JPH0441353A - シート状体の供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、積重されたシート状体を順次供給するシート
状体の供給装置に関する。

従来の技術 近年、静電式複写機などには、同一寸法、複数枚のシー
ト状の原稿を自動的に１枚ずつ読取位置へ搬送して原稿
の光学的走査を行い、原稿像の読取露光動作を行う循環
式原稿供給装置が備えられる傾向にある。

複写される原稿は、前記原稿供給装置の原稿収納部へ積
重して収納される。複写動作が開始すると、自動的に、
前記原稿収納部から原稿が１枚ずつ給紙されて、読取位
置が備わる原稿搬送経路へ搬送される。

仮に、読取位置を搬送する原稿が搬送すべき方向に対し
て斜向した姿勢で搬送されてしまっては、読取露光によ
って読取られた原稿像は記録紙上に斜向して複写されて
しまい、複写機の品位が低下してしまう。したがって、
搬送される原稿は前記原稿収納部からの給紙段階から確
実に前記斜向搬送を防止する必要がある。

斜向搬送を防止して直進搬送に規制する典型的な従来例
は、特開昭５６−７５６６８に開示されている。前記従
来例では、原稿収納部において積重される原稿の幅方向
両端部は対向する一対の整合板によって整合される。前
記原稿収納部から給紙される原稿の給紙方向下流側には
、一方の整合板に対して並行に延在する案内板が前記給
紙方向に沿って固定配置され、さらに前記案内板の近傍
には、給紙された原稿を前記案内板へ向けて斜向して搬
送するように、斜めに傾けた搬送ローラが設けられてい
る。前記構成によって、給紙された原稿は前記搬送ロー
ラによって、−旦前記案内板へ向けて斜向搬送され、前
記案内板によって幅方向一方端を搬送方向に沿うように
規制する。こうして案内板を経た原稿は、斜向する姿勢
が修正され、確実に搬送方向に沿って直進する。すなわ
ち、寸法の異なる原稿が搬送された場合、搬送経路上を
搬送される各原稿は幅方向一方端が同一軌跡をたどり、
幅方向中心位置はそれぞれ異なる。

発明が解決しようとする課題 一方、静電式複写機などにおいて原稿像を読取露光する
光学系のレンズなどに関して、その解像力を最も効率よ
く利用するためには、前記読取位置へ搬送されるであろ
う原稿の幅方向中心位置とレンズの中心位置とを合致さ
せればよい。すなわち、前記光学系の配置を考慮すると
、原稿は異種寸法にかかわらず、幅方向中心位置が同一
の軌跡を辿るように搬送させる、いわゆるセンタ基準で
あることが望ましい。けれども、従来例では、前述のよ
うに幅方向一方端を基準とする構成であって、センタ基
準を実現することはできない。

したがって本発明の目的は、簡素な構成によって、シー
ト状体の斜向搬送を確実に防止することができるととも
に、幅方向中心位置を基準として直進搬送することがで
きるシート状体の供給装置を提供することにある。

課題を解決するための手段 本発明は、対向する一対の整合板によって幅方向端部が
整合されて積重されるシート状体を順次供給するシート
状体の供給装置において、一方の整合板から供給方向下
流側へ連続延在して設けられる案内板と、 シート状体の供給方向下流側において、前記案内板に連
結して設け゛られ、シート状体の幅方向中心位置から案
内板へ向けて斜向する方向に沿って前記シート状体を搬
送する斜向搬送手段とを含むことを特徴とするシート状
体の供給装置である。

作　　用 本発明のシート状体の供給装置に従えば、積重されるシ
ート状体の幅方向端部を整合する一対の整合板において
一方の整合板からは案内板が供給方向下流側へ連続して
延在する。また前記案内板に連結して斜向搬送手段が設
けられ、供給されたシート状体をシート状体の幅方向中
心位置から案内板へ向けて斜向する方向に沿って搬送す
る。

したがって供給されて案内板へ斜向して搬送されてきた
シート状体は、前記案内板に沿って幅方向端部が規制さ
れ、供給方向に沿って直進する。

またシート状体の寸法に応じる整合板の整合動作に伴っ
て、前記案内板および斜向搬送手段は移動する。前記整
合板は積重されるシート状体の幅方向中心位置を基準に
整合されるので、前記案内板および斜向搬送手段もまた
、幅方向中心位置を基準として移動する。すなわち供給
される幅方向中心位置は異種寸法にかかわらず、同一軌
跡をたどることができる。

