JPH0441245B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はバーナーに係り、特に多ノズルバーナ
ー構造に関するものである。

従来技術、および発明が解決しようとする課題 連続ガラス融解法は、タンク型の融解炉内に維
持される融解ガラスプール内に粉状バツチ材料を
配置して、該材料が融解ガラスプール内に融解さ
れるにいたるまで熱エネルギを加える過程を伴な
つている。融解タンクは、伝統的に、成形作業の
ためにガラスが排出される前に十分な均質化を行
う目的をもつて、融解ガラスの流れに対して十分
な滞留時間を提供すべく比較的多量の融解ガラス
を収容する。タンク型融解炉内におけるこれら循
環する流れは、結果的に、熱エネルギを十分に利
用できないであろう。在来型のオーバーヘツド
（頭頂）式放射加熱は、その放射エネルギの単に
一部分のみが、融解される材料に対して指向され
るという点で不十分である。

なお、バツチ生産とは、一定の原料を処理装置
に装入して製品を作り出すサイクルを繰り返す生
産方式を言うが、本明細書における「バツチ」は
この生産方式における原材料を指す。

前記のごとき在来のタンク型ガラス融解炉に代
るものとして、カンクルおよびマテサの米国特許
第4381934号が、増強バツチ液化法、即ち大量の
バツチが比較的小さい液化容器内で効率的に液化
される方法を開示している。この形式の方法は、
特に強められた熱源を使用する場合、高温排気ガ
スの発生が比較的少量である。排気ガスからの熱
は回収され、液化容器に供給されるバツチ流を直
接加熱するために使用され、もつて、この方法の
全効率が向上せしめられるようになつている。

バツチ材料を液化させるために加熱するとき
は、熱を効率的に用いるために、炉内の露出され
たバツチにおけるバーナーによる有効加熱範囲を
最大限にすることが望ましい。米国特許第
4381934号に開示されている加熱容器内のバツチ
層を効果的に加熱するようにバーナーを配置する
に当たつては、いくつかの要因を考慮しなければ
ならない。バーナーからの炎がバツチ層に近過ぎ
るときには、炎の衝撃によつてバツチ層が不安定
な状態になる。その結果、バツチ層は容器内の下
方に次第に崩落し、バツチ層の厚さが不均等にな
り、望ましくない製品を生じさせる。さらに、結
果として生起される乱流が、バーナー排気流中の
同伴粒子の増加を招来する。考慮さるべきもう一
つの要因は、バツチ層の上部区域に対して炎を直
接向けてはならないことである。何故なら、強い
熱が付近の耐火材料に悪影響を及ぼすからであ
る。さらにまた、もしバーナーの炎が、壁を加熱
する前に過度に長い距離を通過しなければならな
いならば、熱効率が失われる。

バツチ層をより効果的に加熱するために、加熱
容器内においてバツチ層に沿う良好な炎分配が行
われるように追加のバーナーが配置され得る。こ
れは、より良い炎有効加熱範囲を生じるが、その
ような代替手段は、追加のバーナー装置およびそ
れに対応する道具立て、整備並びに冷却手段が必
要であるが故に加熱法を複雑化する。

一代替方式として、複数の出口を有する単一の
バーナーが、効果的な炎分配を維持しつつバーナ
ーの個数を減らすために使用され得る。この単一
バーナーは、追加の道具立てまたは整備コストを
必要とすることなしにバツチ層上にバーナー炎を
展開し得る。多ノズルバーナーはバツチ層付近に
位置づけられ、そのノズルは、バツチ層に直接バ
ーナー炎を向けることに代えて、バツチ層上に掃
引運動で指向するようにセツトされ得る。その結
果、多炎掃引バーナーはバツチ層に対する炎の衝
撃に起因する乱流を減じつつ、バツチ層上に熱を
分配し得る。

従つて、バツチ並びに周囲耐火材に対する炎の
直撃を減じるとともにバツチ材料への熱の伝達を
最大限にするようにその加熱炎をバツチ層上に分
配し得る多出口バーナーを設けることが有利と考
えられる。

