JPH0441168A - 金型の研磨方法 - Google Patents

金型の研磨方法

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JPH0441168A
JPH0441168A JP14799990A JP14799990A JPH0441168A JP H0441168 A JPH0441168 A JP H0441168A JP 14799990 A JP14799990 A JP 14799990A JP 14799990 A JP14799990 A JP 14799990A JP H0441168 A JPH0441168 A JP H0441168A
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長瀬 登
Masao Yamaguchi
政男 山口
Koji Matsunami
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は金型の研磨方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から金型上の研磨領域を研磨するときの砥石の移動
経路を指定する方法としては種々のものが提案されてい
る。その−例を第10図に従って説明すると、まず、研
磨を所望する領域を囲むように複数のポイントP1〜P
6を指定して各ポイントP l ” P sを頂点とし
た四角形状の研磨領域Eを決定する。次いで、その研磨
領域Eの外周のいずれかの辺、例えばPI Pgを研磨
開始辺として設定し、その研磨開始辺PI F2から同
開始辺Pt Pgに対して最も離間したポイントP、、
P4までを予め設定された研磨パターン、例えばジグザ
グ状のパターンに従って砥石を移動させ、この研磨領域
E全体を研磨する。このように層領域Eの外周の各辺を
順次研磨開始辺として設定し、各研磨開始辺を基準とし
て研磨動作を繰り返すようになっている。
又、上記した研磨方法においては、研磨を開始する際に
、研磨領域Eのいずれの辺を研磨開始辺とした場合でも
研磨領域E全体を研磨できるか否かを判定している。そ
して、研磨領域E全体を研磨できずに未研磨の領域を残
してしまう辺が1辺でもあるときには、その研磨領域E
の選定が適切でないとして研磨を実行しないようになっ
ている。
例えば、第10図に示す研磨領域Eを研磨する場合には
、いずれの辺P+ Pz、P2 P3.P3P4.P4
P1を研磨開始辺としても研磨領域E全体を研磨可能で
あるため研磨を実行する。又、第11図に示すように、
コ字状の研磨領域Eの場合には、辺P s P yを研
磨開始辺とするとポイン)Pi、Pi側かポイントP、
、Pg側のいずれか一方しか研磨できず、未研磨箇所が
残ってしまう。従って、この場合には研磨を全く行わず
、上記したように別の形状の研磨領域Eを指定して、そ
の研磨領域Eが研磨に適すると判定されたときに研磨が
実行されるようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、第11図に示す研磨領域においても辺P
s Psや辺P7 P8を研磨開始辺とした場合には研
磨領域E全体を研磨可能であり、上記した研磨方法では
このように研磨可能な辺があるにも拘らず研磨が実行さ
れず、別の形状の研磨領域Eを再度指定する必要がある
という問題がある。
本発明の目的は、研磨領域の形状に拘らず研磨動作を実
行することができ、研磨領域を再指定する必要がない金
型の研磨方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、金型上で複数のポイントを指定して各ポイン
トを頂点とする多角形状の研磨領域を決定し、その研磨
領域の外周のいずれかの辺を研磨開始辺として設定し、
その研磨開始辺から同開始辺に対して最も離間したポイ
ントに向けて予め設定された研磨パターンに従って順次
砥石を移動させて研磨領域全体を研磨し、この研磨動作
を異なる研磨開始辺を基準として複数回繰り返す金型の
研磨方法において、前記各研磨開始辺を基準とした研磨
動作毎に、その研磨開始辺を基準として研磨領域全体を
研磨可能か否かを事前に判定し、研磨領域全体を研磨可
能と判定したときには、その研磨開始辺を基準とした研
磨動作を実行し、研磨領域全体を研磨不能と判定したと
きには、その研磨開始辺を基準とした研磨動作を中止す
る金型の研磨方法を要旨とするものである。
〔作用〕
各研磨開始辺を基準として研磨動作が順次実行され、研
磨領域が研磨される。このとき各研磨開始辺を基準とし
た研磨動作毎に、その研磨開始辺を基準として研磨領域
全体を研磨可能か否かが事前に判定される。
