JPH03275463A - Ｘ線による撮影及び識別可能な包装材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、各種の投口物、例えば錠剤やカプセル剤など
の形態をした各種の薬剤や飲食物などを包材の収納部に
収納させるタイプの包装材に関する。更に詳しくは、本
発明は、包材の一部にＸ線不透過性物質を適用すること
により、間違って包材ごとを飲み込んでしまった場合で
も早期にかつ確実に検出することが可能な、即ち誤飲さ
れたときに除去のために適切な対応がとれるようにした
Ｘ線による撮影及び識別可能な包装材を提供しようとす
るものである。

（従来の技術） 最近、薬剤などの投口物（以下、収納物という。

）は取扱いが便利なように包材の収納部に収納された形
態で流通されている。典型的には、合成樹脂シートをエ
ンボス加工して収納室を設け、これに収納物を収納する
とともに裏打ち材としてアルミニウム箔を用いて密閉す
るＰＴＰタイプのものがよく知られている。このように
して収納物が包材により包装されたちのく以下、包装体
という。）において、収納物を使用する際には裏打ち材
であるアルミニウム箔を押圧して破り、収納物を取り出
している。従って、前記したエンボス加工が付される合
成樹脂シートは、アルミニウム箔より耐押圧性とするた
めにアルミニウム箔よりかなり厚手のものが使用されて
いる。例えば数戸のアルミニウム箔（５〜１５−に対し
、合成樹脂シートはｉｏｏ〜５００．　（０，１〜０，
５ｍｌの厚さのものが使用されている。

一方、この種の包装体は、例えば収納物が薬剤である場
合には１２錠〜４８錠の錠剤がそれぞれ１つずつ薬剤収
納室に収納されてシート化されている。

即ち、個々の薬剤の包装体が上下、左右方向にミシン目
などを介して相互に連接されてシート化されている。こ
の場合、各薬剤の包装体を最密状態に連接するためｋ、
各薬剤の包装体の基部のシート形状は正方形、長方形な
どのものとなり、基部の角部が角ばったものが多用され
ている。

前記したように、この種の包装体は厚手の合成樹脂シー
トからなり、かつ個々の包装体の角部が角ぼっているた
め、万が−これを飲み込んでしまった場合、体内臓器に
突き刺さり、大変危険なものとなる。この点、収納物が
薬剤である包装体についてみると、我が国の高齢化社会
への移行を反映して老人が間違って薬剤の包装体を飲み
込んでしまうケース、特に老人性痴はう症の人が間違っ
て薬剤の包装体を飲み込むケースが確実に増加している
。この種の角部が角ばった薬剤の包装体を飲み込んでし
まった場合、早期にその所在を検出し、体外へ取出すよ
うに対応しなければ、最悪の場合は死に至らしめる結果
となる。

前記したタイプの薬剤の包装体は、取扱いが便利である
こと等のために、極めて多種多聞の薬剤が同様の包装体
の形態で使用されている。しかしながら間違って飲み込
んでしまった場合の効果的な対応手段を欠いたままで流
通しているのが現状である。

前記した状況は収納物が薬剤に限らず、他のものであっ
ても同様である。また、包装体の基部の角部が角ばった
ものでない場合も同様である。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は、前記した従来技術の包装体における欠点を解
消するべくなされたものである。

本発明者らは、先に収納部を有する表面側包材と該表面
側包材の裏面に接合させる裏面側包材とから構成される
ＰＴＰタイプの包装材において、包材の一部にＸ線の不
透過性物質を含有する層を設けることにより、例えば包
材の基材にＸ線の不透過性物質を含有した層を積層構造
として設けることにより、間違って包材ごとを飲み込ん
だ場合（誤飲）でも迅速、適確にその所在を検出でき、
早期に体外へ除去できることを可能にした包装材を提案
したく特願平１−１４２９９６号、特願平１−１４２９
９７号など）。

これら、本発明者らの先に提案したＸ線不透過性物質を
適用することによりＸ線で撮影や識別をすることを可能
にした包装材は、より完全かつ確実なＸ線での検出とい
う観点からみると、十分に満足のいくものでない。特に
、老人等において、ＰＴＰ剤の誤飲のケースが増加し、
死亡例も確実に増大していることが報告されていること
からして、その対策は急務である。