シエフアードの米国特許第3127156号は、炎位
置を自在に制御し得るバーナーを開示している。
バーナーの全長に沿つて一組の同心管が酸素、空
気、燃料および水の流れを相互に隔てている。バ
ーナー冷却水用の二つの環状通路が設けられてい
る。これら環状通路における隔壁は、入口取付管
から水が進入し、その片側に沿つてバーナーの全
長を流れた後、バーナーの他側に沿つて出口取付
管へ戻ることを保証する。バーナーはその先端に
単一の炎出口を有している。

ラブ他の米国特許第3515529号は、蓄熱型ガラ
ス融解炉において使用する側方放炎バーナーを開
示している。冷却流体はバーナーの全長に亘つて
延びる室内に導入される。バーナーは霧化手段と
して圧縮空気を導入することなしに、圧力下で、
燃料油のごとき流体燃料を供給される。バーナー
はその側部から放炎する単一の出口を有する。

ダマン他の米国特許第4391581号は、蓄熱型ガ
ラス融解炉の部分に対しチエツカを接続する加熱
された助燃空気のための通路内に燃料を射出する
バーナーを開示している。単一の中心管が天然ガ
スのごとき燃料を、水冷ジヤケツトを通じ、単一
ノズルを出て空気通路トンネル内に導く。傾斜し
た先端部分が冷却ジヤケツトを通る水流によつて
冷却される。

課題を解決するための手段およびその作用 本発明の目的は、より良い熱分配のためにバー
ナーからの炎を材料層上に広げる多数の出口を有
するバーナーを提供することである。１つの外部
ケーシングが、該ケーシングの全長に亘つて延在
する燃料導管及び助燃ガス用導管を収容する。こ
れら導管の複数の開口は、バーナーの全長に沿う
複数の混合室内で燃料と助燃ガスを混合すること
を可能にする。混合室における複数のノズルは、
発生する炎を規定方向に導く。前記ケーシング内
に収容され、バーナーの全長に沿つて延びる冷媒
導管が、バーナーを冷却するように、前記ケーシ
ング内で冷媒を循環させる。本発明の一実施例に
おいては、バーナーの第一の部分がバーナーを加
熱容器内に位置づけ、バーナーの第二の部分がバ
ーナー・ノズルを有する。これら二つの部分は、
互いに角度をなして分岐するように配置され得
る。

本発明において提案される多ノズル型バーナー
は、単一出口型のバーナーよりも一層効果的な加
熱を行うようにバツチ表面上に炎を展開する。こ
れらノズルは、任意の方向へ延び得るバーナーの
長手方向延長部分に配列される。その結果、バー
ナーは被加熱表面の形状に適合され得る。例え
ば、もし被加熱表面が湾曲しているならば、該表
面に対して事実上平行になるように前記延長部分
を形成でき、もつて、多数のノズルがバーナー炎
をより均等に分配することができる。さらに、本
発明バーナーのノズルは、加熱の間、炎による衝
撃を減じて表面安定性を維持するように、表面に
対して直接ではなく表面上方で掃引方向に炎を導
くごとく配置され得る。本発明に基づくバーナー
は、複数の単一出口バーナーに代えて使用され
得、しかも効果的な熱分配を行うことができるか
ら、装備ならびに関連整備が減少されるととも
に、バーナー接近要求が減じられ且つ加熱機構が
簡単化され得る。

本発明のもう一つの目的は、中心空所を包囲す
る表面を加熱するための多炎助燃ガス・燃料バー
ナーを提供することである。バーナーの伸長部分
が、該空所内に延在し、この部分に沿つて互いに
離隔して配列される複数のノズルが複数のバーナ
ー炎を被加熱表面に向かつて誘導する。

ここに提供される本発明は、好ましくは、カン
クル他の米国特許第4381934号に開示される融解
法において使用されるが、その他任意の加熱及
び／または融解法であつてガスバーナーのごとき
熱源を使用し、詰め込まれた材料に対する熱分配
が最も重要視されるものにおいても使用され得
る。

その開示内容が、引用によつて本明細書に包含
される米国特許第4381934号においては、バツチ
はそれを急速に液化状態に変換するため比較的小
さい空間において該バツチに強熱を加えるように
された液化容器内に配置される。液化されたバツ
チは、液化容器から流れ出て接続容器内に入る。