そして、研磨領域全体を研磨可能と判定したときには、
その研磨開始辺を基準とした研磨動作が順次実行され、
研磨領域全体を研磨不能と判定したときのみ、その研磨
開始辺を基準とした研磨動作が中止される。その結果、
外周に研磨開始辺として適当でない辺を含んだ研磨領域
でも、研磨可能な研磨開始辺を基準とした研磨動作が実
行される。
〔実施例〕
以下、この発明を金型研磨装置に具体化した一実施例を
第1〜9図に従って説明する。
第1図は金型研磨装置を示し、研磨装置の基台1上には
金型Wを設置するためのテーブル2が移動可能に設けら
れ、同テーブル2を囲むように門型のフレーム3が立設
されている。フレーム3にはX方向移動体4が水平方向
(X方向)に移動可能に設けられ、同X方向移動体4の
下部にはX方向移動体5が前記X方向移動体4と直交す
る水平方向(Y方向)に移動可能に設けられている。X
方向移動体5の上部に設けられた案内筒6には上下方向
(Z方向)に移動可能にZ方向移動軸7が嵌挿されると
ともに、同X方向移動体7の下端には砥石ヘッド8が取
着されている。この砥石ヘッド8にはエアモータ9が取
着され、同モータ9は金型W研磨用の砥石10を回転駆
動するようになっている。前記X及びY方向移動体4,
5と2方向移動軸7とはそれぞれx、 y、  z方向
駆動モータ11〜13(第2図に示す)で駆動されるよ
うになっている。
前記フレーム3には制御盤14が取り付けられ、同制御
盤11には、後述するティーチングモードとプレイバッ
クモードのいずれかのモードを選択するためのモード選
択スイッチ15、ティーチング工程とプレイバック工程
を開始するためのスタートスイッチ16、両工程を終了
するためのエンドスイッチ17が設けられている。又、
制御盤14には、ティーチング工程においてポイント数
を設定するためのポイント数設定スイッチ18、ティー
チング工程において研磨領域Eの外周のポイントを指定
するためのポイント指定スイッチ19、プレイバック工
程において砥石10の移動軌跡(研磨パターン)を設定
するためのパターン選択スイッチ20、その研磨パター
ンのピッチlを指定するためのピッチ指定スイッチ21
、プレイバック工程において研磨回数を設定するための
回数設定スイッチ22が設けられている。
一方、制御盤14には遠隔操作可能なティーチング装置
23がケーブル24を介して接続されている。このティ
ーチング装置23は前記砥石ヘッド8をX及びY方向に
移動操作するための操作レバー25を備え、同操作レバ
ー25は360°いずれの方向にも傾動操作し得るよう
になっている。
又、ティーチング装置23には砥石ヘッド8をZ方向に
移動操作(昇降操作)するための昇降スイッチ28、エ
アモータ9を回転させるためのモータ始動スイッチ29
、ティーチング工程及びプレイバック工程を開始させる
ためのスタートスイッチ30が設けられている。
次に、本実施例の金型研磨装置の電気的構成を第2図に
従って説明する。
前記制御盤14に内装された中央処理装置31(以下、
CPUという)の入力側にはこの制御盤14の各スイッ
チ15〜22が接続されている。
又、CPU31の入力側には前記ティーチング装置23
の各スイッチ28〜30が接続されるとともに、同ティ
ーチング装置23に内装されて操作レバー25の傾動方
向と傾動量を検出する第1軸及び第2軸エンコーダ26
.27が接続されている。CPU31の出力側には前記
x、y、z方向駆動モータ11〜13とエアモータ9が
接続されている。
さらに、CPU31にはリードオンリメモリ32(以下
、ROMという)とランダムアクセスメモリ33(以下
、RAMという)とが接続され、ROM32には金型研
磨装置の動作を制御するためのプログラムや第3図(a
)〜(C)に示す各研磨パターンのプログラム等が記憶
され、CPU31はそれらプログラムに従って処理を行
うようになっている。尚、RAM33はCPU31が行
う処理のデータを一時的に記憶するようになっている。
次に、上記したように構成した金型研磨装置により第5
図に示す研磨領域Eを研磨する場合について説明する。
第1図に示すように、作業者は研磨作業に際して研磨領
域Eが上に向いた状態で金型Wをテーブル2上に載置し
、モード選択スイッチ15にてティーチングモードを選
択する。次いで、ティーチング装置23のモータ始動ス
イッチ29を操作してエアモータ9にて砥石10を回転
駆動させるとともに、操作レバー25と昇降スイッチ2
8を操作して砥石10を第5図に示す研磨領域Eのポイ
ントP+に圧接させてポイント指定スイッチ19を押圧
操作する。さらに、操作レバー25を操作して砥石10
をポイントP2まで移動させ、ポイント指定スイッチ1
9を押圧操作する。同様に、砥石10をポイントP3.
