JPS61227156A - 非鉄金属板の連続熱処理装置 - Google Patents

非鉄金属板の連続熱処理装置

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JPS61227156A
JPS61227156A JP6882985A JP6882985A JPS61227156A JP S61227156 A JPS61227156 A JP S61227156A JP 6882985 A JP6882985 A JP 6882985A JP 6882985 A JP6882985 A JP 6882985A JP S61227156 A JPS61227156 A JP S61227156A
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carbon
sheet
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Koichi Ishikawa
石川 好一
Etsuo Minowa
蓑和 悦男
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Toa Kikai Kogyo Co Ltd
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Toa Kikai Kogyo Co Ltd
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  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、非鉄金属板の連続熱処理装置に係リ、特に非
鉄金属板をカーボン板と面接触させてこれを直接加熱及
び冷却するようにし、もって熱効率の向上のみならず装
置自体の小型化を図ることができる非鉄金属板の連続熱
処理装置に関する。
[従来の技術] 一般に、洋白、燐青銅等よりなる非鉄金属板を圧延処理
(冷間加工)することにより生ずる加工硬化をこの被処
理板から除去する熱処理方法として次の方法がすでに知
られている。
すなわち、圧延処理された帯板状の非鉄金属板(被処理
板)を巻回してロール状とし、このロール状の被処理板
を加熱炉内で焼鈍温度以上まで加熱し、その後加熱した
被処理板を徐冷して加工硬化を除くようになされている
しかしながら、このような熱処理方法は、連続式でなく
パッチ式熱処理方法であるために生産性が非常に低い問
題があった。
そこで、この問題点を解決するために、第6図に示すご
とき連続熱処理装置が従来提案されていた。
この処理装置は、内部に電気ヒータ40を内蔵した電気
炉41と、この電気炉41に後続して、内部にウォータ
ジャケット42を内蔵した冷FA装Wt43とにより主
に構成されている。そして、圧延処理された被処理板S
を電気炉41から冷却装置f43へと同番プで連続的に
移送しつつ電気ヒータ40から輻射熱等により被処理板
を焼鈍温度に加熱し、更に、これをウォータジャケット
42により間接的に徐冷するようになされている。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、上記従来例によれば、確かに被処理板Sの連
続熱処理が可能となり、生産性を向上させることができ
る。
しかしながら、この従来装置にあっては、加熱に際して
は電気ヒータ40の輻射熱及び加熱雰囲気による間接加
熱であるために熱効率が約10〜20%前後と非常に低
く、エネルギーロスが非常に大きかった。
また、上記の如く熱効率の悪い間接加熱によることから
、所定の焼鈍温度まで被処理板を昇温するには、電気炉
41の炉長を約5〜10a前後と必然的に長くせざるを
得ず、炉体自身が大型化して設備費の高騰を招来してい
た。
また、冷却袋Wt43においても同様に、徐冷に際して
ウォータジャケット42により内部雰囲気を冷却し、こ
の冷熱で被処理板Sを冷却するという間接冷却を行なっ
ていることから、冷却効率が悪く、このため所定の温度
まで冷却するためには冷却袋は43自体の長さを前記電
気炉41と同じ位に5〜1011前後と長くしなければ
ならず、設備費の高騰を招来していた。
特に、非鉄金属の中でもベリリウムtR(Be −CU
 >のように、焼鈍温度800℃前後から一気に700
℃以下まで急冷しなければならない合金を熱処理する場
合には、上述の如〈従来装置にあっては間接冷却のため
に冷却効率が悪く、このため急冷を充分に行なうことが
できなかったので品質良好なベリリウム銅を生産できな
かった。
[発明の目的] 本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に
