JPH0441098Y2 - - Google Patents

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JPH0441098Y2
JPH0441098Y2 JP1985065648U JP6564885U JPH0441098Y2 JP H0441098 Y2 JPH0441098 Y2 JP H0441098Y2 JP 1985065648 U JP1985065648 U JP 1985065648U JP 6564885 U JP6564885 U JP 6564885U JP H0441098 Y2 JPH0441098 Y2 JP H0441098Y2
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resin
layer
resin layer
filler
aluminum foil
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、プレススルーパツクの裏貼りシー
トに関する。
プレススルーパツクは、第2図に示すように、
収納体1に多数のポケツト部2を設け、この中に
錠剤Tなどを収納し、ポケツト部2の外側に裏貼
りシート10を接着して密封したものであつて、
開封する場合には、ポケツト部2の外側から指で
押圧して、錠剤Tで裏貼りシート10を突き破
り、錠剤を取り出すようにしてある。
ところで、このような裏貼りシート10は、通
常厚さ20μ程度のアルミニウム箔を基材として、
その一面にヒートシール層を設け、他面に印刷層
及び表面樹脂層を設けたものであるが、この印刷
層は、アルミニウム箔の艶面に形成されているの
で、艶面の高反射性によつて印刷された文字、図
形などの極めて判読し難くなる欠点がある。
この考案は、上記の欠点を解消し、アルミニウ
ム箔に印刷された文字などが明瞭に観取できるよ
うにした裏貼りシートを提供することが目的であ
る。
上記の目的を達成するため、この考案において
は、表面樹脂層を形成する樹脂中に、平均粒径が
1〜10μの充填剤を樹脂分に対して0.1〜5重量%
混入したのである。
このような充填剤を混入することによつて、表
面樹脂層表面に現れた微細な凹凸や充填剤そのも
のにより、入射光、反射光共に散乱させることが
できるので、アルミニウム箔の艶面に印刷された
文字等を明瞭に観取することができるようになる
のである。
以下、この考案の実施例は添付図面に基いて説
明する。
第1図に示すように、裏貼りシート10は、ア
ルミニウム箔11の一面にヒートシール層12、
他面に印刷層13及び表面樹脂層14を設けたも
のである。
上記アルミニウム箔11は、硬質、軟質いずれ
でもよいが、内容物の保護及びそれを取り出す際
の突き破り性からみて15〜30μの厚みが望まし
い。即ち、15μ以下ではピンホールが生じ易く、
30μを超えると突き破り性が悪くなるからであ
る。
上記ヒートシール層12は、塩化ビニル又は酢
酸ビニル系共重合体、或は塩素化ポリプロピレン
等を主成分とする通常の熱可塑性接着剤から成つ
ている。
上記表面樹脂層14は、例えばニトロセルロー
ス、アクリル樹脂、エポキシ樹脂又はこれらの混
合樹脂などを主成分にし、これに平均粒径が1〜
10μの充填剤を0.1〜5重量%、好ましくは0.5〜
3重量%混入したものである。この充填剤として
は、酸化硅素や二酸化チタン、亜鉛華、炭酸カル
シウム、アルミナホワイトなどの白色系が好まし
いが、これに限らない。また着色顔料を用いるこ
ともできる。
上記充填剤の平均粒径は、1μより小さいと艶
消し効果が充分ではなく、10μより大きいと樹脂
層14の表面の凹凸が大きすぎて滑り性が悪くな
り、プレススルーパツクの製造工程中の作業性に
問題が生じる。
また、混入量は、0.1重量%より少ないと、艶
消し感が現れず、5重量%よりも多いと印刷が見
え難くなる。
さらに、樹脂層14の表面滑り性をよくするた
め低分子ポリエチレンワツクスなどの添加剤を混
入したり、メラミンなどの硬化剤を加えることが
できる。このようにして、充填剤などを混入した
樹脂を0.5〜5.0g/m2好ましくは0.5〜2.0g/m2
塗布することにより表面樹脂層14を形成する。
この場合、塗布量が0.5g/m2以下であると、光
の干渉縞が生じ、5.0g/m2以上塗布してもさほ
ど効果をあげることができないだけでなく、かえ
つて塗布量が多すぎて、印刷が見難くなることも
ある。
なお、第3図に示すように、まずアルミニウム
掃く11に表面樹脂層14を形成した後、印刷層
13を設けてもよい。
以下、さらに詳細な実験例と比較例を挙げる。
〔実験例〕
20μの厚さの片艶硬質アルミニウム箔の艶面に
簡単な文字を印刷し、その上に表面樹脂層を形成
した。
この表面樹脂層は、ニトロセルロース樹脂とア
クリル樹脂及びメラミン樹脂の混合物を主成分と
し、これに平均粒径3μの酸化硅素を樹脂固形分
に対して約3.5重量%混入し、0.5g/m2塗布した
ものである。
塗布乾燥後、その表面を目視で観察したとこ
ろ、ギラギラした光沢がなくなり、適度の艶消し
面になつており、また光の干渉縞も発生せず、印
刷が識別し易くなつていた。
〔比較例〕
実験例と同じように印刷したアルミニウム箔
に、同じ充填剤を同量混合した同じ樹脂を0.3
g/m2塗布して表面樹脂層を形成したところ、艶
消し効果が充分でなく、また光の干渉縞が発生
し、印刷が極めて識別し難しなつていた。
この考案によれば、以上のように、表面樹脂層
を形成する樹脂中に細い粒子から成る充填剤を混
入したので、この層の表面に細い凹凸が現れて乱
反射を起こさせ、さらに光を吸収するので、その
面が艶消しになつて、基材のアルミニウム箔の艶
面による高反射を抑制し、印刷された文字等が非
常に見易くなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の裏貼りシートの実施例を示
す拡大断面図、第2図はプレススルーパツクの構
造を示す断面図、第3図は裏貼りシートの他の実
施例を示す拡大断面図である。 1……収納本体、2……ポケツト部、10……
裏貼りシート、11……アルミニウム箔、12…
…ヒートシール層、13……印刷層、14……表
面樹脂層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アルミニウム箔の一面にヒートシール層、他面
    に印刷層及び表面樹脂層を設け、この表面樹脂層
    を形成する樹脂に、平均粒径が1〜10μの充填剤
    を樹脂分に対して0.1〜5重量%混入し、この樹
    脂を0.5〜5.0g/m2塗布したことを特徴とするプ
    レススルーパツクの裏貼りシート。
JP1985065648U 1985-04-30 1985-04-30 Expired JPH0441098Y2 (ja)

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JPS6231054U JPS6231054U (ja) 1987-02-24
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JPS6231054U (ja) 1987-02-24

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