JPH0441008Y2 - - Google Patents

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JPH0441008Y2
JPH0441008Y2 JP1985171460U JP17146085U JPH0441008Y2 JP H0441008 Y2 JPH0441008 Y2 JP H0441008Y2 JP 1985171460 U JP1985171460 U JP 1985171460U JP 17146085 U JP17146085 U JP 17146085U JP H0441008 Y2 JPH0441008 Y2 JP H0441008Y2
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shaft
handle post
post
band
handle
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、前後進型トラクタ等の走行車輌のハ
ンドルポストの取付け構造に関する。
(従来の技術) 例えば前後進型トラクタにおいては、前向き姿
勢と後向き姿勢とに姿勢変向して操縦できるよう
に、ハンドル及び座席が位置変更自在に取付けら
れ、クラツチペダル及びブレーキペダルが前後2
組設けられている。
前記ハンドルはハンドル軸とそれを支持してい
るハンドルポストとが一体となつて、車体側に設
けた前向き用と後向きのポスト取付台に択一的に
取付けられている。
従来のハンドルポストの取付け装置は、第5図
(実開昭59−51673号公報)に示すように、ポスト
取付台13の拡縮可能な取付部23にハンドル軸
21を支持したハンドルポスト20の下部を挿入
し、前記取付部23の外周にバンド25を嵌合
し、このバンド25の両端部にバンド25を介し
て取付部23を収縮させる軸27を設け、この軸
27の端部にロツクレバー33の偏心軸部33a
を貫通して構成しており、ロツクレバー33の回
動によつて偏心軸部33aを介して軸27が軸方
向に摺動し、これによつてバンド25の両端を遠
近させて締弛し、取付部23の拡縮とハンドルポ
スト20の下部の周溝39への軸27の係脱とに
よつて、ハンドルポスト20の着脱をしている。
(考案が解決しようとする問題点) 前記従来の技術では、ポスト取付時に、軸27
が周溝39に係合してハンドルポスト20の押圧
及び抜止めをしているが、軸27外周面と周溝3
9とは線接触しており、面圧が高いために局部的
に磨耗したり変形することがあり、ガタが発生し
て確実な取付けが困難になることがある。また、
従来技術では、偏心軸部33aの作用によつて、
バンド25の両端を周方向に遠近させるため、こ
の両端が軸27に対して直角に形成されていて
も、締付け力によつて湾曲部に対して角度が変わ
るように変形してしまうことがあり、ハンドルポ
スト取付け困難になる可能性がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、バンド25を締弛する軸27に偏心
軸部31を形成し、この偏心軸部31に押えカム
35を嵌合し、この押えカム35の先端をポスト
取付台13の取付部23に貫通させ且つハンドル
ポスト20の周溝39に面接可能に構成すること
により、前記従来技術の問題点を解決できるよう
にしたものである。
即ち、本考案における問題解決手段の具体的構
成の特徴とするところは、ハンドル軸21を支持
したハンドルポスト20の下部外周に周溝39を
形成し、このハンドルポスト20の下部をポスト
取付台13の拡縮可能な取付部23に挿入し、こ
の取付部23の外周に両端部26が互いに平行に
位置するバンド25を嵌合し、このバンド25の
両端部26にバンド25を介して取付部23を収
縮させる軸27を回動自在に貫通したハンドルポ
ストの取付け装置において、 前記取付部23を貫通して周溝39に面接する
押えカム35を軸27に嵌合し、この軸27の押
えカム35嵌合部分に軸27の回動によつて押え
カム35をハンドルポスト20へ押圧し且つバン
ド両端部26を平行のままに取付部23から離す
方向に引張る偏心軸部31を形成している点にあ
る。
(作用) レバー33を介して軸27を回動すると、偏心
軸部31に嵌合した押えカム35はハンドルポス
ト20に対して進退する。押えカム35の先端は
ポスト取付台13を貫通していて、進出すること
によりハンドルポスト20の下部の周溝39と係
合し且つ面接触して押圧する。押えカム35の押
圧の反作用力によつて、軸27を介してバンド2