解決すべく創案されたものである。
本発明の目的は、被処理板を加熱、冷却するに際して、
これをカーボン板と面接触させた状態で直接加熱及び直
接冷却するようにし、もって熱効率の向上を図るのみな
らず装置自体の小型化を図ることができる非鉄金属板の
連続熱処理装置を提供するにある。
[発明のI要] 上記目的を達成する本発明の構成は、圧延処理された被
処理板を還元あるいは不活性ガス雰囲気中でカーボン板
で挟持しながら所定の時間加熱する加熱部を形成し、こ
れに後続して加熱部から搬出された加熱被処理板を還元
或いは不活性ガス雰囲気中で光輝状態で冷却処理する冷
却部を形成し、被処理板を連続移送させつつこれとカー
ボン板とを面接触させて、直接加熱及び直接冷却を行な
うようにしたことを要旨とする。
[実施例] 以下に、本発明の好適一実施例を添付図面に基づいて詳
述する。
第1図は本発明に係る非鉄金属板の連続熱処理装置を示
す平面図、第2図は加熱部を示す部分破断平面図、第3
図は第2図中A部拡大図、第4図は冷却部を示す縦断面
図、第5図は冷却部の内部構造を示す部分破断斜視図で
ある。
第1図に示すごときこの連続熱処理装置は、圧延処理さ
れた非鉄金属板すなわち被処理板SをN2等の還元或い
はN2等の不活性ガス雰囲気中でカーボン板で挟持しな
がら所定時間加熱する加熱部1と、ここで加熱された被
処理板を還元或いは不活性ガス雰囲気中で光輝状態で冷
却処理する冷却部2とにより主に構成されている。
上記加熱部1と冷却部2とは直列接続されており、これ
らの間をすでに圧延処理された被処理板Sが加熱部1か
ら冷却部2に向けて移送手段3により連続的に移送され
る。
ここで、被処理板Sとしては、燐青銅、洋白、錫青銅、
黄銅、ベリリウム鋼等よりなる非鉄金属板(クラツド板
を含む)が使用される。
具体的には、上記移送手段3は、被処理板Sを供給する
ロール搬入装置4と、この被処理板Sの移送方向最下流
側に位置されてこの被処理板Sを引き込むことによって
被処理板全体を移送する駆動ローラボックス装置5と、
被処理板の移送方向最下流に位置されて熱処理を完了し
た被処理板を巻き取る巻取り装@6とにより構成されて
いる。
上記ロール搬入装M4はロール搬入架台7上にテンショ
ンローラ8を回転自在に支持して構成されている。この
テンションローラ8には熱処理すべく予めある程度の厚
さの帯板状に成形された被処理板をロール状に巻回する
ことにより形成した帯状ロール9が取付けられており、
これを巻出すことにより被処理板Sを順次供給できるよ
うになされている。また上記駆動ローラボックス装置5
は架台10上にすでに熱処理された被処理板Sを上下よ
り挟持する一対の駆動ロー511.11を移送方向へ2
組設けることにより構成されており、各駆動ローラをモ
ータ等の駆動源12から伝達される駆動力により送り出
し方向へ回転することにより被処理板Sが上記帯状ロー
ル9から巻出されて移送されることになる。そして、上
記巻取り装置6は、架台13上に巻取りドラム14を回
転自在に取付けて成り、これを巻き取り方向へ回転する
ことにより熱処理完了後の被処理板Sを巻き取るように
なされている。そして、加熱部2の上流側には、この加
熱部1へ導入される被処理板Sを、その板厚方向から圧
力を加えて冷間圧延するための圧延機15が設けられて
いる。具体的には、この圧延機15は、それぞれバック
アップロール16.16で支持された一対のワークロー
ル16a、16aにより被処理板Sをその板厚方向から
挟圧して圧延するようになっている。
一方、前記加熱部2は、第2図に示す如く全体が断面略
矩形状のハウジング17により気密に被われており、被
処理板Sの搬入口18及び搬出口19にはそれぞれシー
ル部材(図示せず)が介設されている。そして、このハ
ウジング17内には加熱時における被処理板Sの酸化を
防止するために例えばN2の如き還元性ガス或いはN2
のごとき不活性ガスが充填されて還元性或いは不活性ガ
ス雰囲気になされている。尚、加熱部内を112などの
可燃性還元ガス雰囲気にする場合、操業当初等において
は、1」2置換を行う前に、ハウジング17内に予め不
活性ガス(CO2)等を導入し、この不活性ガスをN2
と置換するようにして爆発を防止する。そして、第3図
にも示す如くこのハウジング17内においては、この中
に通過して移送される被処理板Sを中心として上下方向
すなわち板厚方向に、この被処理板Sを上下方向から適
宜圧により押圧してこれと面接触しつつ挟持するための
カーボン板20.20と、上記カーボン板20.20の
上記被処理板Sに当接する面の反対側面上に鋼製均一板
21.21を介して積層されて且つ上下がマイカ22.