実施例 第１図は本発明の一実施例の基本的構成を示す側面図、
第２図はその平面図、さらに第３図は本発明に従う循環
式原稿供給装置４０を示す簡略化した断面図である。

原稿供給装置４０は、たとえば転写型静電式複写機４２
（後述の第６図参照）に装備して用いられる。載置部材
１１上に整合して積重された複数枚のシート状の原稿り
は給紙手段１２によって給紙され、確実に搬送する姿勢
が規制されて搬送経路６７へ搬送される。前記原稿りは
第１透明板６４が配置されて構成される第１読取位ｆｆ
６１にその一方表面を提示し、反転後、第２透明板６５
によって構成される第２読取位置６２へその他方表面を
提示する。各読取位置６１．６２に提示された原稿の各
原稿像が複写機４２内部に備わる光学系によって読取露
光され、記録紙Ｐ上に複写される０表裏両面の提示が終
了した原稿りは、搬送経路７３を介して載置部材１１に
積重される原稿りの最下部に搬送ローラ１０４，１０５
などによって戻される。

以下、第１図および第２図を参照して、実施例において
載置部材１１から原稿りを給紙する構成について説明す
る。

載置部材１１に複写のために積重される原稿りは、給紙
方向４に直角な幅方向両端部を、対向する整合板１．２
によって整合される。たとえば板状体が逆り字状に屈曲
して成る整合板１，２は、相互に対向する方向に沿って
近接／離間移動することができ、積重される原稿りの寸
法に応じて、手動で整合位置が設定される。すなわち積
重される原稿りは寸法にかかわらず、その幅方向中心位
置は一定である。また給紙方向上流端は側部揃え片３に
よって整合される。

給紙手段１２は、吸着搬送手段５と排気用ダクト６とを
含む。吸着搬送手段５は、載置部材１１の給紙方向４下
流側であって上方側に設けられ、給紙方向４の直角方向
に軸線を有する２本のローラ７ａ、７ｂに無数の開孔８
が形成される無端状ベルト９を複数本巻き掛けて成る。

無端状ベルト９の内方側には、吸気用ダクト１０が配置
する。

吸気用ダクト１０からの吸着力がベルト９を介して最上
部の原稿りに作用し、ベルト９の反時計まわりの駆動（
第１図参照）によって、前記最上部の原稿りが１枚ずつ
給紙方向４へ向けて吸着搬送される。排気用ダクト６は
、最上部の原稿りの吸着を容易とさせるために、積重さ
れる原稿りの給紙方向下流端へ向けて排気流を吹き付け
、前記下流端を１枚ずつにさばく、なお本実施例におい
て、給紙手段１２が吸着搬送手段５と排気用ダクト６と
によって構成されることは制限されることではない。

また、以後の説明において、給紙手段１２によって給紙
された原稿の参照符をＤｉとし、積重される原稿りと区
分して示す。

本実施例においては、一方の整合板１に比べて、他方の
整合板２は、給紙方向４下流側に沿ってより延在して設
けら・れ、前記延在する部分は給紙されて搬送を開始す
る原稿Ｄｉの幅方向端部を規制する案内板１５を成す、
前記案内板１５の上下端には、搬送される原稿Ｄｉの両
表面側をそれぞれ臨む上側案内板１６と、下側案内板１
７とが設けられる。前記案内板１５〜１７に亘って、原
稿Ｄｉを前記案内板１５へ向けて斜向搬送する斜向搬送
手段１８が設けられる。

第４図は、斜向搬送手段１８の簡略化した構成を示す分
解斜視図である。斜向搬送手段１８は、原稿ＤＩを挟持
して搬送する一対の搬送ローラ１９ａ、１９ｂと、前記
搬送ローラ１９ａ、１９ｂに動力を伝達する動力伝達手
段２０とから成る。

一対の搬送ローラ１９ａ、１９ｂは、ゴムなどの弾性材
料から成り、上ローラ１９ａは、板ばねなどから形成さ
れて上側案内板１６上に支持されるばね部材２１によっ
て回転軸が回転自在に支持されて、下ローラ１９ｂ側へ
押圧付勢される。下ローラ１９ｂの回転軸３１は、下側
案内板１７から下方へ立設されるブラケット２２ａ、２
２ｂに回転自在に枢支される。

