JPH0441624A - 帯状のリードフレーム材料の連続焼鈍装置 - Google Patents
帯状のリードフレーム材料の連続焼鈍装置Info
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- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
- Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
グ及びプレス打抜き加工によってリードフレームパター
ンを形成する際に生じる残留応力を除去するた約の連続
焼鈍装置に関する。
ングした帯状材料をプレス加工又はエツチング加工して
所定のリードフレームパターンが形成される。この加工
、形成の過程で、帯状材料には残留応力及び歪が発生す
るので、これを除去するための熱処理が行われる。
帯状材料またはプレス加工したリードフレームの全体を
酸化防止の加熱雰囲気中に連続供給して間接加熱する光
輝焼鈍装置や真空焼鈍装置及び電Wt現象を利用して金
属内で電気エネルギを直接熱エネルギに変換して加熱す
る高周波焼鈍装置等が一般に利用されている。
ータの内部の加熱コイルによってマツフル炉内に加熱霊
囲気を形成し、この中に被加熱物を連続供給して残留応
力を除去する方式なので、帯状材料の全体を均一に加熱
できるが、設備が大掛かりになる。また、加熱時間も長
くしかも加熱量を確保するためにパスライン方向の装置
の全長も長くなり、帯状材料の硬度の低下や幅方向の縁
部が波打つ耳波等が生じやすく、また、加熱雰囲気温度
の制御が困難である等の問題がある。
べると加熱時間や装置の全長も非常に短く、加熱温度の
制御も簡単である。しかし、帯状材料に高周波誘導によ
る渦電流を発生させて加熱する誘導加熱方式なので、帯
状材料の幅、板厚及び材質によって加熱パターンが異な
る。したがって、帯状材料に均一な加熱を施す加熱バク
ーンの形成が難しく、完全に耳波や残留応力が除去され
ないままとなる等の問題がある。
して、適正な加熱パターンを形成して帯状材料の硬度の
低下や耳波の発生を防止し最適な焼鈍処理が行えるよう
にすることを目的とする。
去する連続焼鈍装置であって、高周波誘導加熱体を前記
帯状材料の幅方向の一端から該帯状材料の肉厚方向の両
面を挟むコ字状に配置し、更に前記帯状材料のパス方向
と逆向きに突き出る凸部を前記高周波誘導加熱体に備え
たことを特徴とする。
に突き出る画部分を帯状材料の幅方向の中央に合わせれ
ば、帯状材料をパス方向に連続供給することによって、
この中央部分が先行して誘導加熱され、更に後段の高周
波誘導加熱体によって帯状材料の幅方向の全体に適正な
加熱パターンを形成し、内部残留応力及び耳波を除去す
るに適切な温度分布が得られる。
の縦断面図、第2図は帯状材料のパス方向に見た縦断面
図、第3図は連続焼鈍装置の設備全体の概略図である。
加工した帯状のリードフレーム材料の焼鈍について説明
する。
熱装置1及びこれに一体にパスの下流に接続した徐冷装
置2を備え、スリッティング又はプレス加工後のリード
フレームの帯状の材料Aを巻き付けたアンコイラ3.テ
ンション装置4及び焼鈍後の材料へを巻き取って回収す
るコイラ5を配置している。この設備では、アンコイラ
3及びコイラ5を所定の回転速度で回転させ、テンショ
ン装置4によって材料への進行方向とは逆向きにテンシ
ョンを与えながら高周波誘導加熱装置l及び徐冷装置2
によって連続的に焼鈍処理できる。
b及び下ハウジング1cを一体化すると共にこれらのハ
ウジングlb、 lcO間にスペーサ1dを挟み込んだ
構成を持つ。そして、材IIAのパスラインを含めて加
熱チャンバ10を形成し、上、下ハウジングlb、 l
cに組み込んだ上部加熱コイル11及び下部加熱コイル
I2によってパスして行く材料へを高周波誘導加熱する
。なお、加熱コイル11.12は1本のコイルで直結さ
れていることは年輪である。
示すように、材料への上下面に被さるように配置され、
実施例ではパス方向に2組設けられている。そして、第
5図に示すように、上部、下部加熱コイル11.12の
それぞれには電源に接続するための接続プレート13.
