JPH0440987Y2 - - Google Patents

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JPH0440987Y2
JPH0440987Y2 JP1983168501U JP16850183U JPH0440987Y2 JP H0440987 Y2 JPH0440987 Y2 JP H0440987Y2 JP 1983168501 U JP1983168501 U JP 1983168501U JP 16850183 U JP16850183 U JP 16850183U JP H0440987 Y2 JPH0440987 Y2 JP H0440987Y2
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Japan
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seat
link
support shaft
cam groove
pin
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JP1983168501U
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JPS6075130U (ja
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  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chairs Characterized By Structure (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車などのシート高さを手動によ
り調整する高さ調整装置、特に、平行運動リンク
手段を駆動するためのカム板を取付けたシートの
高さ調整装置に関する。
従来のシートの高さ調整装置の一例につき、第
1図を参照しながら説明する。
符号1はシートフレームを示し、同2はシート
スライドを示している。調整装置は、これら上下
取付部材間に介装されており、平行運動リンク手
段Lとシート駆動手段Mとを有する。平行運動リ
ンク手段Lは、シートフレーム1およびシートス
ライド2と、これらの対応する端部をそれぞれ連
結した一対の揺動リンク8および9(以下リンク
8および9をそれぞれ第1リンク8、第2リンク
9と呼称する)からなつている。第1リンク8お
よび第2リンク9の枢着点間距離は相等しく設定
されており、シートフレーム1に垂設したブラケ
ツト4,5の枢支点間距離は、シートスライド2
に立設したブラケツト6,7の枢支点間距離に等
しく設定されてある。更に第1リンク8の中間位
置で横方向に第1ピン10が突設され、第2リン
ク9の下側は、下向きの延出部が形成され、その
下端に第2ピン11が突設される。しかも、ブラ
ケツト6の枢支点と第1ピン10との間隔は、ブ
ラケツト7の枢支点と第2ピン11との間隔に等
しく設定されている。
シート駆動手段Mは、シートスライド2に図示
しないブラケツトを介して、垂直面方向に回転可
能に枢支されるカム板14と、このカム板に形成
される一対のカム溝15,16に突入する第1ピ
ン10および第2ピン11と、カム板14に一端
が固着される調整レバー13の支軸12とで構成
される。
この方式によれば、調整レバー13を上向に回
動すると、第1図においてカム板14は支軸12
を中心に時計方向に回動する。このカム板14の
回動により第1ピン10及び第2ピン11は、着
座者を含むシート荷重に抗してそれぞれカム溝1
5及び16に沿つて移動し、第1リンク8及び第
2リンク9の揺動角度を変更してシート上昇させ
る。また、カム板14に形成されたカム溝15,
16は、ピン10,11をカム溝15,16の所
望位置、例えば下位置、中位置、上位置で停止保
持され得るように溝形状が設定されている。すな
わち、各ピン10,11は、ブラケツト6,7に
設けられたリンク8,9の枢支点を中心に回動す
る構造のため、シート荷重がシートフレーム1か
ら各リンク8,9に加えられると、各ピン10,
11は相互に接近する方向に移動しようとする
が、カム溝15,16はピン10,11の上記移
動を規制する形状に形成されているので、リンク
8,9は上記各位置で保持される。さらに、ピン
10,11は、上記シート荷重によりカム溝1
5,16の内周面を押圧するので、ピン10,1
1とカム溝15,16間の摩擦抵抗により、ピン
10,11はカム溝15,16の上記の3位置に
安定して保持される。
しかしながら、カム溝15,16が精密に対称
位置に形成されていること、第1ピン10、第2
ピン11の位置も正しくカム板枢支軸に対して正
しく対称であることなど、精密加工を必要とし、
かつ、カム溝が2個必要とし、リンク長さも長く
なつて、装置は大嵩化し、コスト的にも高くなる
難点がある。
本考案は、従来技術の上記した問題点を解消し
て、簡単な構成で小形の安価なシートの高さ調整
装置を提供することを目的としている。
かかる目的は、平行運動リンク手段とこのリン
クに作動力を与えるシート駆動手段とからなつて