上ローラ１９ａと下ローラ１９ｂとは、案内板１５に対
して斜めに配置されており、前記搬送ローラ１９ａ、１
９ｂによって原稿Ｄｉが搬送されるであろう搬送方向２
３は、第２図において２点鎖線て示されており、前記搬
送方向２３が給紙方向４と成す角度θはたとえば３〜５
度に設定される。換言すれば、前記角度θはローラ１９
ａ、１９ｂの回転軸線と、案内板１５への法線との成す
角度に相当する。

前記案内板１５に関して、原稿りが搬送される側と対向
する外方側には、動力伝達手段２０を構成する歯車２４
．２５が噛合して配置する。一方の歯車２５の半径方向
内方側には、たとノば筒部材２６を介して角シヤフト２
７が摺動自在に挿通されており、前記角シヤフト２７に
図示しない駆動モータＭ１からの駆動力が伝達される。

前記筒部材２６にはフランジが形成され、前記案内板１
５から下方側へ連続して形成される連結板２８上に形成
される係止部材２９のリング状の円盤部と前記フランジ
は係合゛する。

前記他方の歯車２４の回転軸３０と前記下ローラ１９ｂ
の回転軸３１とは、案内板１５に設けられるユニバーサ
ルジヨイント３２によって連結される。したがって、前
記駆動モータＭ１の駆動力は角シヤフト２７を介して一
方の歯車２５を駆動し、噛合する他方の歯車２４に伝達
されて、さらにユニバーサルジヨイント３２を介して下
ローラ１９ｂを駆動する。上ローラ１９ａは、前記下ロ
ーラ１９ｂに従動して駆動する。また整合板２を積重さ
れる原稿りの寸法に応じて摺動すると、前記案内板１５
および搬送ローラ１９ａ、１９ｂも摺動し、連結板２８
、係止部材２９および筒部材２６を介して歯車２５は角
シヤフト２７上を摺動する。すなわち、整合板１，２の
摺動に伴って搬送ローラ１９ａ、１９ｂおよび動力伝達
手段２０も摺動し、確実に駆動モータＭ１からの駆動力
は搬送ローラ１９ａ、１９ｂへ伝達される。

第５図は、本実施例の搬送規制動作を説明するための図
である。前述のように搬送ローラ１９ａ１９ｂを斜向配
置することによって斜向搬送手段１８を搬送する原稿Ｄ
ｉは、幅方向中心位置から案内板１５へ向けて斜向して
搬送されることになる。したがって、第５図（１）にお
いて２点鎖線で示されるように給紙手段１２によって給
紙された原稿Ｄｉがその幅方向端部を給紙方向４と並行
でない姿勢、いわゆる斜向姿勢で搬送される場合であっ
ても、前記斜向搬送手段１８によって前記原稿Ｄｉは案
内板１５へ向けて一旦搬送され、前記案内板１５によっ
て搬送される原稿Ｄｉの幅方向端部は規制されて給紙方
向４に沿うように修正される。

なお、給紙された原稿Ｄｉの給紙方向下流側が前記搬送
ローラ１９ａ、１９ｂにさしかかるときには、前記給紙
手段１２の吸着搬送手段１５における吸着搬送を停止す
るように制御する。したがって、前記原稿Ｄｉは前記搬
送ローラ１９ａ、１９ｂの搬送力のみによって搬送され
る。すなわち前記吸着搬送によって斜向搬送手段１８に
よる案内板１５への斜向搬送が制約されることはない。

こうして前記斜向搬送手段１８を経た原稿Ｄｉは、第５
図（２）の２点鎖線で示されるように、その幅方向端部
を給紙方向４に沿って直進して搬送されることになる。

さらに、前記斜向搬送手段１８は、前記整合板１．２の
原稿りの寸法に応じる手動設定に伴って移動する。前記
整合板１，２は、載置部材１１上に載置される原稿りの
幅方向中心位置を基準として摺動するので、前記案内板
１５および斜向搬送手段１８もまた搬送される原稿Ｄｉ
の幅方向中心を基準として移動することになる。したが
って、搬送される原稿Ｄｉの幅方向−万端を規制する構
成が、搬送される原稿Ｄｉの幅方向中心位置を基準とし
て移動するので、搬送される原稿りの異種寸法にかかわ
らず、幅方向中心位置は同一軌跡を辿ることができる。

すなわち、いわゆるセンタ基準による搬送が実現できる
。第５図（２）には、２点鎖線で示される一方の原稿Ｄ
ｉと前記原稿よりも幅方向寸法が大きい点線で示される
他方の原稿Ｄｉｌが搬送される場合であっても、前記案
内板１５および斜向搬送手段１８の幅方向中心位置３３
を基準とする移動に応じて、センタ基準による搬送が実
現されている状態がまた示されている。