P< 、Ps 、Pa 、P7と順次移動させて、砥石
10が各ポイントに到達する毎にポイント指定スイッチ
19を押圧操作する。尚、このとき砥石10が蛇行しな
がら目標ポイントに到達しても差し支えない。
第4図(a)、(b)はCPU31が実行する処理のフ
ローチャートであり、ステップlでモード選択スイッチ
15の操作を待ち、ティーチングモードが選択されると
ステップ2に移行する。次いで、ステップ2でポイント
数設定スイッチ18によりポイント数工が例えば「7」
に設定されると、ステップ3に移行して制御盤14或い
はティーチング装置23のスタートスイッチ16.30
が操作されるのを待つ。スタートスイッチ16゜30が
操作されるとステップ4でRAM33に内蔵されたカウ
ンタのカウント値iをクリア(=0)し、ステップ5に
移行してティーチング工程を開始する。
そして、ステップ5で上記したように作業者に操作され
る操作レバー25の傾動方向と傾動量をエンコーダ26
.27からの検出信号として読み込み、ステップ6でポ
イント指定スイッチ19が押圧操作されたか否かを判定
する。そして、ポイント指定スイッチ19が押圧操作さ
れるとステップ7でそのときに砥石10が位置している
ポイントP1と対応する位置データをRAM33に記憶
する。次いで、ステップ8でカウンタのカウント値iを
インクリメントし、ステップ9でそのカウント値iが上
記したポイント数I(=7)以上であるか否かを判定す
る。この場合、カウント値は「IJであることから前記
ステップ5に戻る。
そして、ステップ5で再びエンコーダ26,27からの
検出信号を読み込み、ステップ6でポイント指定スイッ
チ19が押圧操作されるとステップ7でそのときの砥石
位置、即ちポイントP2の位置データをRAM33に記
憶する。さらに、ステップ8でカウンタのカウント値i
をインクリメントし、ステップ9でそのカウント値iが
r2Jであることから前記ステップ5に戻る。このよう
にステップ6でポイント指定スイッチ19が押圧操作さ
れる毎に、ステップ7でポイントP、〜P7の位置デー
タが順次RAM33に記憶され、ステップ8でカウンタ
のカウント値iがインクリメントされる。そして、ポイ
ントP丁の位置データが記憶されステップ9でカウント
値が「7」となってポイント数1以上であると判定され
ると、前記ステップ1に戻ってモード選択スイッチ15
の操作を待つ。
一方、ステップ1でモード選択スイッチ15にてプレイ
バックモードが選択されると、ステップ10に移行して
パターン選択スイッチ20の押圧操作を待つ。そして、
パターン選択スイッチ20により例えば第3図(a)に
示す研磨パターンが選択されるとステップ11に移行し
、このステップ11でピッチ指定スイッチ21により研
磨パターンのピッチlが設定される。尚、この研磨パタ
ーンのピッチlは使用する砥石径より小さく設定して砥
石10の移動軌跡をオーバラップさせるようにしている
。さらに、ステップ12で回数設定スイッチ22により
研磨回数Nが例えば「3」に設定されると、ステップ1
3に移行してスタートスイッチ15.30の操作を待つ
。次いで、ステップ13でスタートスイッチ16.30
が操作されると、ステップ14以降でプレイバック工程
を実行する。
このプレイバック工程を説明すると、まず、ステップ1
4でRAM33に内蔵されたカウンタのカウント値nを
クリア(=0)L、ステップ15でカウンタのカウント
値mをクリア(=0)する。
そして、ステップ16で上記したティーチング工程で指
定された各ポイントP1〜P7の位置データに基づき金
型W上に第5図での各ポイントP1〜P7を頂点とする
研磨領域Eを決定する。さらに、このステップ16で各
ポイントP1〜P7を結んで研磨領域Eの外周を形作っ
ている各辺の内から研磨の基準とするための研磨開始辺
を選出する。本実施例の研磨装置においては最後に指定