いて、シートの側にカム板を回動自在に設け、こ
のカム板には回動軸の略半周を囲むように円弧状
のカム溝を穿設し、前記リンクのうち、車長手方
向に向つて前部のリンクに横向きに突設した従動
ピンを前記カム溝に突入させたことを特徴とする
シートの高さ調整装置によつて達成される。
以下、図示の実施例につき詳細に説明する。
まず、第2図において、平行運動リンク手段に
ついて説明する。シート20の両側下部に上取付
部材たるシートフレーム21(片側のみ示す。以
下同様)が配置される。シートフレーム21の前
部には、前部揺動リンクたる第1リンク23の上
端がピン22で枢着され、同フレーム21の後部
にはブラケツト24が設けられていて、このブラ
ケツト24に後部揺動リンクたる第2リンク26
の上端がピン25で枢着されている。
一方、車体27に固設されたレール28の上面
には、下取付部材たるシートスライド29が摺動
自在に配置されている。シートスライド29の前
側上部にはブラケツト30が立設され、このブラ
ケツト30には第1リンク23の下端がピン31
で枢着されている。シートスライド29の後部に
は、第2リンク26の下端がピン32で枢着され
ている。第2リンク26の中央部には、引張りス
プリング33の前端が係止され、スプリング33
の後端はブラケツト30に係止されていて、第2
リンク26は常時図中反時計方向に、すなわち、
シート20を常時上昇させる向きに付勢させられ
ている。第1リンク23の中間には従動ピン34
が横向きに植設されている。シートフレーム21
には、従動ピン34が突入する略円弧状のカム溝
35を有するカム板36が、支軸37を介して枢
着されている。支軸37の端部には調整レバー3
8がその基端部において固定されている。
第1リンク23および第2リンク26の各ピン
間距離と、シートフレーム21およびシートスラ
イド29の各枢支間距離は、それぞれ互いに等し
く設定されていて、シート20はシートスライド
28に対して略平行に上下動するようになつてい
ることは従来どおりである。
次に、シート駆動手段について、第3図ないし
第8図を参照して、より詳細に説明する。これら
の図において、シートスライド29は下方開口の
凹状溝を断面としていて、前端部上面にL字状断
面のブラケツト30が溶接などで固着されてい
る。ブラケツト30および第1リンク23の一端
にそれぞれ穿設された穴に、ピン31が緩く挿通
されている。第1リンク23の他端にも同径の穴
が穿設され、ピン22が緩く挿通されている。こ
のピン22は、ワツシヤ40を介挿させられて、
サブフレーム41に穿設された穴を貫通してお
り、第1リンク23がピン31を中心として揺動
するにつれてシートフレーム21が上下動するよ
うになつている。第1リンク23のピン31に近
接する位置に従動ピン34が横向きに突設されて
いる。従動ピン34は軸方向適宜な位置に大径部
34aを有していて第1リンク23と大径部34
aとの接触領域で互いに溶接される。一方、シー
トフレーム21およびサブフレーム41を貫通し
て支軸37が回転自在に支持されており、支軸3
7にはカム板36が溶接などで固設されている。
カム板36は全体として半円形をなしており、支
軸37の半周に向つて囲むように曲つたカム溝3
5が穿設されている。カム溝35は全体として支
軸37に向かつて凹状に曲がつているが、詳しく
はこの凹状円弧の略中央に凸状の小円弧が挿入さ
れた合成円弧を形成しており、第8図に示すよう
に、その凹から凸に変化するカム溝35の途中の
位置Aおよびカム溝35のシートの最上位置に対
応する位置Bにおいて、カム溝35の法線方向と
支軸37に向かう方向とのなす角θ1,θ2は、その
正接が摩擦係数(約0.2)より十分小さい約8度
以下になつている。そして、このカム溝35には
従動ピン34が突入されているが、従動ピン34
が上記の位置A、位置Bおよびカム溝35のシー
トの最下位置に対応する位置の3個所で、シート
位置が保持できるようになつている。これらの各
位置と支軸37との距離を、第3図に示すよう
に、l1,l2およびl3とすると、l1<l2<l3の関係に
なるように設定される。すなわち、カム溝35
は、シートの最下位置(第3図)に対応する一端
からシートの最上位置(第7図)に対応する他端
にいくに従つて上記支軸からの距離が次第に大き
くなるように形成されている。
支軸37のシートフレーム21の外側端部には
前記のように調整レバー38の基端が固装されて
いるが、調整レバー38の自由端はシート前端よ
り僅か突出していて、把手42が形成されてい
る。支軸37の他端は図示しない他方の側のシー
トフレームを貫通するようになつている。
本装置の作用について説明する。第3図に示す
位置においては、支軸7と従動ピン34との距離
l1が最短であり、第1リンク23が図中略水平位
置に位置させられているので、シートフレーム2
1はシートスライド29に対して最も近接し、シ
ート20は最も低い位置に置かれている。次に、
調整レバー38を持つて上方へ移動させると、カ
ム板36が支軸37を中心に図中時計方向へ回動
し、このカム板36の回動に伴つて従動ピン34
はカム溝端部から離間して移動する。そのまま回
動をつづけると、従動ピン34は、第6図に示す