したがって本実施例によれば、簡素な構成によって、給
紙された原稿の斜向搬送を確実に防止することができる
とともに、原稿の異種寸法にかかわらずセンタ基準によ
る搬送が実現でき、複写機における光学系などの性能を
効率よく利用することができる。

以下、第３図を参照して、原稿供給装置４０における原
稿りの搬送を説明する。載置部材１１に積重され、給紙
手段１２によってその最上部から給紙された原稿りは、
前述のように確実に直進搬送されるように修正され、搬
送経路６７へ供給される。

搬送経路６７は、一対の案内部材と搬送方向に沿って設
けられる各一対の複数のローラ４４．４５．４６とから
成り、給紙された原稿Ｄｉを第１透明板６４上へ搬送す
る。ここで、搬送経路６７の第１透明板６４側出口には
、一対の第ルジストローラ４７が設け゛られる。第ルジ
ストローラ４７の回転軸には、図示しないクラッチＣＬ
ＴＩを介して動力伝達手段が連結されている。このクラ
ッチＣＬＴＩの連結／遮断制御による第２レジストロー
ラ４７の回転／停止制御によって、原稿Ｄｉの第１透明
板６４への搬送時期が制御される。

原稿Ｄｉは、原稿案内部材５０と第１透明板６４との間
隙を搬送されることによって、その一方表面の原稿像が
第１読取位置６１に提示される。

次に原稿Ｄｉは反転手段１３４によってその搬送方向が
反転された後、第２レジストローラ４８によって第２透
明板６５上へ搬送される０反転手段１３４において、第
１透明板６４からの原稿Ｄｉは、一対の案内部材と搬送
方向に沿って設けられる各一対の搬送ローラ７４．７５
によって形成される搬送経路１０８から、方向転換風５
５を経て搬送経路６８へ導入される。搬送経路６８には
、正逆回転可能な反転用ローラ７６が設けられており、
搬送経路６８に搬送された原稿Ｄｉをこの反転用ローラ
７６の回転方向を反転することによって搬送経路１３５
へ搬送する。搬送経路１３５に導かれた原稿Ｄｉは、搬
送ローラ１００によって第２レジストローラ４８へ搬送
される。

第２レジストローラ４８の回転軸には、図示しないクラ
ッチＣＬＴ２を介して動力伝達手段が連結されている。

このクラッチＣＬＴ２の連結／遮断制御による第２レジ
ストローラ４８の回転／停止制御によって、原稿Ｄｉの
第２透明板６５への搬送時期が制御される。第２レジス
トローラ４８によって原稿案内部材５１と第２透明板６
５との間隙へ搬送される原稿Ｄ１は、予め反転手段１３
４においてその搬送方向が反転されているために５その
他方表面の原稿像を第２読取位置６２に提示する。

これら両表面の原稿像の提示が終了した原稿Ｄｉは、一
対の案内部材と搬送方向に沿つ°ζ設けられる各一対の
搬送ローラ１０１とによって形成される搬送経路７３を
案内され、搬送ローラ１０２によって原稿りが積載され
る載置部材１１へ搬送される。搬送される原稿Ｄｉは、
載置部材１１に沿って設けられた酸糖搬送ローラ１０４
，１．０５によって、載置部材１１上に収納された原稿
りの最下部に収納されて戻される。載置部材１１におけ
る原稿の収納方向下流側には、図示しない検出器Ｓ１が
設けられ、積重される原稿りの供給動作の一循環を検出
する。

第６図は原稿供給装置４０を備えた複写機４２の基本的
構成を示す簡略化した断面図である。複写機４２の本体
４１上部には、前述の原稿供給装置４０と押圧板４９と
が設けられる。前記本体４１上部においては、前述の原
稿供給装置４０における第１読取位置６１および第２読
取位Ｗ６２に対応して、押圧板４９に関して本体４１の
被押圧面に第３透明板６６が配置され、第３読取位置６
３を構成する。製本化された書籍などの原稿像は、前記
第３読取位置６３に提示されて露光される。