されたポイントとその直前に指定されたポイント、即ち
P7とP6とを結ぶ辺Pg P7を研磨開始辺として決
定する。
次いで、ステップ17でこの研磨開始辺Pa P7が研
磨の基準として適切か否かを判定する。判定手順として
は第6図に示すように、まず、この研磨開始辺Pa P
7に対する各ポイントP1〜P5の直交方向の距離L1
〜L5をそれぞれ求めて、研磨開始辺P8 P7の一端
P7から順に各ポイントPz−P6の距離L1〜L5の
増減傾向を判定する。そして、研磨開始辺P6Pyの他
端P6に至るまでにその距離L1〜L5の増減傾向が1
回のみ変更したときには研磨開始辺P6 PIが研磨の
基準として適切であるとし、距離L1〜L5の増減傾向
が2回以上変更したときには研磨開始辺P6Pyが適切
でないと判定する。
本実施例では、研磨開始辺Pa Pyの一端P7から順
に、0 (PI)、LL、Lm、L3と増加し、L3か
らL4.Lll、O(pH)と減少する。
従って、増減傾向が変更されるのはL3とL4との間の
1回のみであり、その研磨開始辺Pa Pyが研磨の基
準として適切であると判定される。尚、反対に研磨開始
辺Pa Pyの他端P6から各距離L6〜L1を比較し
ても同様の結果を得ることができる。このように研磨開
始辺Pg Pyが適切であると判定されるとステップ1
8に移行してこの研磨開始辺Pa Pyを基準とする研
磨を実行する。
CPU31は研磨作業に際して、まず砥石10を研磨開
始辺P s P 7の一端P7に移動させ、エアモータ
9による砥石lOの回転を開始する。そして、砥石10
をその一端P7から研磨開始辺P8 Pyの他端P6へ
と移動させ、その後、前記ピッチ指定スイッチ21にて
設定されたピ1.チ1分だけ研磨領域Eの外周に沿って
移動させてポイントP6.に到達させる。次いで、砥石
10をポイントP6】から研磨開始辺P6Pyと平行に
移動させて対向する研磨領域Eの外周のポイントP71
に到達させ、さらに、同研磨領域Eの外周に沿ってピッ
チ4分だけ移動させてポイントPrzに到達させる。以
後、同様にしてピッチ1分だけ順次ずらしながら研磨開
始辺PaP7と平行に砥石10を移動させ、最後に研磨
開始辺P6Pyから最も離間したポイントPaまで移動
させる。以上で研磨開始辺Pa Pyを基準とする研磨
が終了して研磨領域E内がくまなく研磨される。
次いで、第4図(b)のステップ19でカウンタのカウ
ント値nをインクリメントし、ステップ20でそのカウ
ント値nが研磨回数N(=3)以上か否かを判定する。
このときカウント値nは「1」であるため研磨作業がま
だ完了していないとしてステップ15に戻ってカウンタ
のカウント値mをクリアし、ステップ16で再び新たな
研磨開始辺を選出する。
新たな研磨開始辺は上記した研磨終了点P3の両側の辺
、即ちP3 P4及びP2 P3の内、前回の研磨開始
辺P。PIに対してより直交する辺を選出する。この場
合、辺Pa P4がより直交しているためこの辺P3 
P4を研磨開始辺とする。
次いで、ステップ17でこの研磨開始辺PaP4が研磨
の基準として適切か否かを判定する。第7図に示すよう
に、上記した場合と同じく研磨開始辺P3P4に対する
各ポイントP6〜P7.P1、P2の直交方向の距離を
求めるが、この場合、ポイントP、〜Py、PI+  
p2が研磨開始辺P3 P4の両側に分散しているため
一側のポイントPy、PIT  P2に負の符合を付す
ことにする。
そして、研磨開始辺Ps P4から各ポイントPs。
PI、PI、PL、Piまでの直交方向の距離をそれぞ
れLL、L2.   L3.   L4+   Lsと
すると、研磨開始辺Pal P4の一端P4から順に、
0(P4)、L、と増加し、LlからL2.−L31 
  L4と減少し、再び、 L4から−Ls。
0(P3)と増加する。従って、増減傾向が変更される