22により被覆されて絶縁された電熱ヒータ23.23
と、このヒータ23.23による放熱を防止するために
アスベスト等よりなる断熱材24.24と、上記カーボ
ン板20.20により上記被処理板Sをその板厚方向か
らすなわち上下方向から適宜圧により挾持するための挟
持手段25.25とがそれぞれ順次積層されている。こ
こでカーボン板20.20の厚さは、熱効率を低下させ
ない程度の厚さ、例えば5〜7mm程度が望ましい。
上記挟持手段25は、例えば肉厚の炭素鋼より成る押板
26と、上側押板26を上記ハウジング17の外側より
下方へ押圧するプレス部材27とにより構成されており
、これを作用させることにより被処理板Sにその板厚方
向(上下方向)から適宜圧を付与するようになっている
。この場合の圧力はそれほど高くなく、被処理板Sとカ
ーボン板20.20との間に雰囲気ガス層ができない程
度にこれらが面接触する程の圧力でよい。そして、上記
プレス部材27の上下動を許容する必要から、ハウジン
グ17の上部は上下方向へ可撓性を有している。また、
被処理板Sはカーボン板20゜2011で挟持された状
態で摺動移動させる必要から、上記プレス部材27とし
てはバネ等の弾発部材を用いて上下から弾力をもたせて
適宜圧で加圧する。また、上記カーボン板20.20に
代えて、ステンレス鋼等を用いてこれを直接被処理板と
接触させることも考えられるが、この場合には、ステン
レス鋼がかじりを生ずるため採用することができない。
特に、本実施例にあっては、この加熱部1において、ク
ラッド処理も可能とするために、上記プレス部材27は
クラッド処理に必要な高い圧力をも出力し得るように構
成されている。従って、この点からしても上記カーボン
板20.20は、スベリも好く、更には、酸化し難く、
この種圧力にも充分耐え得るという優れた特性を有して
いる。
また、上記電熱ヒータ23.23には、これに給電する
給電128.28が接続されており、被処理板Sの加熱
温度は被処理板Sの焼鈍温度以上(通常500〜800
℃近傍)に設定する。
この焼鈍温度は例えば、燐青銅の場合は500〜600
℃、黄銅の場合は400〜SOO℃、洋白の場合は55
0〜700℃、ベリリウム銅の場合は750〜800℃
である。
一方、前記冷却部2は、第4図及び第5図に示す如く前
記加熱部1と同様に全体が断面矩形状のハウジング29
により気密に被われており、加熱部1側から移送されて
くる加熱被処理板を搬入する搬入口30及びこれを搬出
する搬出口31にはそれぞれシール部材(図示せず)が
/)Hされている。そして、このハウジング29内には
未だ高温状態にある被処理板Sの酸化を防止する目的で
N2の如き還元性ガス或いはN2のごとき不活・性ガス
が充填されて還元性或いは不活性ガス雰囲気になされて
いる。すなわち、非鉄金属よりなる被処理板は、空気中
においては約100℃以上で酸化して変邑写を起すので
、冷汗中においても酸化を防止する必要からハウジング
内を還元性或いは不活性ガス雰囲気に形成するのである
。従って、上記加熱部1の搬出口1つとこの冷却部2の
搬入口30との間は密閉された連通路32により接続さ
れ、この中に還元性或いは不活性ガスを充填することに
より、この連通路32内に移送される板の酸化を防止し
ている。
そして、上記ハウジング2つ内において、この中を通過
して移送される被処理板Sを中心として上下方向すなわ
ち板厚方向からこれと面接触しつつ挟持するためのカー
ボン板33.33と、このカーボン板33.33の上記
被処理板を挟持する面の反対側面に位置さ・れる冷却ジ
ャッケッt−34。
34とが順次積層されている。ここで、カーボン板33
.33の厚さは、前記と同様に熱効率の観点より5〜7
III11が望ましい。上記冷却ジャケット34.34
は、その外殻が熱伝導性の良好な材料、例えばアルミニ
ウムなどにより長尺な箱体35として成形されている。
この箱体35内にはその幅方向へ交互に多数の邪魔板3
6・・・を配設しており、これら邪魔板36・・・の相
互間に被処理板の搬送方向に沿って蛇行状に冷媒流路3
7を形成−している。
そして、被処理板の搬送方向上流側の箱体35の側部に
