JPS6237727Y2 - - Google Patents

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JPS6237727Y2
JPS6237727Y2 JP10856184U JP10856184U JPS6237727Y2 JP S6237727 Y2 JPS6237727 Y2 JP S6237727Y2 JP 10856184 U JP10856184 U JP 10856184U JP 10856184 U JP10856184 U JP 10856184U JP S6237727 Y2 JPS6237727 Y2 JP S6237727Y2
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JP
Japan
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aluminum foil
heat
layer
sealing layer
overcoat layer
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JP10856184U
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JPS6122629U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は両面艷消アルミ箔シートに関するもの
で、収容容器の底を押すことによりアルミ箔シー
トの蓋材を破つて収容物を取り出す様にした包装
(以下PTP(Press Through Packの略)包装と
記す)における前記蓋材等として好適に適用し得
るアルミ箔シートに関する。
(従来の技術とその問題点) PTP包装に用いられる10〜30μのアルミ箔
は、通常一面は艷消面であるが、他面は艷面とな
つている。このアルミ箔の一面側にヒートシール
層を形成してPTP包装した場合、外面側が艷面
となり、外面に印刷されている文字や図柄が見に
くく、特に医薬品の様に全数検査するものについ
ては、検査時に文字や図柄が見にくいため目が疲
れ易いという問題がある。一方、艷面となつてい
る他面側にヒートシール層を形成してPTP包装
した場合、外面側は艷消面となつて上記問題は解
消されるが、収容容器の底面側から行う錠剤等の
収容物の検査のに艷面での反射により目が疲れる
という問題が生ずる。さらに、アルミ箔自体の両
面を艷消面とするには、3枚重ねでアルミ箔を圧
延すればその中間のアルミ箔が両面艷消面となる
が、実際には製造が困難で格段にコスト高になつ
てしまうのである。
本考案はこのため片面が艷消面となつたアルミ
箔を用いた両面艷消アルミ箔シートを提供するこ
とを目的とする。
(問題点を解決するための手段) そこで本考案では、一面が艷消面で他面が艷面
のアルミ箔の前記一面側にヒートシール層を形成
し、前記アルミ箔の他面側には艷消材を添加した
オーバーコート層を形成したのである。
(作用) この様な両面艷消アルミ箔シートによれば、ヒ
ートシールする一面側はアルミ箔自体が艷消面で
あるため光の反射で目が疲れることはなく、外面
側は艷面であるが艷消材を添加したオーバーコー
ト層を設けているので艷消面となり、同じく光の
反射で目が疲れるという問題はなくなる。
なお、外面側を艷消面にして透明なオーバーコ
ート層を形成し、ヒートシールする側を艷面にし
てヒートシール層に艷消材を添加することも考え
られるが、そうすると艷消材に不透明な粉末を用
いた場合ヒートシール時に艷消材がヒートシール
層内に完全に埋入してしまつて艷消材の効果が失
われてしまうが、本考案の構成によれば、この様
なことがない。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。第2図において、1はPTP包装体であつ
て、塩化ビニール樹脂やポリプロピレン樹脂製の
透明なシート状体を真空成形して多数の収容空間
2を並列して形成した容器本体3と、この容器本
体3の収容空間2を密閉すべくその上面にヒート
シールされたアルミ箔シート5からなる蓋材4と
で構成されており、前記収容空間2には医薬品な
どの錠剤やカプセル6が収容されている。
前記アルミ箔シート5は、第1図に示す様に、
一面11aが艷消面で他面11bが艷面の10〜30
μ厚のアルミ箔11にて構成されており、その一
面11aには印刷層12を介して塩化ビニール樹
脂等のヒートシール層13が形成されており、こ
のヒートシール層13にて前記容器本体2に装着
されている。前記アルミ箔11の他面11bには
印刷層14が形成されており、その上面にこの印
刷層14やアルミ箔11自体を保護するため、ニ
トロセルロース系やエポキシ系の樹脂を主成分と
し、セラツク、アクリル、ブチラール等の樹脂を
添加したオーバーコート層15が形成されてい
る。前記オーバーコート層15を構成する樹脂中
には、艷消材16として平均粒子径が2〜7μ、
