JPH044145B2 - - Google Patents

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JPH044145B2
JPH044145B2 JP58148668A JP14866883A JPH044145B2 JP H044145 B2 JPH044145 B2 JP H044145B2 JP 58148668 A JP58148668 A JP 58148668A JP 14866883 A JP14866883 A JP 14866883A JP H044145 B2 JPH044145 B2 JP H044145B2
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JP
Japan
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laminate
prepreg
tensile strength
ratio
base material
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JP58148668A
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JPS6040244A (ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、熱硬化性樹脂積層板の製造法に関
し、その目的は、そりが小さい積層板の製造法を
提供するにある。 フエノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル
樹脂等の熱硬化性樹脂積層板は、回路基板等電子
機器類などで広く利用されているが、印刷配線加
工工程の合理化、電子機器の小型化による実装密
度の増大等により、そりのより小さい積層板が要
求される様になつてきた。また部品の実装法にお
いて小型化、高密度化に対処する為、従来のイン
サート方式が、フエースボンデイング方式に移行
し、部品の接着安定性に大きく影響を及ぼすそり
特性はすぐれたものが要求されこれらの要求値は
非常に厳しい状況になつてきている。 しかしながら、従来知られている積層板の場
合、この様な特性を全て備えた製品は市販される
に至らず、その改良、改善が進められているが、
十分満足するに至つていない。 そり特性を向上させる手段として、片面銅張
り、積層板の場合、銅はく面の側に収縮の大きい
リンタ紙等を用い、バランスをとる事が有効であ
ると考えられているが、この場合、残銅率によ
り、そりの挙動が大きく変わる等の欠点がある。 本発明はこのような点に鑑みなされたものであ
り、寸法収縮が小さく、そりの良好な積層板の製
造法に関するものである。 本発明は基材に、熱硬化性樹脂を含浸、乾燥
し、プリプレグを得、この必要枚数を加熱加圧す
る積層板の製造法に於て、積層板の両側に1枚も
しくは2枚配置されるプリプレグに用いる基材の
横方向に対する縦方向の抗張力の比が1.15〜1.50
すなわち抗張力の比が横方向:縦方向=1:1.15
〜1.50であり、中側に用いる基材の横方向に対す
る縦方向の抗張力の比が1.05〜1.30すなわち、抗
張力の比が横方向:縦方向=1:1.05〜1.30であ
り、かつ、両側に配置されるプリプレグに用いる
基材の横方向に対する縦方向の抗張力の比が、中
側に用いる基材の横方向に対する縦方向の抗張力
の比より大であることを特徴とする積層板の製造
法である。 両側に配置されたプリプレグの紙基材の横方
向、縦方向の抗張力の比が縦/横=1.15未満の場
合、大きなおわんぞりになる傾向が示され、又
縦/横=1.50を越えると、横方向のそりが大きく
なり、回路加工工程で、作業性に悪影響を及ぼ
し、縦/横=1.25〜1.40の範囲で選ぶことが好ま
しい。 また中側に配置されたプリプレグの紙基材の横
方向、縦方向の抗張力の比が縦:横=1.05未満の
場合、大きなおわんぞりになる傾向が示され、又
縦/横=1.30を越えると、横方向のそりが大きく
なり縦/横=1.15〜1.25の範囲で選ぶことが好ま
しい。 本発明に使用される熱硬化性樹脂としては、フ
エノール樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂
等、積層板に用いられる一般の熱硬化性樹脂が使
用される。加熱加圧条件は熱硬化性樹脂積層板の
製造で使用される通常の条件が使用される。 この様にして得られた積層板は、すぐれた寸法
特性およびそり特性を有し、例えば、民生用電子
機器の回路基板として好適なものである。 実施例 1 抗張力の比が縦/横=1.13のクラフト紙にフエ
ノール樹脂溶液を含浸処理した後、150℃で3分
間乾燥して被着樹脂分50%のプリプレグを得た。
(プリプレグA) 抗張力の比が縦/横=1.35のクラフト紙にフエ