本発明は、表面側包材と裏面側包材とから構成される装
材において、より完全かつ確実にＸ線で検出できるよう
にこれら包装材の構成部材にＸ線不透過性物質を適用す
ることにより、この種の包装材にみられる前記した欠点
を完全に解消しようとするものである。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 本発明を概説すれば、本発明は、所望形状の基部及び該
基部の略中央部位に突設された収納物を収納するための
収納部を有する表面側包材、及び前記表面側包材の収納
部に収納物を収納したあとに前記表面側包材の裏面に接
合させる表面側包材とからなる包装材において、 （ｉ）　　前記表面側包材が、Ｘ線不透過性物質を含有
するＸ線感応部を線状に設けた合成樹脂材料で構成され
るとともに、 （ｉ１）　　前記表面側包材が、少なくとも一方の表面
にＸ線不透過性物質を含有する被覆層を設けたもの、あ
るいはＸ線不透過性物質を含有する合成樹脂材料で構成
されるもの、 であることを特徴とするＸ線による撮影及び識別可能な
包装材に関するものである。

以下、本発明の構成ならびに実施の態様を図面に基づい
て詳しく説明する。なお、本発明は図示のものに限定さ
れないことはいうまでもないことである。

第１図は、本発明の包装体（Ａ）（収納物が収納された
状態の全体形状は第５図に示される。）を構成する表面
側包材（ｉ）の斜視図である。

本発明において、表面側包材（ｉ）は、所望形状（第１
図においては長方形）の基部（ｉ１）と、該基（ｉ１）
の中央部位に突設された薬剤などの各種の収納物を収納
するための収納部（ｉ２）とから構成されるものである
。

前記表面側包材（ｉ）は、例えばアクリル樹脂、塩化ビ
ニル樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレ
ン、ＰＥＴ　、ＰＢＴなどの合成樹脂シート製のもので
あり、これらの合成樹脂シートをエンホス（凹凸）加工
することにより所望形状の収納部（ｉ２）が容易に製作
される。本発明において、表面側包材（ｉ）は、その収
納部（ｉ２）に収納された収納物を透視できるように、
透明性、透視性に優れた合成樹脂材料であることが好ま
しい。なお、表面側包材（ｉ）を構成する合成樹脂材料
として、前記したものに限定されないことはいうまでも
ないことである。

本発明のＸ線による撮影及び識別可能な包装材において
、第１の特徴は前記表面側包材（ｉ）の構成にある。

本発明において、Ｘ線による検出を完全かつ確実なもの
とするために、表面側包材（ｉ）はＸ線に強く感応する
Ｘ線感応部（ｉａ）と、そうでないＸ線非感応部（ｉｂ
）から構成される。

前記表面側包材（ｉ）のＸ線感応部（ｉａ）は、所定の
合成樹脂材料から厚さ１００〜５００Ｉｒ！ｒＩのフィ
ルムを成形するときに、共押出成形などによりＸ線不透
過性物質を高Ｉ！度に配合した同種の合成樹脂材料を同
時に押出成形することにより、容易に表面側包材（ｉ）
のベースフィルム中に設けることができる。あるいは、
所定の幅と厚みを有するＸ線不透過性物質を高Ｓ度に含
有する合成樹脂製のリボンを、ベースフィルムの成形と
同時に、あるいは成形後に所定の位置に積層させるよう
にしてもよく、表面側包材（ｉ）にＸ線感応部（ｉａ）
を設ける方法に制限を受けない。

本発明において、前記Ｘ線感応部（ｉａ）はＸ線による
検出感度をできるだけ高めるように設けられなければな
らないことはいうまでもなく、この部位にあけるＸ線不
透過性物質の含有量、この部位の厚ざ（Ｘ線の検出感度
に影響する。）などは、かかる観点から設定すればよい
。

本発明において、該Ｘ線感応部（ｉａ）は、第１図（示
されるように表面側包材（ｉ）の基部（ｉ１）の部分に
、かつ線状に設けることが好ましい。これは、線状のＸ
線感応部（ｉａ）が表面側包材の収納部（ｉ２）を横切
ると、収納物を透視しずらくなるためである。第１図に
は、幅１〜２ａｌｌｌ＋、厚さが基材（ｉ１）を構成す
るベースフィルムの１７２〜２／３である連続した直線
状のＸ線感応部（ｉａ）が基材（ｉ１）に設けられたも
のが示されている。本発明において、該Ｘ線感応部（ｉ
ａ）を非連続（点状）にかつ直線状に設けてもよいこと
はいうまでもないことである。