冷媒導入口38が、下流側に冷媒出口(図示せず)が形
成されており、この冷却ジャケット34.34に流通さ
せる水の如き冷媒の冷熱により、カーボン板33.33
間にこれに面接触して挟持されつつ移動する被処理板S
を徐々に直接的に光輝状態で冷却処理するようになって
いる。
次に、以上のように構成された本発明の作用について説
明する。
まず、熱処理すべく予めある程度の厚さの帯状に成型さ
れた被処理板をロール状に巻回しておく。
例えば、初期の板厚は約1〜21mのものを用い、これ
を後述する圧延、熱処理を複数回繰り返して行なうこと
により約0.111II11程度の板厚にする。
そして、上述の如く製造された帯状ロール9を移送手段
3の一部を構成するロール搬入装置124のテンション
ローラ8に取付けて、この被処理板Sの先端部を、圧延
機15、加熱部1.冷却部2等を順次通過させて巻取り
装置6の巻取りドラム14に巻付は固定しておく。
このような状態で装置全体を稼動させると、駆動ローラ
ボックス装置5の駆動ローラ11・・・が搬送方向に回
転することから、帯状ローラ9から被処理板Sが順次巻
出され、被処理板全体が巻取り装[6に向けて移送され
て行く。この間において、被処理板Sはまず圧延l11
5のワークロール16a、16afiにおいてその板厚
方向から加圧されて圧延処理され、加工硬化を生ずるこ
とになる。そして、圧延処理された被処理板Sは加熱部
1に導入され1、この加熱部1においては被処理板Sの
加熱処理がなされ、冷却部2においては光輝状態で冷却
処理が順次行われて被処理板Sが連続的に熱処理されて
いく。
加熱部1においては、挟持手段25の一部を構成するプ
レス部材27を作動することによりハウジング17上か
ら下方に向けて弾力をもたせて適宜微小な圧力を加える
。この場合の圧力はそれほど高くなく、被処理板Sとカ
ーボン板20.20との間に雰囲気ガス層ができない程
度にこれらが面接触する程の圧力でよい。これによりハ
ウジング17内の最上部と最下部とに積層された押板2
6.26filに微小な押圧が加わり、カーボン板20
.20間を移動する被処理板Sが両力−ボン板と面接触
しつつ摺動移動して挟持される。
これと同時に、電熱ヒータ23,23には給電線28.
28を介して通電されており、これからの発熱が鋼性均
−板21.21及びカーボン板20.20を介して被処
理板Sに伝達されてこれを高温に加熱する。この場合、
被処理板Sはカーボン板20.20と面接触しているこ
とからこれより直接的に加熱され、その熱効率は非常に
良好となる。この温度は、被処理板Sの焼鈍温度以上と
し、使用する金属材料にもよるが通常500〜800℃
前後に設定する°。
例えば、この焼鈍温度は、燐青銅にあってはSOO〜e
oo℃、黄銅にあっては400〜SOO℃、洋白にあっ
ては550〜700℃、ベリリウム銅にあっては750
〜800℃である。
この場合、被処理板Sに直接接触する部材としてカーボ
ン板20.20を用いたので、被処理板Sのスベリがよ
く、安定した加熱処理を行うことができる。
また、各押板26.26の内側には断熱材24゜24を
介設しであることから、電熱ヒータ23゜23からの熱
がここで遮断されてしまい押板26゜26に洩れる熱損
失を最小限にできる。  ゛また、このハウジング17
内においては被処理板Sが約500〜800℃もの高温
に熱せられることから非常に酸化しやすい傾向となるが
、このハウジング17内及びこれに接続される連通路3
2内はN2或いはN2等の還元性或いは不活性ガス雰囲
気が充填されているので、被処理板Sが酸化することは
ない。
操業開始時に、このハウジング17内及び後述する冷却
部のハウジング29内の雰囲気をN2と置換する場合に
は、爆発を防ぐためにこれらの中を予め不活性ガス、倒
えばCO2で置換して空気を抜いて置き、その後このC
O2をN2で置換する。この方法は、操業停止時にN2
をハウジング内から排除する場合にも用いる。
ところで、加熱部1における加熱時間9調整は、駆動ロ
ーラ11・・・の回転速度すなわち被処理板Sの移動速
度を調節することにより行なう。
このようにして、加熱処理された被処理板Sは加熱部1