粒度分布が0.5〜14μのシリカ粉末(商品名「サ
イロイド」(登録商標)#244、富士デビゾン製)
が樹脂固形分に対して外割合で3〜20重量%、好
ましくは6〜10重量%添加されている。
以上の構成において、前記オーバーコート層1
5に添加された艷消材16の一部がこのオーバー
コート層15の表面に臨んで位置しているため、
この表面粒子によつて光が乱反射され、艷消効果
を発揮するのである。したがつて、アルミ箔11
他面11bの印刷層14を見た場合にも、反射光
が眩しいという様なことがなく、文字や図柄をは
つきりと見ることができ、目が疲れるということ
がない。
前記艷消材16としては、上記実施例のシリカ
粉末に限らず、沈降性炭酸バリウムを樹脂固形分
に対して30〜100重量%(外割合)添加したり、
炭酸カルシウムを同じく60〜100重量%(外割
合)添加したり、あるいはポリエチレンワツクス
を6〜15重量%(外割合)添加してもよく、また
これらを複合して添加してもよい。なお、艷消し
の効果としてはシリカ粉末が最も効果がある。
(考案の効果) 本考案の両面艷消アルミ箔シートによれば、以
上の説明から明らかな様に、アルミ箔の艷消面側
にヒートシール層を形成し、艷消側に艷消材を添
加したオーバーコート層を形成しているので、一
面のみ艷消面となつているアルミ箔を用いて両面
艷消のアルミ箔シートが得られ、PTP包装の蓋
材等に用いた場合印刷された文字や図形等を見る
際に反射光が邪魔になつて見にくいということが
なく、目も疲れない。また、アルミ箔の艷消面側
にヒートシール層を形成しているので、ヒートシ
ールすることによつて艷消効果が失われるという
様なこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図のA部を拡大した要部の拡大断
面模式図、第2図は包装体の縦断面図である。 1……PTP包装、2……包装容器、4……蓋
材、5……アルミ箔シート、11……アルミ箔、
11a……一面、11b……他面、12,14…
…印刷層、13……ヒートシール層、15……オ
ーバーコート層、16……艷消材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一面が艷消面で他面が艷面のアルミ箔の前記一
    面側にヒートシール層を形成し、前記アルミ箔の
    他面側には艷消材を添加したオーバーコート層を
    形成したことを特徴とする両面艷消アルミ箔シー
    ト。
JP10856184U 1984-07-17 1984-07-17 Ptp包装用両面艶消アルミ箔シート Granted JPS6122629U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10856184U JPS6122629U (ja) 1984-07-17 1984-07-17 Ptp包装用両面艶消アルミ箔シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10856184U JPS6122629U (ja) 1984-07-17 1984-07-17 Ptp包装用両面艶消アルミ箔シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6122629U JPS6122629U (ja) 1986-02-10
JPS6237727Y2 true JPS6237727Y2 (ja) 1987-09-26

Family

ID=30667743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10856184U Granted JPS6122629U (ja) 1984-07-17 1984-07-17 Ptp包装用両面艶消アルミ箔シート

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Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0441098Y2 (ja) * 1985-04-30 1992-09-28
JPH033558Y2 (ja) * 1985-08-28 1991-01-30
JPH03121088A (ja) * 1989-10-04 1991-05-23 Ichiro Nakanishi 空圧利用クラッカー
JP5594761B2 (ja) * 2009-06-29 2014-09-24 東洋アルミニウム株式会社 積層体および包装体
JP6832131B2 (ja) * 2016-11-07 2021-02-24 昭和電工パッケージング株式会社 ラミネート包材

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6122629U (ja) 1986-02-10

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