本発明において、Ｘ線非感応部（ｉｂ）は使用する合成
樹脂材料の透明性、透視性をあまり低下させないように
することが好ましい。即ち、薬剤などの収納物が収納部
（ｉ２）に正しく収納されているが、あるいは正しい収
納物が収納されているかを検査ヤチェックするために、
Ｘ線非感応部（ｉｂ）を透視できるようにしておくこと
が好ましい。しかしながら、本発明において前記Ｘ線非
感応部（ｉｂ）にもＸ線不透過性物質をＸ線感応部（ｉ
ａ）より低濃度に添加し、ある程度の透視性を確保しな
がらＸ線による検出感度を向上させることができること
はいうまでもないことである。

第２図は、本発明の包装材を構成する裏面包材（２）の
斜視図である。

本発明において、裏面側包材（２）は、第１図に示され
た表面側包材（ｉ）の収納部（ｉ２）に収納物（３）を
収納した後（収納状態は第５図に示される。

）、表面側包材（ｉ）の基部（ｉ１）の裏面に接着剤を
介して、あるいは熱融＠（ヒートシール）などにより接
合されるものである。裏面側包材（２）は、前記したと
同様の合成樹脂製シートヤ金属製薄膜で構成される。金
属製薄膜としては、弗型的には耐候性、耐紫外線などの
観点から厚さ数２、例えば５〜１５戸のアルミニウム箔
が用いられる。

本発明のＸ線による撮影及び識別可能な包装材において
、第２の特徴は前記裏面側包材の構成にある。

本発明において、前記した表面側包材に設けたＸ線感応
部（ｉａ）によるＸ線の検出感度を更に向上させるため
に、前記裏面側包材（２）にもＸ線不透過性物質を適用
するものである。

本発明において、裏面側包材（２）にＸ線不透過性物質
を適用するには、下記のような態様によりＸ線不透過性
物質を含有する被覆層を該裏面側包材（２）の表面に設
けたり、裏面側包材（２）を構成する合成樹脂材料中に
Ｘ線不透過性物質を混入させればよい。

（ｉ）　　裏面側包材（２）の上下両面のうち、いずれ
か一方の表面にＸ線不透過性物質を含有する被覆層を設
ける。

第３図は、本発明の裏面側包材（２）の−態様を示すも
ので、裏面側包材（２）は表面側包材（ｉ）の基部（ｉ
１）の裏面に当接する側からみて、裏面側基材層（２１
）、Ｘ線不透過性物質を含有する裏面層（２２）、とい
う順序で層構成される。

前記したＸ線不透過性物質を含有する裏面層（２２）を
裏面側基材層（２１）上に形成するには、Ｘ線不透過性
物質を含有する印刷インキまたは塗布剤、所望ならば安
定剤や顔料などの他の充填剤を分散させた印刷インキま
たは塗布剤を裏面側基材層（２１）上に印刷または塗布
し、乾燥させることによりＸ線不透過性物質を含有する
裏面側（２２）を形成することができる。

前記裏面側基材Ｍ（２１）は、県型的には耐候性、耐紫
外線などの観点から厚さ数１、例えば５〜１５、ｕｍの
アルミニウム箔が用いられるが、その餅に前記した表面
側包材（ｉ）と同様の合成樹脂シートのうち、薄手のも
のを使用することかできる。薄手の合成樹脂シートも抑
圧操作により破れて、収納物（３）を容易に取り出すこ
とできる。

また、本発明の前記第３図に示される裏面側包材（２）
において、Ｘ線不透過性物質を含有する裏面層（２２）
の上面に、更に他の合成樹脂などの保護層を設けること
ができる。これにより前記裏面層（２２）中からのＸ線
不透過性物質の離脱が完全に防止される。

（ｉ１）　　裏面側包材（２）の上下両面にＸ線不透過
性物質を含有する被覆層を設ける。

第４図は、本発明の裏面側包材（２）の他の態様を示す
ものである。前記第３図のものにおいては、収納部（ｉ
２）に収納される収納物（３）の側からみたとき、Ｘ線
不透過性物質を含有する表面層（２２）を直接みること
ができない。Ｘ線で撮影や識別を行なおうとするとき、
第３図の態様のものでも特に不都合はないが、より確実
にＸ線により撮影や識別を行なえるようにしたのが第４
図のものである。第４図において裏面側色（２）は、表
面側包材（ｉ）の基部（ｉ１）の裏面に突出する側から
みて、Ｘ線不透過性物質を含有する表面層（２３）、裏
面側基材（２１）、Ｘ線不透過性物質を含有する裏面層
（２２）という順序で層構成される。前記したＸ線不透
過性物質を含有する表面層（２３）はＸ線不透過性物質
の微粒子を含有する接着剤層であってもよいし、第３図
と同様にＸ線不透過性物質を分散した合成樹脂溶液を用
いて印刷層を形成したりあるいは塗膜層を形成したもの
でおってもよい。更にＸ線不透過性物質の微粒子を含有
する薄手の合成樹脂シートを貼合わせてもよい。