第１図にはハイトフ他の米国特許第4496387号
に記載されるタイプであつて、その教示内容が引
用によつて本明細書に包含されるものと同様の液
化容器１０が図示されている。鋼製ドラム１２が
環状フレーム１４に支持され、環状フレーム自体
は、ドラム１２の中心線に一致する概ね垂直の軸
線を中心として回転可能に、複数個の支持ローラ
１６及び整合ローラ１８に装架されている。ドラ
ム１２の下部のバツチ出口組立体２０は、開放中
心部即ち底開口２４を有するブシユ２２を有す
る。ドラム１２上には蓋２６が設けられ、該蓋２
６はフレーム２８によつて支持され得る。また、
蓋２６はバーナー３２を挿入するための少なくと
も一つの開口３０を有し得る。図示実施例におい
ては、前記蓋２６は複数のバーナー３２用の複数
の開口を有し、セラミツク耐火材料から構成され
ているが、任意の耐高温材料、例えば耐高温鋼で
該蓋を形成しても差し支えない。

前記液化容器１０内には、第１図に示されるよ
うに、未融解のバツチ３４の安定層が、その内部
において燃焼が生じる中央空所を包囲して、ドラ
ム１２の壁上に保持されている。バーナー３２か
らの炎３６によつてバツチ３４の表面部分３８は
液化状態にされてバツチ出口組立体２０の底開口
２４を通つて下方へ流れる。次いで、液化バツチ
は液化容器１０から流出して、要求に応じて更に
処理されるべく液化容器１０の下方の容器（図示
せず）内に集められる。排気ガスは底開口２４を
通じて下方へ逃がされ、または蓋２６の開口を通
じて上方へ逃がされて排気出口４０内へ導かれ
る。

本発明においては限定されないが、バーナー３
２は第２図、第３図、第４図及び第５図に示すご
とく好ましくはＬ形状にされ、その延長された脚
部分４４に沿つて複数のノズル４２が設けられ
る。延長された脚部分４４は、後述されるように
バーナーの炎３６の所望の分配を行う。特に第２
図を参照すると、バーナー３２は、さらに端板４
８，５０を備えた外部ケーシング４６を有してお
り、導管５２、助燃ガス導管５４及び燃料導管５
６を包囲し、導管５２によつてバーナー３２に進
入する冷却材を移送する室を画成している。以
後、助燃ガスについて言及するとき、それは純酸
素及び酸素含有ガス並びにその他任意のガスであ
つて燃料による燃焼を維持するものを含むことが
理解さるべきである。液化容器１０の高温環境か
らバーナー３２を保護するために、冷媒（好まし
くは水に限定されない）が入口５８を経てバーナ
ー３２に入り、導管５２の全長を通過して開端６
０から出る。冷媒は外部ケーシング４６を満た
し、それを通過して出口６２においてバーナー３
２から排出される。ガス及び燃料は、それぞれ、
入口６４及び６６を通じてバーナー３２に入り、
内部における流れは、それぞれ助燃ガス導管５４
及び燃料導管５６により隔離状態に維持される。
端板６８及び７０が前記導管をそれぞれ密閉し
て、燃料及び助燃ガスを、出口６２へ移動する冷
媒から遮断する。次に第４図及び第５図を参照す
ると、助燃ガス導管５４の開口７２と燃料導管５
６の開口７４は、助燃ガス及び燃料がノズル４２
内で混合されることを可能にする。各管７６はガ
ス・燃料混合物のためのノズル４２における混合
室をそれぞれ形成し、それを所望の方向へ導く。
バーナー３２は導管５２及び外部ケーシング４６
を通じて循環される冷媒によつて冷却されるか
ら、全ての溶接部及びその他の接続及び結合部分
が水密になされる。高い温度及び腐食環境の故
に、バーナー３２の構成要素は好ましくはステン
レス鋼から成るが、前記環境内で長時間に亘つて
作動し得る任意の形式の材料で形成され得る。