ノール樹脂溶液を含浸した後、同じ条件で被着樹
脂分50%のプリプレグを得た(プリプレグB) かくして得たそれぞれのプリプレグにおいてプ
リプレグAを中側に配置し、両側にプリプレグB
を4枚配置した構成物の片側に35μの銅はくをお
き成型温度160℃、成型圧力100Kg/cm2、成型時間
80分で、厚さ1.6mmの銅張り積層板を得た。 上記積層板について、そり特性を測定したとこ
ろ、別表の結果を得た。 実施例 2 抗張力の比が縦/横=1.45のクラフト紙に実施
例1と同様な方法でプリプレグを得た。(プリプ
レグC) 実施例1のプリプレグAを中側に4枚配置し、
外側にプリプレグC配置した構成物を実施例1と
同様な方法で1.6mmの銅張り積層板を得た。 上記積層板について、そり特性を測定したとこ
ろ、別表の結果を得た。 実施例 3 抗張力の比が縦/横=1.25のクラフト紙に実施
例1と同様な方法でプリプレグを得た。(プリプ
レグD) プリプレグDを中側に4枚配置し、実施例1の
プリプレグBを外側に配置した構成物を、実施例
1と同様な方法で1.6mmの銅張り積層板を得た。 上記積層板について、そり特性を測定したとこ
ろ、別表の結果を得た。 比較例 1 実施例1のプリプレグAを6枚重ね合せた片側
の面に35μの銅はくを置き、実施例1と同様の条
件で1.6mmの銅張り積層板を得た。 この積層板の諸特性を測定したところ別表の結
果を得た。 比較例 2 実施例1のプリプレグBを用いて、比較例1と
同様な方法で1.6mmの銅張り積層板を得た。 この積層板の諸特性を測定したところ、別表の
結果を得た。 比較例 3 比較例2の積層板の銅はく面側に、混抄紙を使
用したプリプレグを用い、比較例1と同様な方法
で、1.6mmの銅張り積層板を得た。この積層板の
諸特性を測定したところ別表の結果を得た。
【表】 以上実施例、比較例からも明らかな様に、本発
明の方法により、そり特性のすぐれた積層板を製
造することが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の実施例、比較例でそりを測定
するための試験片の平面図である。 符号の説明、1……銅はく、2……基板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基材に、熱硬化性樹脂を含浸、乾燥し、プリ
    プレグを得、この必要枚数を加熱加圧する積層板
    の製造法に於て、積層板の両側に1枚もしくは2
    枚配置されるプリプレグに用いる基材の横方向に
    対する縦方向の抗張力の比が1.15〜1.50であり、
    中側に用いる基材の横方向に対する縦方向の抗張
    力の比が1.05〜1.30であり、かつ、両側に配置さ
    れるプリプレグに用いる基材の横方向に対する縦
    方向の抗張力の比が、中側に用いる基材の横方向
    に対する縦方向の抗張力の比より大であることを
    特徴とする積層板の製造法。 2 基材がクラフト紙である特許請求の範囲第1
    項記載の積層板の製造法。
JP58148668A 1983-08-12 1983-08-12 積層板の製造法 Granted JPS6040244A (ja)

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JP58148668A JPS6040244A (ja) 1983-08-12 1983-08-12 積層板の製造法

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JP58148668A JPS6040244A (ja) 1983-08-12 1983-08-12 積層板の製造法

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JPS6040244A JPS6040244A (ja) 1985-03-02
JPH044145B2 true JPH044145B2 (ja) 1992-01-27

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JP58148668A Granted JPS6040244A (ja) 1983-08-12 1983-08-12 積層板の製造法

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JPH07115444B2 (ja) * 1986-06-13 1995-12-13 東芝ケミカル株式会社 銅張積層板

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JPS6040244A (ja) 1985-03-02

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