JP3077907U - すべり止め用細幅編地およびこれを用いた衣類 - Google Patents

すべり止め用細幅編地およびこれを用いた衣類

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勝雄 宇野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】衣類の一部として充分なすべり止め作用を発揮
できると共に、肌触り感や通気性を阻害するおそれのな
いすべり止め用細幅編地を提供すること 【解決手段】経編による細幅の編地Aであって、編地内
に複数コースを飛んで且つウェール間に位置するパイル
糸Pを多数並設させたすべり止め部Bが形成されてある
ことを特徴とするすべり止め用細幅編地と、上記すべり
止め用細幅編地を一部に縫製させてあることを特徴とす
る衣類。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、すべり止め用細幅編地およびこれを用いた衣類に関し、特に女性用 ストッキングの上端や、ブラジャーの肩紐部に用いた場合に好適なものとなる。
【0002】
【従来の技術および考案が解決しようとする課題】
従来より、女性用ストッキングを例にとって説明すると、すべり止め効果が充 分でないため、すべり落ち防止のためにガータベルトを用いて対応したり、スト ッキングの上端部に、すべり止め材(例えばシリコン)をコーティングした細幅 編地を縫製して対応していたが、前者は着装感として圧迫感が生じて窮屈であり 、後者はストッキング上端部における通気性や肌触り感を阻害するという問題点 があった。
【0003】 また、ブラジャーの肩紐部に例をとると、肌触り感が良好ですべり止め効果の 高い製品が要望されていたものである。 そこで、本考案は、女性用ストッキングやブラジャーの肩紐部等の衣類の一部 として充分なすべり止め作用を発揮できると共に、肌触り感や通気性を阻害する おそれのないすべり止め用細幅編地を提供することを目的として考案されたもの である。
【0004】
【課題を解決するための手段と効果】
上記した従来における問題点を解消し、上記した考案目的を達成できるように した本考案によるすべり止め用細幅編地については、前記請求項1に記載された ように、経編による細幅の編地であって、編地内に複数コースを飛んで且つウェ ール間に位置するパイル糸を多数並設させたすべり止め部が形成されてあること を特徴としている。
【0005】 この請求項1記載の本考案によると、編地内に形成されたすべり止め部が、複 数コースを飛んで且つウェール間に位置するパイル糸が多数並設されたものから なるため、編地自体の編成によるすべり止め部となり、すべり止め材を編成加工 後にコーティングするような手数もなく、また、編地の通気性や肌触り性を阻害 するおそれも解消されることになる。 また、請求項2記載の経編による細幅の編地であって、編地内に複数コースを 飛んで且つ複数ウェールにまたがってジグザグ状に斜行するパイル糸を多数並設 させたすべり止め部が形成されてあることを特徴とする場合には、ジグザグ状に 斜行するパイル糸の多数にて変則畝状のすべり止め部が形成され、請求項1記載 の考案と同様の効果を挙げ得ることになる。
【0006】 そして、前記請求項3の考案のごとく、すべり止め部が編地裏側に形成されて いると、表側における細幅編地としての美観を阻害しないですみ、外観的にも好 都合となる。 さらに請求項4記載の本考案では、パイル糸が弾性糸からなるため、細幅編地 としては、充分な伸縮性が確保され、請求項5のごとく衣類への用途では特にフ ィット性が良好となる。
【0007】 そして、その衣類の一例として、女性用ストッキングの場合、請求項6に記載 のごとく、女性用ストッキング上端にすべり止め用細幅編地が縫製されてあると 、ガータベルトを用いずとも、窮屈感なくストッキングのずり落ちを防止できる ことになり、且つ通気性や着装感をも阻害するおそれは解消されることになる。 さらに、衣類の一例として、請求項7のようにブラジャーの肩紐部全体ないし は肩紐部の一部にすべり止め用細幅編地が縫製されてあると、細幅編地によるブ ラジャー肩紐部である場合やブラジャー肩紐部の一部である場合にも、すべり止 め効果を発揮できるとともに肩部への着装感や肌触り感も良好であり、しかも通 気性が阻害されることのないものとなり、非常に使用効果の高いものとなる。
【0008】
【考案の実施の形態】
次いで、本考案の実施態様について図を参照しながら以下に説明する。 図1は本考案による細幅編地の裏側一部を示す斜視図、図2は一例の組織図を 示しており、N−Nはラッシェル編機等による編立方向、Aは編地、Bはすべり 止め部を示しており、すべり止め部2としては、編地1内に複数コースCを飛ん で且つウェールW間に位置するパイル糸Pを多数並設させたものからなり、パイ ル糸Pは多数の並設状態にて畝状に突出形成されてすべり止め効果が発揮できる ようになっているもので、編地Aの裏側に形成されるのが好ましい。
【0009】 図2および図3の組織図における10は、経編の柱となる鎖編糸、20は鎖編 糸による各ウェールWに編み込んだ挿入糸、30は各コースCを数ウェールにわ たって順次蛇行させて編み込んだ挿入糸を示しており、これらの糸を以てパイル 糸Pを加えるための組織を形成している。そしてパイル糸Pは部分的に各ウェー ルWの柱となる鎖編糸10と、これと相隣るウェールWの鎖編糸10にも絡めな がら各ウェールW,W間にて数コースにわたって飛んでおり、その飛んだ部分が パイルとして突出しているものであり、多くのパイルが並設されることにより、 図1に示すような畝状のすべり止め部Bが列をなしているものである。図2と図 3とはウェールWの鎖編糸10に対するパイル糸Pの絡め方が少し異なる例示で ある。実施上すべり止め部Bとしては間断のない畝状列を例示したが、間断のあ る部分的な突出部であってもよい。また、パイル糸Pとしては、上記したように ウェールW,W間にて複数コースを飛んだ配糸(図4(1)参照)のほか、複数 コースを飛んで且つ複数ウェールにまたがってジグザグ状に斜行する配糸にして も実施可能である(図4(2)参照)。
【0010】 なお各糸の材質については以下に例示する。 鎖編糸10 ………… ポリエステル糸、ナイロン糸 挿入糸20(柄糸)… ポリウレタン糸、ポリエステル糸 挿入糸30(柄糸)… ポリエステル糸、ナイロン糸 パイル糸P ………… ポリウレタンによる弾性糸 (例えばスパンデックス糸) 本考案によると、編地A内に形成されたすべり止め部Bが、複数コースを飛ん で且つウェール間に位置するパイル糸Pが多数並設されたものからなるため、編 地自体の編成によるすべり止め部Bとなり、すべり止め材を編成加工後にコーテ ィングするような手数もなく、また、編地の通気性や肌触り性を阻害するおそれ もなくなる。
【0011】 なお、編地としては、レース編地やレース編地以外の編地にも実施できる。 そして、すべり止め部が編地裏側に形成されているので、表側における細幅編 地としての美観を阻害しないですみ、外観的にも好都合となる。 また、パイル糸が弾性糸からなるため、細幅編地としては、充分な伸縮性が確 保され、衣類への用途では特にフィット性が良好となる。そして、用途に応じて 長さ方向や幅方向にカットして用いられる。
【0012】 そして、その衣類の一例として、女性用ストッキングの場合、女性用ストッキ ングSの上端にすべり止め用細幅編地Aが縫製されてあると、裏側のすべり止め 部Bによって、ガータベルトを用いずとも窮屈感なくストッキングのずり落ちを 防止できることになり、且つ通気性や着装感をも阻害するおそれはなくなる。 さらに、衣類の一例として、ブラジャーの肩紐部Tの全体ないしは肩紐部Tの 一部にすべり止め用細幅編地Aが縫製されてあると、細幅編地によるブラジャー 肩紐部である場合やブラジャー肩紐部の一部である場合にも、すべり止め効果を 発揮できるとともに肩部への着装感や肌触り感も良好であり、しかも通気性が阻 害されることのないものとなる。何れの用途についても、着装感よく使用効果の 高いものとなる。
【0013】 なお、使用例として、そのほか、ヘアバンドやスラックスの腰裏におけるすべ り止め片、その他種々の用途がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】編地の一部を示す拡大斜視図である。
【図2】組織図である。
【図3】変更組織図の部分拡大図である。
【図4】(1)は図2に示すパイル糸のみの配糸状況を
示し、(2)はパイル糸の異なる配糸状況を示す図であ
る。
【図5】ストッキングへの使用例を示す斜視図である。
【図6】ブラジャーへの使用例を示す正面図である。
【符号の説明】
A 編地 B すべり止め部 10 鎖編糸 20 挿入糸 30 挿入糸 P パイル糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI D04B 21/20 D04B 21/20 // A41D 1/06 A41D 1/06 E 503 503E

