２８・・・ガイド板、２９・・・両側板、３ｏ・・
・回動防止部材、３１・・・背面板。Ｆｌｏ、３手続補正書（方式）％式％発明の名称ポンプ設備の構築方法およびこの方法によって構築され
たポンプ設備補正をする者事件との関係　特許出願人住所　オランダ国、　ＮＬ−７５５３ニーイー　ハンガ
口、ランシンケスヴ工−り　３０名称　ストーク　ボンパン　ベー　ヴエー４゜

Claims

【特許請求の範囲】

（１）少なくとも１個のポンプハウジングおよび取水室
ユニットを含むポンプブロックをプレハブ形式によって
コンクリートで作成するとともに、現場作製した設置床
上に上記取水室ユニットおよびポンプハウジングを取付
け、その後、このポンプハウジング内にポンプを据えつ
けることを特徴とする、ポンプ設備の構築方法。
（２）上記取水室ユニットを、モジュール的に構成する
ことを特徴とする、請求項１の方法。
（３）上記取水室ユニットを、カバー板、ガイド板、両
側板、回動防止部材、背面板および底板によって構成す
ることを特徴とする、請求項２の方法。
（４）付帯設備領域をモジュール的に上記ポンプ設備に
付加形成することを特徴とする、請求項１ないし３のい
ずれかの方法。
（５）モジュール的に構成された排水口ユニットを上記
ポンプ設備に付加形成することを特徴とする、請求項１
ないし４のいずれかの方法。
（６）分離可能な複数の型を互いに固定して成形型を構
成し、ついでこの型にコンクリートを流しこみ、そして
コンクリートの固化後、上記形成型の各部分、たとえば
渦巻き部成形用の型をその各部分を分離して取り外すこ
とを特徴とする、渦巻き部を有するポンプハウジングの
作製方法。
（７）ポンプハウジングの成形型は、少なくとも３つの
分離可能な部材から構成されており、かつ、それらの成
形面は垂直方向に延びるように形成されていることを特
徴とする、請求項６のポンプハウジングの作製方法。
（８）渦巻き部のための成形型の成形面は、少なくとも
３つの分離可能な部材から構成されていることを特徴と
する、請求６または７のポンプハウジングの作製方法。
（９）請求項１ないし５のいずれかの方法で構築された
ポンプ設備。
（１０）請求項６ないし８のいずれかの方法で作製され
たポンプハウジング。