14が連結され、これらの接続プレー[3,14の間に
は絶縁プレート15を挟み込んでいる。また、上部、下
部加熱コイル11゜12には、材料Aが進む方向とは逆
向きに突き出る凸部11a、12aを持たせている。更
に、上部、下部加熱コイル11.12のそれぞれには、
凸部11a12aを含む前段加熱部11b、12bとパ
スの後方側に位置させた後段加熱部11c、12cb<
形成されている。このような前後の加熱部11c、12
cによって、材料Aには2段の加熱が与えられると共に
、凸部1]a、12aを含めると3段式の加熱が行われ
る。なお、上部1下部加熱コイルH,12には外部から
の冷却水を循環させるために、冷却水流路11(1,1
2dをそれぞれ内部に設けている。
には、不活性ガスが供給されて@環し、焼鈍を不活性雰
囲気の中で処理する。第3図に示すように、不活性ガス
の供給タンク20を含む循i回路21を設け、上、下ハ
ウジングlb、 lcの材料への入側及び出側に配置し
たヘッダ22.23に不活性ガスを送り込み、徐冷装置
2の末端から供給タンク20へ回収する系を構成してい
る。入側のへラダ22には加熱チャンバ10の中に不活
性ガスを吹き込むノズル22aが設けられ、出側のヘッ
ダ23にも不活性ガスを徐冷装置2の中に送り込むノズ
ル23aを備えている。
a、23aから吹き込むので、材料へが高周波誘導加熱
装置1の中で加熱される間と徐冷装置2で徐冷される間
継続して不活性雰囲気の中で焼鈍処理できる。また、ノ
ズル22a、23aは、材料Aの上下に配置されている
ので、これらのノズル22a、23aから吹き込む不活
性ガスの流量や流速を適切に設定しておけば、材料へを
浮かせたようにしてパスさせることができる。このため
、材料Aは上部、下部加熱コイル11.12に接触する
ことなく走行し、表面傷の発生やリードの曲がり変形等
のない焼鈍処理が可能となる。なお、高周波誘導加熱装
置1の入側及び出側には材料への両端部をガイドするガ
イドビン1eが設けられ、材料へが上部、下部加熱コイ
ル11.12の表面との間で間隔を持つようにパスでき
るようにしている。
。これは、上部、下部加熱コイル11.12をほぼ長方
形状としてこれらをダストコア20で支持した構成であ
り、その他は第1図及び第2図で示したものと全く同様
である。
た材料Aはテンション装置4によってテンションを走行
方向とは逆に受けながら、高周波誘導加熱装置1に送り
込まれる。高周波誘導加熱装置1の中では、残留応力分
布に基づいた加熱パターンを形成する上部、下部加熱コ
イル11.12による誘導加熱によって材料Aは硬度の
維持及び耳波の発生を抑えるように加熱される。また、
加熱チャンバ10には不活性ガスがノズル22Aから供
給されているので、材料Aは不活性雰囲気の中で加熱さ
れ、不活性ガスの流れによって上部、下部加熱コイル1
1.12に接触することなく搬送される。
装置2に入り込み、ここで徐冷されて焼鈍過程を経た材
11Aがコイル5に巻き取られる。
スが供給されているので、加熱後の材料が酸化すること
なく適正な焼鈍が行われる。
凸部11a、12aを設けた前段加熱部11b、12b
とこれに続く後段加熱部11c、12Cを備えている。
方向の中央部が加熱され、これに続けて前段加熱部11
b、12bの全体及び後段加熱部11C。
熱装置2によって加熱したときの加熱パターンの概略で
ある。図において施した斜線の密度が高いものが高温に
加熱されている領域であり、凸部11a、12aによっ
てパス方向の先端部50及び幅方向の縁部51が高温に
加熱されている。そして、中央部52の加熱度はその周
りに比べると低く、その後方部分53は比較的高温に加
熱される。
Aにスリッティングするときに内部残留応力が発生しや
すい縁部51の焼鈍が最適化される。
て先端部50を加熱するので、急加熱及び急冷却が避け
られる。このため、熱変形が発生せず、縁部51に耳波
が発生することが防止される。なお、図示の加熱パター
ンは、材料への幅、厚み、材質によって適切に設計され
たものである。
ターンをプレス加工した後のものであっても、幅方向の
中央部に形成される微小なインナーリードの先端部に対
する加熱を先行させることができる。このため、幅方向
の縁部まで内部応力の分布に基づいた適切な加熱パター
ンで加熱されるので、複雑な残留応力分布を持つ内部リ
ードも適正に加熱され、十分に残留応力の除去処理が行
われる。また、凸部11a12aは図示の直線的なもの
に眼らず、突き出た部分を波状にして加熱量を増やした
り、そのほかの様々な平面形状とすることができる。
たが、これ以外の金属ストリップ等の焼鈍にも本発明の
装置が利用できることは年輪である。
抜き形状によって生成する内部応力の分布に対応させた
高周波誘導加熱体を備えている。
ンを形成する加工履歴によって帯有する内部残留応力分
布に対応した適切な加熱パターンを形成できるので、内
部残留応力除去し、加熱によって生じる耳波の防止及び
硬度を維持して半導体装置組立て工程における加熱処理
によっても変形しない高品質1歩留まり良好なリードフ
レームを提供する焼鈍処理が可能となる。
徐冷装置の一部を示す縦断面図、第2図は高周波加熱装
置をパス方向に見た縦断面図、第3図は焼鈍装置の全体
を示す概略図、第4図は加熱コイルの概略配置を示す斜
視図、第5図は加熱コイルの具体的な配置を示す図、第
6図はダストコアを用いたときの加熱部の要部縦断面図
、第7図は横断面図、第8図は材料の加熱パターンを示
す概略図である。 1:高周波加熱装置 3:アンコイラ 5:コイル 11:上部加熱コイル 12:下部加熱コイル 2:徐冷装置 4:テンション装置 10:加熱チャンバ 11a:凸部 12a:凸部 特許出願人 株式会社 三井ハイチック代
理 人 小 堀 益第1図 第 図 第2図 第 図 第3図
Claims (1)
- 1、金属の帯状材料を加熱によって内部応力を除去する
連続焼鈍装置であって、高周波誘導加熱体を前記帯状材
料の幅方向の一端から該帯状材料の肉厚方向の両面を挟
むコ字状に配置し、更に前記帯状材料のパス方向と逆向
きに突き出る凸部を前記高周波誘導加熱体に備えたこと
を特徴とする帯状材料の連続焼鈍装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP15127790A JP2774360B2 (ja) | 1990-06-07 | 1990-06-07 | 帯状のリードフレーム材料の連続焼鈍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
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-
1990
- 1990-06-07 JP JP15127790A patent/JP2774360B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US10455648B2 (en) | 2011-07-28 | 2019-10-22 | Jfe Steel Corporation | Method and apparatus for heating steel sheet |
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JP2774360B2 (ja) | 1998-07-09 |
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