JPH0440666Y2 - - Google Patents

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JPH0440666Y2
JPH0440666Y2 JP1611189U JP1611189U JPH0440666Y2 JP H0440666 Y2 JPH0440666 Y2 JP H0440666Y2 JP 1611189 U JP1611189 U JP 1611189U JP 1611189 U JP1611189 U JP 1611189U JP H0440666 Y2 JPH0440666 Y2 JP H0440666Y2
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JP
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knitted
yarns
monofilament
knitting
width
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はサポータ、腹部または腰部緊締帯、関
節や肘部あるいは腕、腿などの保護帯を始め種々
の用途に使用可能な伸縮性をもつ緊締帯に関する
ものである。
(従来の技術) 従来、この種緊締帯に関しては伸縮性が要求さ
れることから、弾性糸を使用した織物地あるいは
編物地が一般に使用されており、腰部または腹部
や腕、腿など所要の部位に捲回したのち、端部に
取り付けた布製フアスナーの雄係止鈎を雌係止材
に係止せしめて止めている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記緊締帯に用いられている伸
縮性織物地あるいは編物地などは、その用途に向
けて構成した通常の組織の織物地や緯編、経編組
織の編物地であつて、近年、ラツシユル編機を使
用した経編地が一部用いられるにしても一般にい
かにも緊締帯という感じもので通気性に欠け、そ
の用途に関しても夫々限られた用途にした適合し
なかつた。
本考案は上述の実状に対処し、糸使いならびに
組織構成を改良することにより通気性に富み、か
つ各種用途に対する汎用性を有し、端部の止着が
簡単であつて、任意適当巾に形成可能な緊締帯構
成を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的に適合するため本考案においては、下
記所要巾の編地、即ち適宜所要の巾をもつて左右
に折り返しU状部を形成しながら往復編成された
可撓性合繊モノフイラメントの該編巾間において
適宜の間隔を隔てて前記モノフイラメントの編巾
方向に交叉する方向に複数列の柄部を編みつけ、
各柄部間は前記モノフイラメント編成部を露出さ
せてなり、該柄部の各々は夫々前記モノフイラメ
ントの編巾方向に交叉する方向に挿入され、密集
並列編成された複数条の捲縮加工糸及び弾性糸
と、上記柄巾で該挿入糸相互間にわたり、ジグザ
グ状に振り捲縮加工糸及び弾性糸を互いに連結す
る絡み糸により形成されている所要の巾の伸縮性
編地を、その弾性糸編成方向を長さ方向として適
宜の長さを有する帯状基体とすると共にその少な
くとも一端一面に係止鈎を有する雄側布フアスナ
ーを取り付けることによつて構成している。
上記所要巾内における柄部の数は緊締帯の用途
に応じ適宜、選定可能であり、また各柄部内にお
ける捲縮加工糸と弾性糸の並列数も同様に適宜選
定される。
また、柄部に用いられる捲縮加工糸、例えばウ
ーリーナイロン糸と弾性糸、例えばゴム糸、ポリ
ウレタン弾性糸は各々別に挿入されてもよく、あ
るいは弾性糸に捲縮加工糸を被着して編み込んで
もよい。
なお、柄部は必ずしも同一幅でなくても種々幅
を異にして形成してもよく、色彩を適宜異ならし
めることも差し支えない。
(作用) 以上の構成からなる緊締帯は腰部緊締帯とする
ときは稍幅広に形成し、関節や肘部あるいは腕、
腿部などを保護する場合には幅狭く形成して夫々
の部位に捲いて使用するが、このとき、捲縮加工
糸と弾性糸により緊締帯は長さ方向に伸縮性を有
すると共に、表面に捲縮加工糸が現れることから
各部位への当たりは柔らかく、しかも柄部間はモ
ノフイラメントのみによる横列が露出して通気性
を良好とすることはもとより、外観面をも良好な
らしめる。
また、端部の止着に際しては、前記捲縮加工糸
が嵩高状態を呈して毛羽を有し、布フアスナーの
雌側の役目を果たし、従つて雄側布フアスナーの
係止鈎を帯状面に押圧するのみで係止されること
になる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面にもとづいて
説明する。
第1図は本考案に係る緊締帯の1例を示す概観
図で、図中、(1)は所要巾の伸縮性編地、(2)は柄
部、(3)はモノフイラメント露出部、(4)は雄側布フ
アスナーであり、図においては柄部2が伸縮性編
地1の幅方向に7列形成されており、端部に前記