本実施例においては、導管５４，５６は第４図
にみられるように矩形であり、共通の壁板７８を
有するが、その他の導管形状も使用可能であるこ
とが理解さるべきである。例えば、互いに壁を接
して配置される１対の矩形管部材またはその他同
様の形状が同等の構造を提供することは当業者に
は明らかであろう。第５図に示される開口７２，
７４は矩形であるが、これら開口は、所望の助燃
ガス・燃料混合物及び炎特性を提供する任意の形
状並びに寸法、例えば円形、楕円形及びその端部
分が湾曲している矩形などになされ得る。かつま
た、開口７２と７４は任意の１ノズルにおいて同
一の寸法または形状になされる必要はなく、そし
てさらに、これら開口は、ノズル毎に異なる寸法
と形状になされ得る。

本発明の教示内容にはその他の燃料、助燃ガス
及び冷媒導管機構が包含されることが理解さるべ
きである。例えば第６図には、助燃ガス導管１５
４及び燃料導管１５６を包囲する矩形の外部ケー
シング１４６が図示されている。助燃ガス導管１
５４の開口１７２及び燃料導管１５６の開口１７
４は、それぞれ、助燃ガスと燃料が混合領域１７
６で混合されることを可能にする。板８０は外部
ケーシング１４６を仕切つて、冷却材入口通路８
２及び冷却材出口通路８４を構成し、それらを通
つて冷却材が流れてバーナー３２を冷却するよう
にしている。

開口７２，７４の寸法及び形状と組合わされた
前記管７６の長さは、第４図に図示されるよう
に、バーナー３２からの炎３６の広がり角Ａを決
定する。管７６の形状は、例えば、広がり角をさ
らに修正するように円錐形状に修正され得る。本
発明において限定されはしないが、広がり角を約
10°〜15°にすることは好ましい。この広がり角
は、バーナー炎３６を集中させそれらをバツチ層
に対してより効果的に方向づけ、結果的に、炎全
体がバツチ３４の表面部分３８に一層接近し、従
つてそれはバツチ材料をより効率良く加熱し得
る。

第１図に示されるバーナー配列は、炎３６がバ
ツチ３４との間で鋭角を成してバツチ３４の表面
部分３８上に広がり、炎の有効到達範囲が方向づ
けられる態様を示している。炎３６と表面部分３
８との間の角度が90°から減じられるにしたがつ
て、炎３６は表面部分３８を直撃するのではなく
て、表面部分３８に沿つて通過するように誘導さ
れる。この配列は、バツチ３４に効率的に熱を伝
達してそれを液化させる。何故なら、より広いバ
ツチ表面３８が炎３６に直接晒されるが、バツチ
３４の安定性には影響を及ぼさないからである。

第７図は、第４図と同様のバーナー３２の横断
面を示すが、前記ノズル４２に伴う第二のノズル
８６を示している。ノズル４２，８６は、互いに
概ね直角に位置して示されているが、所望バーナ
ー形状を得るために要求される任意の適切な角度
になされ得る。外部ケーシング４６は、導管５
２，助燃ガス導管５４、燃料導管５６および助燃
ガス導管８８を包囲している。助燃ガス導管８８
の開口９０、及び燃料導管５６の追加の開口９２
は、ノズル８６の管部分９４に対し供給を行う。
一代替方法として、導管５４，８８が燃料導管に
され、導管５６が助燃ガス導管になされ得る。ノ
ズルは、第８図の左側部分に示されるような複数
対の群として、または第８図の右側部分に示され
るようにジグザグに偏位して配置され得る。かく
のごとき多ノズル配列は、任意の所望バーナ形式
において使用され得る。

次に、第９図を参照すると、追加の燃料導管ま
たは助燃ガス導管が、バーナー円周方向で追加ノ
ズル位置を提供するように、バーナー３２に増設
され得ることが示されている。これを説明する
と、冷却材導管２５２が複数対の助燃ガス導管２
５４及び燃料導管２５６を通過する。前記助燃ガ
ス導管２５４の開口２７２及び燃料導管２５６の
開口２７４は、助燃ガス及び燃料がノズル２４２
において混合されることを可能にする。