の搬出口19から搬出されて還元性或いは不活性ガス雰
囲気で充填された連通路32を通過した後、冷却部2へ
導入され、焼なまし処理される。すなわちこの冷却部2
においては、カーボン板33.33の上下に設けた冷却
ジャケット34.34内に冷媒としての冷水が被処理板
Sの搬送方向に沿って蛇行状に流通させており、その冷
熱によりカーボン板33.33間を囲動移動して行く比
較的温度の高い被処理板を直接的に冷却して光輝状態で
熱処理を行なっている。
この場合、前記加熱部1と同様に、高温状態の被処理板
Sはカーボン板33.33と面接触していることから、
このカーボン板33.33により直接的に冷却するとが
でき、冷却効率を上げることができる。
このように、冷却効率を上げて急冷できることから、特
に、ベリリウム銅のように800℃以上の焼鈍温度から
700℃以下の温度まで一気に急冷を要する場合には、
そのI!請に応えることができる。
また被処理板Sの冷却温度は冷却部2の搬出口31にお
いて、100℃以下となるように調整する。
これは、被処理板Sの温度が100℃以下となると、酸
化し難くなるからである。従って、冷却部2内を通過す
る被処理板Sの温度は未だ100℃以上であることから
、酸化を防止する目的で、前記加熱部1と同様にこのハ
ウジング29内には還元性或いは不活性ガス雰囲気を充
填しておく。
そして、この冷却部2の搬出口31から搬出された製品
としての被処理板Sはその後流側に位置する巻取りドラ
ム14により順次巻取られる。
この場合、巻取ドラム14に巻取られた被処理板1の板
厚を更に薄くする場合には、前記したと同様な加熱、冷
却操作を複数回繰り返して行ない、所望の板厚、例えば
0.1mm+8度とする。
このように、本実施例にあっては、被処理板Sと直接面
接触しつつこれを加熱するためにカーボン板を用いるよ
うにしたので、被処理板Sを直接加熱することができ、
従来の間接加熱に比較して熱効率を10%前後から50
%前後まで大幅に向上させることができる。
′ 従って、加熱部1自体の長さもそれに対応させて短
くでき、設備の小型化を達成できる。
また、同様に、冷却部2においても被処理板Sをカーボ
ン板と直接面接触させて徐冷するようにしたので、冷却
効率を向上させることができ、冷却部の長さをそれに対
応させて短くできる。
特に、冷却効率を上げて被処理板の急冷が可能になった
ことから、ベリリウム銅のような急冷を要する合金の熱
処理を行なってもこの特性を劣化させることがない。 
・ また、被処理板と面接触させる部材として摺動性すなわ
ちスベリが良いカーボンを用いたので、これに当接する
被処理板の連続移送を損なうことがない。
尚、上記実施例にあっては、通常の単一の非鉄金属板を
連続的に熱処理する場合について説明したが、これに限
らず加熱と圧延とを同時に行なうクラッド処理も行なう
ことができる。
すなわち、母材となるべき帯状の金属板上に、クラッド
処理すべき銀等よりなる薄板状の異種金属板を重ね合わ
せて積層し、全体として被処理板を形成しておく。そし
て、これを加熱部1から冷却部2に向けて3!!続的に
移送して前記と同様な処理を行なう。
すなわち、クラッド処理を行なうには、被処理板を加熱
すると同時に、これにその積層方向から大きな押圧力を
付与しなければならない。そのため、加熱部1を構成す
るプレス部材27の出力を増加させて、被処理板をその
積層方向から前記熱処理時よりもはるかに大きな圧力で
挟圧する。
この場合、上記プレス部材27はバネ等により上下方向
へ弾力を有しているので、被処理板Sを強固に挟持する
ことなくこの摺動移動を許容している。
また、この時の加熱温度は、熱拡散現象により被処理板
の母材と異種金属板との接合間が中間合金層を作り得る
温度で且つ母材と異種金属のそれぞれの融点より低い温
度となるように設定する。。
また、各カーボン板20.20の外側には鋼製均一板2
1.21を介設しであることから、万一押板26.26
側から不均一荷重が付加されても上記均一板21.21
の作用により被処理板Sには平面的に均一な荷重を付与
することができる。
このように、本実施例によれば、加熱部1のプレス部材