なお、前記第４図に示される裏面側包材（２）において
、収納部（ｉ２）に収納される薬剤などの収納物（３）
とＸ線不透過性物質を含有する表面１ｍ（２３）とが直
接接触するが、これを回避するために該表面層（２３）
上に更に他の合成樹脂などの保Ｓ層を設けてもよい。本
発明において、表面側包材（ｉ）と裏面側包材（２）と
はシートシールで熱融着（シートヒール）されるから、
前記表面保護層（２３）をヒートシール材にかえてもよ
い。

（：ｉｏ　　裏面側包材（２）として、アルミニウム箔
などの金属製薄膜でなく、表面側包材（ｉ）と同種のま
たは異種の合成樹脂製フィルムも使用することができる
。この場合、これら合成樹脂材料にＸ線不透過性物質を
添加したものを裏面側包材（２）として使用すればよい
。なお、表面保護層を設けるか設けないかは前記と同様
に任意である。

前記したように、本発明においては、老人等において包
装材ごとを誤飲したとき、Ｘ線による検出をより完全か
つ確実なものとするために表面側包材（ｉ）に、特に収
納物の透視をさまたげないように表面側包材（ｉ）の基
部（ｉ１）にＸ線不透過性物質を高濃度に含有するＸ線
感応部（ｉａ）を所定幅、所定厚に線状に設けていると
ともに、裏面側包材（２）にもＸ線不透過性物質を適用
するという技術的構成を採用する。これは、本発明者ら
による先の提案、即ち、表面側包材（ｉ）と裏面側包材
（２）の両者にＸ線不透過性物質を含有した被覆層を設
けてＸ線により検出できるようにするという先の提案の
反省にもとづくものである。このようなＸ線不透過性物
質を含有した被覆層を設けてＸ線の検出感度を高めよう
とすると、Ｘ線不透過性物質を高濃度に配合した被覆剤
（コーティング剤）の調製が難かしく安定性に欠けるこ
と、被覆剤の厚塗りにより包装材が破断しにくくなるこ
と（収納物の取り出しに支障）などの欠点が生じてくる
。

本発明は、これら欠点を前記したＸ線不透過性物質を高
濃度に含有するＸ線感応部（ｉａ）を表面側包材を構成
するベースフィルム中に設け、あわせて裏面側包材にも
Ｘ線不透過性物質を適用することにより解決するもので
ある。

本発明において、前記した表面側包材（ｉ）と裏面側包
材（２）に適用されるＸ線不透過性物質は、その不透過
性の強弱というよりも安全なものであればいずれも使用
できる。Ｘ線不透過性物質の典型的なものは硫酸バリウ
ム、塩化バリウムなどのバリウム化合物である。

一般に、Ｘ線検出用の物質としては、原子番号４７以上
の単体あるいはその化合物で、例えば　Ａｇ、Ｓｎ、Ｂ
ａ、　Ｗ、　Ｐｂ、Ｂｉなど、より具体的には前記した
硫酸バリウムのほかに、炭化タングステン、タングステ
ン酸カルシウム、鉛白、酸化スズ、酸化ヒスマスなどが
広く知られており、本発明においてこれらの物質が使用
されることはいうまでもないことである。また、原子番
号とＸ線による検出感度との関係から原子番号の４乗に
比例することも広く知られていることから、Ｘ線の検出
感度を高めるために前記したバリウム化合物にかえて、
より原子番号の多い物質、例えば酸化ビスマスなどを使
用することが有効であることはいうまでもないことであ
る。更に、Ｘ線による検出感度を高めるために、前記し
たＸ線不透過性物質を二双上組合せてもよい。例えば、
粒子径の大きなＷと小さな酸化ビスマスを組合せて最密
充填となるようにしてもよい。

第５図は、合成樹脂シート製の表面側包材（ｉ）の収納
部（ｉ２）に収納物（３）を収納し、次いで裏面側包材
（２）を表面側包材（ｉ）の基部（ｉ１）の裏面に接合
して製造した包装体（Ａ）の斜視図である。第５図に示
されるように、本発明の包装体（＾）は直線状に設けら
れたＸ線不透過性物質を高濃度に含有するＸ線感応部を
有する表面側包材（ｉ）と、Ｘ線不透過性物質が適用さ
れている裏面側包材（２）とから構成されるものである
。