5の両端部26が同一方向に引張られ、取付部2
3の収縮を伴いながら、またバンド25と押えカ
ム35とでハンドルポスト20及び取付部23を
挟持するようにして、取付部23でハンドルポス
ト20を固定する。押えカム35を後進させる
と、その先端は周溝39から離脱し、ハンドルポ
スト20の停止を解除する。前記軸27がバンド
25の両端部26を引張る方向は、取付部23か
ら離れる方向で、両端部26を平行のまま引張る
ことになり、近接させる方向には大きな力は作用
しない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
まず第4図に基いて、前後進両用型の農用トラ
クタの概略を説明する。トラクタ1はエンジン
2、クラツチハウジング3及びミツシヨンケース
4を直結して車体5が形成され、車体5の後上部
に作業機昇降用油圧装置6が搭載され、これを覆
うようにフロアシート7が設けられ、このフロア
シート7上に前向き用座席8Fが取付けられてい
る。
9はエンジン2を覆うボンネツトで、その後部
にはバツテリ又は燃料タンク等を収納可能なボツ
クス10を設けられ、このボツクス10は開閉蓋
を開放することにより後向き用座席8Rを取付け
可能である。座席8は1台のみで、前向き用と後
向き用とに兼用される。
ミツシヨンケース4の前上部には前向き用のポ
スト取付台13Rが取付けられ、油圧装置6の側
方には後向き用のポスト取付台13Rが設けら
れ、各取付台13内部に支持された接続軸はユニ
バーサルジヨイント15を介してギヤボツクス1
6に接続され、このギヤボツクス16から伝動軸
17等を介して前輪18へ操舵力を伝達可能とな
つている。
20はハンドルポストで、その内部に挿通した
ハンドル軸21を回転自在に支持しており、ハン
ドル軸21の上端にはハンドル22が固定され、
これらは一体となつて、前後のポスト取付台13
F,13Rに択一的に取付けられ、ハンドル軸2
1は接続軸14と連結される。
第1〜3図において、ポスト取付台13は上部
に円筒状の取付部23を有しており、この取付部
23には軸線と平行なスリツト24が複数本形成
されている拡縮変形可能となつている。前記取付
部23の外周にはバンド25が嵌合されており、
このバンド25の両端部26は湾曲部25aの両
端から折曲して取付部23から離れる方向に延び
且つ互いに間隔をおいて平行に位置し、軸27を
貫通する孔28が形成されている。
軸27は一端に径大部29を他端に雄ネジ部3
0を夫々有し、その中途に偏心軸部31が形成さ
れ、前記両端部26の孔28に貫通して雄ネジ部
30にナツト32を螺合した状態で、大径部29
とナツト32とが両端部26に当接し、偏心軸部
31が両端部26間に位置する。前記大径部29
には軸27を回動するためのロツクレバー33が
取付けられている。
前記偏心軸部31には押えカム35が嵌合して
おり、偏心軸部31の回動により押えカム35は
ハンドルポスト20側へ進退自在である。この押
えカム35は略角形のブロツク36の前面に突起
状の先端部37が形成されている。この先端部3
7は前記取付部23に形成した開口38を貫通
し、取付部23内に挿入されたハンドルポスト2
0の下部の周溝39と係脱自在である。
前記先端部37の先端は、第1図に示すよう
に、ハンドルポスト20の軸方向視において、周
溝39と略全幅で接すべく周溝39と同一曲率の
凹状の円弧形状であり、また第3図に示すよう
に、ハンドルポストの周方向視において、周溝3
9と略全幅に接すべく凸状の円弧形状であり、従
つて、先端部37は先端の略全面で周溝39と当
接しハンドルポスト20に押圧される。
前記ブロツク36の前面は、先端部37と同心
の凹状の円弧形状であり、先端部37が周溝39
に面接したときに、取付部23の外周面に面接す
るように構成することが好ましく、このように構
成すれば、バンド25とブロツク36とで取付部
23を拡縮させることができ、バンド25のみの
場合よりも取付部23の拡縮が確実となる。
前記ハンドルポスト20の下部には前記周溝3
9とその下方のテーパ部40とが形成され、また
周方向の1箇所には逃し面41が形成されてい
る。この逃し面41は、ハンドルポスト20を取
付部23に挿入する際に、押えカム35の先端部
37が当たらないように、即ちハンドルポスト2
0の挿入ができるようにするためのものであり、
周溝39より深く削つた中央面41aの左右に周
溝39と同じ深さの左右面41b,41cを連続
して形成しており、広い面幅で押えカム35との
接触を回避している。尚、ハンドルポスト20は
押えカム35が周溝39に係合した後に約90°以
