JPH044181A - 印刷インキ用記録材 - Google Patents

印刷インキ用記録材

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JPH044181A
JPH044181A JP2102995A JP10299590A JPH044181A JP H044181 A JPH044181 A JP H044181A JP 2102995 A JP2102995 A JP 2102995A JP 10299590 A JP10299590 A JP 10299590A JP H044181 A JPH044181 A JP H044181A
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JP
Japan
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alumina hydrate
ink
coater
substrate
hydrate layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP2102995A
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English (en)
Inventor
Katsutoshi Sumita
勝俊 簾田
Takafumi Hasegawa
隆文 長谷川
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH044181A publication Critical patent/JPH044181A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、印刷インキ用記録材に関するものである。
(従来の技術) 印刷インキにおいては、着色剤として顔料を含むものが
知られている。これらの顔料は、直径0.01〜10μ
m程度の無機粒子または有機粒子からなり、バインダー
および溶媒と混合されてインキとなっている。
このようなインキは、スクリーン印刷やグラビア印刷を
はじめとして種々の印刷方式で用いられている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記のインキは、顔料が固体粒子である
ので、目の粗い被印刷物の場合を除くと、被印刷物表面
に顔料がインキ中のバインダーの働きで接着して印刷物
となる。このため、基材に合わせてインキ中のバインダ
ー成分を選択する必要があり、それを誤ると、特に平滑
性の高い基材において、接着強度が著しく低くなるとい
う欠点がある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、顔料を着色剤として含む印刷インキ用の記録
材において、基材上にアルミナ水和物層を設けたことを
特徴とする印刷インキ用記録材を提供するものである。
本発明では、基材上にアルミナ水和物からなる層が設け
られる。このため、インク中のバインダーに対して高い
接着強度が得られる。この理由は、必ずしも明確ではな
いが、アルミナ水和物とバインダーとの親和性が良好で
あるということと、印刷時アルミナ水和物層の細孔内に
にバインダーが侵入してアンカー効果を発揮することが
その理由であるのではないかと思われる。
アルミナ水和物としては、インクの接着強度が高くなる
ので擬ベーマイトが好ましい。ここで擬ベーマイトとは
、コロイド状のベーマイト結晶(Al0(OH) )の
凝集体である。アルミナ水和物層は、そのその細孔構造
が実質的に半径が10〜100人の細孔のみからなり、
細孔容積が0.5〜1.0 cc/gである場合は、十
分な吸収性を有しかつインク受容層の透明性もあるので
好ましい。このとき、基材が透明であれば、得られる印
刷インキ用記録材も透明である。基材が不透明である場
合には、基材の質感を損なわずにインク吸収性を付与す
ることが可能である。
望ましくは、これらの物性に加え、アルミナ水和物層の
平均細孔半径が15〜30人でありその平均細孔半径の
±10人の範囲の半径を有する細孔の容積が全細孔容積
の55%以上である場合は、特に吸収性と透明性の両立
の観点から好ましい。アルミナ水和物層の平均細孔半径
が30〜50人でも前者より透明性はやや落ちるが、吸
収性と透明性が両立した記録材が得られる。この場合、
その平均細孔半径の±10人の範囲の半径を有する細孔
の容積が全細孔容積の45%以上であることが好ましい
。本発明における細孔半径の測定は、窒素脱吸着法によ
る。
本発明において、基材としては種々のものを使用するこ
とができる。本発明の基材は、実質的にインク吸収性を
有しないものであってもよ(、例えば、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリエステル、ポリカーボネート、フッ
素系樹脂等のプラスチック、ガラス、金属、セラミック
ス等も使用することができる。基材の形態は特に限定さ
れず、フィルム状、シート状あるいは各種成形品が適宜
用いられる。また、アルミナ水和物層の接着強度を向上
させる目的で、コロナ放電処理やアンダーコート等を行
なうこともできる。
アルミナ水和物層の厚さは、印刷に用いられるインクの
種類および量などにより適宜選択されるが、一般には1
〜20μm゛程度を採用するのが好ましい。アルミナ水