第２図から第５図に示されるバーナーの内部構
造は、その他のバーナー形式（例えば、第１０図
及び第１１図に示されるものにも適用可能であ
る。ただし、図示のものに限定はされない）。第
２図図示の如く、延長された脚部分４４に沿つて
水平に整列されるノズル４２に代えて、ノズル４
２は、垂直方向で相互に離隔され、また、もしも
必要なら、バツチ３４の暴露表面３８に概ね順応
するように相互に離隔して配置され得る。もしも
加熱作業が許すなら、炎３６が材料表面に対して
直接指向するようにノズル４２が方向づけられ
る。一代替方式として、特に第１１図を参照する
と、複数のノズル４２は、それらから噴射される
炎３６をバーナー３２の長手方向軸線に対して非
直角方向に指向させ得る。加えて、複数のノズル
８６を増設することができ、および（または）バ
ーナー形式に所望の変更を施すようにノズル間隔
を種々に変更可能である。

引き続き第１１図を参照すると、層安定性が重
要な考慮事項である融解機構においては、バーナ
ー３２の各ノズルにおける炎寸法が、バツチ壁の
上部分に比較的小さい直撃炎を供給し、その下位
部分に沿つて比較的大きい掃引炎を供給すること
によつて、壁安定性を維持するように変更され得
る。

本発明のバーナーおよびノズル構造を使用する
その他のバーナー形式は、あらゆる加熱および
（または）融解作業において用いられるようにな
され得ることが理解されるだろう。ノズル４２
は、バーナー３２の概ね長手方向に延びる部分
（例えば、第２図に示した延長された脚部分４４）
に沿つて位置されるから、該延長部分は効率的か
つ効果的な加熱を提供するために必要な任意の形
式にされ得る。

例えば、前述された融解工程において、バツチ
表面に沿つて連続する膜状の掃引炎を供給するよ
うに、液化容器１０内の安全リングバーナーを使
用することができる。あるいは代替的に、バーナ
ー３２は第１２図に図示されるごとき複数の延長
部分を有し得る。延長部分９６が主部材１００の
一端における共通中心部９８から外方へ延びて、
単一の中央ガス源と燃料源によつて追加の領域を
加熱するようになされる。さらに、延長部分９６
が、互いに異なるレベルにおいて中心部９８から
外方へ延びて、多ノズル・多レベル型のバーナー
を構成するようになされ得る。

