JPH0441023Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0441023Y2
JPH0441023Y2 JP398687U JP398687U JPH0441023Y2 JP H0441023 Y2 JPH0441023 Y2 JP H0441023Y2 JP 398687 U JP398687 U JP 398687U JP 398687 U JP398687 U JP 398687U JP H0441023 Y2 JPH0441023 Y2 JP H0441023Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
bolt
fixed frame
thin
cabin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP398687U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63111377U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP398687U priority Critical patent/JPH0441023Y2/ja
Publication of JPS63111377U publication Critical patent/JPS63111377U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0441023Y2 publication Critical patent/JPH0441023Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車体側の固定フレーム上に被搭載体
を防振ゴムを介して載置するとともに、これら三
者に亘つてボルトを挿通締着してある作業車の防
振支持構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、例えば実開昭59−130111号公報に示され
ているように、コンバイン等の作業車にキヤビン
などの被搭載体を載置搭載することがある。そし
て、被搭載体の車体からの振動をできるだけ少な
くするために、車体の固定フレーム上に被搭載体
を固定するにあたつて、従来では、第10図に示
すような構造が採られていた。すなわち、車体側
の固定フレーム1とキヤビン2との間に筒状の防
振ゴム3を介在させ、これら三者に亘つてボルト
4を挿通してナツト9で締着することにより、防
振ゴム3を拡張変形させたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、従来のように構成すると、防振ゴム
3の弾性変形により、確かにキヤビン2は車体に
対してクツシヨン性良く支持されるのであるが、
このキヤビン2が大きく上下振動したような場合
には、前記防振ゴム3がさらに変形されてボルト
4の頭部10が固定フレーム1の下面よりさらに
下方へ突出し、それから防振ゴム3の復元性によ
つてキヤビン2が元の状態に戻ると、ボルト4の
頭部10が固定フレーム1の下面に接当して異常
音を発し、またキヤビン2が固定フレーム1に対
して横方向へ振動したような場合にもボルト4と
固定フレーム1の挿通孔5縁部が接当して金属音
を発生するという騒音の問題を生じているもので
あつた。
本考案は上記の実情に着目してなされたもので
あつて、被搭載体をクツシヨン性良く支持しなが
ら、ボルトと固定フレームなどが接触して騒音を
生じることのない作業車の防振支持構造を提供す
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕 すなわち、本考案に係る作業車の防振支持構造
の特徴構成は、固定フレームのボルト挿通孔に挿
通される薄肉筒部を前記防振ゴムから一体連設
し、前記ボルトの締め込みによつて前記薄肉筒部
が拡張変形されてフレーム下面とボルト下方に備
えた大径部分との間に挟圧されるよう構成してあ
る点にあり、その作用及び効果は次の通りであ
る。
〔作用〕
被搭載体の上下振動によりボルトの大径部分が
固定フレームの下面より下方へ突出し、またもと
の状態にもどるとしても、薄肉筒部がフレーム下
面とボルトの大径部分との間に挟圧された状態で
介在されているので、前記ボルトの大径部分は薄
肉筒部に接当するすることになる。また、キヤビ
ンが車体に対して横方向に揺れ動いたとしても、
ボルトと固定フレームの挿通孔の縁部との間にも
防振ゴムの薄肉筒部が常に介在された状態であ
る。
〔考案の効果〕
従つて、固定フレームと被搭載体との間に防振
ゴムを介在させた状態で被搭載体を車体に搭載支
持して、被搭載体をクツシヨン性良く支持しなが
ら、ボルトと固定フレームとが接触して異常音を
発することのない作業車の防振支持構造を提供で
きるようになつた。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第3図は作業車の一例として直流型コンバイン
の前部を示し、このコンバインはクローラ走行装
置11、原動部12及び被搭載体としての運動キ
ヤビン2を備えた走行車体の前部に、直立穀稈を
車体後方側へ掻込むリール13、掻込まれた穀稈
を刈取る刈力14、刈取り穀稈を受け止めて車体
横巾方向中央側へ集めて車体後方へ送り出すオー
ガ15、刈取り穀稈を車体後方へ搬送するコンベ
ア16等を備えた刈取り部17を備えて構成され
ている。
前記原動部12の構造について説明すると、第
4図に示すように、ボンネツト19内にはエンジ
ン20、ラジエータ冷却用フアン21等が底カバ
ー22上に搭載された状態で収容され、前記フア
ン21の駆動によりボンネツト19の側部に備え
られた各防塵ネツト18から吸い込まれた空気が
ボンネツト19の後部に備えれた防塵ネツト18
を通過して機体後方へ向けて排出されるようにな
つている。また、前記底カバー22は、第5図に
示すように小径の内抜き鋼板から成る底板23に
防塵ネツト24を重ね合わせて構成されており、
ボンネツト19の側面だけからだけでなく、下面
側の防塵ネツト24からもボンネツト19内に空
気を吸い込むことができるように構成され、その
結果ボンネツト19の側部に設けられた各防塵ネ
ツト18を通過する風速が低下し、塵詰まりが少
なくなるとともに、底カバー22の上面に溜まり
易い埃が前記フアン21により吸い上げられて後
方へ排出されるようになつている。
次に、前記キヤビン2の支持構造について説明
する。
下方が開口する断面コ字状に形成される車体側
の固定フレーム1上にはキヤビン2がその4箇所
の隅部を防振ゴム3を介して載置支持されてい
る。
前記防振ゴム3は、第1図に示すように、弾性
な筒体25の下面より薄肉筒部6を一体連設して
形成されたもので、この防振ゴム3はその薄肉筒
部6を固定フレーム1に穿孔されたボルト挿通孔
5内に挿通させた状態で固定フレーム1の上面に
配置され、そしてその防振ゴム3の上面には前記
キヤビン2の主フレーム26が搭載されている。
そして、ボルト4は固定フレーム1の下面側から
固定フレーム1の通孔5及び防振ゴム3の筒内を
挿通させて主フレーム26の通孔27に挿通して
あり、主フレーム26より突出したボルト4のね
じ部8にナツト9を螺着することにより、ボルト
頭部7を主フレーム26側へ引き寄せることで、
防振ゴム3を固定フレーム1とキヤビン2の主フ
レーム26との間で圧締してある。その際、前記
薄肉筒部6が第2図のようにボルト4の頭部7と
固定フレーム1下面との間で拡張変形されて固定
フレーム1と頭部7との間で挟圧された状態とな
つている。
従つて、キヤビン2の上下振動によりボルト4
の頭部7が防振ゴム3の下面より離れ、またもと
の状態にもどつて薄肉筒部6の下面に頭部7が接
当するとしても、薄肉筒部6の弾性によつて金属
音を発生するようなことがなく、またボルト4と
固定フレーム1の挿通孔5の開口縁との間にも防
振ゴム3の薄肉筒部6が常に介在された状態であ
るから、キヤビン2が車体に対して横方向に揺れ
動いたとしてもボルト4と固定フレーム1とが接
触して金属音を発することがないのである。
〔別実施例〕
上記実施例では、大径部分としてボルト4の頭
部7について説明したが、第6図及び第7図に示
すように、大径部分7として座金を使用し、ボル
ト4をキヤビン2の主フレーム26上から固定フ
レーム1側へ挿通させ、固定フレーム1の下面側
で座金7を介してナツト締めするようにしても良
い。さらに、第8図及び第9図に示すように、防
振ゴム3の上下両面に薄肉筒部6,6を夫々形成
して各薄肉筒部6,6を固定フレーム1の通孔5
及びキヤビン2の主フレーム26の通孔27内に
挿通させるようにすると、一層騒音を低減するこ
とができる。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る作業車の防振支持構造の実
施例を示し、第1図及び第2図は防振ゴムを固定
フレームと被搭載体との間に介在させた状態を示
す断面図、第3図は直流型コンバインの前部の側
面図、第4図は原動部内の平面図、第5図は底カ
バーの断面図、第6図及び第7図は防振ゴムの別
実施例の作用説明図、第8図及び第9図は防振ゴ
ムのさらに別実施例の使用説明図、第10図は従
来例の要部断面図である。 1……固定フレーム、2……被搭載体、3……
防振ゴム、4……ボルト、5……ボルト挿通孔、
6……薄肉筒部、7……大径部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体側の固定フレーム1上に被搭載体2を防振
    ゴム3を介して載置するとともに、これら三者に
    亘つてボルト4を挿通締着してある作業車の防振
    支持構造であつて、前記固定フレーム1のボルト
    挿通孔5に挿通される薄肉筒部6を前記防振ゴム
    3から一体連設し、前記ボルト4の締め込みによ
    つて前記薄肉筒部6が拡張変形されて固定フレー
    ム1下面とボルト4下方に備えた大径部分7との
    間に挟圧されるよう構成してある作業車の防振支
    持構造。
JP398687U 1987-01-13 1987-01-13 Expired JPH0441023Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP398687U JPH0441023Y2 (ja) 1987-01-13 1987-01-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP398687U JPH0441023Y2 (ja) 1987-01-13 1987-01-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63111377U JPS63111377U (ja) 1988-07-18
JPH0441023Y2 true JPH0441023Y2 (ja) 1992-09-25