上回動して、先端部37と逃し面41とが対応し
ないように周方向位置調整される。
(考案の効果) 以上詳述した本考案によれば、取付部23を貫
通して周溝39に面接する押えカム35を軸27
に嵌合し、この軸27の押えカム35嵌合部分に
軸27の回動によつて押えカム35をハンドルポ
スト20へ押圧し且つバンド両端部26を平行の
ままに取付部23から離す方向に引張る偏心軸部
31を形成しているので、押えカム35を進出さ
せて周溝39に押圧すると、軸27がバンド25
の両端部26を平行のまま引張ることがき、湾曲
部25aに対して両端部26が変形することがな
く、両端部26が近ずくような変形がないので締
付力を持続することができ、また、押えカム35
の先端と周溝39との接触は面接触であるので、
面圧が低くなり、摩耗及び変形が少なく、耐久性
が向上し、ハンドルポスト20を常に確実に取付
けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の実施例を示しており、第
1図は要部の横断面図、第2図は分解斜視図、第
3図は縦断面図、第4図は本考案を適用可能な前
後進型トラクタの側面図、第5図は従来の技術を
示す横断面図である。 13……ポスト取付台、14……接続軸、20
……ハンドルポスト、21……ハンドル軸、23
……取付部、25……バンド、26……端部、2
7……軸、31……偏心軸部、35……押えカ
ム、37……先端部、39……周溝、41……逃
し面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ハンドル軸21を支持したハンドルポスト20
    の下部外周に周溝39を形成し、このハンドルポ
    スト20の下部をポスト取付台13の拡縮可能な
    取付部23に挿入し、この取付部23の外周に両
    端部26が互いに平行に位置するバンド25を嵌
    合し、このバンド25の両端部26にバンド25
    を介して取付部23を収縮させる軸27を回動自
    在に貫通したハンドルポストの取付け装置におい
    て、 前記取付部23を貫通して周溝39に面接する
    押えカム35を軸27に嵌合し、この軸27の押
    えカム35嵌合部分に軸27の回動によつて押え
    カム35をハンドルポスト20へ押圧し且つバン
    ド両端部26を平行のままに取付部23から離す
    方向に引張る偏心軸部31を形成していることを
    特徴とするハンドルポストの取付け装置。
JP1985171460U 1985-11-06 1985-11-06 Expired JPH0441008Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985171460U JPH0441008Y2 (ja) 1985-11-06 1985-11-06

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JP1985171460U JPH0441008Y2 (ja) 1985-11-06 1985-11-06

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Publication Number Publication Date
JPS6278567U JPS6278567U (ja) 1987-05-20
JPH0441008Y2 true JPH0441008Y2 (ja) 1992-09-25

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ID=31107102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985171460U Expired JPH0441008Y2 (ja) 1985-11-06 1985-11-06

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52150136U (ja) * 1976-05-11 1977-11-14
JPS6135483Y2 (ja) * 1981-02-13 1986-10-15

Also Published As

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JPS6278567U (ja) 1987-05-20

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