JPH0441499Y2 - - Google Patents

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JPH0441499Y2
JPH0441499Y2 JP1292282U JP1292282U JPH0441499Y2 JP H0441499 Y2 JPH0441499 Y2 JP H0441499Y2 JP 1292282 U JP1292282 U JP 1292282U JP 1292282 U JP1292282 U JP 1292282U JP H0441499 Y2 JPH0441499 Y2 JP H0441499Y2
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square
magnetic disk
heat
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sealed
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JP1292282U
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は磁気デイスクと、磁気デイスクを収納
するジヤケツトとを備えた磁気デイスクカートリ
ツジに係り、特にジヤケツトの熱融着部に関す
る。
[従来の技術] 第1図ないし第3図は、この種磁気デイスクカ
ートリツジを説明するための図である。
磁気デイスクカートリツジは、ドーナツ状に打
ち抜かれた磁気デイスク1と、それを回転可能に
収容したジヤケツト2と、これら磁気デイスク1
とジヤケツト2の間に介在されたクリーニングシ
ート3とから構成されている。
磁気デイスク1は、柔軟性および弾力性を有す
る、例えばポリエステルなどの合成樹脂製ベース
フイルムの片面または両面に、磁気記録層を塗着
形成したものから構成されている。磁気デイスク
1の中央には記録再生装置の駆動軸に係合する透
孔4が設けられ、それの外周部には所定幅の記録
トラツクが形成されている。
ジヤケツト2は、その展開状態が2つの正方形
部2a,2bと、一方の正方形部2aの外側に形
成された3つの貼合用縁部5を有する略長方形状
をしており、例えば硬質ポリ塩化ビニル系シート
からなつている。
またクリーニングシート3はジヤケツト2の内
面上に配置され、その展開状態がジヤケツト2よ
り少し小さい2つの正方形部を合わせた長方形状
を有している。そして例えばポリプロピレン繊維
とレイヨン繊維の混抄不織布などからなつてお
り、部分的な熱融着によりジヤケツト2の内面に
固定されている。
これらジヤケツト2およびクリーニングシート
3の中央折曲線6(第3図参照)で区分された2
つの正方形部には、前記磁気デイスク1の透孔4
よりも径大で、その透孔4の周縁部分を露出する
ための駆動用開口7と、磁気ヘツドがアクセスす
るための記録再生用開口8と、磁気デイスク1の
周方向のトラツク開始点を検出し、それにより磁
気デイスク1の径方向移動開始時点を定め、正し
くトラツキングするための開始点検知孔9がそれ
ぞれ設けられている。
このようにクリーニングシート3を内面に融着
したジヤケツト2は、その中央折曲線8より折り
曲げられ、内面間中空部に磁気デイスク1を収容
する。しかる後、ジヤケツト2の一方の正方形部
2aの外側の3つの貼合用縁部5が折り曲げら
れ、各貼合用縁部5の内面と他方の正方形部2b
の外面とが熱融着されて、磁気デイスクカートリ
ツジが製作される。
ところで、各貼合用縁部5の内面と他方の正方
形部2bの外面とを熱融着する際には、従来、第
4図ならびに第5図に示すように、電熱コイル1
0を内蔵し、等間隔に配列された多数の鏝11を
有する熱板12を用いていた。この鏝11の鏝先
面11aはフラツトな面をしており、各貼合用縁
部5の外面にフラツトな鏝先面11aを押しつ
け、鏝先面11aからの熱により貼合用縁部5と
他方の正方形部2bを溶かし、貼合用縁部5の内
面と他方の正方形部2bの外面とを熱融着するも
のである。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、ジヤケツト2を構成する塩化ビ
ニル系シートの外面には通常、磁気デイスクカー
トリツジに塵埃などが付着するのを阻止するため
に帯電防止剤が塗布されている。
そのため、前述のフラツトな鏝先面11aで貼
合用縁部5の外面を押し付けても、帯電防止膜を
突き破ることができず、そのために貼合用縁部5
と他方の正方形部2bの融着強度が弱いという欠
点を有している。
また、融着後に貼合用縁部5と他方の正方形部
2bの間に検査治具を挿入して、両者の融着程度
も検査していたが、この検査に要する労力と時間
が大変であり、作業能率が悪かつた。
本考案は上記のような従来の問題点に鑑みなさ
れたもので、帯電防止膜に左右されず、貼合用縁
部と他方の正方形部を確実に熱融着できるととも
に、熱融着の程度を容易に確認できるジヤケツト
の熱融着部を備えた磁気デイスクカートリツジを
提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するため、本考案は、 磁気デイスクと、その磁気デイスクを回転可能
に収容しかつ収納された磁気デイスクを外部から
回転駆動および記録再生するための開口を有し、
表面に帯電防止膜を有するジヤケツトを備え、 そのジヤケツトは展開状態が、2つの正方形部
と一方の正方形部外側に3つの貼合用縁部を有す
る略長方形状で、かつ中央折曲線より折り曲げら
れたときジヤケツトの内面間中空部に前記磁気デ
イスクを収納するとともに、 一方の正方形部外側に前記3つの貼合用縁部
を、前記帯電防止膜を介して他方の正方形部外面
に熱融着するようになつている磁気デイスクカー