のはLlとL2の間、 L4と−L5の間の2回であり
、その研磨開始辺P3P4が研磨の基準として適切でな
いと判定される。第7図に仮想線Aで示すように、実際
にこの研磨開始辺P3P4を基準として研磨を行っても
研磨領域E全体を研磨できず未研磨領域が残ることがわ
かる。
従って、CPU31はステップ21に移行してカウンタ
のカウント値mをインクリメントし、ステップ22でそ
のカウント値mが前記ティーチング工程で設定したポイ
ント数I(=7)以上か否かを判定する。この場合、カ
ウント値mは「1」のため前記ステップ16に移行して
別の研磨開始辺を選出する。
別の研磨開始辺としては上記したようにステップ16で
研磨開始辺P3 P4を選出するにあたって候補となっ
た辺P2 P3を選出する。そして、ステップ17でこ
の研磨開始辺P2 P3か研磨の基準として適切か否か
を判定する。第8図に示すように、研磨開始辺P2 P
3から各ポイントP4〜Py、P1.P2までの直交方
向の距離をそれぞれL1〜L5とすると、研磨開始辺の
一端P3から順に、0 (Ps)、Ll、L2.Lsと
増加し、LsからL4.L5.0  (P2)と減少す
る。
従って、増減傾向が変更されるのはLsとL4との間の
1回のみであり、その研磨開始辺P2 Psが研磨の基
準として適切であると判定されてステップ18に移行す
る。
そして、ステップ18で研磨開始辺P2P3から同開始
辺P 2 P 3に対して最も離間したポイン)Psま
で研磨パターンに従って砥石10が移動して研磨領域E
全体が研磨される。そして、ステップ19でカウンタの
カウント値nをインクリメントし、ステップ20でその
カウント値nが研磨回数N(=3)以上か否かを判定す
る。カウント値nは「2」であるため研磨作業がまだ完
了していないとしてステップ15に戻ってカウンタのカ
ウント値mをクリアし、再びステップ16に移行する。
尚、仮に前記研磨開始辺P 2 P 3が適切でない場
合には、ステップI6で辺P<Ps、辺PDP2、辺P
6P7、辺PI P7を順次研磨開始辺として選出し、
ステップ17でそれらの開始辺が適切か否かを判定する
。そして、全ての辺が研磨開始辺として適切でないとさ
れてステップ22でカウンタのカウント値mがポイント
数I(=7)以上となると研磨領域Eを研磨不能である
としてプレイバック工程を終了する。
一方、前記研磨開始辺P2 Psを基準とする研磨が終
了してステップ16に移行すると、上記した場合と同様
に研磨終了点P6の両側の辺、即ちPs P6及びPg
 Pyの内、前回の研磨開始辺Pt Psに対してより
直交する辺Ps Pgを研磨開始辺とする。そして、ス
テップ17でこの研磨開始辺Ps Psが研磨の基準と
して適切か否かを判定する。第9図に示すように、研磨
開始辺PsP6から各ポイントPy、Pz〜P4までの
直交方向の距離をそれぞれL1〜L5とすると、研磨開
始辺Ps Pgの一端P6から順に、O(Pg)。
Ll、L2 と増加し、L2からLs +  L4 +
  Ls +0(P5)と減少する。従って、増減傾向
が変更されるのはL2とLsとの間の1回のみであり、
その研磨開始辺Ps Psが研磨の基準として適切であ
ると判定される。
そして、ステップ18でこの研磨開始辺PsP6を基準
とする研磨を実行し、ステップ19でカウンタのカウン
ト値nをインクリメントし、ステップ20でそのカウン
ト値nが研磨回数N(=3)以上か否かを判定する。こ
のカウント値nは「3」であるため研磨作業か完了した
としてプレイバック工程を終了する。
尚、上記した研磨作業は第3図(a)に示す研磨パター
ンに基づいて行ったが、第3図(b)又は第3図(C)
に示す研磨パターンが選択された場合についても全く同
様の手順で研磨が行われる。
又、ポイント数の異なる別の形状の研磨領域を研磨する
場合でも、上記した手順で研磨開始辺が選出される。