複写機本体４１内部には露光手段７６が設けられ、第１
および第２読取位置６１，６２、あるいは第３読取位置
６３において提示される原稿像を、水平な回転軸線を有
し、矢符Ｒ１３方向に回転駆動される直円筒状の感光体
７７に結像して、帯電用コロナ放電器７８によって予め
帯電された感光体７７の表面に原稿像に対応した静電潜
像を形成する。露光手段７６において、光源６つと反射
鏡７０とを備える第１移動体７１は、第１〜第３読取位
置６１〜６３にそれぞれ変位し、提示された原稿に光照
射し、その反射光は第２移動体７２の反射鏡７９．８０
　、ズームレンズ８１、および反射鏡８２を経て感光体
７７上に結像される。

感光体７７に形成された静電潜像は、現像装置８３によ
ってトナー像に非像化され、転写用コロナ放電器８４に
よって、記録紙Ｐの一方表面に転写される。記録紙Ｐは
、予め給紙カセット８５に収納されており、一対の第３
レジストローラ８６を含む搬送手段８７によって搬送さ
れ、転写が行われる転写領域８８に導かれる。第３レジ
ストローラ８６の回転軸には、図示しないクラッチＣＬ
Ｔ３を介して動力伝達手段が連結されている。このクラ
ッチＣＬＴ３の連結／遮断制御を、前記第１または第２
レジストローラ４７．４８のクラッチＣＬＴ１．ＣＬＴ
’２の制御に基づいて行うことによって、感光体７７上
のトナー像に対して第３レジストローラ８６による記録
紙Ｐの搬送時期を合わせることができる。転写用コロナ
放電器８４によってトナー像が転写された記録紙Ｐは、
搬送手段８つから定着装置９０に導かれて定着される。

定着後の記録紙Ｐは、方向変換手段９１によって記録紙
Ｐの搬送方向が反転され、搬送経路９２を経て中間収納
手段９３に一旦収納される。中間収納手段９３の記録紙
Ｐは、搬送手段９４および第３レジストローラ８６によ
って再び転写領域８８に導かれ、記録紙Ｐの他方表面に
トナー像が転写される。転写が終了した記録紙Ｐは、搬
送手段８９、定着装置９０、および搬送経路９５を経て
機外のトレイ９６に排出される。

ここで、原稿りの一方表面が読取られ、感光体７７で露
光されるときには、移動体７１は第１読取位置６１の直
下に位置され、他方表面が読取り露光されるときには、
第２読取位置６２の直下に位置される。なお、書籍など
の原稿の場合には、第１移動体７１が第３読取位１６３
を水平走査され、露光が行われる。このとき第２移動体
７２もまた、半分の走査速度で第１移動体７１と同一方
向に走行駆動される。こうして原稿りの表裏両面が、対
応する記録紙Ｐの表裏両面にそれぞれ複写される。給紙
カセット８５．９７．９８．９９からは、たとえば相互
に異なるサイズを有する記録紙Ｐが転写領域８８に選択
的に搬送される。

第７図は、複写機４２の電気的構成を示すブロック図で
ある。複写機４２の構成において、搬送ローラ１９ａ、
１９ｂを始めとする複数のローラなどを回転駆動するモ
ータＭｌ、Ｍ２．Ｍ３．・・・などはモータ駆動回路１
１０に接続されろ。また、ローラやモータとの間に設け
られ、その駆動タイミングを制御して原稿供給装置４０
内を搬送される原稿Ｄｉと、本体４１内を搬送される記
録紙Ｐとの搬送タイミングの同期などを行うクラッチＣ
ＬＴＩ、ＣＬＴ２．ＣＬＴ３．・・・などは、クラッチ
駆動回路１１１に接続される。方向転換風５５などを作
動させる電磁ツルノイドＳＱＬ　１などは、ソレノイド
駆動回路１１２に接続される。これらの駆動回路１１０
〜１１２は、インタフェイス回路１１３に接続されてい
る。

インタフェイス回路１１３には、直流電源１１４、原稿
りの一循環を検出する検出器を始めとして記録紙Ｐの搬
送状態を検出する各種検出器Ｓ１・・、露光手段７６を
駆動する駆動回路１１５、さらに複写機本体４１に設け
られている操作パネル１１６の入力操作キー１１９、お
よび操作パネル１１６の表示手段１１８を駆動する表示
駆動回路１１７などが接続される。