Family

ID=30784242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP398687U Expired JPH0441023Y2 (ja) 1987-01-13 1987-01-13

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0441023Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63111377U (ja) 1988-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0441023Y2 (ja)
JPS58112883A (ja) 自動車のスペアタイヤ支持構造
JPS6321443Y2 (ja)
JPH0410129Y2 (ja)
JPS6318251Y2 (ja)
JPH0238829Y2 (ja)
JPS5943485Y2 (ja) 内燃機関のエンジン本体
JP3349868B2 (ja) 車体前部構造
JPH0433132Y2 (ja)
JPH055687B2 (ja)
KR100589424B1 (ko) 엔진의 흡기계 지지구조
JPS6318550Y2 (ja)
JP3011522U (ja) 蓋の供給装置
JPS6245540Y2 (ja)
JPH0141633Y2 (ja)
JPH0518927Y2 (ja)
JP2556975Y2 (ja) キャビンの緩衝装置
JPS64330Y2 (ja)
JP2591156B2 (ja) 自動車用ワイパーモータの取付構造
JP2582465B2 (ja) 自動車用吸気レゾネータの取付構造
JPH038540Y2 (ja)
JPH0631006B2 (ja) 自動車のボデ−マウント
JPH0113501Y2 (ja)
JP3266541B2 (ja) ロールバー取付装置
JPS6332915Y2 (ja)