前記のようにして構成される本発明の包装体（Ａ）は、
使用に際して押圧操作により裏面側包材（２）を破り、
収納物（３）が取り出される。また、間違って飲み込ん
でしまった場合（誤飲）でも、表面側包材（ｉ）のＸ線
感応部（ｉａ）に高濃度のＸ線不透過性物質が適用され
ているため、更に裏面側包材（２）の方にもＸ線不透過
性物質が適用されるため、体外からＸ線で識別検査をし
たりＸ線で写真撮影することにより、その所在を迅速、
適確に検出することができ、最適な除去法を採用するこ
とができる。

本発明の包装材において、本発明は、表面側包材の基部
の角部の形状が角ばった危険度の高いものに限定されず
・、角部が所望の曲率をもった包材であってもよいこと
はいうまでもないことである。

また、本発明の包装材を利用した包装体は、使用時に分
離しやすいように夫々の包装体がミシン目等を介して上
下左右方向に相互に連接されていてもよいことはいうま
でもないことである。

〔発明の効果〕

本発明の表面側包材と裏面側包材とからなる包装材にお
いて、合成樹脂製の表面側包材の局部にＸ線の不透過性
物質を高濃度に含有するＸ線感応部を線状に設けるとと
もに、裏面側包材にもＸ線不透過性物質が適用されてい
るため、包装材ごとを誤飲してしまった場合でもＸ線に
よる識別検査や写真撮影により迅速、適確に体外除去の
ための対応がとれる。本発明は近時の老人性痴はう症の
老人など包装材ごとを間違って飲み込むケースが増大し
ている現状に鑑み、極めて効果的なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の包装材を構成する表面側包材の斜視
図、第２図は本発明の包装材を構成する妻面側包材の斜
視図である。 第３図は、本発明の裏面側包材の層構成の一態様を示す
。第４図は、別の態様の妻面側包材の層構成を示す。 第５図は本発明の包装材に収納物を収納させて包装体と
したものの斜視図である。 Ａ・・・・・・・・・包装体 １・・・・・・・・・表面側包材 １１・・・・・・・・・基部 １２・・・・・・・・・収納部 １ａ・・・・・・・・・Ｘ線感応部 １ｂ・・・・・・・・・Ｘ線非感応部 ２・・・・・・・・・裏面側包材 ３・・・・・・・・・収納物

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．所望形状の基部及び該基部の略中央部位に突設され
   た収納物を収納するための収納部を有する表面側包材、
   及び前記表面側包材の収納部に収納物を収納したあとに
   前記表面側包材の裏面に接合させる裏面側包材とからな
   る包装材において、 （ｉ）前記表面側包材が、Ｘ線不透過性物質を含有する
   Ｘ線感応部を線状に設けた合成樹脂材料で構成されると
   ともに、 （ｉｉ）前記裏面側包材が、少なくとも一方の表面にＸ
   線不透過性物質を含有する被覆層を設けたもの、あるい
   はＸ線不透過性物質を含有する合成樹脂材料で構成され
   るもの、 であることを特徴とするＸ線による撮影及び識別可能な
   包装材。
2. ２．Ｘ線不透過性物質を含有するＸ線感応部が、表面側
   包材の基部のみに設けられたものである請求項第１項ま
   たは第２項に記載のＸ線による撮影及び識別可能な包装
   材。
3. ３．Ｘ線不透過性物質を含有するＸ線感応部が、連続あ
   るいは非連続の直線状に設けられたものである請求項第
   １項に記載のＸ線による撮影及び識別可能な包装材。
4. ４．表面側包材の基部が、角ばったものであるかまたは
   所望の曲率をもったものである請求項第１項に記載のＸ
   線による撮影及び識別可能な包装材。
5. ５．表面側包材の厚さを裏面側包材の厚さより厚くした
   ものである請求項第１項に記載のＸ線による撮影及び識
   別可能な包装材。
6. ６．表面側包材と裏面側包材を同種または異種の合成樹
   脂材料で構成したものである請求項第１項に記載のＸ線
   による撮影及び識別可能な包装材。
7. ７．裏面側包材を金属薄膜で構成したものである請求項
   第１項に記載のＸ線による撮影及び識別可能な包装材。
8. ８．裏面側包材をアルミニウム箔で構成したものである
   請求項第７項に記載のＸ線による撮影及び識別可能な包
   装材。