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】経編による細幅の編地であって、編地内に
    複数コースを飛んで且つウェール間に位置するパイル糸
    を多数並設させたすべり止め部が形成されてあることを
    特徴とするすべり止め用細幅編地。
  2. 【請求項2】経編による細幅の編地であって、編地内に
    複数コースを飛んで且つ複数ウェールにまたがってジグ
    ザグ状に斜行するパイル糸を多数並設させたすべり止め
    部が形成されてあることを特徴とするすべり止め用細幅
    編地。
  3. 【請求項3】すべり止め部が編地裏側に形成されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載のすべり止め用
    細幅編地。
  4. 【請求項4】パイル糸が弾性糸からなることを特徴とす
    る請求項1〜3の何れかに記載のすべり止め用細幅編
    地。
  5. 【請求項5】請求項1〜4の何れかに記載のすべり止め
    用細幅編地を一部に縫製させてあることを特徴とする衣
    類。
  6. 【請求項6】衣類が女性用ストッキングであって、スト
    ッキングの上端にすべり止め用細幅編地が縫製されてあ
    ることを特徴とする請求項5記載の衣類。
  7. 【請求項7】衣類がブラジャーであって、ブラジャーの
    肩紐部全体ないしは肩紐部の一部にすべり止め用細幅編
    地が縫製されてあることを特徴とする請求項5記載の衣
    類。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005105427A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Yuriko Higuchi ファンデーション下着
WO2010047148A1 (ja) * 2008-10-22 2010-04-29 帝人ファイバー株式会社 滑り止め用テープおよび繊維製品
JP2011122264A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Utax:Kk スポーツウェア
JP2014101587A (ja) * 2012-11-16 2014-06-05 Yukari Kk ソックス
JP2019196552A (ja) * 2018-05-07 2019-11-14 株式会社タケダレース 浮かし糸を有する経編レース地

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