雄側布フアスナー4が取り付けられている。
第2図イ〜ヘは上記の構成における編地1なら
びに柄部2の編成組織の1例を分解して示し、図
中、a〜fは上記編成に用いる各糸で、aは前記
伸縮性編地1の適宜巾をもつて左右に折り返しU
状部を形成しつつ往復編成される糸でナイロンテ
グスの如きモノフイラメントからなり、bは上記
往復編成されるモノフイラメントに対し、その長
さ方向に延びる鎖編糸でウーリーナイロンの如き
捲縮加工糸からなる。
またd,eは前記モノフイラメントよりなる折
り返し編成と共に、それより巾狭な柄部3の範囲
で、例えば図では4本宛、長さ方向に挿入され柄
部3を形成するためのウーリーナイロンの如き捲
縮加工糸で両者は夫々1コースのずれをもつて編
成されていて、巾方向に挿入される同じくウーリ
ーナイロンの如き捲縮加工糸cからなる絡み糸に
よつてモノフイラメントaよりなる糸面上に一体
となつて柄部を形成し、更に長さ方向に挿入され
るゴム糸などの弾性糸fによつて全体として伸縮
性が付与されている。
即ち、本考案における伸縮性編地1は全体とし
て上記a〜fの6種の糸をもつて編成されて特に
弾性糸混率は25%程度で第2図イにおける鎖編み
が前筬側、第2図ヘに示す弾性糸fが後筬側に配
され、鎖編組織と共にa,c〜fの各糸がa,c
は緯挿入、d,e,fの各糸は経挿入として編み
込まれている。
勿論、この伸縮性編地組織ならびに糸使いは本
考案における編物組織及び糸使いの1例であり、
本考案においてはモノフイラメントの露出部3を
有して捲縮加工糸の如き嵩高糸で柄部2が複数条
作成されていることが肝要で、特に捲縮加工糸の
使用によつて布製フアスナーの雄側係合鈎に対す
る雌側係止部材の役割が得られることは好適であ
る。
(考案の効果) 本考案は以上のように可撓性モノフイラメント
の往復編成と、その編巾間に複数条形成された柄
部からなり、かつ各柄部を捲縮加工糸の如き嵩高
糸で密集並列編成により作成したものでモノフイ
ラメントの露出部によつて通気性が良好であると
共に、捲縮加工糸などによる柄部によつて嵩高性
が得られ、当たりが柔らかくなつて腰部又は腹部
緊締帯、あるいはサポータ、腕、腿、脚部、関節
などの保護に用いた場合に肌触りが頗る良好であ
る適性を有し、また、前記モノフイラメントの折
り返し往復編成による部分が弾性糸の伸縮性に適
合して緊締帯としての適度の反撥性をもつて締め
つけることとなり、全面に対し平均した緊締化を
与える効果を有する。
更に上記捲縮加工糸による柄部は密集並列され
て嵩高状態を呈し、布製フアスナーの雄側係止鈎
を任意の個所で係止可能な雌側係止部材としての
役割を有し、端部の止着を容易ならしめると共
に、柄部の密集並列された各捲縮加工糸は絡み糸
によつて一体に絡められているため、脱落の恐れ
はなく、外観を阻害することがない。
特に請求項2記載の如く複数条の柄部を適宜、
異色に形成すればより外観を美麗ならしめ、サポ
ータ、保護部材などの意匠効果を高め、その利用
性を増大する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る緊締帯の1例を示す一部
省略平面概観図、第2図イ〜ヘは上記本考案緊締
帯の糸使い及び組織の1例を示す分解図である。 1……伸縮性編地、2……柄部、3……モノフ
イラメント露出部、4……雄側布フアスナー、a
……合繊モノフイラメント、b,d,e……捲縮
加工糸、c……巾方向絡み糸、f……弾性糸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 適宜所要の巾をもつて左右に折り返しU状部
    を形成しながら往復編成された可撓性合繊モノ
    フイラメントの該編巾間において適宜の間隔を
    隔てて前記モノフイラメントの編巾方向に交叉
    する方向に複数列の柄部を編みつけ、各柄部間
    は前記モノフイラメント編成部を露出させてな
    り、該柄部の各々は夫々前記モノフイラメント
    の編巾方向に交叉する方向に挿入され、密集並
    列編成された複数条の捲縮加工糸及び弾性糸
    と、上記柄巾で該挿入糸相互間にわたり、ジグ
    ザグ状に振り捲縮加工糸及び弾性糸を互いに連
    結する巾方向挿入絡み糸により形成されている
    所要の巾の伸縮性編地を、その弾性糸編成方向
    を長さ方向として適宜の長さを有する帯状基体
    となし、かつその少なくとも一端一面に係止鈎
    を有する雄側布フアスナーを取り付けてなるこ
    とを特徴とする緊締帯。 2 請求項1記載の緊締帯において複数群の柄部
    に異なる色彩を付与せしめたことを特徴とする
    緊締帯。
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JPH02116429U JPH02116429U (ja) 1990-09-18
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