27の出力を大幅に増大させることにより、被処理板S
を加熱すると同時にこれに大きな押圧力を付与すること
ができ、クラツド板を連続的に製造することもできる。
[発明の効果] 以上要するに、本発明によれば次のような優れた効果を
発揮することができる。
(1)  被処理板をカーボン板と面接触させて、これ
を連続的に移動させつつ加熱するようにしたので、被処
理板の直接加熱を行なうことができ、従来例に比較して
熱効率を大幅に向上させて消費電力を少なくすることが
できる。
(り 従って、熱効率を向上させることができることか
ら、それに相当するだけ加熱部の長さを短くでき、装置
自体を小型化して設備費を低減できる。
【3)  冷却部においても、被処理板をカーボン板と
面接触させつつ連続的に移動させつつ冷却するようにし
たので、直接冷却ができ冷却効率を従来例に比較して向
上させることができる。
(4従って、冷却効率を向上させることができることか
ら、それに相当する量だけ冷却部の長さを短くでき、前
記した理由と相俟って装置全体を大幅に小型化でき、設
備費を可及的に減少させることができる。
(5)  また、加熱部においてプレス部材の出力を増
大することにより、被処理板の加熱のみならずこの摺動
移動を許容しつつこれに大きな押圧力を付与することが
でき、クラツド板の連続製造を可能にすることができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る非鉄金属板の連続製造装置を示す
平面図、第2図は加熱部を示す部分破断平面図、第3図
は第2図中A部拡大図、第4図は冷却部を示す縦断面図
、第5図は冷却部の内部構造を示す部分破断斜視図、第
6図は従来の非鉄金属板の連続製造装置を示す概略平面
図である。 尚、図中1は加熱部、2は冷却部、3は移送手段、17
は加熱部のハウジング、20は加熱部のカーボン板、2
3は電熱ヒータ、25は挟持手段、29は冷却部のハウ
ジング、33は冷却部のカーボン板、34は冷却ジャケ
ットである。 特許出願人   株式会社束亜機械製作所代理人弁理士
  絹  谷   信  雄第2図 り 第3図 第4図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)圧延処理された非鉄金属板を熱処理する装置にお
    いて、上記圧延処理された被処理板を還元あるいは不活
    性ガス雰囲気中でカーボン板で挟持しながら所定の時間
    加熱する加熱部と、該加熱部から搬出された加熱処理さ
    れた上記被処理板を還元あるいは不活性ガス雰囲気中で
    光輝状態で冷却処理する冷却部とを備えたことを特徴と
    する非鉄金属板の連続熱処理装置。
  2. (2)上記加熱部と冷却部とが直列接続されると共に上
    記被処理板が上記加熱部から冷却部に連続して移送され
    るための移送手段を備えたことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の非鉄金属板の連続熱処理装置。
  3. (3)上記加熱部が、還元あるいは不活性ガス雰囲気に
    維持されるハウジングと、該ハウジング内を通過して移
    送される被処理板に面接触しつつこれを挟持するための
    カーボン板と、該カーボン板の上記被処理板に接する面
    の反対側面上に積層された電熱ヒータと、上記カーボン
    板により上記被処理板を適宜圧により挟持する挟持手段
    とを有することを特徴とする特許請求の範囲第1項又は
    第2項記載の非鉄金属板の連続熱処理装置。
  4. (4)上記冷却部が、還元あるいは不活性ガス雰囲気に
    維持されるハウジングと、該ハウジング内を通過して移
    送される被処理板を挟持するためのカーボン板と、該カ
    ーボン板の上記被処理板を挟持する面の反対側面に積層
    された冷却ジャケットとを有することを特徴とする特許
    請求の範囲第1項、第2項又は第3項いずれかに記載の
    非鉄金属板の連続熱処理装置。
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