トリツジにおいて、 前記ジヤケツトの貼合用縁部の貼合後における
熱融着部外面が、他方の正方形部に向けて尖つた
先端部を有する多数の小凹部を集合した形状にな
つており、 他方の正方形部の表面にある帯電防止膜の、前
記小凹部の尖つた先端部に対応する部分を破つ
て、貼合用縁部と他方の正方形部が一体に熱融着
され、 この熱融着部が貼合用縁部に沿つて所定の間隔
をおいて多数形成されていることを特徴とするも
のである。
[実施例] 以下、第6図ないし第10図により本考案の一
実施例を説明する。
第6図および第7図は、本考案に用いられる熱
板12に設けられた多数の鏝11のうちの1つの
鏝先面11aの形状を示すもので、鏝先面11a
は多数の四角錐を寄せ集めた形状を有している。
この鏝先面11aをジヤケツト2の他方の正方
形部2bの外面に折り曲げられた各貼合用縁部5
の外面に押しつけると、鏝先面11aの各四角錐
の尖つた先端部が貼合用縁部5の外面の帯電防止
膜を突き破るため、塩化ビニル系シートが容易に
熱によつて溶ける。また、貼合用縁部5の下の正
方形部2bの外面も同様に帯電防止膜が破れるた
め、塩化ビニル系シートが容易に熱によつて溶け
る。
このようにして、多数の四角錐を寄せ集めた形
状を有する鏝先面11aを備えた多数の鏝11を
熱板12に設けることによつて、第8図に示すよ
うに貼合後のジヤケツト2には各貼合用縁部5に
多数の熱融着部13が目視でき、従来に比較して
極めて確実に貼合用縁部5の内面と正方形部2b
の外面とを熱融着することが可能となる。
第9図はこの貼合用縁部5の熱融着部13の詳
細を示すもので、図に示すように鏝先面11aの
多数の四角錐に対応する多数の四角錐凹部の集合
した形状の跡がはつきりと印される。このような
場合には熱融着が完全に行われ、貼合用縁部5と
正方形部2bとが確実に結合されている。
もし、鏝11の温度がまだ十分でないなどで熱
融着が不十分な場合には、例えば10図に示すよ
うに、多数の四角錐の尖つた先端部付近の跡のみ
が貼合用縁部5の熱融着部外面に印される。
したがつて、目視によつて極めて簡単に熱融着
の程度を知ることがきる。
なお、上記実施例では貼合用縁部5の熱融着部
外面が多数の四角錐凹部の集合した形状となる場
合を示したが、鏝先面11aの形状を種々変更す
ることになつて、熱融着部外面を例えば三角錐凹
部あるいは六角錐凹部の集合した形状として目視
できるようにすることが可能である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案は、ジヤケツトの貼
合用縁部の貼合後における熱融着部外面が、他方
の正方形部に向けて尖つた先端部を有する多数の
小凹部を集合した形状になつており、他方の正方
形部の表面にある帯電防止膜の、前記小凹部の尖
つた先端部に対応する部分を破つて、貼合用縁部
と他方の正方形部が一体に熱融着されている。
そのため帯電防止膜に左右されず、貼合用縁部
と他方の正方形部との熱融着が確実である。
またこの熱融着部は貼合用縁部に沿つて所定の
間隔において形成され、しかも熱融着部に多数の
凹部が形成されているため、ジヤケツトに対する
熱供給量が少なくて済み、また熱の放散が非常に
良好である。
通常のヒートシールのように連続した熱融着で
あると、ジヤケツトに対する熱供給量が大であ
り、しかも熱の放散が悪い。そうなるとジヤケツ
トが熱変形を起こし、ジヤケツト内部での磁気デ
イスクの回転がスムーズでなくなり、しかも磁気
デイスクとクリーニングシートとが局部的に圧接
して磨耗を生じてしまう。
その点本考案は前述のような構成になつている
ため、ジヤケツトの変形に伴う磁気デイスクの回
転障害やクリーニングシートの局部的な磨耗など
がない。
【図面の簡単な説明】
第1図はジヤケツト内に磁気デイスクを収容し
た磁気デイスクカートリツジの平面図、第2図は
第1図の−線断面図、第3図はジヤケツトと
クリーニングシートの展開図、第4図はジヤケツ
トの貼合用縁部を熱融着する従来の熱板の正面
図、第5図は第4図に示した熱板の下面図、第6
図は本考案に係る熱板の鏝先面の形状を示す正面
図、第7図はその鏝先面の下面図、第8図は熱融
着されたジヤケツトの貼合用縁部の熱融着部外面
を示す全体平面図、第9図はその熱融着部外面を
示す詳細平面図、第10図は熱融着が不十分な場
合の熱融着部外面を示す図である。 2……ジヤケツト、2a……正方形部、2b…
…他の正方形部、5……貼合用縁部、6……中央
折曲線、13……熱融着部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 磁気デイスクと、その磁気デイスクを回転可能
    に収納しかつ収納された磁気デイスクを外部から
    回転駆動および記録再生するための開口を有し、
    表面に帯電防止膜を有するジヤケツトを備え、 そのジヤケツトは展開状態が、2つの正方形部
    と一方の正方形部外側に3つの貼合用縁部を有す
    る略長方形状で、 前記3つの貼合用縁部を前記帯電防止膜を介し
    て他方の正方形部外面に熱融着した磁気デイスク
    カートリツジにおいて、 前記貼合用縁部の熱融着部外面が、他方の正方
    形部側に向けて尖つた先端部を有する多数の小凹
    部を集合した形状を備え、 他方の正方形部の表面にある帯電防止膜の、前
    記小凹部の尖つた先端部に対応する部分を破つ
    て、貼合用縁部と他方の正方形部が熱融着し、 この熱融着部が貼合用縁部に沿つて所定の間隔
    をおいて多数形成されていることを特徴とする磁
    気デイスクカートリツジ。
JP1292282U 1982-02-03 1982-02-03 磁気デイスクカ−トリツジ Granted JPS58118576U (ja)

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