ようにA位置に到達する。
第6図において、シートフレーム21からシー
ト荷重がリンク23に加わると、リンク23はピ
ン22を中心に時計方向に回動しようとするが、
リンク23上の従動ピン34が、カム溝35の一
部35aに衝合しているので、リンク23の回動
は許されない。また、カム溝35に作用するカム
板36を反時計方向に回動しようとする力は、カ
ム溝35の一部35aに作用する摩擦力により相
殺されカム板36の回動も阻止されるので、シー
トの高さは保持される。
さらに調整レバー38を引き上げると、第7図
に示すように、従動ピン34がB位置に達する。
従動ピン34がカム溝35の位置Bに置かれた状
態でも、A位置で説明した作用と同じ作用によ
り、リンク23及びカム板36の回動は阻止され
るので、シートの高さは保持される。
本実施例では、ベースプレートはシートスライ
ドで例示されているが、本考案はこれを限るもの
でなく、ベースプレートは床に対して不動の部材
であつても何ら差支えない。また、カム板36は
調整レバー38により回転力を受けるものであつ
たが、場合により、これをモータおよびその制御
手段を用いて操作してもよい。
以上の説明で明らかなように、本考案による座
席高さ調整装置は構成簡単で、小型軽量にでき、
コスト的にも安くすることができる効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の座席高さ調整装置を示す構成
図、第2図は本考案の実施例を示す構成図、第3
図ないし第5図は同実施例の要部を示すそれぞれ
正面図、平面図および側面図、第6図はシートが
中間の高さに、また第7図はシートが最上位置に
置かれた状態をそれぞれ示すシートの高さ調整装
置の側面図、第8図はカム板と従動ピンのみを示
す側面図である。 20……シート、21……上取付部材、23…
…前部揺動リンク、26……後部揺動リンク、2
7……車体、29……上取付部材、34……従動
ピン、35……カム溝、36……カム板、37…
…支軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体に対しシートを上下動可能に支持する平行
    運動リンク手段と、上記シートに上下動を与える
    シート駆動手段とを有するシートの高さ調整装置
    であつて、 上記平行運動リンク手段は、車体側に設けられ
    た前後方向に長い下取付部材と、シート側に設け
    られた前後方向に長い上取付部材と、これら上下
    取付部材をその前後でそれぞれ連結する前部揺動
    リンクおよび後部揺動リンクを備え、 上記シート駆動手段は、上記上取付部材に横向
    きの支軸を介して枢着され、該支軸の略半周を囲
    む略円弧状のカム溝を形成したカム板と、上記前
    部揺動リンクに横向きに突設されていて、上記カ
    ム溝に突入する従動ピンと、上記カム板を回動さ
    せる手段とを備え、 上記カム溝が、シートの最下位置に対応する一
    端からシートの最上位置に対応する他端にいくに
    従つて上記支軸からの距離が次第に大きくなるよ
    うに形成され、全体として上記支軸に向つて凹状
    をなし略中央に凸状の小円弧が挿入された合成円
    弧を形成している ことを特徴とするシートの高さ調整装置。
JP1983168501U 1983-10-31 1983-10-31 シ−トの高さ調整装置 Granted JPS6075130U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983168501U JPS6075130U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 シ−トの高さ調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983168501U JPS6075130U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 シ−トの高さ調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6075130U JPS6075130U (ja) 1985-05-27
JPH0440987Y2 true JPH0440987Y2 (ja) 1992-09-25

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ID=30368352

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JP1983168501U Granted JPS6075130U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 シ−トの高さ調整装置

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JPS6075130U (ja) 1985-05-27

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