和物層の厚さが、1μmに満たない場合はインクの接着
強度が十分得られないおそれがあり、アルミナ水和物層
の厚さが20μmを超える場合は、アルミナ水和物層の
強度が低下するおそれがあり、また透明性も損なわれる
おそれがあるので、それぞれ好ましくない。
基材上にアルミナ水和物層を設ける手段は、アルミナ水
和物にバインダーを加えてスラリー状とし、ロールコー
タ−、エアナイフコータブレードコーター、ロッドコー
ター、バーコーターなどを用いて塗布し、乾燥する方法
を採用することができる。アルミナ水和物としては、ア
ルミナゾルを用いると容易に平滑な層が得られるので好
ましい。アルミナゾルとしては、ゾル状のベーマイトが
好ましい。アルミナ水和物のバインダーとしては、でん
ぷんやその変性物、ポリビニルアルコールおよびその変
性物、SBRラテックス、NBRラテックス、ヒドロキ
シセルロース、ポリビニルピロリドン等の有機物を用い
ることができる。バインダーの使用量は、少ないとアル
ミナ水和物層の強度が不十分になり、逆に多すぎるとイ
ンクの接着強度を低下させるおそれがあるので、アルミ
ナ水和物の5〜50重量%程度を採用するのが好ましい
本発明において、顔料を着色剤として含むインキの顔料
成分としては、フタロシアニン・ブルー、ブリリアント
カーミン6G、ジスアゾ・エローG等の有機顔料や、カ
ーボンブラック、酸化チタン、炭酸カルシウム等の無機
顔料が用いられる。インキ中のバインダー成分としては
、ロジン変性フェノール樹脂、マレイン酸樹脂、アルキ
ド樹脂等の従来紙印刷用として用いられたものや、従来
は特定の基材にのみ用いられた次のような樹脂のいずれ
もが使用できる。
たとえば、塩化・酢酸ビニル系(塩化ビニル用)、ポリ
アミド系(ポリプロピレン他用)、ニトロセルロース系
(セロファン用)、ウレタン系(ポリエステル用)、ア
クリル系(スチレン用)などである。
本発明において、使用できる印刷方式としては、特に限
定されず、オフセット、オフ輪、平版、ダイレクト平版
、グラビア、凸版、凸版オフセット、ドライオフセット
、スクリーン、ロータリースクリーン、スクリーンオフ
セット、フレキソ、彫刻凹版、銅版、謄写版等の各印刷
方式が使用できる。
(実施例) 実施例1 ベーマイトゾル(触媒化成社製、カタロイドAS−2)
5重量部(固形分)にポリビニルアルコールを1重量部
(固形分)加えて、さらに水を加えて固形公約lO%の
塗工液を調製した。
この塗工液を、コロナ放電処理を施したポリエチレンテ
レフタレート(厚さ 100μm)からなるシート状の
基材の上に、バーコーターを用いて乾燥時の膜厚が5μ
mになるように塗布し乾燥し、アルミナ水和物層(擬ベ
ーマイト)を有する記録材を得た。
得られたアルミナ水和物層の平均細孔半径は20人で、
細孔半径10〜30人の細孔容積は、細孔容積全体の6
0%であった。
実施例2 基材をポリエチレンテレフタレートからテトラフルオロ
エチレン−エチレン共重合体に変更した以外は実施例1
と同様にして記録材を得た。得られたアルミナ水和物層
の細孔径分布は、実施例1と同じであった。
実施例3 基材をポリエチレンテレフタレートからポリカーボネー
トに変更した以外は実施例1と同様にして記録材を得た
。得られたアルミナ水和物層の細孔径分布は、実施例1
と同じであった。
実施例4〜6 実施例1〜3におけるベーマイトゾルを(触媒化成社製
、カタロイドAS−2)に変更した以外は、それぞれ実
施例1〜3と同様にして記録材を得た。
得られたアルミナ水和物層の平均細孔半径は40人で、
細孔半径30〜50人の細孔容積は、細孔容積全体の5
0%であった。
上記の記録材に対して、グラビア印刷機を用いてポリエ
ステル用インキおよびポリカーボネート用インクを印刷
した。その接着強度をJISK5400に規定されてい
る基盤目試験によって評価した結果を表に示す。
また、それぞれの記録材について、ヘイズを測定した結
果をあわせて表に示す。
比較例1〜3 実施例で用いた基材自身について、同様の評価試験を行
った。結果を表に示す。
表 (発明の効果) 本発明の記録材を用いることにより基材上に印刷インキ
による印刷を良好に行うことができる。また、本発明の
記録材において透明な基材を用いた合は、ヘイズの少な
い透明な記録材が得られる。不透明な基材の場合も、基
材の質感を損なうことなく印刷が可能である。
また、本発明の記録材は、アルミナ水和物層が、インキ
中の溶媒を吸収する性質を有するので、印刷物の定着が
早く、高速な印刷が可能となる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)顔料を着色剤として含む印刷インキ用の記録材に
    おいて、基材上にアルミナ水和物層 を設けたことを特徴とする印刷インキ用記 録材。
  2. (2)アルミナ水和物が擬ベーマイトである請求項1の
    印刷インキ用記録材。
  3. (3)基材が実質的に吸収性を有しないものである請求
    項1の印刷インキ用記録材。
  4. (4)基材が透明である請求項1の印刷インキ用記録材
  5. (5)アルミナ水和物がアルミナゾルを塗布乾燥して得
    られたものである請求項1の印刷インキ用記録材。
JP2102995A 1990-04-20 1990-04-20 印刷インキ用記録材 Pending JPH044181A (ja)

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