このように本実施例の金型研磨装置は、各研磨開始辺を
基準とした研磨動作毎に、その研磨開始辺を基準として
研磨領域E全体を研磨可能か否かを事前に判定し、研磨
領域E全体を研磨可能と判定したときにはその研磨開始
辺を基準とした研磨動作を実行し、研磨領域E全体を研
磨可能と判定したときにはその研磨開始辺を基準とした
研磨動作を中止して別の辺を研磨開始辺として選定する
ようにした。
従って、第5図に示すように外周に研磨開始辺として適
当でない辺を含んだ研磨領域Eでも、研磨領域E全体を
研磨可能な研磨開始辺に基づいて研磨動作が順次実行さ
れるとともに、研磨領域E全体を研磨不能な研磨開始辺
については、別の辺を研磨開始辺として選定して研磨動
作が順次実行される。その結果、別の形状の研磨領域E
を再度指定することなく、その研磨領域E(第5図に示
す)を研磨することができる。
尚、この発明は上記実施例に限定されることはなく、例
えば、上記実施例では研磨領域E全体を研磨不能な研磨
開始辺については、別の辺を研磨開始辺として選定して
研磨動作を行ったが、研磨領域E全体を研磨不能である
との判定が下された時点で表示ランプを点灯させて作業
者に注意を促したり、或いは研磨動作を全て中止したり
してもよい。
〔発明の効果〕
以上詳述したように本発明の金型の研磨方法によれば、
研磨領域の形状に拘らず研磨動作を実行することができ
、研磨領域を再指定する必要がないという優れた効果を
発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の金型研磨装置を示す正面図、第2図は
金型研磨装置の電気的構成を示すブロック図、第3図(
a)〜(c)は研磨パターンを示す図、第4図(a)、
(b)は作用を説明するためのフローチャート、第5図
は各ポイントにより指定された研磨領域を示す図、第6
〜9図は研磨開始辺の適否の判定手順を説明するための
図、第1O図は従来の研磨方法の手順を説明するための
図、第11図は従来の研磨方法によって未研磨領域が残
った場合を示す図である。 10は砥石、Wは金型、Eは研磨領域、P1〜P7はポ
イント、L1〜L5は距離。 特許出願人     株式会社 長瀬鉄工所代理人  
 弁理士 恩1)博宣(ほか1名)第6図 第8属 (a) (b) 1!5図 (C)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、金型(W)上で複数のポイント(P_1〜P_7)
    を指定して各ポイント(P_1〜P_7)を頂点とする
    多角形状の研磨領域(E)を決定し、その研磨領域(E
    )の外周のいずれかの辺を研磨開始辺として設定し、そ
    の研磨開始辺から同開始辺に対して最も離間したポイン
    トに向けて予め設定された研磨パターンに従って順次砥
    石(10)を移動させて研磨領域(E)全体を研磨し、
    この研磨動作を異なる研磨開始辺を基準として複数回繰
    り返す金型の研磨方法において、 前記各研磨開始辺を基準とした研磨動作毎に、その研磨
    開始辺を基準として研磨領域(E)全体を研磨可能か否
    かを事前に判定し、研磨領域(E)全体を研磨可能と判
    定したときには、その研磨開始辺を基準とした研磨動作
    を実行し、研磨領域(E)全体を研磨不能と判定したと
    きには、その研磨開始辺を基準とした研磨動作を中止す
    る金型の研磨方法。
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US8960233B2 (en) 2009-11-27 2015-02-24 Eagle Industry Co., Ltd. Solenoid valve

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