インタフェイス回路１１３は、マイクロコンピュータな
どによって実現される制御回路１２０と接続され、前記
検出器からの検出信号を制御回路１２０に送出するとと
もに、制御回路１２０からの制御信号に応じて、前記各
種駆動回路１１０〜１１２．１１５，１１７を制御する
。制御回路１２０には、リードオンリメモリ　（ＲＯＭ
＞１２１とランダムアクセスメモリ　（ＲＡＭ）１２２
とが接続されており、メモリ１２１に予め記憶されてい
る制御用プログラムに従って、制御回路１２０は複写機
４２と原稿供給装置４０とを協働して複写動作の制御を
行う。メモリ１２２は、たとえば複写動作の制御に必要
となるカウンタやタイマやフラグなどの演算用領域とし
て使用される。

またインタフェイス回路１１３は、駆動回路１１５を介
して露光手段７６を駆動し、第１〜第３読取位置６１〜
６３における光源６つの点灯・消灯および点灯レベルな
どを制御する。さら１こインタフェイス回路１１３は、
操作パネル１１６の入力操作キー１１９によって入力さ
れる信号を制御回路１２０に送出し、また複写動作の進
行情況などに関する情報を表示駆動回路１１７によって
表示手段１１８を駆動して表示する。

さらにまたインタフェイス回路１１３には、原稿供給装
置４０を用いた複写態様を選択するセレクトスイッチ５
ＳＷＩ〜５ＳＷ４が接続されている。これによって複数
枚の原稿りから複数枚の複写記録を行うｇ様として、片
面原稿から片面複写、片面原稿から両面複写、・両面原
稿から片面複写、さらに両面原稿から両面複写などの各
種複写態様が選択される。

したがって、本実施例によれば、簡素な構成によって確
実に斜向姿勢での原稿搬送を防止し、直進搬送を実現す
ることができる。したがって、複写機において、記録紙
上に原稿像が斜向して複写されることが確実に防止でき
る また、センタ基準による搬送が実現でき、前記原稿供給
装置を装備する複写機の光学系の解像力を効果的に利用
することができ、読取られて記録紙上に複写される原稿
像の品位、さらには複写機の品位が格段に向上する。

なお、本実施例においては、載置部材に載置される原稿
の積重方向上方側から給紙し、下方側から再収納する、
いわゆる上取り下戻し構造に関連して説明しているけれ
ども、下取り上戻し構造であってもよい。

また、本実施例には循環式原稿供給装置の構成に関連し
て説明しているけれども、他のシート状体の供給装置で
あってもよい。

発明の効果 本発明によれば、整合板に連続する案内板と案内板へ向
けてシート状体を斜向搬送する斜向搬送手段との簡素な
構成によって、供給されたシート状体を確実に供給方向
に沿う直進搬送に修正することができ、斜向姿勢での搬
送を確実に防止することができる。

また、前記案内板および斜向搬送手段は整合板のシート
状体の寸法に応じる設定に伴ってその幅方向中心位置を
基準として移動することができるので、供給して搬送さ
れるシート状体は、異種寸法にかかわらず搬送方向中心
位置に同一軌跡を辿らせる、いわゆるセンタ基準を実現
することができる。したがって複写機などにおける光学
系の解像力などの性能を効率的に利用することができ、
複写機として品位が格段に向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の基本的構成を示す側面図、
第２図は本発明の一実施例のの基本的構成を示す平面図
、第３図は原稿供給装置４０を示す簡略化した断貢図、
第４図は斜向搬送手段１８の簡略化した構成を示す分解
斜視図、第５図は本実施例における搬送規制動作を説明
するための図、第６図は原稿供給装置４０を備える複写
機４２の基本的構成を示す簡略化した断面図、第７図は
複写機４２の電気的構成を示すブロック図である。 １．２−整合板、４・・・給紙方向、１１・・・載置部
材、１２　給紙手段、１５・・案内板、１６・・・上側
案内板、１７　下側案内板、１８・・・斜向搬送手段、
１９ａ、１９ｂ・・・搬送ローラ、２０・・動力伝達手
段、２７・・角シヤフト、２８・連結板、３２・・ユニ
バーサルジヨイント、４０・・・循環式原稿供給装置、
４２・・・複写機、Ｄ・−・原稿 代理人　　弁理士　画数　圭一部 第４２

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 対向する一対の整合板によって幅方向端部が整合されて
   積重されるシート状体を順次供給するシート状体の供給
   装置において、 一方の整合板から供給方向下流側へ連続延在して設けら
   れる案内板と、 シート状体の供給方向下流側において、前記案内板に連
   結して設けられ、シート状体の幅方向中心位置から案内
   板へ向けて斜向する方向に沿って前記シート状体を搬送
   する斜向搬送手段とを含むことを特徴とするシート状体
   の供給装置。