以上において、図示説明された本発明の形式
は、その解説用の好的実施例に関する説明に過ぎ
ない。前掲特許請求の範囲において限定された本
発明の本質から逸脱することなしに様々の修正が
為され得ることが理解されるであろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の好的実施例に基づくバーナ
ーを備えた液化容器の、明瞭にするため若干部分
を除去された、破断斜視図である。第２図は、助
燃ガス導管、燃料導管、及び冷媒導管並びにノズ
ルの配列を示す第１図図示形式のバーナーの一好
適実施例の縦断面図である。第３図は、第２図の
バーナー実施例の上面図である。第４図は、第２
図における４−４線横断面図である。第５図は、
第２図に示すバーナー実施例のノズル部分の下面
図である。第６図は、バーナーの別実施例の横断
面図である。第７図は、多方向ノズル配列を示す
一代替形式のバーナーの第４図と同様な横断面図
である。第８図は、各種のノズル位置を示す第７
図図示バーナーの側面図である。第９図は、バー
ナーのさらに別の一代替実施例の、第４図と同様
な横断面図である。第１０図及び第１１図は、そ
れぞれ加熱される表面に隣接して位置されるさら
に別の代替実施例のバーナー配列の側面図であ
り、各種バーナー炎形状を示す。第１２図は、さ
らに別の一代替形式のバーナー配列を示す斜視図
である。 １０……液化容器、１２……ドラム、１４……
環状フレーム、２０……バツチ出口組立体、２６
……蓋、３２……バーナー、３４……材料バツ
チ、３６……炎、３８……表面部分、４２……ノ
ズル、４４……延長された脚部分、４６……外部
ケーシング、５２……導管、５４……助燃ガス導
管、５６……燃料導管、７２，７４……開口、７
６……混合領域。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 長さ方向に伸長する第一の軸線に沿つて位置
   づけられた燃料導管であつて、該燃料導管に沿つ
   て離隔された複数の第一の開口を有する燃料導管
   と、 長手方向に伸長するとともに、第一の軸線と概
   ね平行な第二の軸線に沿つて位置づけられた助燃
   ガス導管とを具備し、 燃料導管および助燃ガス導管の各々が互いに相
   手に対して外部にあり、助燃ガス導管が該助燃ガ
   ス導管に沿つて離隔された複数の第二の開口を有
   し、該第二の開口の各々が、対応する第一の開口
   と対になつており、 更に、燃料と助燃ガスを混合するために、対を
   なす開口の各々において、燃料導管および助燃ガ
   ス導管に沿つて離隔配置された複数の混合室を形
   成する手段とを備えているバーナー。 ２ 複数の燃料導管および助燃ガス導管を更に含
   み、各導管が全ての他の導管および１つの燃料供
   給導管および１つの助燃ガス供給導管の外部にあ
   り、 燃料供給導管または助燃ガス供給導管から各燃
   料導管または助燃ガス導管に燃料またはガスを供
   給すべく、燃料導管と助燃ガス導管の各々の一端
   が、それぞれ、燃料供給導管または助燃ガス供給
   導管の１つに連結されている特許請求の範囲第１
   項に記載されたバーナー。 ３ 複数の混合室が、該混合室の各々において燃
   料と助燃ガスとの組み合わせによつて生じる炎を
   予め決められた方向に向けるために燃料導管と助
   燃ガス導管から延びる管部分を包含する特許請求
   の範囲第１項に記載されたバーナー。 ４ 複数の混合室が、バーナーに沿つて周方向で
   離隔されている特許請求の範囲第３項に記載され
   たバーナー。 ５ 第一および第二の開口の寸法および／または
   形状が異なつている特許請求の範囲第１項に記載
   されたバーナー。 ６ 燃料導管および助燃ガス導管の各々が第一お
   よび第二の部分を含み、各導管の第二の部分が、
   各導管の第一の部分から角度をなして偏寄してお
   り、更に複数の混合室が両導管の第二の部分に沿
   つて位置づけられている特許請求の範囲第１項に
   記載されたバーナー。 ７ 助燃ガスが酸素を含むガスである特許請求の
   範囲第１項に記載されたバーナー。 ８ バーナーの温度を制御する手段を更に含んで
   いる特許請求の範囲第１項に記載されたバーナ
   ー。 ９ 前記制御手段が、燃料導管および助燃ガス導
   管を包囲する外部ケーシングと、バーナーの長さ
   方向に沿つて冷媒を導く外部ケーシング内の冷媒
   導入管とを包含しており、冷媒が冷媒導入管を通
   つて流れ、冷媒導入管の開口において該冷媒導入
   管から流出し、外部ケーシングを冷媒で満たし、
   冷媒出口を経てバーナーから冷媒が排出される特
   許請求の範囲第８項に記載されたバーナー。 １０ 燃料導管および助燃ガス導管の各々が第一
   および第二の部分を含み、各導管の第二の部分
   が、各導管の第一の部分から角度をなして偏寄し
   ており、更に複数の混合室が両導管の第二の部分
   に沿つて位置づけられている特許請求の範囲第３
   項に記載されたバーナー。 １１ 第一および第二の開口の寸法および／また
   は形状が異なつている特許請求の範囲第１０項に
   記載されたバーナー。 １２ バーナーの温度を制御する手段を含んでい
   る特許請求の範囲第１１項に記載されたバーナ
   ー。 １３ 前記制御手段が両導管を包囲する外部ケー
   シングと、バーナーの長さ方向に沿つて冷媒を導
   く外部ケーシング内の冷媒導入管とを包含してお
   り、冷媒が冷媒導入管を通つて流れ、冷媒導入管
   の開口において該冷媒導入管から流出し、外部ケ
   ーシングを冷媒で満たし、冷媒出口を経てバーナ
   ーから冷媒が排出される特許請求の範囲第１２項
   に記載されたバーナー。 １４ 長手方向に伸長する第一の軸線に沿つて位
   置づけられた少なくとも一つの燃料導管であつ
   て、該燃料導管に沿つて離隔配置された複数の第
   一の開口を有する燃料導管と、 長手方向に伸長するとともに、第一の軸線と概
   ね平行な第二の軸線に沿つて位置づけられた少な
   くとも一つの助燃ガス導管とを具備し、 燃料導管と助燃ガス導管の合計数が少なくとも
   ３つであつて、各導管が互いに他の導管の外部に
   あり、助燃ガス導管が該助燃ガス導管に沿つて離
   隔された複数の第二の開口を有し、該第二の開口
   の各々は対応する第一の開口と対になつており、 更に、燃料と助燃ガスとを混合するために、対
   をなす第一および第二の開口の各々において、燃
   料導管および助燃ガス導管に沿つて離隔配置され
   た複数の混合室を形成する手段とを備えているバ
   ーナー。 １５ 材料表面を加熱するための多炎助燃ガス・
   燃料バーナーにおいて、 材料表面に沿つて延在する長く伸びた外部ケー
   シングと、 ケーシング内に延在する燃料導管と、 ケーシング内に延在するとともに、前記燃料導
   管１との関係で相互に相手に対して外部にある助
   燃ガス導管と、 燃料導管および助燃ガス導管からの燃料と助燃
   ガスを混合し、該混合によつて発生する炎が材料
   表面を掃引するように、ケーシングに沿つて長さ
   方向で離隔配置された複数のノズル手段と、 バーナーの温度を制御すべく、ケーシングを通
   つて冷却液を流すための手段とを具備する多炎助
   燃ガス・燃料バーナー。 １６ ケーシング内に延在する冷媒導管を更に含
   み、前記冷却液を流すための手段が、バーナーの
   温度を制御すべく、ケーシングおよび冷媒導管を
   通つて冷却液を流すための手段を含んでいる特許
   請求の範囲第１５項に記載された多炎助燃ガス・
   燃料バーナー。 １７ 冷媒導管が冷媒取り入れ導管であり、ケー
   シングが冷媒出口を有し、前記冷却液を流すため
   の手段が前記冷媒取り入れ導管を通つてケーシン
   グ内に冷媒を流し、冷媒出口を経てバーナーから
   冷媒を排出するための手段を含んでいる特許請求
   の範囲第１６項に記載された多炎助燃ガス・燃料
   バーナー。 １８ 前記長く延びた外部ケーシングが、前記ノ
   ズル手段が設けられた部分を材料表面に近接して
   位置させるための位置づけ部分を含んでいる特許
   請求の範囲第１５項に記載された多炎助燃ガス・
   燃料バーナー。 １９ 前記ノズル手段を設けた部分が、材料表面
   の一部と事実上平行である特許請求の範囲第１８
   項に記載された多炎助燃ガス・燃料バーナー。 ２０ 前記ノズル手段を設けた部分が、前記長く
   延びた外部ケーシングの位置づけ部分から角度を
   なして偏寄している特許請求の範囲第１９項に記
   載された多炎助燃ガス・燃料バーナー。 ２１ 前記ノズル部分が、前記長く延びた外部ケ
   ーシングの位置づけ部分に対して直角になされて
   いる特許請求の範囲第２０項に記載された多炎助
   燃ガス・燃料バーナー。 ２２ 材料表面が中央空所を取り囲んでおり、そ
   の壁に沿つて材料表面が配置されている概ね円筒
   形の容器と、蓋部分と、加熱された材料を空所か
   ら排出させるための出口とを含み、前記長く延び
   た外部ケーシングが、更に蓋部分を貫通して延在
   する位置づけ部分を有し、前記ノズル手段を設け
   た部分から角度をなして配置されている特許請求
   の範囲第１５項に記載された多炎助燃ガス・燃料
   バーナー。 ２３ 位置づけ部分が、空所内の材料表面と事実
   上平行である特許請求の範囲第２２項に記載され
   た多炎助燃ガス・燃料バーナー。 ２４ 助燃ガスが酸素を含むガスである特許請求
   の範囲第１５項に記載された多炎助燃ガス・燃料
   バーナー。